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温故知新(107)宇志比古尊(孝元天皇 菟道彦 莵道彦 宇摩志麻遅命) 牛窓神社 宇志比古神社 亀石神社 ローマ 白兎神社 蒜山 モン・サン・ミシェル 玉比咩神社 アテネ 塩釜神社 セリヌス 犬島 戎神社 宝神社 倭文神社 少彦名神社 スカラ・ブレイ スーズルエイリ

 岡山県瀬戸内市牛窓町には、応神天皇、神功皇后、比売神、武内宿禰を祀る牛窓神社(写真1、2、3)があります。「牛窓」は、万葉集に登場する古い地名で、牛窓神社には、「牛窓」の地名の由来となったとされる「牛転(うしまろび)」伝説が残っています。しかし、「牛窓」には、「牛間戸」(『山槐記』1179年)、「卯島津」(『海東諸国記』1467年)、「宇嶋門」 (『室町幕府奉行人連署奉書』1552年)、「宇志間門」(『三藐院記』1592年)、「うしまと」(『鹿苑院殿厳島詣記』1389年)、 「牛窓」(『源頼朝下文』1185年)などいろいろな漢字が当てられています(瀬戸内市 牛窓町の沿革)。

写真1 牛窓神社
写真2 牛窓神社 本殿
写真3 牛窓神社 御朱印

 牛窓神社と石島八十八石仏(岡山県玉野市)を結ぶラインは、宇志比古尊(孝元天皇 菟道彦 莵道彦 宇摩志麻遅命と推定)を祀っている宇志比古神社(徳島県鳴門市)とローマを結ぶラインとほぼ直角に交差し、後者のラインの近くには珍彦命(孝元天皇と推定)を祀る亀石神社(岡山市東区水門町)(写真トップ)や大己貴命(孝元天皇と推定)、須世理姫命(倭迹迹日百襲姫命、豊玉姫命、卑弥呼と推定)他を祀る備前国総社宮(岡山市中区祇園)があります。宇志比古神社は、豊玉姫命ゆかりの豊玉姫神社(香川県高松市)とレイラインでつながっています

図1 宇志比古神社、牛窓神社、石島八十八石仏を結ぶ三角形のライン、宇志比古神社とローマを結ぶラインと亀石神社、備前国総社宮

 石島(井島)には、旧石器時代〜縄文時代の遺跡である井島遺跡や古墳時代の一本松古墳、ナカ鼻古墳群があります。石島側には、横穴式石室を伴う石島古墳群があります。

 「牛窓」の「宇志間門」の漢字は、宇志比古尊(うしひこのみこと)や宇摩志麻遅命(うましまじのみこと)を暗示し、「卯島津」の漢字は、菟道彦(うじひこ)を暗示していると思われます。

 牛窓神社と、白兎神(大国主命、孝元天皇と推定)を祀る白兎神社(鳥取市)を結ぶラインは、天津神社(備前市伊部)の近くを通ります(図2)。牛窓神社とモン・サン・ミシェルを結ぶラインは、白兎神社と熊野神社(広島県庄原市西城町)を結ぶラインとほぼ直角に交差し、交点付近に蒜山(岡山県真庭市)があります(図2)。熊野神社と牛窓神社を結ぶラインの近くには、第8代孝元天皇の陵墓と推定される備前車塚古墳(岡山市中区)があります(図2)。このラインは、牛窓神社と孝元天皇を関係付けていると推定されます。

図2 牛窓神社、白兎神社、熊野神社(庄原市)を結ぶ三角形のラインと天津神社(備前市)、蒜山、備前車塚古墳、牛窓神社とモン・サン・ミシェルを結ぶラインと蒜山

 牛窓神社とアテネを結ぶラインは、豊玉姫命(倭迹迹日百襲姫命と推定)を祀る玉比咩神社(岡山県玉野市)と須佐之男命(孝霊天皇と推定)と関係があると推定される祇園天王磐座(瀬戸内市長船町磯上)を結ぶラインとほぼ直角に交差し、後者のラインは、瀬戸内市邑久町山手にある孝元天皇を祀っていると推定される八幡宮や邑久町尾張にある倭迹迹日百襲姫命を祀っていると推定される百枝八幡宮の近くを通ります(図3)。このラインは、孝元天皇と孝霊天皇倭迹迹日百襲姫命の関係を示していると推定されます。

