黙示録解説 第10章-第11章_学習用レジュメ
ヨハネの黙示録の学習用レジュメです。
聖書年表を用いたリアルな時間軸による考察と解説になります。
聖書本文とご一緒にご覧ください。
第10章概略
第六のラッパ(第二の災い)継続中
【1988年~2028年の40年間の末期】
第11章概略
【2025年~2028年の42か月】
✅2人の証人が1260日預言する
✅第三の災いがすぐ来る
✅七つ目のラッパが吹かれ神の奥義が成就する
✅天の神殿が開かれ、神の「契約の箱」が見えた
📍人の歴史6000年の年表

ここから本編
1988年~2028年(40年間)の末期
第六のラッパ(第二の災い)継続中
【ヨハネの黙示録 第10章】
✅第六のラッパ(第二の災い)継続中
👉第二の災いは、黙示録9章12節から11章14節まで
黙示録 第10章本文
1 わたしは、もうひとりの強い御使が、雲に包まれて、天から降りて来るのを見た。その頭に、にじをいただき、その顔は太陽のようで、その足は火の柱のようであった。
2 彼は、開かれた小さな巻物を手に持っていた。そして、右足を海の上に、左足を地の上に踏みおろして、
3 ししがほえるように大声で叫んだ。彼が叫ぶと、七つの雷がおのおのその声を発した。
⚫︎1~3節
👉もう一人の強い御使が神の領域から降りてきました。
その御使は、頭上に虹、顔は太陽、足は火柱、手には開かれた巻物を持ち、足を海と地の上に置き叫んだとあります。
これらの象徴的な意味は、次のとおり解釈できます。
虹 =ノア契約(ノアの600年目に大洪水)
太陽=真理
火柱=火による裁き
巻物=神の計画
海 =政治=人の知恵による虚偽の統治
地 =宗教=人の考えによる虚偽の教え
御使はノアの600年目の大洪水を覚えており、今度は火で政治と宗教を焼き尽くすということでしょう。
つまり、神の裁きは6000年目にあるということを想起させます。
黙示録 第10章本文
4 七つの雷が声を発した時、わたしはそれを書きとめようとした。すると、天から声があって、「七つの雷の語ったことを封印せよ。それを書きとめるな」と言うのを聞いた。
⚫︎4節
👉七つの雷が声を発し預言が語られましたが、それは封じられ、書き記すことは許されませんでした。
どのような内容であったのかは、現時点では分からないことになっています。
黙示録 第10章本文
5 それから、海と地の上に立っているのをわたしが見たあの御使は、天にむけて右手を上げ、
6 天とその中にあるもの、地とその中にあるもの、海とその中にあるものを造り、世々限りなく生きておられるかたをさして誓った、「もう時がない。
⚫︎5~6節
👉「海と地の上に立っている」とは、政治と宗教に支配されたこの世をつかさどる権威を意味します。
「地とその中にあるもの、海とその中にあるもの」は、創造主が造ったものです。
これらへの裁きまで、もはや時は残されていません。
※6000年目までもう時間がありません!
黙示録 第10章本文
7 第七の御使が吹き鳴らすラッパの音がする時には、神がその僕、預言者たちにお告げになったとおり、神の奥義は成就される」。
⚫︎7節
👉第七のラッパが吹かれる時に神の奥義が実現(成就)されます。
👉第七のラッパ(最後のラッパ)が吹かれるその「日時」がいつかは、父なる神のみが知っています。
しかし、その時が近いことは分かります。
黙示録 第10章本文
8 すると、前に天から聞えてきた声が、またわたしに語って言った、「さあ行って、海と地との上に立っている御使の手に開かれている巻物を、受け取りなさい」。
9 そこで、わたしはその御使のもとに行って、「その小さな巻物を下さい」と言った。すると、彼は言った、「取って、それを食べてしまいなさい。あなたの腹には苦いが、口には蜜のように甘い」。
10 わたしは御使の手からその小さな巻物を受け取って食べてしまった。すると、わたしの口には蜜のように甘かったが、それを食べたら、腹が苦くなった。
⚫︎8~10節
👉開かれた巻物(神の計画書)を受け取り食べたが、それは口には甘いが腹には苦かった。
👉この神の奥義(計画書)は、もはや封じられておらず、その成就が近いことは神の民にとっては蜜のように甘いことですが、その時に至るまで苦い患難(苦難)があり、また諸国の民への裁きがあることは、神の民にとっても胃が痛くなる思いです。
黙示録 第10章本文
11 その時、「あなたは、もう一度、多くの民族、国民、国語、王たちについて、預言せねばならない」と言う声がした。
⚫︎11節
👉もう一度、多くの人々と王について預言しなければならない。
