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【FYA他】NITTIが語りつくしたアルバム制作の舞台裏【ARIRANG】


世界的PDがアルバム制作の裏側を語る

BTSバンタン5thフルアルバム「ARIRANG」、今回はDiplo、PdoggPDに次ぐ関与曲数第三位のプロデューサー、NITTI(ニッティ)のインタビューです!

NITTIは上から3番目

NITTIといえばインスタでも超はしゃいでた陽気な人なので、週末になったらじっくり観よう!と楽しみにしていたのですが、実際めちゃめちゃ喋っててのけ反りました。長い長い( ;∀;)

いやオタクとしては話は長ければ長いほど嬉しいのですが、彼最近信仰に目覚めたのかいきなりスピリチュアルな話がガンガン入ってくるので、本当に申し訳ないけど「神は八百万いるよ普段気にしないけど」派の私は、その自然な混在ぶりに目を白黒させてました。すごいねNITTI……!!

ちなみにインスタではしゃいでたのの一部は下の記事に入ってます。最近アメリカのタンパ公演も観に行ったらしいです。一緒に行った姪っ子さんが、筋金入りのARMYなんですって( *´艸`)ヘーヘー

NITTIって誰?

アメリカ・マイアミ出身のDJ兼音楽プロデューサー&ソングライターです。そりゃ陽気だわ。っていうのは偏見かもしれないけど、まあ納得なんですw

EDMを始め多彩なサウンドを武器としており、2019年にはDiplo(ディプロ)らと共同プロデュースしたBad Bunny(バッド・バニー)の楽曲『200 MPH』などが評価されてラテングラミー賞を受賞しています。

本名がリチャードなので、インタビューではリッキーって呼ばれてますが、私はNITTIで統一しています。
ちなみにトラックリストでも、プロデューサーとしての名前はNITTI、ソングライターとしての名前はRichard Cook Mears IVなので、騙されないで!

名前を使い分けている人々

元動画

注意書き

申し訳ないですが、素人仕事なので品質保証はしかねます💦
引用する時は、この記事へのリンクを貼っていただければと思います。

※文中のリンクは私が挿入しました。
※途中雑談や信仰の話も挟まっているので、BTSとのエピソード部分のみ抜粋しています。また、短い相槌は省いています。


How BTS "ARIRANG" Was Made: NITTI on Producing "One More Night" "Into The Sun” & "FYA" [INTERVIEW]

(BTSの「ARIRANG」はどのようにして作られたのか:NITTIが語る『One More Night』、『Into The Sun』、そして『FYA』のプロデュース)

インタビュー一部抜粋

参加の経緯とBTSが求めていたもの(4:00~)

Interviewer:
始まりについてですが、BTSのプロジェクトには最初どのようにして関わることになったのですか?

NITTI:
私は、制作面でDiploと非常に密接に仕事をしています。

バンドなどのことは皆さんご存知かもしれませんが、大半の人はプロデュースや作詞作曲がどのようなものか理解していません。
通常は、裏方にいるグループが他の人のために音楽を作ります。BTSのARMYは今、そのことをよく理解しているようです。

彼らはプロモーション活動の一環として私たちを紹介し、私たちの名前をすべて載せてくれました。これはある意味で教育的でしたし、ファンがこのような裏側を知ることができたのは良いことだったと思います。
一方で、他のトップアーティストたちはそうしないこともあります。それが間違っているとは思いません。彼らの芸術ですからそうする義務はありませんが、そうしない人が多いのは事実です。

基本的な仕組みとしては、チームが何ヶ月もかけて曲を書き、後からアーティスト側が曲を選ぶわけです。
このプロセスのごく初期に、Diploが「なあ、パン(訳注:パン・シヒョク議長)と話しているんだ」と言ってきました。HYBEの、メインの人物ですね。

「彼には新しいBTSのアルバムの構想があって、サウンド面でもう少し型破りなことをしたいらしいから、私達でこれを試してみたいんだ」と。

それで、1ヶ月ほど試行錯誤したのですが、どれも彼らが求めているような曲ではありませんでした。
その後、彼らがLAに行くと言ってきたので、Diploから連絡がありました。「なあ、もっと作業しなきゃダメだ」と。最初の曲はどれも採用されなかったからです。

