魔女の宅急便のモデル!ドブロブニクの旧市街が美しすぎる!朝の城壁巡りに大感動!
【クロアチア旅行記⑵】魔女の宅急便のモデル!ドブロブニクの旧市街が美しすぎる!朝の城壁巡りに大感動!
2019年5月7日。
激しい雨だった昨日とは打って変わり、本日は晴天!
これは期待できそうだ。
宿を出て景色を見てみるとすぐに気づく。

昨日とは景色がまるで違う。

これには驚いた。
天気次第でこんなにも変わるものなのか!

昨日のどんよりした景色とは輝きが違う。
期待が高まる。
今朝はこれからドブロブニクの城壁巡り。
「ドブロブニクに来たら必ず行くべき」と紹介される絶景だそうだ。
入場は8時から。
私はその時間に合わせて入場した。
旧市街入り口のプロチェ門からすぐのところに城壁の入り口はある。
エントランスで入場料を支払い、城壁へとつながる階段を上っていく。

さて、階段を上り切り、城壁を歩き始めるといきなりアドリア海の見事な絶景が私の目に飛び込んでくる。

ヨットハーバーの景色と旧市街の歴史ある建物が絶妙に調和している。
これはいいぞ!
一気にテンションが上がる。私は一瞬でこの景色に魅了されてしまったのだ。
いきなりでこうだ。これがこのあとずっと続くのだとしたら・・・
あぁ、なんと素晴らしい景色だろう!

そして改めて思う。
太陽の光がこんなにありがたいとは。
昨日とはまるで別人のようにドブロブニクは光輝いている。
天気が気分に与える影響は絶大であることをこの時私は実感した。
昨日のどんよりした天気は私の気分そのものだった。
ボスニアで打ちひしがれ、恐怖で苦しんだ日々。
そして気持ち新たにクロアチアへ出発したものの、まだまだ不安でいっぱいだった私。
予定通り行かないバス移動にも疲れ切り、その体のまま不安を抱えて一人で街歩きをした昨日。
そんな状態で見たドブロブニクは正直、そこまでの魅力を感じるものではなかったのだ。
あぁ、こんなものか・・・と私は無感動になっていた。
そう。感動する心を失ってしまっていたのだ。
それが今やどうだ。
ものすごく心がうきうきしている。
楽しい!身体が軽い!これまで抱えていた不安や恐怖、緊張感などどこかへ吹き飛んでしまっていたのだ!
これは驚くべき変化だった。
天気は人間の気分に大きな影響を与える・・・
だとすればずっとこういう気候の地域に住んでいれば自ずと明るい性格の人が多くなるのでは?
となるとラテンの人々や中南米カリブ海に住む人々の陽気さもなんとなく納得できるような気もする。
逆にロシアのように年間のほとんどが曇り空で厳しい寒さに耐えなければならない地域では、ドストエフスキーのような重厚な作風の小説が生まれてくる土壌があるのかもしれない。
実際『カラマーゾフの兄弟』や『罪と罰』の重厚さを考えてみると、気候や風土の影響が大きいのではないかとつくづく思う。
天候と人間の気分、そして性格。
これは考えてみる価値があるテーマではないだろうか。
いずれ改めて記事にして考えてみたいと思う。
話はそれてしまったが、ドブロブニクの見事な晴天と圧倒的な景観は私の陰鬱な気持ちを一瞬で消し去ってくれた。

城壁は旧市街の周りををぐるっと囲んでいる。

城壁は屋根より少し高いくらいの位置かと思えば、階段を上り一気に旧市街を見下ろせる高さにまで到達する。
間近で見る旧市街の美しき赤い屋根と、上から見る旧市街全体のパノラマ。
城壁巡りはその両方を楽しむことができるのだ。さすがは『魔女の宅急便』のモデルになったとされる街。これは美しすぎる。

