#ボディコンバット で痩せる?
理想論:「ダイエット・筋トレで体型が変わらない理由と対策」:目次
実戦編:発症一年後のトレーニング記録
※記載の運動を推奨している訳ではなく、単なる実体験なので、ご自身の病状・体調に合わせ、医師の指導を受けて運動をしてください
※文中で省いた用語説明はこちら
発症11ケ月後で本格的に運動を再開した。
それから約4ケ月間のトレーニング記録と体重・体脂肪率・筋肉量の推移は、そちらを見てもらうとして、この結果を出せた理由の一つとして、ボディコンバットがある。
とはいえ、ボディコンバットに参加すれば、「脂肪燃焼して痩せる」という考え「ではない」。
むしろ、(ケアしない)ボディコンバットだけでは、カタボリックで痩せにくい体質になると考えている。
ボディコンバット
概略
キックボクシング・空手・ムエタイなどの格闘技の動きを音楽に合わせてトレーナーの指示・テンポで動き続ける60分間9曲+クールダウンのトレーニング。
曲により、キック&パンチ、パンチメイン、キックメインなど、強度に差があり、心拍数をコントロールしながら、全身を動かすことができる。
曲数を減らした30分・45分版もある。
概論(公式と実際の違い)
公式には、有酸素運動で高い脂肪燃焼効果と紹介される。
しかし、実際には、有酸素の心拍数範囲で動くのは(ほぼ動かないか、フィジカルエリートでないと)難しい(自分は平均151、最大168)。
曲による強度の差、曲中にレスト的な時間(軽いランなど)はあるが、曲間の休憩も短く、動きながら心拍数をコントロールするアクティブレストを強いられ、低酸素状態での運動になる。
結果として、インターバルトレーニングとして、心肺機能の強化、乳酸耐性の向上、遅筋だけではなく速筋(腹筋・腹斜筋)も鍛えられる。
解説
心肺機能の強化
心肺機能を強化するには、下記の3点が重要。
最大心拍数の80-90%を3分程度維持:心臓の1拍出量増、最大酸素摂取量増
心拍数の上下:心拍の変動がスムーズになる(上がりっぱなしにならない)
最大心拍数の60-75%を20-40分維持
ボディコンバットでは、1-2)を実行できる。
3)は、難しい(自分は途切れ途切れで15分いかない)が、ボディパンプ・メガダンスなどで可能。
乳酸耐性の向上
低酸素状態の運動で筋肉内に発生する乳酸を処理する酵素が増える。
これにより、
筋肉の酸性度が下がる
筋繊維の動きが回復する
副交感神経が心拍数を下げる
無酸素から有酸素への切り替えが早くなる
回復が早くなる
脂肪を燃焼できる
乳酸をエネルギー源としての再利用が早くなる
速筋を鍛える
低酸素状態(高心拍数での無酸素運動)になると、酸素で動く遅筋は、動きが悪くなる。
このため、無酸素でも動ける速筋が、高負荷でなく鍛えられる。
また、パンチ・キックなど、ほぼ腹筋・腹斜筋を使う。
低酸素状態では、同様に速筋が鍛えられるため、自重では高負荷をかけにくい腹筋・腹斜筋が鍛えられる。
(特にキックでターゲットを見るためには、腹筋・腹斜筋の負荷が大きい)
デメリット
低酸素状態(高心拍数での無酸素運動)では、糖質をエネルギー源にするため、足りなければカタボリックする
低酸素状態では、脂肪消費の割合が低い
心肺強化には、最大心拍数80-90%が必要など、中途半端では効果が低い
基礎である腹筋・腹斜筋を使わないで動けば、消費も低くなり、(心肺も筋肉も)鍛えられない
当初に、ボディコンバットは「脂肪燃焼して痩せる、ではない」「カタボリックで痩せにくい体質になる」と書いた理由だ。
正直に言って、週に数回、ボディコンバットに参加しているのに、痩せるどころか、むしろ太っている、という方を見るのが現実だ。
しかも、脂肪燃焼効率を上げるためか、事前に筋トレしたり、ランニングしたりの後、疲労で早々に動きが鈍(心拍数が高)くなっているのを見かける。
動きが鈍ければ消費は低く、だが無酸素運動なので筋肉が減って、脂肪を使えていないのに、トレーニング後にカロリーを摂ったら、そうなるだろう。
カタボリックした筋肉が回復するだけの負荷(コア使わずパンチは腕だけ、キックは足だけで、しかも敵に中たらないでは)が筋肉入っているかも疑問。
逆に、有酸素の心拍数でコンバットをしても、脂肪利用率は高いが、そもそもの消費が低く、だが糖も使うので足りなければカタボリックし、筋肉への刺激も小さいので回復されるか微妙。
公式には、やりきった満足感や爽快感が謳われているが、それと身体への効果は別物だ。
更に言えば、ボディコンバットをインターバルトレーニングとして捉えるならば、向上した心肺機能などで別途「有酸素運動」をしなければ、脂肪燃焼の場がない。
(コンバットは、ほぼ無酸素運動)
逆に言えば、ボディコンバットで心肺機能を鍛えれば、ボデイパンプなどを有酸素の心拍数範囲で動いて、脂肪燃焼をより多くすることが可能になる。
ボディコンバットを全力でやる
強化された心肺機能などで、ボデイパンプを有酸素で行い、脂肪を消費しつつ、筋肉を維持する
プールウォーキングなどでアクティブレストし、筋肉痛防止や疲労回復をする
連続でできないコンバット・パンプの間に、メガダンスやエアロビクスなどを行い、心肺機能の維持や脂肪燃焼を行う
ヨガで、コンバット・パンプ・ダンスのための体幹や柔軟性を鍛える
これが、コンバットを中心に据えた、自分のトレーニングの基本コンセプトだ。
もっと言えば、全力でボディコンバットを動くために、事前にタバタで心肺機能を底上げする期間を設けていた。
対して、
筋トレや他プログラムなどで疲労した後、ボディコンバットに参加して動けない
後に他プログラム(ボデイパンプなど)に参加して、高い心拍数で、有酸素運動できず、カタボリックを続ける
ある意味、こちらの方が、がんばって見えるが、結果は身体に出てしまう。
そもそもが、二日連続や同日に連続でボディコンバットやボデイパンプに参加できる時点で、効いていないのだ。
(トレーナーはトレーニングのため参加している訳ではないが、参加者はトレーニングのためのはず)
むしろ、その達成感で勘違いして、摂ってしまえば、そうなるだろう。
ぜひ、万全の体調で、まず45分のボディコンバットに参加してみてほしい。
(30分版は、曲数の割に休憩が短くキツい)
(フィジカルエリートでなければ)ナニが足りないかが、見えてくると思う。
それが、コンバットに参加することで鍛えられるのか別途、タバタや筋トレをしないといけないのかが、わかるだけでも価値がある。
「ボディコンバットで痩せる?」と聞かれたら、「(ケアしなければ)筋肉が」という回答になる。
逆に言えば、「痩せる」ための選択肢は、他にもあって、お勧めはボディパンプだ。
