見出し画像

黙示録解説 第18章_学習用レジュメ

ヨハネの黙示録の学習用レジュメです。
聖書本文とご一緒にご覧ください。


第18章概略

大淫婦への裁き
大淫婦=大バビロン=偽キリスト=宗教
【狭義】世界最大の宗教=キリスト教
【広義】宗教(世の価値観)全体=「地」

わたしの民(神の民)は
この女の罪に関わらないように
その災害に巻き込まれないように
彼女のところから出て来なさい


ここから本編


【ヨハネの黙示録 第18章】

大淫婦への裁き
大淫婦=大バビロン=偽キリスト=宗教
【狭義】世界最大の宗教=キリスト教
【広義】宗教(世の価値観)全体=「地」


黙示録 第18章本文
1 この後、わたしは、もうひとりの御使が、大いなる権威を持って、天から降りて来るのを見た。地は彼の栄光によって明るくされた。

⚫︎1節
ひとりの御使が大きな権威を持って神の領域から降りてきた。【地】はその栄光によって照らされた。

」とは、宗教(世の価値観)です。

世の宗教と価値観の闇が、真理の輝きによって照らされ、隠されていた数々の不法が明るみになります。


大バビロンは倒れた!


黙示録 第18章本文
2 彼は力強い声で叫んで言った、「倒れた、大いなるバビロンは倒れた。そして、それは悪魔の住む所、あらゆる汚れた霊の巣くつ、また、あらゆる汚れた憎むべき鳥の巣くつとなった。
3 すべての国民は、彼女の姦淫に対する激しい怒りのぶどう酒を飲み、地の王たちは彼女と姦淫を行い、地上の商人たちは、彼女の極度のぜいたくによって富を得たからである」。

⚫︎2~3節
力強い声で、「大バビロンは倒れた!それは悪霊の住む所、あらゆる汚れた霊の巣くつ」「すべての国民は、激しい怒りのぶどう酒を飲み、地の王たちは、彼女と姦淫を行い、地の商人は、彼女の贅沢で富を得たからだ」。

👉すべての国民は、大バビロンの姦淫のぶどう酒を飲み、酔わされています。
獣とその像とを拝み、額や手に刻印を受ける者は、神の怒りのぶどう酒を飲むことになり、火と硫黄とで精錬される(黙示録14:8-10)。

地の王=世の宗教や価値観の先導者
地の商人=世の宗教や価値観で富を得る者

①世の宗教や価値観の先導者は、その女と不品行を行った。
②地の商人も故意にその女とともに罪を犯し、地上の富を得た。

神と個々の人々との契約関係は、結婚に例えられます。花婿であるキリストに対する淫行・不品行は、不倫(=姦淫=結婚破り)になります。


神の民はその女から離れ去れ


黙示録 第18章本文
4 わたしはまた、もうひとつの声が天から出るのを聞いた、「わたしの民よ。彼女から離れ去って、その罪にあずからないようにし、その災害に巻き込まれないようにせよ。
5 彼女の罪は積り積って天に達しており、神はその不義の行いを覚えておられる。
6 彼女がしたとおりに彼女にし返し、そのしわざに応じて二倍に報復をし、彼女が混ぜて入れた杯の中に、その倍の量を、入れてやれ。
7 彼女が自ら高ぶり、ぜいたくをほしいままにしたので、それに対して、同じほどの苦しみと悲しみとを味わわせてやれ。彼女は心の中で『わたしは女王の位についている者であって、やもめではないのだから、悲しみを知らない』と言っている。
8 それゆえ、さまざまの災害が、死と悲しみとききんとが、一日のうちに彼女を襲い、そして、彼女は火で焼かれてしまう。彼女をさばく主なる神は、力強いかたなのである。

⚫︎4~8節
天からもう一つの声が言うのを聞いた

「わたしの民(神の民)は
 この女の罪に関わらないように
 その災害に巻き込まれないように
彼女のところから出て来なさい
彼女の罪は積み重なって天に達し
 神は彼女の不正を覚えている」

