40話 平家 The Heike — The Young Heir of the Taira Clan 【波打際編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
コノハは図書室にいた。
机の上には、何冊もの歴史書や郷土資料が積み上げられている。
隣に座るユウカは、逗子の六代御前のお墓まで行って実際に見てきた。
資料ももらってきている。

隣でユウカは、集めてきた資料を並べて書き写している。古い本の匂いがする中でページをめくりながら、メモをつなげていく。
メモをつなげていくとこうなる。

平高清――幼名、六代。
平維盛の嫡男であり、平清盛の曾孫。
平正盛から数えて六代目の直系であることから、その名がついた。
逗子市の田越川沿いには、今も「六代御前の墓」と伝わる史跡が残っている。
ここは、ユウカが実際に逗子まで行って見てきている。
大きな欅の樹の下に墓石があった。

◆ 六代の生涯
誕生と都落ち(1173?–1183)
• 承安3年(1173年頃)生まれ。
• 父・平維盛は都落ちの際、妻子を戦乱に巻き込むことを避け、京に残す。
• 六代は母とともに潜伏生活を送る。
捕縛と奇跡の助命(1185)
• 文治元年、北条時政の捜索で発見され捕縛。
• 本来なら即刻斬首のはずが、文覚上人の嘆願により助命される。
出家と静かな日々(1189–1198)
• 文治5年、剃髪して「妙覚」と号す。
• 建久5年、鎌倉を訪れ頼朝に忠誠を示す。
• 頼朝は祖父・重盛の恩義を忘れず、六代を厚遇した。
運命の暗転と最期(1199?–1203?)
六代を守っていた三つの庇護が、わずか数年で消える。
• 1199年:源頼朝の急死
• 同年:文覚の失脚・流罪
• 1200年:吉田経房の死
後ろ盾を失った六代は、平家嫡流という理由で処刑された
――『平家物語』はそう伝えている。

コノハはユウカと目を合わせると、深く息をついた。
これだ。

平家の御曹司。
逗子で処刑された若き武士。
セオリが一人で残されていたのは逗子の方角。
ナビオが老人に会った山は、おそらく――勝上嶽。
• “勝ちを上げる”=戦勝祈願の霊地
• 鎌倉は三方を山、一方を海に囲まれた要害
• 武士にとって戦略的価値の高い場所

武士たちは、六代御前を守ろうとしているのだろうか。
あの日、二人が迷い込んだ世界で。

窓の外には、静かな海が広がっている。
コノハとユウカは窓の外をずっと見ている。

夕日は沈もうとしている。
その海の水面を見つめながら、二人は何も言わなかった。


※「こあら@SeaArt.AIイラスト×プロンプト発信」さんのプロンプトを参照し作成してみました。
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