Diploと一緒に仕事をする立場から言わせてもらうと、彼の時間は非常に貴重です。
私よりもずっと確固たる地位を築いている彼のような人物にとって、一つのプロジェクトに1ヶ月もかけるというのは、特別なことなんです。

だから私でさえ、「うわ、本当にこの作業に力を入れてるんだな」と思いました。それなのに、最初の1ヶ月で作ったものは何も使われなかった。
だから、彼が「よし、LAに行ってこれを仕上げるぞ」と言った時、私は「なるほど、彼は本気だ。本当にこれをやり遂げたいんだな」と思いました。

NITTI:
それで実際にLAへ行き、彼らと時間を過ごしました。
Pdoggが、彼らの求めているサウンドを私たちが理解する上でとても助けになってくれました。

実のところ、彼ら自身もはっきりとは分かっていなかった部分があったからです。
ただ、「(これまでと)全く同じサウンドにはしたくない」という感じでした。もちろんこれまでの要素は残しつつも、とにかく新しいスタートを切りたがっていました。

彼らがそういう意欲を見せたのは、本当に素晴らしいことだと思いました。毎回のアルバムで同じことをやったとしても、K-POPはK-POPですからファンは喜ぶでしょうし、誰も怒らないですよね?
でも、リスクを冒せば「どうして変えたの?」と言う人たちが出てくるかもしれない。変化を起こそうとすれば、批判する人も少しは出てきます。

アーティストなら誰でも、そういった信念に基づく飛躍には、より大きな勇気が必要だということを知っています。
Diploはそういうのが好きだったんだと思います。彼自身、大きなリスクを冒すことにかけては先駆者みたいなものですから。彼は昔からそういう人間なんです。
だから、彼は「とにかくやってみよう。行こう」という感じでした。

そして3ヶ月後、私たちは更に多くの曲を完成させ、彼らもそのアイディアを気に入ってくれました。

そこにはRyan Tedder(ライアン・テダー)やTeezo(ティーゾ)も参加していて、Flume(フルーム)やJPEGMAFIA(ジェイペグマフィア)とのちょっとしたセッションから生まれたのが、最終的に『FYA』になりました。
ええ。その3ヶ月の間に様々なことがあり、最初の1ヶ月とは大きな違いが生まれました。

『One More Night』と『Into the Sun』(9:39~)

Interviewer:
Vはゴスペル音楽が大好きでとてもソウルフルですね。
あの曲(『Into the Sun』)を作っていた時、スタジオであなたと一緒にあのクレイジーなボコーダー(訳注:声をロボットのような音声に加工するエフェクター)を手にしたのが彼だったと聞いています。

あの曲を20分で作り上げたというのは、どのような感じだったのでしょうか?  Diploが「Billboard News」でそのことについて言及していましたね。
何故そのトラックが一番気に入っているんですか?
(中略)

NITTI:
『One More Night』は、Pdoggとの初めての作業の1日目か2日目にできた曲だったと言おうと思っていたんです。

皮肉なことに、それは他のすべての曲が選ばれる3ヶ月前に私たちが作った、唯一の曲でした。最初の週に作って採用されたのは、あれだけだったと思います。

あの曲は(『Into the Sun』とは)正反対でした。
私とPdoggがDiploと一緒にビートを作り、それから『One More Night』に参加したBeau(ボー)という本当に最高なライターがそれを受け取り、私たちが作ったトラックに合わせて別でボーカルを入れたような感じでした。

だからあの曲は、それぞれがパートを作り、必ずしも同じ部屋で一緒に作業するわけではないという、ある意味一般的な作り方でした。
もちろん、とても楽しかったです。全く不満を言っているわけではありませんよ。

ただ、『Into the Sun』と『FYA』はどちらも、スタジオの中で核となる要素が生まれ、みんなでノリを感じながら「すごい!うわ、これ最高だね」と盛り上がったんです。
だから特に『Into the Sun』は、私がバンドで楽器を演奏するのが好きだったということもあって、特別でした。