「これらのことのため、一日のうちに、
 様々な災害、死病と悲しみと飢えが彼女を襲う」

この女」とは、
大淫婦=大バビロン=偽キリスト=キリスト教=キリスト教派生宗教=世の宗教や価値観全体です。

※カトリックもプロテスタントも正教も同じもの(間違った教え)を崇拝しているなら、形式や表面(羊の皮)を変えても同じものです。

注:キリスト教派生宗教=イスラム教、仏教、その他あらゆる宗教が含まれ、無神論、進化論、科学崇拝もキリスト教から派生した宗教

神の民もこの女の中におり、この女の罪に関わらないように、そこから「離れ去れ・出て来なさい」と命令されます。
これは神の命令です。

女の罪は積み重なって天に達しているため、一日のうちに様々な災害が女を襲います。一日のうちとは、終わりの日のこと。

注:「災害」とは、第16章の七つの鉢である。


地の王たちは悲しむ


黙示録 第18章本文
9 彼女と姦淫を行い、ぜいたくをほしいままにしていた地の王たちは、彼女が焼かれる火の煙を見て、彼女のために胸を打って泣き悲しみ、
10 彼女の苦しみに恐れをいだき、遠くに立って言うであろう、『ああ、わざわいだ、大いなる都、不落の都、バビロンは、わざわいだ。おまえに対するさばきは、一瞬にしてきた』。

⚫︎9~10節 地の王たち
地の王たちは、姦淫(不品行)と贅沢をした。
彼女が焼かれる煙を見て胸をたたいて泣いた。彼らは遠く離れて立ち恐れをなして、「災いだ、大きな都、力強い都バビロンよ。裁きは一時にしてなされた」と言う。

【地の王たち】とは、世の宗教や価値観のリーダー(先導者)のこと。
彼らは、大バビロンとの不法な取引を繰り返し、不品行と贅沢を欲しいままにしていた。


地の商人たちも泣き悲しむ


黙示録 第18章本文
11 また、地の商人たちも彼女のために泣き悲しむ。もはや、彼らの商品を買う者が、ひとりもないからである。
12 その商品は、金、銀、宝石、真珠、麻布、紫布、絹、緋布、各種の香木、各種の象牙細工、高価な木材、銅、鉄、大理石などの器、
13 肉桂、香料、香、におい油、乳香、ぶどう酒、オリブ油、麦粉、麦、牛、羊、馬、車、奴隷、そして人身などである。
14 おまえの心の喜びであったくだものはなくなり、あらゆるはでな、はなやかな物はおまえから消え去った。それらのものはもはや見られない。
15 これらの品々を売って、彼女から富を得た商人は、彼女の苦しみに恐れをいだいて遠くに立ち、泣き悲しんで言う、
16 『ああ、わざわいだ、麻布と紫布と緋布をまとい、金や宝石や真珠で身を飾っていた大いなる都は、わざわいだ。
17 これほどの富が、一瞬にして無に帰してしまうとは』。

⚫︎11~16節 地の商人
地の商人は、この女との商売で富を得た。
彼らの商品を買う者がもはや誰もいないので泣き悲しむ。商品とは、金・銀・宝石などあらゆる物品、奴隷と人の命である。「お前が欲しがる果実、贅沢品、華やかな物は消え失せた」。
地の商人は、遠く離れて立ち恐れをなして言う。「災いだ、大きな都よ。あれほどの富が一時にして荒廃に帰した」。

【地の商人】とは、世の宗教や価値観によってそれらを商品として商売し、富を得ていた者ら。

彼らは、あらゆるものを商品として取り扱い、金、銀、宝石などはもちろん、奴隷や人の命も商品としていた。

奴隷」とは、端的に言うと労働者(会社員や公務員、日雇いなどの給与所得者)である。下請企業、小規模事業者など支配従属関係にある者もそれだろう。

人の命」とは、臓器売買、輸血用血液、薬、ワクチン、遺伝子情報、医療そのもの、生命保険や医療保険などは、人の命の商品化と言える。


海で働く者たちも泣き悲しむ


黙示録 第18章本文
17(続き)また、すべての船長、航海者、水夫、すべて海で働いている人たちは、遠くに立ち、
18 彼女が焼かれる火の煙を見て、叫んで言う、『これほどの大いなる都は、どこにあろう』。
19 彼らは頭にちりをかぶり、泣き悲しんで叫ぶ、『ああ、わざわいだ、この大いなる都は、わざわいだ。そのおごりによって、海に舟を持つすべての人が富を得ていたのに、この都も一瞬にして無に帰してしまった』。

