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マドリード中心部を散策~ふらっと入った町のパン屋さんが絶妙に良い

【スペイン旅行記】⑴ローマからマドリードへ~私がスペイン滞在に3週間をかけた理由

2019年5月11日。ローマから飛行機でスペインのマドリードへ移動。

スペイン上空に入るとオリーブ畑だろうか、これまで見てきたヨーロッパの土地とは違う雰囲気を感じる。

これからおよそ20日間をかけてスペインの各都市を巡っていく。

なぜスペインにこれだけの時間を割くのかというと、スペインが宗教的にものすごく興味深い場所であるというのが1番の理由だ。

というのも、スペインは中世のある時期までイスラム教が中心の国だった。

ヨーロッパといえばキリスト教。

そんなイメージが私の中にはあったのだが、調べてみるとここスペインではそんなイメージとは全く違った歴史があったのである。

イスラム教の文化が花開いた地。それがスペインのもう一つの顔だった。

世界で最も繁栄していたと言えるほどここスペインではイスラム文化が根付いていたのだ。

アンダルシアと言えばひまわりやフラメンコのイメージがあるかもしれないが、このアンダルシアこそイスラム文化が最も栄えた地域でもある。

その繁栄を示す代表がアルハンブラ宮殿やコルドバのメスキータと呼ばれる建造物なのだ。

アルハンブラ宮殿、アラヤネスのパティオ Wikipediaより
メスキータの円柱の森 Wikipediaより

そしてキリスト教徒とユダヤ教徒も同じようにそこに暮らしていた。

違った宗教の人々が共存してきた歴史もそこにはあったのだ。

ある時から共存の時代は終わりを迎えてしまったものの、この国の宗教のあり方というのはヨーロッパにありながら独特の歴史を紡いできた。

というわけで、私はこの国にとても興味を持つようになったのである。

マドリードの街並みはモダンでヨーロッパらしさを感じた。

こうして街中を歩いていると、ふとウィーンに街並みが似ているなという思いが頭をよぎった。

ウィーンの街並み

気になったので調べてみると、このマドリードの街並みが出来上がったのは20世紀初頭の建設ブームの時だそうで、これはウィーンとまったく同じ時期だったそうだ。

さらに言えばスペインとオーストリアはかつてハプスブルク家が共に統治していた関係で結びつきが強い。

なるほど、似ているどころかそもそも同じ時代に同じように作られていたということか。

それなら似ているというのも頷ける。

世界はつながっているということを建築からも感じることができた。

アトーチャ駅

ちなみに、私がこの街で拠点にしたのは街の中心たるアトーチャ駅近くのエリアだ。

このエリアに滞在すれば私の一番の目的であるボスの『快楽の園』が展示されているプラド美術館はすぐそこにあるし、あの『ゲルニカ』が展示されているソフィア王妃芸術センターへも歩いていくことができる。こんな便利な場所はない。

プラド通りの遊歩道

そして上の写真にあるように、メインのプラド通りは大都市の中心部にもかかわらず広大な緑地が整備されていて歩くだけでも気持ちがよい。

そしてマドリードには小規模なパン屋さんがたくさんあり、そこではさくっとコーヒーも頂くことができるようになっていた。

上の写真は宿泊したホテルのすぐ近くにあったパン屋さんでの食事。

私は食費を節約するために素泊まりで宿に宿泊していたので毎朝このパン屋さんに通っていたのだが、ここのパン屋さんが絶妙に美味しかったのを今でも覚えている。

これは何パンなんだろうか、クロワッサンのようなさっくりとした食感とほどよい甘み。そしてほのかなオレンジの風味が食欲をそそる。名前はわからないが私は指を指していつもこのパンを注文していた。

そしてこのお気に入りのパンと共に、覚えたばかりのスペイン語カフェ・コン・レチェを注文する。

カフェ・コン・レチェはミルク入りのコーヒーという意味なのであるが、濃いエスプレッソにホットミルクを1対1の割合で入れたものだ。

カフェ・ラテの2対8の割合に対しこちらは1対1なのでカフェ・ラテよりも濃厚な味を楽しめるのが特徴で、砂糖とシナモンを加えるとさらに美味しい。

マドリードにはこのような地元の小さなパン屋さんがたくさんあり、お値段もリーズナブル。

毎日通うとお店のおばちゃんとも自然と仲良くなれるので、自分が現地にいるということを感じられてとても楽しい経験になる。

きっとマドリード滞在の良き思い出となることだろう。ぜひおすすめしたい。

さて、次の記事では世界三大美術館のひとつとして名高いプラド美術館についてお話ししていきたい。

先程も申したように、私はこの美術館に展示されているヒエロニムス・ボスの『快楽の園』が見たくて見たくて仕方なかったのである。

『快楽の園』Wikipediaより

私がはるばるマドリードまでやって来たのはまさにこの絵を見るためだったのだ。

続く

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『世界一周記』記事一覧はこちらのまとめ記事にて


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