(中略)
OwenとTylerが誰よりも早く来てドラムセットを準備し、そこに私たちが入っていきました。私はギターを持っていたんですが、Vは何か参考曲を持っていました。
おそらく韓国の、ゴスペルというよりは、韓国のソウルソングのようなものだったと思います。何だったか思い出せたらいいんですが。

Interviewer:
彼のプレイリストにはそういう曲がたくさんあるので、きっと見つけられるんじゃないかと。

NITTI:
正直、おそらくその中の一曲だったと思います。使った参考曲は覚えておきたいタイプなので、思い出せたらいいんですが。

とにかく、彼を雰囲気に乗せるために、似たようなコード進行を反転させたりしていじってみたんです。皆でそれを演奏し、Owenが録音していました。その後、正直何人いたかも覚えていません。
かなり大きな部屋で人が出入りしていて、私たちが演奏を始めると、みんなが入ってきて「うわ、これヤバイ」って言うんです。

何人かが出入りしていたのを覚えています。
メンバーの何人か、確かRMと……おそらくJung Kookが一番よく顔を出してくれて、ただ曲を聴いては「うわ、これすごくいいね」と言ってくれていたと思います。

そんな感じで、私たちは即興演奏をしていたんですよ。本当に楽しかった。

Interviewer:
だからあんなに気に入っていたんですね。素晴らしいです。
間違っていたら訂正してほしいのですが、Jiminも『Into the Sun』のブリッジ、おそらくメロディの制作に関わっていたと思うのですが。

NITTI:
実は、そこは更に最高なパートなんです。というのも、その部分が作られた時、私はその場にいなかったんですよ。
私たちがヴァース(訳注:Aメロ)や、彼が「Dawn!」と何度も叫び続けるパートを作った翌日のことを覚えています。

あのパートはすごくクールでした。その時点では、「I'll follow you」というこの曲の最高のパートはまだありませんでした。そのボーカルを録音していなかったんです。
最後に壮大なギターパートと、フィル(訳注:即興的なドラムのフレーズ)を入れたドラムを作りました。

1日目はボーカルは全く録音しなかったのですが、その後、Teezo、Wes(ウェス)、Kaein(ケイン)、そしてJiminたちがやってきたのを覚えています。
私たちが全く違う曲の作業をしていたら、Diploが入ってきて「おい、コーラス(訳注:サビ)が完成したみたいだぞ。最後のコーラスがヤバイんだ」と言ったので、私は「えっ、ちょっと見せて」と言いました。

それで部屋に行くと、彼らがそのまま最後の壮大なパートの作業に取り掛かっていて、それが本当に最高だったのを覚えています。
私は、「ああ、これだ。ショーの最後を飾るアンセム(賛歌)みたいだ」と感じました。
あなたがライブで見たように、最終的に彼らがその通りにしてくれたのもまた素晴らしかったです。最後の曲で、みんなが盛り上がっていて、まさに私たちが思い描いた通りでした。最高でした。

『Into the Sun』ライブバージョンの魅力(16:30~)

Interviewer:
技術的な面では、あの曲はライブでかなりの変貌を遂げます。スタジオバージョンで聴くのとは全く違います。何故なら、あのボコーダーのパートがあまりなく、より彼らの生の声を聴くことができるからです。

そこであなたにお聞きしたいのですが、それはあなたにとって、曲の魂をどのように変えるものでしたか?
スタジオバージョンとライブバージョンを聴き比べて、どう感じますか?

NITTI:
正直に言うと、実はライブバージョンの方が好きなんです。Vの声を聴いて……というのも、進むべき方向性があって、あの時点では私や他の誰の意見でもなく、彼ら自身が選んだものを採用したんだと思います。

でも、頭の片隅ではいつも「ボコーダーなしでも本当にいい音なんだよな」と思っていたんです。
だから、ライブであれを聴いた時、「ああ、私なら多分こうしていただろうな」と思いました。

ボコーダーはあくまで使うためのツールに過ぎません。だから、良い悪いという話ではないですよね?
ボコーダーが最悪でダメだというわけではありません。そういう問題ではなく、本当にかっこいいツールになり得ますし、クリエイティブな面で彼が雰囲気を作り出すのにも役立ったんです。言っている意味、わかりますよね?