開門と同時に入場したので人もまだまばら。
そのため自分のペースでゆっくり歩ける。
日中は団体ツアー客も訪れるのでかなり混雑するらしい。私が訪れた2019年当時でそうなのだから、今となってはもっと大変なことになっているだろう。
朝の清々しい時間にのんびり散歩することをお勧めする。バチカン美術館やウフィツィ美術館でもそうだったが、朝一番が何事においても吉である。自分のペースで混雑なく歩けることこそ最高の贅沢なのだ。

こちらは旧市街のメインストリート、プラツァ通り。
道の両側にはずらりと飲食店やお土産屋さんが軒を連ねている。
夜遅くまでここは多くの観光客で賑わっている。

城壁巡りも半分以上進んできた。
海側はこのようにちょっとハラハラするような道が続いている。
腰から上は完全に城壁の上に出てしまっている。
突風が吹いたら、海に落ちてしまうのではないかと私は不安になってしまう。
悲しいかな、高所恐怖症の性である。
まあ、落ちることはまずないので安心して楽しんでいただきたいと思う。

城壁の海側にはカフェがあるので疲れたときはここで休むことができる。

こんな席までご用意されている。
城壁の隙間からアドリア海を眺めながらゆっくりと時を過ごす。
なんと優雅なひと時だろう。
アドリア海を眺めながらのコーヒーは最高の気分だった。

そしてこの城壁巡りで私が一番感動したのがこの景色だった。
海面に反射する光がまるで弾ける光の粒のように見える。
その光の粒が目の前で無数に輝き、それらが海面を覆いつくす。
アドリア海の真珠とはよく言ったものだ。
光の粒がまるで真珠のように光輝く。
あまりの美しさに、私はこの場を1時間以上も離れることはできなかった。

面白いことにこの光の現象は、太陽の真向かいにあってなおかつ海面の状況が絶妙な時じゃないと起こらないようだ。
太陽の正面からちょっとずれたところではもはや光らないし、ちょっと海面の状態が違ったりすると光の粒ではなく筋状になったり、そもそも光の反射が起こらなかったりする。
私は絶妙なタイミングでこの現象と対面できたらしい。
ドブロブニクの城壁巡り、思いのほか素晴らしかった。
あまりにも素晴らしかったので、私はまたサンセットの時間にも行くことにした。サンセットの模様はこの後別記事にて改めてご紹介したいと思う。
それにしても、これは世界中から賞賛されるのも納得の絶景だった。
ドブロブニク旧市街散策とアドリア海小型遊覧船クルーズ
大満足の城壁巡りを終え、私は旧市街を散歩することにした。

メインストリートのプラツァ通り。
晴れているおかげで昨日と打って変わってとても賑やかな雰囲気。

旧市街にはドブロブニク大聖堂をはじめとして、いくつも大きな教会がある。
教会内はひんやりしていて気持ちがいい。
ドブロブニクは日差しが強いので、少し休みがてら教会でのんびりお参りするのもおすすめだ。
厳かな雰囲気の中でしっかりと力を充電し、再び外へ出かけよう。

ドブロブニク旧市街は城壁内にとにかく建物がびっしりと建てられている。
そのため、狭い路地がいたるところに走っている。
そしてこれがまたいい味を出しているのだ。

ふらっと気が向くままに路地へと入り込む。

そこには美味しそうなレストランやお土産屋さんがあったり、はてはふつうの民家があったりする。
迷路のように入り組んだ狭い道を当てもなく散策するのは旅情緒を刺激するものだ。
ちょっとした探検気分を味わうことができる。

