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質問1601:空間認知も広義にはイメージと現実のズレで、集中力よりも先に改善すべきもの?

打撃の感覚を崩した大谷翔平。やがて復調が叶った折、口にしたのは「ボールの見え方」でした練習で使った背面が銀色に塗られたバットは、是か非か? 仰せのとおりボールを打たないのなら、「使いよう」かもしれません。テニスも同じ。空間認知と集中を磨く「すごい練習」

質問

ベースメソッドで集中の前段階のイメージと現実のズレの1つとして

1.ボールの進み方

を取り上げてますが

2.コートの空間認知
3.ストリング面の空間認知

空間認知も広義にはイメージと現実のズレで、集中力よりも先に改善すべきものすよね?

3の改善のためにストリング面の中心にしかストリングが張られていないラケットを提案されていましたが、他に「ストリング面の中心にステンシルをつけて、素振りをしながらそこをただ見る」というのは別アプローチとしていかがでしょうか?(※ただ見る、というのが肝要)

「ツートンのバットを使ってボールを打ちながらスイング軌道が正しいか確認」というのは、僕の直感ではパフォーマンスが下がる気しかしませんが、一部色の違うバット自体は「ハサミとなんとやらは使いよう」ではないでしょうか?

p.s.中心にしかストリングが張られていないラケットは作れませんでしたが、中心しか縦横が重なってないラケットは作って打ってみました
ショートラリーの前段階に、天井から糸で吊るされたボールをこのラケットで打ちたいと思いました(ショートラリーでもいきなり難易度を上げすぎと感じる)

回答


▶空間認知のズレは、集中の前に正す「根幹」


まさに、仰せのとおりです。

空間認知 がズレていたら、集中もへったくれもありませんからね。

ボールに集中して、タイミングよく打てば打つほど、そのズレた方向へ ボールは飛んで行ってしまいます

南へ行きたいのに、北に集中すれば、どんどん遠ざかるのに似ています(関連記事「伸びしろしかない!」)。

ただ背面が銀色に塗られたツートンバットが、効果的かどうか?

銀色に集中が逸れかねないから、私は懐疑的な立場です。

▶「真ん中で当てよう」とするほど、当たらない理由


ご自身はもう大丈夫だとは思いますが、付言しておくと、十文字ガットの真ん中で当てることを「意識」するのではありませんよ(関連記事「『手応え』として体で感じられる経験が大切」)。

ボールに集中していると、目と手と(および耳)の感覚の「統合」が起こって、勝手に真ん中に当たるようになるのが自然上達です(関連記事「『自然上達』が起こるとき」)。

真ん中で当てようと、「意識」すればするほど真ん中に当たらなくなるのは「努力逆転の法則」(関連記事「潜在能力を開発する方法(新年のご挨拶に代えて)」)。

真ん中を意識すると、ボールの回転は見えなくなるから、タイミングを外して真ん中に、当たらなくなるのです。

▶打たないから見える──空間認知と集中を磨く「すごい練習」


その前段階として、仰せのとおり ボールを打たない練習は効果的です。

『ベースメソッド』でも『新・ボールの見方』でも『テニス上達メモ』でも、ボールを打たずに「見送る練習」をご紹介しているのはもちろん、その著効があるからです(関連記事「ボールを打たない『すごい練習』」)。

ボールを打たない、素振りもしない、ラケットも持たない練習なんて「練習ではない!」「失点するではないか!」と怒るのは早計です(笑)。

打たない練習は、空間認知の是正にも、集中力の養成にも、効果的です。

▶ステンシルの「ただ見る」、有望な仮説かもしれない


さてご提案しただきました、真ん中だけステンシルを塗るという別アプローチ。

「ただ見る」が肝要というのは同意ですが、その効果が上がるか否かは、私が試していない以上、分かりません。

確かめるための「間違いのない方法」は、前回ご紹介したこちらなのでしたね。

仰せの「一部色の違うバット自体」は、確かにハサミと同じ「使いよう」なのでしょうけれども、述べてきたように、ボールを打つ場合で言えば、「それ、どうでもいいのではないでしょうか?

それで打率が上がるなら、(打球部をボールと同じ白で塗装したり、ニスを縫って反発を上げたりする過度な加工でなければ)ルール違反ですらないのですから、端から公式戦でも使うだろうし、ツートンバットも「使えばいいじゃん」という論です。

※そこまで野球に詳しくなく、銀色が反射する素材だとルールに抵触するのかもしれませんけれども、話題の本質はそこではないと思います。

▶「能動的セーブ」で、上達のステップを確実に刻む


さて、「中心しか縦横が重なってないラケット」とは、いかに?

私は想像力がないのでイメージしにくいのですが(関連記事「想像力、いらない」)、いずれにしてもいきなりショートラリーで難易度を上げるのは得策ではないと思います。

公文式にならい飛躍する秘訣は、「能動的セーブ」 ですからね(関連記事「『残す勇気』。全力の前の余力に宝がある」)。

上記記事を書いているうちに、私のRAS(Reticular Activating System)に引っかかってきたのが下記の記事。

従来の常識が、覆されようとしています(関連記事「そのとおりにやるほど、できなくなる不思議」)。

▶出す人に情報が集まる──「ツキの法則」


差し障りなければ、「中心しか縦横が重なってないラケット」の画像を、ご紹介させていただけませんか?

ツキは広めるほど、上がりますよ(関連記事「人に言うとツキが落ちそうな気がして怖い W.A.さん 」)

テニスゼロに質問を「与える」と、ご自身が回答を「得る」のと同じです(関連記事「施しはリアルタイムで返ってくる」)。

情報は、出す人のところに集まってくるのでしたね。

テレビ局に多くの情報が寄せられるのは、多くの情報を出しているからにほかなりません。

何も発信しないおっさんのところへ、情報が寄せられる道理はないのですから(関連記事「ツキは『分かち合う』ほど、増える」)。

即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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テニスゼロ代表
吉田無型(よしだ・むけい)

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