プロデューサーとして、私たちは曲を完成に導くために、誰も気づかないようなツールを使うことがあります。
だからあれも、クリエイティブな過程の末に、彼らが全編を通して使い続けると決めた要素の一つだったんです。

正直なところ、私は「それはやりすぎじゃないか」と思っていました。面白かったですし、最高だとも思いましたが、ほとんど感心してしまったくらいです。ええ、彼らの決断には感心させられました。
だから、どちらにしても私は満足しています。誰もがあの曲を愛してくれていますし、素晴らしい結果を出しています。

でも、ライブであの曲を聴いたことで間違いなく、「ああ、元々はこんなサウンドだったな」と当時の感覚に引き戻されました。

Interviewer:
ええ。本当に素敵ですね。
あなたのその言葉が聞けて嬉しいです。私個人としても、ライブバージョンの方が好きなので。
あのような彼らのボーカルと美しい雰囲気を聴くのが大好きなんです。

でも、技術的にはボコーダーを使ったあの要素もクールな雰囲気がありますし、最先端だと思います。実験的ですよね。BTSのトラックではあまり予想できないようなものですから。
そして、それこそが彼らがこのアルバムで押し進めようとしていたことだと思います。彼らは本当に、これまでのクリエイティブの枠組みから飛び出したかったのでしょう。カッコよかったです。

NITTI:
間違いありません。ええ、完全に同意します。

Interviewer:
少し前にお話しした『One More Night』に戻りますが、このトラックはとても豊かで夢のような音響風景を持っています。
あなたは、90年代のハウスミュージックの定番であるシンセメロディをこのトラックで手掛けたとして、クレジットされていますね。
あのノスタルジックなサウンドはどのようにして思いついたのですか?

そして、RM、SUGA、j-hope、Jung Kookと一緒に、あの空気感のある質感を形にしていく作業はどうでしたか?
彼らが作詞作曲をしたんですよね。

NITTI:
※訳注:ここのパートは音楽的な話が長いので、要約します。

『One More Night』の制作では、私とPdoggで90年代の定番シンセサイザーの音を使いつつ、よくある一定のダンスミュージックのリズムではなく、あえてヒップホップ系のドラムや変則的なビートを組み合わせて特別なサウンドにしました。

私が一番誇りに思っているのは、曲の途中でテンポがゆっくりに感じる部分です。実はスタジオへ行く前にInstagramの動画で学んだばかりの「音を細かく揺らすテクニック」を、遊び心でこっそり組み込んでみたんです。
採用されるかわからないと思っていましたが、Pdoggは「いいね、ドラムを変えて、こうしよう。もっとヒップホップ系のドラムにしていくんだ」と言ってくれました。

私が過去によく作っていた重低音の効いた電子音楽の要素も取り入れています。昔からの私の真の「Nitti Gritti DNA」が、少しあそこに混ざっているんです。

大体こんな感じの話です

あれは本当に楽しい作業でした。1日目か2日目に作った曲が、アルバムに収録されたなんて信じられません。
3ヶ月が過ぎて一つも採用されないことを想像してみてください。だから本当に驚きましたし、あの要素を残してくれてとても嬉しいです。

Interviewer:
ええ、私も採用されて本当に嬉しいです。
実はアルバムの中で私のお気に入りの一曲なんです。アルバムを聴いた瞬間、あのエネルギーが大好きで、メンバーの声もとても素敵だったので、あの曲が際立って聞こえました。プロダクションと彼らの声の重なり方が、本当に心地よいんです。

そこで少し気になっているのですが、あの曲は初期のトラックの一つだったということなら、メンバーが歌詞を書いているのを実際に見る機会はなかったのでしょうか?
どのようにして形になったのでしょうか?

