#423[日記]そばにいるということ
晩秋の空気が、朝晩の窓辺にひっそりと降りてくる。
その冷たさに、ふと立ち止まるような瞬間がある。
ある手紙を書いた日のことを、静かに思い返しています。
いつも通りの午後なのに、どこか違う。
何かが静かに終わろうとしているような、そのような気配です。
心の奥に、言葉にならない静けさが広がっていく……。
一昨日、手紙を書いていました。
書き始めは軽やかでしたが、少し時間が経って、
伝えるべきことが変わってしまい、
言葉の調子を変えなくてはいけなくて……。
何を書いても、どこか違う気がしました。
言葉が、届く前にしぼんでしまうような感覚でした。
丁寧で、整っていて、でもどこか無機質で──。
感情をくるむ余白が見当たらない。
感情の余白が削ぎ落とされて、頭を抱えてしまう。
それでも、書くことをやめませんでした。
言葉を選びながら、思い出していたのは──。
あのとき見た、大切な人の姿。
その場にいた誰もが、自然と何かを持ち寄るように、
立場も年齢も違うけれど、同じ方向を向いて、
同じ人を支えていたこと。
その姿は、声をかけ合うよりも深く、
「信頼」という言葉の意味を、
そっと教えてくれた気がしました。
人は、何かを守ろうとするとき、言葉よりも、
まなざしや手の動きに、
本当の気持ちがにじむのかもしれません。
その日から、私は少しだけ、「支える」ということに
ついて考えるようになりました。
それは、何かをしてあげることじゃなくて、
ただ、そばにいること。
相手のリズムを乱さずに、静かに見守ること。
でも、それは本当に “支えている” と言えるのかな。
何もできない自分を、ただそこに置いておくこと。
それでも、誰かの心に届くことがあるのなら──。
それも、支えるということなのかもしれない。
もし、届かなくても、そこにいたことが残るなら──。
それもまた、支えなのかもしれない。
支えることに、正解はないのかもしれない。
人との関係のかたちは、きっと人それぞれです。
血のつながりや、昔ながらの習慣だけでは語れない。
でも、誰かの存在を尊重し、その人の時間に
そっと寄り添う姿勢には、 たしかな温かさがあると思います。
この季節の終わりに、
この「静かな絆」を思い出せたことは、
私たちにとって、ひとつの贈り物だった、と回想します。
今日という日が静かに終わりを告げ、
誰かの心に、そっと灯りがともりますように。
その灯りが──
明日を迎える小さな力になりますように。
<了, 約 980 字>
◼️11/1に書いた記事が気に入って、続きを書きたくなりました。
この欄の記事が増えてきました。
さあ、どうしようかな(笑)
せっかくなので『環(わ」』として、
作品集にまとめようかとも考えています。
マガジンの効果的な使い方がいまだにわからず……。
もう少し考えます。

見出しに採用しました
彼女は女神です

Geminiが夜景にしてくれました
AIだと「模写」が精巧ですね😶

それではまた、次の記事でお会いしましょう🌟
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