66話 御礼 The Samurai’s Gesture of Thanks 【六代御前編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
ある夜、セオリの夢に、あの平家の武士――清成が現れた。
いつもの険しい表情ではなく、どこか改まった様子だった。
清成によれば、あの後、六代御前は逗子近くの漁村の谷戸の奥、
ひっそりとした小さな家にしばらく身を隠していたという。
清成自身も、そこで再会を果たしたらしい。
「御礼申し上げる」
堅苦しい口調で、深々と頭を下げた。

しばらく様子を見て、鎌倉方の動きがなければ、小舟でこの地を離れるつもりだという。
六代御前様も、「是非ともセオリ殿に御礼申し上げたい」と申されていたそうだが危険ゆえと、清成が必死に諫めたのだと語った。
御簾に揚羽蝶がとまってゆっくりと羽を動かしている。
「律儀なお方なのですね。どうぞよろしくお伝えください。」
セオリがそう言うと、
「ははっ。御言葉、確かに御預かり致しまする。」

セオリは、時代劇のお姫様になった気がして気分が良かった。
こあら@SeaArt.AIイラスト×プロンプト発信さんのプロンプトを参照して作成しました。

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