【日報】おれは第6回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメントの決勝を観てきた(キュアナイル)
よく来たな。おれはキュアナイルだ。
おれは毎日物凄い量の文章を書いているが誰にも読ませるつもりはない。
しかし、おれが肩入れしている女子プロレス団体である東京女子プロレス(TJPW)が「第6回ふたりはプリンセス Max Heartトーナメント」の決勝戦を2.14の後楽園ホールで行い、実際にそこに行ってきたのでそれについてシェアするべきだと結論づけたおれはこの記事を書くことにした。
STORRRY・・・・・
以前の記事にも書いたが、この日はタッグトーナメントの決勝戦が行われ、凍雅がMIRAIの持つインターナショナルプリンセス王座に挑むといった試合が組まれていたが、おれにとってはそれ以上に注目せざるを得ない試合が予定されていた。

そう、桐生真弥vs.アジャコングのアイアンマンヘビーメタル級王座戦だ。
おさらいしておくと、桐生真弥は8.23の後楽園ホールでアイアンマンヘビーメタル級王座を獲得し、6分ほどで奪われたが、その後の大田区総合体育館でWRSTLEPRINCESSⅥで再びベルトを巻くと、獲られたり取り換えしたりを繰り返しながらもアイアンマンのベルトを保持しており、長期政権を築こうとしていた。
アジャコングはWRESTLEPRINCESSⅥのサイン会会場で桐生真弥の持つベルトに目を付けており、文りんレフェリーが不在だったので事なきを得たが、1.4の後楽園ホールで桐生真弥vs.アジャコングvs.辰巳リカvs.鈴木志乃という4WAYマッチが組まれ、アジャコングが鈴木志乃にフォール勝ちして王座が移動してしまう。
しかし、アジャコングのまえに立ちふさがった桐生真弥は、辰巳リカの策略に巻き込まれたことが功を奏してベルトを再び奪取。現在も王者として君臨しているという寸法だ。
しかし、アジャさんは全く納得しておらず、桐生真弥にシングルマッチを要求。
喧嘩を売られた桐生真弥は自分のPRDEと尊厳、そして王座を守るためにアジャコングと闘うことを容認したという寸法だ……。
桐生真弥とアジャコングは1度シングルマッチを闘った経験があり、そのことはおれが記事にまとめているので、おまえは目を通すべきだ。
そして、この3日前に行われた新潟での中島翔子凱旋興行ではいろいろあったが再びベルトを手にしている。
そのあたりの話はおれが記事に書いたので読んでおくといいだろう・・・・・・・。
タッグトーナメントについてはこの記事を読んでおくと、ふだんTJPWを観ていないおまえにも理解が出来るはずだ。
後楽園ホール



確かに桐生真弥が作ったカレーにはじゃがいもが多く入っていた。
ただ、おれはじゃがいもを野菜にカウントしていない。
2.14。この日はクローン羊のドリーやウルグアイのエディンソン・カバーニの誕生日として知られているが、世間一般のやつらはバレンタインデーとして認識しており、当然の如くTJPWもそれに関連したグッズを展開していた。
おれは久々に発売された大会ポスターなどが掲載されているビジュアルブックと選手が制服を着用した写真のブロマイドを買った。
ポケモンカードよりも高いトレーディングカードとかも売っていたが、おれが何でも買うと思ったら大間違いだ。
前説→アプガ(プ)

そして、時間になるといつものように白井李世アナが登場し、注意事項を読み上げた。
そして、練習生を募集する企画を発表した。
応募期間が2週間しかないのが気になったが、あんまり長すぎると迷いが生じるからなのかもしれない。

そして、アプガ(プ)が登場し、スタートのコールにより興行が始まったのだ……。
第1試合 15分1本勝負 小夏れんvs.神嵜志音




どちらも自力で勝ったことがない者同士であるが、小夏れんは昨年の6月デビューで神嵜詩音は今年の1月デビューでまだ10試合もしていない。半年ほど差があるので小夏れんのほうがそのぶん経験があるのはおまえにも理解ができるはずだ。






小夏れんが初勝利にふさわしい試合にするべく、ついにフィニッシャーを身に付けて勝利を収めた。
第2試合 20分1本勝負 山下実優 鳥喰かや HIMAWARI 鈴木志乃vs.ハイパーミサヲ 関口翔 キラ・サマー 七瀬千花