NITTI:
そうですね。彼らにお披露目する数日前に、結局Beauがメロディや歌詞の土台作りをしてくれました。確かそうだったと思います。

というのも、私たちは普段、彼らにビートだけを聴かせるようなことはしないからです。常に、「私たちのアイデアを提示したい」というスタンスでした。
だから私にはこのサンプル音源がありました。まだ曲に残っているか覚えていませんが、かなり音量を下げて入っていると思います。

実は、私とPdoggがビートを作った時に、私が「One more night」と言っているようなサンプルを見つけたんです。あれは実はサンプル音源で、ある意味で既に完成されたフレーズのようになっていました。

だから私はBeauに、「ええ、これをアイディアとして使った方がいいと思う」と伝えたんです。
それがフックになるかどうかは分からないとも言いました。彼は本当に凄腕のライターなので、それをヴァースにして、もっと凄いフックを書くこともできたからです。でも、ええ、上手くいくと思いました。

私とPdoggは、あえてそれを残しておきました。ボーカルがあると気が散ってしまうことがあるので、入れない方がいい時もあるんですが。
でも、Beauがフックの完全なアイディアを持って戻ってきた時のことはよく覚えています。それを聴いて皆が「おおっ」と湧き上がりました。

あれはパンが私を個別に部屋へ呼び出して、「この曲はすごく気に入ったけれど、ベースラインだけは変えたい」と直接言ってきた唯一の曲でした。それもあの曲に関する私の思い出の一つです。

私とPdoggがHYBEスタッフたちと一緒に部屋に入った時のことでした。
誰かが「ステム(訳注:パート別になった音源データ)を持ってきてくれないか、パン議長がコードを変えたいと言っているんだ」と言ってきました。そしてパンは実際にプロデュースに関わり、何かを変更していました。

私が「はい、これがプロジェクトのトラックです」と持っていくと、彼は「その3番目のコードが……」と提案してきました。
実は以前とは全く違うものだったんですが、彼は「どうしても私にはこう聴こえるんだ」と言うので、私たちは基本的にその意見に合わせるよう変更しました。
それも、すっかり忘れていたエピソードの一つです。ああ、話が脱線しましたね。

メンバー全員が各々のパートを担当し、作詞作曲に取り掛かった後、彼らは大半の時間をLAの滞在先での作業に費やしていたと思います。
私はどちらかというとプロダクション側だったので、彼らがそうしている時はその場にいませんでした。彼ら自身も、お互いだけで作業する方がリラックスできるでしょうし。
おそらく、Aldae(アルデ)と一緒に曲を書いていたと思います。

ボーカルプロダクション担当などもいましたが、そういう繊細な作業の時は部屋にあまり大勢の人がいない方がいいですからね。

Interviewer:
本当に素晴らしいエピソードですね。特にパンがそこまで熱中して、特定のパートを変更したがったというのは。
そして、あなたとPdoggのシナジー(相乗効果)も素晴らしいです。彼は最初期から彼らと一緒にトラックを作ってきた人ですから。

GHSTLOOPも同様です。彼もBTSと多くの仕事をしてきました。だから、少し気になります。

NITTI:
GHSTLOOPも最高でしたよ。

Interviewer:
GHSTLOOPとの作業について、もう少し詳しく聞きたいです。どのような経験でしたか?

NITTI:
そうですね。私たちが一緒に作って、アルバムには収録されなかった曲が一つあるんですが、その日が一番楽しかったと思います。

私、GHSTLOOP、Pdogg、それにWesがいたかな。他にもKurtis(カーティス)などのライターが数人いて、Amy Allen(エイミー・アレン)もいたと思います。
彼女は今年も「ソングライター・オブ・ザ・イヤー」を受賞しましたよね。だから、おそらくとてつもない一年を終えた後だったと思いますが、ええ、彼女が数日間参加してくれて、ただ結果的に収録されなかった曲がありました。

あれがGHSTLOOPとの最初のセッションの一つだったと記憶しています。最初は私とPdoggとDiploだけでした。
他のすべてのプロデューサーをサポートするために、BTSのオリジナルプロデューサーたちを分散させていたからです。
つまり、PdoggとGHSTLOOPはすでに一緒に仕事をしたことがあるので、二人を一緒にする必要はなかったわけです。だから、彼らを別々の部屋に分けて配置していたんです。

