縁を結び直す島根旅、松江編 ~隠岐に至る和歌心 和歌大賞表彰式ツアーレポ~
大叔父「失敗談を聴かされてもこれァ、つまらん。とすると、自慢話をすることィなるにァ」
奥さん「自慢話もつまらんだァね」
大叔父(91)「失敗話を聞かされてもこれはつまらん。とすると、自慢話することぃなるにぁ」
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) October 31, 2024
大叔父の奥さん(87)「自慢話もつまらんだぁね」
好きすぎる。
正直話の4割ぐらいは聞き取れなかったのだけど、孫世代のかわいい親戚が笑顔で頷いていれば、おじいちゃん世代はうれしいものなのだよ!

隠岐後鳥羽院和歌大賞の表彰式ツアーのあと、出身県である島根の各所を巡り旧交を温めました。
日本で唯一の和歌の大会への応募経緯や大賞受賞までのプロセス、きゅうまんえん弱かかる表彰式ツアーに申し込むまでの葛藤などはこちらの連載をご覧くださいね。
隠岐に至る和歌心 和歌大賞表彰式ツアーレポ
1記事目:友の優しさを携えて
2記事目:おもしろすぎるガイド様 in 隠岐の島町
3記事目:眠りに就くまでがツアーです
4記事目:wktkウマPタイム in 西ノ島町
5記事目:この時代に、なぜ和歌なのか
6記事目:何度でも、月を分け行く舟のあと
縁を結び直す島根旅、松江編 ~隠岐に至る和歌心 和歌大賞表彰式ツアーレポ~
月日は百代の過客にして
隠岐後鳥羽院和歌大賞表彰式ツアーでごいっしょした皆様と境港で別れ、ダッシュでバスに飛び乗り、一路松江駅に向かいました。
大学時代のアルバイト先の上司のおひとりが、その後松江に異動、いまはそちらにお勤めなのです。
大学を卒業して以来、ぐらいになりますから、15年ぶりとかになるかしら。
「あのころの○○さんの年齢に、いま私がなっています! 」
なんて言って……言った側も言われた側も時の流れをしみじみ思いました。
元上司「あのころ30代だったわしも、自分では変わらんつもりでもだんだん集中力がなくなったり、健康診断に引っかかったりするけぃのぅ」
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) November 1, 2024
和歌「いま私が38なので、あのころちょうどいまの私ぐらいだったんですね! 」 https://t.co/85S0YZkQN0
記憶のなかの先生や上司はずっと立派だったけれど、
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) November 1, 2024
自分もその年齢に近づき、追いつき、追い越してゆくのだなあ。
「あのころのあの人たちに多少は追いついているのだろうか? 」
とふと思うことは少なくない。
空手道の師範も、関わっていたころ40代前半だった。私ももうすぐそんな年齢。

私が和歌をやっていることを知らず、その上司の職場で数年前、和歌に関係するイベントを企画したこともあったそうです。
もっと早くからご縁を結び直していれば、いっしょにお仕事できたかも……!
とはいえ今回しっかり旧交を温めましたから、次に和歌のイベントがあったらきっとお力になれるはずです。
××を見る目も絶望的にポンコツ
その後はバスに乗り、少し山のほうへ。
ひと回り年上の友人がそのあたりにお勤めで、仕事終わりにお茶しましょうと話していたので、職場にお邪魔しました。
島根時代も東京時代も陰に日向に助けてくださった、島根のお姉さまです。

お姉さまとは和歌大賞の話ももちろんしたのですが……まあ、盛り上がったのは私の最近の恋愛の話題。
和歌「あのころのホームレス彼氏もドン引きクズ男も、当時の私ぐらいの年齢の京極派仲間に『そんな経験を乗り越えてきたなんて、励まされます! 』なんて言ってもらえるんですよ」
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) November 2, 2024
お姉様「あのひどいのもちゃんと肥やしになっているw 」 https://t.co/85S0YZkiXs
20代前半のピヨピヨ恋愛は言うまでもなく、ここ数年でもいろいろと、世の語り草になりそうな、信じられないのがいましたからねえ!!!

数日前に公開したビジョンの記事に
私にとって和歌に取り組むのは当たり前のこと、逆にこれ以外はびっくりするほどポンコツです。
お金を稼ぐ能力もポンコツ、家庭を運営する能力もポンコツ。
10回、いや100回転生しても出産や子育てなんて偉業を成し遂げられる気はしない。
数字や算数が極端に苦手なので、会計ソフトなしに毎年の確定申告は終わりません。ありがとう、マネーフォワード。
と書いたのですが、「男を見る目も絶望的にポンコツ」と書き加えるべきだったかもしれません。
(我が心の指針、光厳院と出会って以降少しは磨かれたはず(磨かれた結果釣り合う男がいなくなった説あり(そして心は二次元に向かう(リヴァイ兵長))))
じゅうぶんだなんて思われたくないね
お姉さまの車で送っていただき、夜は母の大叔父夫婦の家に。
実家は島根の西側、大叔父の家は東側なので、子どものころ県庁所在地で部活の大会があったりするとよく泊めてもらっていたのです。
元バイト先から異動された元上司にご挨拶
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) October 31, 2024
→大学時代以来の親しいお姉様とお茶
→親戚の家にお泊まりなう。
齢91の大叔父(おじさん)はおしゃべりが大好き。
日ごろは妻しか聴いてくれない話を、孫のようにかわいがってきた親戚の娘が満面の笑みでうんうん、それでそれで、と促すものだから、ふだんの何倍も話し込んでいた、
と後日奥さん(おばさん)が母に電話で話したそうです。
おじさん、わかりやすくてかわいい♡
大叔父(91)「失敗話を聞かされてもこれはつまらん。とすると、自慢話することぃなるにぁ」
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) October 31, 2024
大叔父の奥さん(87)「自慢話もつまらんだぁね」
好きすぎる。
大叔父に見せられたビデオに映る小学時代の母が写真で見る小学時代の私にそっくりだったので、
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) November 1, 2024
美とは弛まぬ努力によって体現されるものなのである、と再確認した。#母は美と無縁の世界の住人
遅くなりましたが、 #隠岐後鳥羽院和歌大賞 古事記編纂一三〇〇年記念大賞の副賞!
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) January 1, 2025
あかもくのみ、松江の大叔父夫婦にお土産として差し上げました。
海士乃塩は個人的にも買い、友人たちに配って回りました。
日持ちするものが多く有難い。
少しずつ頂いてゆきます。#隠岐 #海士町 pic.twitter.com/L2PpZgXLep