最近松井幸則レフェリーよりも出番が多い。





ハイパミ組がチョコをもって登場し、いつものようにマイクを要求すると、この日がバレンタインデーであることに触れ、相手側の山下実優に告白をし始めた。
すると、七瀬千花もキラ・サマーも関口翔も山下に告白し始めた。
関口翔はTJPWの所属の選手ではなく、殆ど接点がないのでどうするのかと思ったが「一目ぼれしました」とリアリティーラインを保っていて偉いなと思った。

しかし、こういう時の山下は調子に乗るので「私はみんなのものなの。」と変なところで優等生発言をしたことで袋叩きにあっていた。

HIMAWARIがサン・フラワー・テンペストでフォールを奪い勝利を収めた。
第3試合 20分1本勝負 マックス・ジ・インペイラー らく 原宿ぽむvs.水波綾 愛野ユキ 風城ハル








愛野ユキは水波綾とも風城ハルともタッグチームを組んでいるので連携面で強い。
WCCFのあの頃のバレンシア縛りでやってたら、ダビド・アルベルダを呼び出してないのに、いつの間にかにほぼ全員と太線まで付いているのと一緒だ。
春雷烈火!!プリズムグリードは合体技もあり、今回のトーナメントでは結果が出なかったが練度を高めつづけているので今後もタッグ戦線に絡んできてもなんら不思議はないと思った。




アニキが小さく見えるほどマックスは巨体であるが、アニキも力負けしておらず凄かった。
最後は愛野ユキがヴィーナスDDTで勝利した。
第4試合 15分1本勝負 アイアンマンヘビーメタル級選手権試合 桐生真弥vs.アジャコング

そして、問題の試合だ。
アジャコングはいつもの様にもったいぶるかのように長い前奏の間は姿を現さない。

そして王者の桐生真弥が登場した。
桐生真弥の眼は一切ふざけておらず、メキシコの荒野を生き抜いたガンマンのようだった。


ゴングのなる前に奇襲をしかけ、得意であるエルボーを連打する。
圧倒的強者であるアジャコングにペースを握らせるのは危険であり、2年前に上原わかなも似たように奇襲からのチョークで序盤を制したように、今回のような仕掛けはある程度有効であることは証明されている。
しかし、アジャコングはダメージを受けていないような仕草をする。

桐生真弥は謝罪の体制に入るとアジャコングがベルトを持って帰れないという挑発的な予告をすることで精神的に優位に立とうとするが、すぐに返されてしまう。





対アジャコング用に開発した 謝罪式ニードロップだが、コーナーでの宣言が長すぎてアジャに避けられてしまい、自ら膝を痛めるだけだった。
後方確認は大切であり、ここが自動車教習所だったら即原点されていただろう。




しかし、ここはリングであり効果測定とかはないので、再びコーナーに昇りニードロップを決めた。
桐生真弥がこの技を身に着けて成功したのはこれで2回目だったと記憶している。





桐生真弥は裏拳を避け丸め込みに入るが、逆に捕まり高速バックドロップを食らってしまう。
そしてそのまま立てずに3カウント。
アジャコングが第1805代アイアンマンヘビーメタル級王者となったのだ。

おれは複雑な気持ちになっていた。
アジャコング相手に奇襲を仕掛け、エルボーを連打するのは小細工無しの全力の桐生真弥のだったと思うし、気持ちの乗った試合だった。間違いなく闘いのあるプロレスだ。
ただ、この試合が決まってから1か月以上あったわけであり、直線的で感情的な試合に終始してしまい、言葉を選ばずに言うと準備不足に思えた。
前回のシングルのときは、持ち技だけではアジャを仕留める術がないからと言って新技を隠し玉として用意していたりとロジカルでストーリー性もあったが、今回は予想できた結果をそのまま出されたような気持ちになった。
予想を裏切らないことと、期待を裏切らないことは両立できる。必ずしも奇をてらう必要は無い。ファニーである必要はない。
ただ、アイディアとかそういうのを感じられなかったのはおれの正直な気持ちである。
HIMAWARIがアジャとシングルをしたときはスーペルロングヘアーでの攻撃に頼ってしまい、何とも言えない気持ちになった。
HIMAWARIのスーペルに長い髪を使った攻撃はHIMAWARIの武器でありストロングポイントであるが、マヨネーズと同じで分量を間違えると全てが終わる。
マヨネーズは危険な調味料だしウマい。しかし、全部の料理にマヨネーズをかけすぎるとどうなる?マヨネーズの味しかしなくなってしまう。
今回の試合はマヨネーズは使わず、砂糖とか塩とかそういった料理のさしすせそを守った試合だったと思うが、アイアンマンヘビーメタル級王座というベルトの性質上、全うな攻防以外のサムシングも求められる試合だったのではないか。
直球のみの勝負は果たして正解だったのだろうか。
直球で勝負するならストライクを取らないといけないのではないか。
おれは考え込んでいた。