なので、私がGHSTLOOPと一緒に仕事をするまでには数日かかりました。正直、記憶が曖昧です。2週間だったかもしれないし、4日だったかもしれません。覚えていません。でも、ええと、たくさんの曲を作っていて本当に楽しい時間を過ごしました。

ただ、私たち全員が本当に気に入っていた、めちゃくちゃカッコいい曲が一つあったので、あれがどうにかなればよかったなと思います。
でも、誰にもわかりませんよ。もしかしたらメンバーの誰かのソロプロジェクトか何かに使われるかもしれません。

Interviewer:
ええ、そうかもしれませんね。どうなるか分かりません。
あなたが制作していたその曲のジャンルや雰囲気について、少しでもお話しいただくことはできませんか?

NITTI:
パンや関係者とトラブルになりたくないのでw

Interviewer:
大丈夫です。安全第一です。それ以上は詮索しません。

NITTI:
ファンがどれほど熱心か知っていますから。彼らがすべてのことにとても興味を持っていると気づいているので、私自身の安全は守っておきます。ぜひまたHYBEと仕事がしたいですからね。
だから、「なあ、あれは良い曲だったよね。私もDiploもPdoggもあの曲が大好きなんだ。何か形になるかもしれないね」と彼らに提案してみようかと思います。

『FYA』を作ったFlumeとJPEGMAFIA(27:07~)

Interviewer:
大ヒット曲である『FYA』についても話したいです。誰もが『FYA』を愛していますから。

RMが「Rolling Stone」のインタビューで、『FYA』は「fire(ヤバイ、最高)」という言葉から始まったと語っていました。
スタジオで皆が「あれはヤバイ(fire)!」「これは最高(fire)だ!」と口々に言っていたからだと。

だから少し気になります。あの曲を作っている時、BPM(テンポ)が合っているか確認するために飛び跳ねたりしていたんですか?
スタジオであの曲を作っている時は、完全にパーティーモードだったのでしょうか?

NITTI:
※訳注:Flumeについての説明パートは要約します。

本当に内向的だけど天才クリエイターでもあるFlumeが、今まで聞いたこともないような最高にクレイジーなビートを全員に披露していました。彼は冗談抜きで1000個ほどもの素晴らしいビートを持っており、私とWesを驚かせました。
私はいつも、Diploが最近よく使われるAbletonやrekordbox(訳注:音楽制作やDJ用のプロ向けソフトウェア)ではなく、iTunesを使っているのをからかっているんですが、Flumeもそうしているのを見て心の中で「君もおじさんだな」と思いましたw

iTunesはもう古い、と……( ._.)φメモ

でもええ、彼が今まで聴いた中で最もクールなビートを1000個も持っていて、良いものが多すぎたのは本当に面白かったです。私たちは皆言葉を失いました。
RMを始め、場にいた全員が「どこから手をつけていいか分からない。多すぎるよ」と言っていたのを覚えています。彼は文字通り「I don't know dude.(分からないよ)」と言っていました。

だから私たちは、それを「チェーンソーのやつ」と呼び続けていたのを覚えています。
ステムデータが「エジプトのチェーンソー」とか、そういうFlumeらしいクレイジーでクールな名前だったので、私たちは「そう、あのチェーンソーのやつ」と呼んでいました。

JPEGMAFIAに関しては、基本的にFlumeがあのビートの冒頭部分をすべて作っていて、音の入り方はすべて彼によるものでした。
私たちは「ステムをちょうだい。君が作ったものをそのまま活かすよ」という感じでした。とても素晴らしかったからです。彼が見事に描き上げた絵の上から、私が塗り潰すようなことはできませんよね?
(中略)

私たちは「RMは本当にここにJPEGMAFIAを呼びたがっていたね」という話もしました。RMは彼の大ファンだったんです。正直に言うと、メンバー全員が大ファンでしたね。SUGAも間違いなくそうでした。
彼らは、「Yo, JPEG。君が聴いて感じたままに、何か音を入れてみてくれよ」と頼んでいました。