このおじさんご夫婦は子ども心に仲良しのおしどり夫婦だなあ、と見えていたもので、
おしどり夫婦とはなかなか形容しがたい、耐え難きを耐え忍び難きを忍んできた実家の父方の祖母
……と同い年のこのおばさん、肌つやもぴっかぴかでかわいらしいのです。
実家の祖母も若いころ評判の美人だったそうで、いまもかわいらしいのだけど、どうしても、おばさんのほうが若く見える!
「やっぱり女は愛されると美しくなるのかな」などと言っていたこともあります。
なお実家の祖母は祖父の死後数日涙を流したのち、日課の農業に勤しみぴんぴんしております。
見た目年齢はともかく健康は祖母のほうが上なのかもしれない。
退職後急速に衰え認知症になった祖父と異なり、祖母はいくつになっても「メロンをやらにゃあ、小松菜をやらにゃあ」と大忙しです。
祖母もおばさんも、もちろんおじさんもそれぞれ違った生き方ですが、それぞれチャーミングで、私の幼いころから愛情を掛けてくれました。
おじさんとおばさんは、実家の祖母と異なり定期的に会っていたわけでもなかったので、今回数年ぶりに会いに行けて本当に良かったです。

というのも、この記事を書いている2025年6月現在、おじさんは危篤で生死の境をさまよっているのだとか。
5月に救急に運ばれ、皆が5月中にと覚悟したのに、日によっては意識が戻ったり、また容体が悪化したり、と不安定なまま6月に入りました。
「私が6月に行くのを、おじさん、待っといてはくれんかなあ……難しいかなあ……」
などとおばさんに言っていたのですが、会いに行ける日の2週間前である今日も、まだ、亡くなったという連絡は来ていなくて。
こういうのはなにか証明できるものでもありませんが、私が会いに行くのをおじさんは待っていてくれるのかなあ、なんて思われてしまいます。
あの時会っておいてよかったという気持ちと同時に、
もう一度会いに行くのを待っていてほしい、あと2週間がんばってほしい、というわがままな気持ちもあって、複雑です。
私は大切な人を数え50歳で亡くしました。
おじさんは昨年の時点で91歳ですから、50で亡くなったその人や60で亡くなった父方の伯父と比べたら大往生です。
しかし、それが大切な人であれば、「何歳まで生きたからじゅうぶん。哀しみは少ない」なんて思えないものですね、やはり。
逆に、自分もそのように惜しまれるような人格を磨き、愛や輝きの滲み出る生き方をしたいものです。

表彰式ツアー3日目の午後、ツアーが解散してから、地元を回る旅の1日目。
その様子から少し脱線したところで、いったん筆を置くことにします。
島根県各所で旧交を温める旅はまだ続きますので、あと1記事か2記事くらいになるかな、お付き合いいただけましたら幸いです。
このマガジンをフォローのうえ、近日中の更新をお待ちくださいね。
また約2週間後に控えております今年の表彰式ツアー(昨年の和歌大賞受賞分)への応援も、改めましてよろしくお願いいたします。
連載 和歌への情熱で道を拓く
1記事目:隠岐後鳥羽院和歌大賞への応募経緯 ~和歌への情熱で道を拓く~
2記事目:挑戦2年目の転機 ~和歌への情熱で道を拓く~
3記事目:アルバイトでの成長と可能性 ~和歌への情熱で道を拓く~
4記事目:信念で詠み上げた作品の行方 ~和歌への情熱で道を拓く~
5記事目:大賞受賞、そして立ちはだかる壁 ~和歌への情熱で道を拓く~
6記事目:元ホームレス、和歌にフルベットして ~和歌への情熱で道を拓く~
7記事目:友情と応援の表彰式チケット ~和歌への情熱で道を拓く~
8記事目:終わらぬ挑戦、広がる波紋 ~和歌への情熱で道を拓く~
連載 隠岐に至る和歌心 和歌大賞表彰式ツアーレポ
1記事目:友の優しさを携えて
2記事目:おもしろすぎるガイド様 in 隠岐の島町
3記事目:眠りに就くまでがツアーです
4記事目:wktkウマPタイム in 西ノ島町
5記事目:この時代に、なぜ和歌なのか
6記事目:何度でも、月を分け行く舟のあと
7記事目:縁を結び直す島根旅、松江編【イマココ】
8記事目:縁を結び直す島根旅、浜田編
9記事目:縁を結び直す島根旅、益田編
10記事目:黒歴史生産装置が、和歌で輝くまで
11記事目:ひとりでは行けない場所に
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