第5試合 20分1本勝負 中島翔子 サラ・フェニックス vs.鈴芽 遠藤有栖








中島翔子と渡辺未詩の対決は完全に試合のクォリタが保証されているカードであるが、鈴芽もその域に達しており、そのうちシングルマッチが組まれて世界が驚く予感がした。




特に鈴芽の強さが光る試合であり、イッテンヨンで渡辺未詩に敗れたとはいえ、勢いは凄いままだ。
第6試合 20分1本勝負 渡辺未詩 辰巳リカ vs.荒井優希 芦田美歩










あり得たかもしれない準決勝のカードだ。
そして、GRANDPRINCESSに向けた前哨戦でもある。
渡辺未詩は荒井優希を試すかのようにグラウンドで優位に立とうとするが、荒井優希も適切に返し好きにさせない。
渡辺未詩はポップアップ式のジャイアントスイングで芦田のミッフィーを回し、辰巳リカがそれにヒップアタックを合わせるといったどうかしているコンビネーションをみせたりしてどうかしていた。



ハイライトとなったのは荒井優希はエプロンからフルネルソンバスターで渡辺未詩を奈落の底に突き落とした場面だ。
昨年のサマプリの瑞希戦にむけ、コーナーポストからのフルネルソンバスターを使うようになっていたが、今度はエプロンから突き落とす形にバリエーションを増やしていた。
荒井優希は今年から変形のネックブリーカーもしており、新たな技の開発に余念がない。
ここで繰り出したのは両国のメインのデモンストレーションであり、荒井優希はチャレンジャーという立場ながら精神的に優位に立とうとしていた。


しかし、それでも勝ったのは渡辺未詩だ。
おそらくあと1か月ほどは両国国技館に向けてお互い様子の探り合いが続くだろう。
セミファイナル 30分1本勝負 インターナショナル・プリンセス選手権試合 MIRAI vs.凍雅

安齋勇馬みたいなジャケットだ。


MIRAIは調印式で両国国技館でのタイトル戦を行いたいと宣言しており、この試合は勝つ前提で話を進めたので凍雅にしてみれば面白くないに決まっている。






凍雅は絶対の自信を持つ……というか、絶対に負けたくないエルボーでの攻撃にとても執着していた。
凍雅はメチャクチャ出来る技が多いわけではないので、そのエルボーの一振りで勝負を決めるべく打ち込んでいて、幼少期に父親に渡された黄金銃を大切に握りしめているようだった。
そして、その銃でMIRAIを吹っ飛ばしており、それだけで説得力があった。
MIRAIは速いしパワーもあるしメチャクチャ強いし、凍雅が目指すべきモノを持つ存在であるので、キャリアで上回るMIRAIが真っ向からねじ伏せようとする。
しかし凍雅はエルボーだけでなく、今まで見せてこなかった雪崩式フォールアウェイスラムという隠し銃を引き抜きかなり追い詰めた。
ただ、MIRAI壁は厚く、最後はは小細工無しのラリアットを凍雅に叩き込み3カウント。
初防衛に成功した。


MIRAIはマイクを持ち、対戦した凍雅を褒めたたえるも、凍雅は涙していた。
そして、両国での防衛戦を行うことを甲田代表によって許可される。
その対戦相手として呼び込まれたのが鈴芽だ。


鈴芽とMIRAIは同期であり、元々タッグを結成していたという繋がり-シナプス-もある。
この交わりは必然であり、その舞台が両国国技館という大舞台だ
鈴芽も団体を背負いベルトを獲り返すと宣言し、要注目のカードが決定した。
メインイベント 時間無制限1本勝負 第6回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント決勝戦 瑞希 高見汐珠 vs.上福ゆき 上原わかな