👉まだ福音を受けていない多くの人々に、神の奥義が成就すること、それが近いことを告げ知らせよ、との命令が下ります。
👉これはおそらく、神の民全員に直接的な命令が下るというよりも、神の御旨が叶うよう、神の民のうち受け取る用意ができている者に神の霊が降るのかもしれません。
【残りの42か月(1260日)=2025年~2028年】
➡️ピックアップ
✅ノア契約(創世記9:9-17)
⚫︎ノアの洪水の後に神がした約束
全ての肉なるものが
再び大洪水によって断ち切られることはない
大洪水が再び地を滅ぼすことはない
わたしは雲の中に虹を立てる
これがわたしと地上のすべての肉なるものとの間に
わたしが立てた契約のしるしである
【ヨハネの黙示録 第11章】
✅第六のラッパ(第二の災い)継続中
【1988年~2028年の40年間の末期】
【2025年~2028年の42か月】
2025年~2028年の42か月
第六のラッパ(第二の災い)継続中
黙示録 第11章本文
1 それから、わたしはつえのような測りざおを与えられて、こう命じられた、「さあ立って、神の聖所と祭壇と、そこで礼拝している人々とを、測りなさい。
⚫︎1節
👉聖所と祭壇と礼拝者とを礼拝者を測りなさい。
📌「聖所」とは、神殿のことで、これは神の民自身のこと(聖徒・信者)で、真キリスト者=イスラエルのことです。
👉地上の真キリスト者を確認し測量する(数える)描写です。黙示録7章1-8節の14万4千人のイスラエルに神の印を押す描写とつながります。再臨の42か月前のこの時期に、イスラエルは数えられます。
👉「イスラエル」とは、「神と(共に)闘う者」という意味で、真キリスト者のことです。真キリスト者は守られます(黙示録3:10)。
➡️こちらの記事もあわせてお読みください。
黙示録 第11章本文
2 聖所の外の庭はそのままにしておきなさい。それを測ってはならない。そこは異邦人に与えられた所だから。彼らは、四十二か月の間この聖なる都を踏みにじるであろう。
⚫︎2節
👉聖所の外庭は異邦人に与えたところだから、そのままにしておきなさい。
👉1節で聖所(キリスト者)は数えるとありましたが、異邦人、つまり非キリスト者については、この時点では数えません。キリスト者は測量され、真のキリスト者には神の印が押されますが、これは守る必要のある民を確認していると思われます。
守る必要のない異邦人は、その真正さを測ることも数えることも必要がありません。
👉非キリスト者は、42か月間、聖都(神の王国の希望)を踏みにじります。
二人の証人(聖徒)は、福音宣教をするが、その福音が非キリスト者によって踏みにじられる(迫害される)ということでしょう。
📌聖なる都とは、黙示録21章に描写される新しいエルサレムです。
【ヨハネの黙示録 21章2節】
また、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために着飾った花嫁のように用意をととのえて、神のもとを出て、天から下って来るのを見た。
✅二人の証人が1260日(42か月×30日)預言する
黙示録 第11章本文
3 そしてわたしは、わたしのふたりの証人に、荒布を着て、千二百六十日のあいだ預言することを許そう」。
4 彼らは、全地の主のみまえに立っている二本のオリブの木、また、二つの燭台である。
5 もし彼らに害を加えようとする者があれば、彼らの口から火が出て、その敵を滅ぼすであろう。もし彼らに害を加えようとする者があれば、その者はこのように殺されねばならない。
6 預言をしている期間、彼らは、天を閉じて雨を降らせないようにする力を持っている。さらにまた、水を血に変え、何度でも思うままに、あらゆる災害で地を打つ力を持っている。
⚫︎3~6節
👉ふたりの証人は、二本のオリーブと二つの燭台。
ゼカリア書
「オリーブ」とは、王または指導者をあらわす(=ゼルバベル)。
「燭台」とは、エクレシアまたは祭司をあらわす(=ヨシュア)。
つまり、「オリーブと燭台」とは、「王と祭司」を表し、聖徒のことである(黙示録5:10)。彼らが二人の証人となることによって、世の罪の証人となります(申命19:15)。
【申命記 19章15節】(罪の証人)
どんな不正であれ、どんなとがであれ、すべて人の犯す罪は、ただひとりの証人によって定めてはならない。ふたりの証人の証言により、または三人の証人の証言によって、その事を定めなければならない。
👉彼らは、非キリスト者に対し1260日福音を伝えます。
口から火が出て敵を焼き尽くす(=真理を論じる)
天を閉じる権威(=神の恵みを止める)