「でも、そんな小路に入ってしまって危ないのでは?」
そう思われた方もおられるかもしれない。
私もここに来た当初はそんなことができるとはまったく思っていなかった。
しかし、この日ゆっくり旧市街を歩いていて私は気づいたのだ。
ここはものすごく治安がいい場所だと。
まず上の写真でもわかるように、普通に子供連れで楽しそうに歩いている人達がいる。
他にも家族で来ている観光客も多く、子供たちはテーマパークにいるかのように楽しんでいる。
また、ここですれ違う観光客はずいぶんと皆リラックスしているように感じられた。
そう。ここはリゾート地なのだ。
ある程度経済力がある人たちがバカンス先としてここを訪れている。
一応私はボスニアでの教訓もあるので警戒レベルをかなり上げて散策している。(「サラエボで強盗に遭う。旅はここまでか・・・」と「見るのではなく観る!なぜ私はホームズの言葉を忘れていたのだろう!強盗のショックを経た私の旅の転換点」の記事参照)
警戒していたからこそなのか、他の観光客の緩い雰囲気が余計に感じられた。
そして1番気になったこと。
それは物乞いがいないことだ。
ドブロブニクに着いてからまだ1度もそういった人を見ていない。
やはりクロアチアは経済状況がボスニアとはまるで違う。
ここドブロブニクは私が訪れたプラハやクラクフと同じように日本人でも訪れやすい安全な観光地と言えるだろう。(とはいえ、スリには注意すべきだけれども)

ヨットハーバーに出てみる。
ここではクルーズの受付が何社もあって、呼び込み合戦になっていた。
私は当初クルーズに参加する予定はなかったのだが、城壁であまりにも感動してしまったので急遽クルーズに参加してみることにした。

私が乗ったクルーズ船はこちら。
かなり小型。
8人くらいまでしかお客さんは乗れない。
だが、これでいい。
私はプラハで学んだ。
クルーズは小型船がベストだということを。
早速出航。

髭を生やしたワイルドなおじいさんが船長だ。

ヨットハーバーを離れていざアドリア海へ。
優しく頬をなでるような潮風が心地よい。
透明な青い海を船はゆっくりと進んで行く。

城壁沿いに進んで行く。
あぁ、本当に美しい。
不意に目頭に熱いものを感じる。
私は今、感動している・・・
感動している自分に、今気づいた。
自分がようやく立ち直ったことに気づいた瞬間だった。
目の前のものを心の底から楽しんでいる。この感覚は今日を迎えるまで久しく感じることができなかったものだ。
目の前のことを見るのではなく、観る。
観察することは、見ることとはまったく異なる経験をもたらす。
モスタルで得た旅の転換点をまさしくここで実践することができた。
きっとこれからの旅も心が震えるような体験が私を待っていることだろう。
私の前途が急に晴れ晴れと広がりだしたような気がした。

そして船は城壁周辺から反転して沖へ向かう。

やっぱり小型船にして大正解。
海面からものすごく近い。
海を感じることができる。
そして全て特等席。視界も良好!
吹き抜ける風も心地よい。

そして船は離島の洞窟に向かう。

水の透明感が素晴らしかった。
洞窟と綺麗な海のセットは間違いない組み合わせだ。

ドブロブニク周辺の海ではカヌーをしているグループとたくさんすれ違った。
ここドブロブニクでは、オプショナルツアーのカヌーは大人気なアクティビティなよう。
たしかにこんな綺麗な場所でカヌーができたら楽しいだろなと思う。

さて、沿岸を遊覧しながらヨットハーバーに帰ってきた。

城壁巡りに続いてこのヨットクルーズも大満足であった。
楽しい。
自分でも驚くほど楽しんでいる。朝からたくさん動いているのに疲れをまるで感じない。
モスタルでの休息の時間はずいぶんと私に余裕を与えてくれていたのかもしれない。
そしてドブロブニクの素晴らしい景色が精神的にも元気を与えてくれているのかもしれない。
とにかく、ドブロブニクはものすごく良い所というのがよくわかった午前中の散策であった。
次の記事では一休みして英気を養った私が向かったスルジ山からの絶景をお伝えしていく。
続く
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『世界一周記』記事一覧はこちらのまとめ記事にて
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