かみーゆさんのサミングは非常に危険であるが、熟練の瑞希はそれを利用し、大食いタレントの眼を潰ししょっぱなの攻防を制した。


決勝までの道のりで幾度となく瑞希は高見汐珠を銃弾のように対戦相手にぶつけてきたが、高見汐珠はここにきて自己を主張し瑞希との連携が乱れてしまう。
タッグ王者組がそれを見逃すはずがなかった。












瑞希は相変わらず重力に忘れられたりしていたし、かみーゆさんの蹴りは猛禽類のように鋭いし、上原わかなと合体して踏みつけたりして危険だったが、主役は高見汐珠だったように思う。
高見汐珠は昨年の伊藤麻希とのシングルマッチ以降かなり印象が変わり、Twitterレスリングでも海野翔太よりも面白い存在になっている。
TJPWのなかでもかなり身体が小さい選手であるし、経験年数も浅いが何が飛び出してくるかわからない恐ろしさがある。



最後は上原わかながスシトルネードで勝負を決した。
以前はどんな形からでもバナナピローで勝負を決めるSTYLEだったが、スシトルネードを使用するようになってからは、立ちの状態でも試合を決めれるようになったのでより危険になった印象だ。



王者組がタッグトーナメントを優勝するのは初であり、OberEatsが現在のTJPWのタッグ戦線の中心であることを誇示した大会となった。
試合後に誰かが挑戦表明するかと思ったがこの日は誰も出てこなかった。
特典会
この日は試合後、ベルサール飯田橋駅前にて特典会が行われた。
関口翔はこの後川崎でゴキプロの試合があるので不在だった。

ハイパミとは先日の新潟でのファンミーティングの話になり、「10秒オーバーしたから切り上げで失格になったけど、1番10秒に近かったのは私だった。」とアイアンマンのベルトを巻けなかったことを相当悔やんでいた。

ベイブはアジャコングに敗北して気落ちしていた。
おれも気落ちしていた。
なんて声をかけていいのかよくわからなかった。サイン会に参加せずそのまま帰ろうかとすら思った。
試合後に控室のアジャさんに関口翔と共に挑んだが貼り倒されてる映像を確認したが、アジャコングは存在が理不尽なので「双子の魔法」は通用しない。
おれは「関口さんとOberEatsのベルトに挑戦してください。」と念を込めた。

文りんは先日行われたAZWの立ション・クレイジーvs.BRA-VOの試合の感想を興奮気味に話してくれた。
噂は聞いていたが、本当に名勝負だったらしいので観に行けなかったことを悔やんだ。
この日は裏の新宿FACEで学プロALLスターズが開催されており、そっちにも行きたかったという話をした。
また、おれの書いたFANZAい勇jizz.com の引退興行の記事をチェックしていることが判明し、2.23に迫る手淫・ヘイストの引退を惜しんでいた。
両国のカードがまた決まった。

マッチレビューでも言及したが、MIRAIと鈴芽のインターナショナルプリンセス王座戦が決定し、最近の鈴芽の仕上がりを観るにメインイベントをも上回りかねない好カードが組まれた。
東京女子に再登場して以来、インパクトを残しているMIRAIだが、イッテンヨンでの渡辺未詩vs.鈴芽の凄さは尋常ではなかった。
まだこの試合を観ていないアホは今すぐチェックしろ。
レッスルユニバースに入っていなくてもダイジェストがあるからそれだけは絶対にチェックしろ。

そして、この大会が終わった後にタッグ王座戦、OberEats の対戦相手はジェシー・マッケイとキャシー・リーの「ジ・インスピレーション」に決まった。
おれはTNAを熱心にチェックしておらず、WWE時代(ビリー・ケイとペイトン・ロイスと名乗っていた。「アイコニックス」と言えばわかるやつもいるだろう。)もスキットでの印象はあるが、あまり試合は覚えていないので詳しく言及できないがメジャーなタッグチームだ。
おそらくこの2人を日本で観る機会はそうそうない。
少しでも気になったやつは今すぐブラウザーをバックしTJPWの公式サイトにアクセスしろ。チケットを買え。
おれが言いたいのは以上だ。
(キュアナイル)