⚫︎17~19節 海で働く者ら
すべての船長、航海する者、水夫、海で働く者は、遠く離れて立ち、「これほどの大きな都がほかにあっただろうか」。
彼らは泣き悲しんで叫んだ、「災いだ、大きな都よ。船を持つ者はその繁栄から富を得ていたのに、都が一時にして荒れ果ててしまうとは」。

【海】とは、政治のこと。
【海で働く者】とは、政治に関わる者ら。
彼らは、政治的権力の側につき、政治的組織や行政機関等の一部となり、またそれらを利用して商売する者(政商・財閥・経済団体)として富を得ていた。企業献金やロビー活動を通じて、政治的に影響力を持つ者(持とうとする者)は、これにあたる。


天よ、聖徒たちよ、使徒たちよ、
預言者たちよ、大いに喜べ


黙示録 第18章本文
20 天よ、聖徒たちよ、使徒たちよ、預言者たちよ。この都について大いに喜べ。神は、あなたがたのために、この都をさばかれたのである」。

⚫︎20節
天よ喜べ、聖徒たちも使徒たちも預言者たちも喜べ、神はあなた方のために、この都を裁かれたのだから。

👉第18章は、第15章、第16章と重なり合っており「同じ場面」の異なる描写である。第17章にあるとおり、大バビロン(大淫婦)は、世界的政府によって、その秘密が暴露され、大炎上の末に壊滅せられる(黙17:16-17)。


黙示録 第18章本文
21 すると、ひとりの力強い御使が、大きなひきうすのような石を持ちあげ、それを海に投げ込んで言った、「大いなる都バビロンは、このように激しく打ち倒され、そして、全く姿を消してしまう。
22 また、おまえの中では、立琴をひく者、歌を歌う者、笛を吹く者、ラッパを吹き鳴らす者の楽の音は全く聞かれず、あらゆる仕事の職人たちも全く姿を消し、また、ひきうすの音も、全く聞かれない。
23 また、おまえの中では、あかりもともされず、花婿、花嫁の声も聞かれない。というのは、おまえの商人たちは地上で勢力を張る者となり、すべての国民はおまえのまじないでだまされ、
24 また、預言者や聖徒の血、さらに、地上で殺されたすべての者の血が、この都で流されたからである」。

⚫︎21~22節
一人の御使が大きいひき臼のような石を海に投げ込んで言った
「大きな都バビロンは、このように荒々しく投げ捨てられ、もはや決して見出されることはない」「竪琴、歌うたい、笛、ラッパ、あらゆる技術職人も、もはや決してお前のうちに見出されない」「ともしびの光、花婿、花嫁の声も、もはや決してお前のうちに聞かれることはない」。

👉カトリック教会に見られるような壮麗な建造物や装飾品など、きらびやかな装いが見られるこれらの富は、投げ捨てられ見出されなくなる。

👉壮麗な音楽とともに結婚式や華麗な式典の催し事も、人々を惑わした偽物の宗教の中には、もはや見出されない。

⚫︎23~24節
お前の商人たちが地上で権力を握り、お前の魔術によってすべての国々の民が惑わされ、この都の中に、預言者と聖徒の血、地上で屠られたすべての人々の血が見いだされたからである。

壮麗、絢爛豪華、きらびやか
地上の富の象徴 サン・ピエトロ大聖堂

こうして、大バビロンは消滅した



次回➡️ ヨハネの黙示録 第19章


【黙示録】概観図
聖書の中でも難解と言われる「ヨハネの黙示録」の全体構成を図表化しました。全体図を視覚的に俯瞰ふかんすることができます。