図3 牛窓神社、玉比咩神社、祇園天王磐座を結ぶ三角形のラインと八幡宮(瀬戸内市邑久町山手)、百枝八幡宮(邑久町尾張)、牛窓神社とアテネを結ぶライン

 牛窓町は1982年にギリシャ・レスボス島のミティリニ市と姉妹都市提携を結んでいます。

 宇志比古神社とセリヌス(Selinus Ancient City)を結ぶラインの近くには、ローマとつながっている塩釜神社(岡山県玉野市築港)があり、このラインは、石の宝殿(兵庫県高砂市)と劔神社(徳島県三好市)を結ぶラインとほぼ直角に交差します(図4)。このラインは、やまとのくに(倭国、邪馬台国)の孝元天皇倭建命と推定)とセリヌスの関係を示していると推定されます。

図4 宇志比古神社、石の宝殿、劔神社を結ぶ三角形のライン、宇志比古神社とセリヌス(Selinus Ancient City)を結ぶラインと塩釜神社(岡山県玉野市築港)

 犬島は、岡山市東区宝伝から定期船で約7分ほどの周囲約4kmの小島で、「犬島みかげ」と呼ばれる花崗岩の産出で知られ、大阪城や江戸城、岡山城の石垣、明治の大阪港築港でも礎石の切り出し場となりました。

 宝伝には、孝元天皇と推定される彦火火出見尊(山幸彦)を祀る宝神社があります。宝神社の本殿の瓦には、菊の紋や亀などが飾られています(写真4)。

写真4 宝神社 本殿

 日本各地には「えびす講」の伝統が残り、海の安全と豊漁を願う信仰があります。宝伝の港には、地元の人の話によると海から拾い上げた自然石とされる「えびす石」が祀られ(写真5)、犬島港(写真6)や犬島チケットセンター(写真7)の近くにある戎神社には、えびすの石像(写真8)が祀られています。

写真5 宝伝の海から拾い上げた自然石といわれる「えびす石」
写真6 犬島港
写真7 犬島チケットセンターカフェから
写真8 犬島にある戎神社のえびす像

 建葉槌命(豊玉姫命、倭迹迹日百襲姫命と推定)を祀る伯耆一ノ宮 倭文神社(鳥取県東伯郡湯梨浜町)と戎神社(犬島)を結ぶラインの近くには、第13代成務天皇(倭建命と推定)を祀っていると推定される安仁神社(岡山市東区西大寺)や、宝神社(宝伝)があります。

図5 伯耆一ノ宮 倭文神社と戎神社結ぶライン結ぶラインと安仁神社
図6 図5のラインと安仁神社、宝神社、戎神社

 倭文神社と天津神社(島根県邑智郡美郷町)を結ぶラインは、戎神社とスカラ・ブレイを結ぶラインとほぼ直角に交差し、後者のラインは、少彦名命を主神とする少彦名神社(岡山県津山市)の近くを通ります(図7)。天津神社と戎神社を結ぶラインの近くには、備中国総社宮(総社市)があります(図7)。

図7 戎神社、倭文神社、天津神社(美郷町)を結ぶ三角形のラインと総社宮(総社市)、戎神社とスカラ・ブレイを結ぶラインと少彦名神社(津山市)

 これらのラインは、えびす(戎、恵比寿)が第8代孝元天皇と倭迹迹日百襲姫命の皇子の少彦男心命(少彦名命と推定)と推定されることと整合します。

 図5の犬島の戎神社と伯耆一ノ宮 倭文神社を結ぶラインの延長線は、アイスランドの西部フィヨルド地域にある小さな漁村のスーズルエイリ(Suðureyri)の近くに到達します(図8)。スーズルエイリは、美しい景色と豊かな自然が魅力の観光スポットとして知られ、バイキングの家を再現した建物(バイキング・ホベル)があります(図8)。

図8 戎神社(犬島)とスーズルエイリを結ぶラインと伯耆一ノ宮 倭文神社
図9 スーズルエイリとバイキング小屋(Viking hovel)

 ヴェストラホルン山とフェロー諸島とサントリーニ島のティラ遺跡はレイラインで結ばれていますが、スーズルエイリとアトランティス説のあるサントリーニ島のティラ遺跡を結ぶラインは、ヴェストラホルン山の近くやフェロー諸島を通ります(図10)。これらは、レイラインの指標となっているので、スーズルエイリもアトランティスと関係があると思われます。

図10 スーズルエイリとティラ遺跡を結ぶラインとヴェストラホルン(Vestrahorn)山、フェロー諸島