#425[散文詩]心の影、影の光
光が重く、深く射し込み、影を落とし、色濃くなる。
ふり払うことも隠れることもできず、焼きつき、焦げつき、その姿が消えても、塵にもなれず、消えることさえできず、堕ちることも許されず──。
声にならない嗚咽が漏れ、掠れた喉を潤す水さえなく。話すことも、笑うことも、指一本動かすことさえできないなかで。
穏やかでやさしい光が、あかない目を突き刺し、安心という名の嘘を拒み、包むことも、溶かすこともできない暗闇の中だけがこころを温める──。
漆黒の闇に育まれようとしている新たな命、希望、鼓動。
光を拒んだ影の中にこそ、立ち尽くす場所はあると信じて。
燃え尽き、ドロドロに溶けた蝋が足元に絡みつき、わずかな芯を削り果てながら、灯り続けるしかないとき。
──その弱々しい灯りが、窓ガラスに映る夜の闇を、微かに揺らめかせた。
穏やかな水辺、波うち際が美しい海、緩やかに流れる川。
光と影の混じり合う木漏れ日の森、神秘的な夜明け。
朝露に濡れそぼる草花と草原、涼しい風が頬を撫で、鳥が頭上を飛び去る。
孤独ではない、静かな強さを感じて……。
夕凪の空には、移ろう光が感覚の機微と重なり、希望を照らす。
窓から月明かりが差し込む。キャンドルに明かりを灯すと、海のみえるその窓辺を包み込むように、温かい光がそっと広がった。
雨上がりの窓辺からは、柔らかなグラデーションが浄化されたように光の粒子が空を舞い、燈から水辺、そして夜空へと色が混じり合い、安らかな安堵が息づく──。
<了, 610 字>
あとがき
内面から湧き出る言葉を尊重し、それを否定しないことは、創作において最も大切な土台だと感じています。私たちが自然に考えていること、感じていることが深い「熟成」に繋がる、このような感性を、これからも大切に、お互いに作品づくりをしていけたらいいですね😊
◼️11/1に書いた記事が気に入って、続きを書きたくなりました。
この欄の記事が増えてきました。
さあ、どうしようかな(笑)
せっかくなので『環(わ」』として、
作品集にまとめようかとも考えています。
マガジンの効果的な使い方がいまだにわからず……。
もう少し考えます。


それではまた、次の記事でお会いしましょう🌟
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