水を血に変える権威(=人々を永遠の命に導く)
災害で地を打つ権威(=世の宗教や価値観を責める)
モーセやエリヤのような業を行う者であるが、象徴的に解釈すれば、二人の証人とは、第14章の地上の聖徒でしょう。
【マラキ書 3章1節】
「見よ、わたしはわが使者をつかわす。彼はわたしの前に道を備える。またあなたがたが求める所の主は、たちまちその宮に来る。見よ、あなたがたの喜ぶ契約の使者が来ると、万軍の主が言われる。
【マラキ書 4章5-6節】
見よ、主の大いなる恐るべき日が来る前に、わたしは預言者エリヤをあなたがたにつかわす。彼は父の心をその子供たちに向けさせ、子供たちの心をその父に向けさせる。これはわたしが来て、のろいをもってこの国を撃つことのないようにするためである」。
➡️こちらの記事もあわせてお読みください。
黙示録 第11章本文
7 そして、彼らがそのあかしを終えると、底知れぬ所からのぼって来る獣が、彼らと戦って打ち勝ち、彼らを殺す。
8 彼らの死体はソドムや、エジプトにたとえられている大いなる都の大通りにさらされる。彼らの主も、この都で十字架につけられたのである。
9 いろいろな民族、部族、国語、国民に属する人々が、三日半の間、彼らの死体をながめるが、その死体を墓に納めることは許さない。
10 地に住む人々は、彼らのことで喜び楽しみ、互に贈り物をしあう。このふたりの預言者は、地に住む者たちを悩ましたからである。
⚫︎7~10節
👉1260日後、二人の証人は殺される(殉教する)。死体は大いなる都の大通りに三日半さらされます。都はソドム(不品行)やエジプト(この世の不毛)を表します。
実際に殉教するのかどうかは、霊的なたとえであると思われます。
👉地(世の宗教や価値観)に住む者は、喜び祝って互いに贈り物を交わす場面は、テサロニケ第一5章3節の「平和だ安全だと言うとき突然の滅びが襲う」を思い起こさせます。
【テサロニケ人への第一の手紙 5章3節】
人々が平和だ無事だと言っているその矢先に、ちょうど妊婦に産みの苦しみが臨むように、突如として滅びが彼らをおそって来る。
そして、それからのがれることは決してできない。
黙示録 第11章本文
11 三日半の後、いのちの息が、神から出て彼らの中にはいり、そして、彼らが立ち上がったので、それを見た人々は非常な恐怖に襲われた。
12 その時、天から大きな声がして、「ここに上ってきなさい」と言うのを、彼らは聞いた。そして、彼らは雲に乗って天に上った。彼らの敵はそれを見た。
13 この時、大地震が起って、都の十分の一は倒れ、その地震で七千人が死に、生き残った人々は驚き恐れて、天の神に栄光を帰した。
14 第二のわざわいは、過ぎ去った。見よ、第三のわざわいがすぐに来る。
⚫︎11~14節
👉その後、二人の証人は立ち上がり天に上る。
👉大地震が起こり、都の10分の1が倒れ、7000人が死に、生き残った人々は恐れ神に栄光を帰します。
👉都とは、神の神殿のある街です。神殿とはキリスト者です。キリスト者の街の十分の一が倒れ、生き残った者は神に栄光を帰するということでしょう。
📌第二の災い(第六のラッパ)が過ぎ去った。
2028年
第三の災い
✅第三の災いがすぐ来る【おそらく2028年】
11章では、第三の災いの記述が省かれています。
第三の災いの詳細は、15章と16章=18章に記されています。
「第三の災い」とは、神の憤り(七つの鉢)の災害です。
第三の災いの後
✅七つ目のラッパが吹かれ神の奥義が成就する
黙示録 第11章本文
15 第七の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、大きな声々が天に起って言った、「この世の国は、われらの主とそのキリストとの国となった。主は世々限りなく支配なさるであろう」。
16 そして、神のみまえで座についている二十四人の長老は、ひれ伏し、神を拝して言った、
17 「今いまし、昔いませる、全能者にして主なる神よ。大いなる御力をふるって支配なさったことを、感謝します。
18 諸国民は怒り狂いましたが、あなたも怒りをあらわされました。そして、死人をさばき、あなたの僕なる預言者、聖徒、小さき者も、大いなる者も、すべて御名をおそれる者たちに報いを与え、また、地を滅ぼす者どもを滅ぼして下さる時がきました」。
⚫︎15~18節
👉第七のラッパが吹かれ、「この世の国は、主とキリストの国となった」と宣言されます。
👉24人の長老がひれ伏し、神を礼拝してこう言います。
「①すべて御名をおそれる者たちに報いを与え、②地を滅ぼす者どもを滅ぼして下さる時がきました」。
✅天の神殿が開かれ、神の「契約の箱」が見えた
黙示録 第11章本文
19 そして、天にある神の聖所が開けて、聖所の中に契約の箱が見えた。また、いなずまと、もろもろの声と、雷鳴と、地震とが起り、大粒の雹が降った。

⚫︎19節
👉天の聖所が開かれて、契約の箱が見えたとあります。
契約の箱の中には、神の戒め(十戒)の石板が納められています。
雷鳴と、地震とが起り、大粒の雹が降った。
42か月が終わり いよいよキリストが再臨します。
この続きは、第19章となります。
➡️ピックアップ
オリーブと燭台
【セガリア書 第3章】
1 時に主は大祭司ヨシュアが、主の使の前に立ち、サタンがその右に立って、これを訴えているのをわたしに示された。
2 主はサタンに言われた、「サタンよ、主はあなたを責めるのだ。すなわちエルサレムを選んだ主はあなたを責めるのだ。これは火の中から取り出した燃えさしではないか」。3 ヨシュアは汚れた衣を着て、み使の前に立っていたが、 4 み使は自分の前に立っている者どもに言った、「彼の汚れた衣を脱がせなさい」。またヨシュアに向かって言った、「見よ、わたしはあなたの罪を取り除いた。あなたに祭服を着せよう」。 5 わたしは言った、「清い帽子を頭にかぶらせなさい」。そこで清い帽子を頭にかぶらせ、衣を彼に着せた。主の使はかたわらに立っていた。
6 主の使は、ヨシュアを戒めて言った、
7 「万軍の主は、こう仰せられる、あなたがもし、わたしの道に歩み、わたしの務を守るならば、わたしの家をつかさどり、わたしの庭を守ることができる。わたしはまた、ここに立っている者どもの中に行き来することを得させる。 8 大祭司ヨシュアよ、あなたも、あなたの前にすわっている同僚たちも聞きなさい。彼らはよいしるしとなるべき人々だからである。見よ、わたしはわたしのしもべなる枝を生じさせよう。 9 万軍の主は言われる、見よ、ヨシュアの前にわたしが置いた石の上に、すなわち七つの目をもっているこの一つの石の上に、わたしはみずから文字を彫刻する。そしてわたしはこの地の罪を、一日の内に取り除く。 10 万軍の主は言われる、その日には、あなたがたはめいめいその隣り人を招いて、ぶどうの木の下、いちじくの木の下に座すのである」。
【ゼカリア書 第4章】
1 わたしと語った天の使がまた来て、わたしを呼びさました。わたしは眠りから呼びさまされた人のようであった。 2 彼がわたしに向かって「何を見るか」と言ったので、わたしは言った、
「わたしが見ていると、すべて金で造られた燭台が一つあって、その上に油を入れる器があり、また燭台の上に七つのともしび皿があり、そのともしび皿は燭台の上にあって、これにおのおの七本ずつの管があります。 3 また燭台のかたわらに、オリブの木が二本あって、一本は油をいれる器の右にあり、一本はその左にあります」。
4 わたしはまたわたしと語る天の使に言った、「わが主よ、これらはなんですか」。5 わたしと語る天の使は答えて、「あなたはそれがなんであるか知らないのですか」と言ったので、わたしは「わが主よ、知りません」と言った。
6 すると彼はわたしに言った、
「ゼルバベルに、主がお告げになる言葉はこれです。万軍の主は仰せられる、これは権勢によらず、能力によらず、わたしの霊によるのである。 7 大いなる山よ、おまえは何者か。おまえはゼルバベルの前に平地となる。彼は『恵みあれ、これに恵みあれ』と呼ばわりながら、かしら石を引き出すであろう」。
8 主の言葉がわたしに臨んで言うには、
9 「ゼルバベルの手はこの宮の礎をすえた。彼の手はこれを完成する。その時あなたがたは万軍の主が、わたしをあなたがたにつかわされたことを知る。 10 だれでも小さい事の日をいやしめた者は、ゼルバベルの手に、下げ振りのあるのを見て、喜ぶ。これらの七つのものは、あまねく全地を行き来する主の目である」。
11 わたしはまた彼に尋ねて、
「燭台の左右にある、この二本のオリブの木はなんですか」と言い、12 重ねてまた「この二本の金の管によって、油をそれから注ぎ出すオリブの二枝はなんですか」と言うと、 13 彼はわたしに答えて、「あなたはそれがなんであるか知らないのですか」と言ったので、「わが主よ、知りません」と言った。
14 すると彼は言った、
「これらはふたりの油そそがれた者で、全地の主のかたわらに立つ者です」。
次回➡️ ヨハネの黙示録 第12章
【黙示録】概観図
聖書の中でも難解と言われる「ヨハネの黙示録」の全体構成を図表化しました。全体図を視覚的に俯瞰することができます。