JPEGMAFIAが後ろでノリながら呼吸していたので、「おお、それヤバいね。その呼吸の音を録ってもいい?」と訊いてみたのを覚えています。
彼が「ハハッ」と笑ったので、私は「よし、こんな感じで切り取ってみよう」と言いました。言葉はなく、ただ呼吸の音だけがありました。ただの息遣いでした。私は「おお、カッコいい。OK、呼吸の音はいいね」と思いました。

それから彼が何かをして、全員が「おお、それヤバい(fire)!」と盛り上がったんです。最高(fire)でした。6人くらいが「おお、ヤバい(fire)!ヤバい! ヤバい!」と言っていたのを覚えています。
皆がそう言っていたから、JPEGMAFIAが「イケてるものは全部fire(最高)だ」と言ったのだと思います。Fireは最高ですからね。私たちは皆、「ああ、まさに奇跡の瞬間だったな」と感じました。

RMが言っていた通りです。スタジオで何か良いものができると、誰もが「おお、ヤバい(fire)ね」「よし、次に進もう」となるものですから。
そしてアーティストの感性があってこそ、「『That's fire』って曲のフレーズに使えるな」となるわけです。
JPEGMAFIAがそれを歌詞のように捉えた瞬間こそ、皆が「くそっ、これだ!」となった最高な出来事でした。そこからはとても簡単に進みました。

『FYA』に足りなかったのはメロディパート(30:58~)

私たちは、1日目にラップのパートを多く進めたと思います。
というのも、基本的には後になって、彼らはこの曲を使わない方向になりかけていたんです。それが復活したような形でした。

私とDiploは意見を交わしました。
「彼らが最初この曲を採用しなかった理由は、ボーカリストのための歌唱ライン、つまりメロディックなパートがなかったからだと思うんだ」と。

それが問題の一つでした。今まで聴いたこともないほど最高にクレイジーなビートだったんですが――単純に「メロディがなかった」と片付けたいわけではありませんよ、Flumeはメロディの天才ですからね――ただ、まだそのパートが存在していなかったんです。
それで私とWesでコードを置き、フック用の歌えるパートを作りました。

それをAldaeやKurtisに送ると、彼らはアイデアを出し合いながら、実際に人が歌うための新しいメロディやパートを作り始めました。
その時、この曲が再び候補に挙がったんです。最初は「すごくかっこいいけど、アルバムにはクレイジーすぎる」という扱いだったのに。

それでDiploが「この曲は良すぎるから諦めるわけにはいかない。何かを足そう」と言いました。
そうやって、単なるビートから壮大なコーラスとアレンジが加わり、メンバー全員が歌えるようになりました。それが完成へと導いたんです。
ボツになりかけた曲が、もう少し完成に近づいた瞬間に立ち会えたのは素晴らしいことでした。

最近JPEGMAFIAのインタビューも見たんですが、彼も「ああ、私はただ帰っただけだよ」と答えていました。彼とFlumeはすぐ(作業を終えて)帰ったのだと思います。
彼らはたった2時間しかかかりませんでした。Flumeは最高にクレイジーなビートを持っていて、JPEGMAFIAの作業はとてつもなく早かった。彼が『FYA』のアイデアを思いついて、それで終わりです。

彼らにとってはそれで完了だったんです。私たちは「完璧だ。他に言うことはない」という感じだし、彼らも「よかった。ありがとう。またな」という感じで。彼がやるべきことはそれだけだったんです。
インタビューでの彼の言い方も覚えています。「ああ、私はただ帰っただけ。曲が使われるかどうかも知らなかった」と。実際、そんな感じでした。

私たちは皆、途方に暮れていました。「くそっ、どうしようか?」と。
だから、私たちがコーラスやメロディックなパート、ブリッジなどを作ったのは、おそらく2週間ほど後のことでした。

私にとっては、FlumeとJPEGMAFIAのファンとしての体験でした。本当に楽しんでいた瞬間の一つです。
「Flumeのビートが聴けるなんて最高だ。JPEGの息遣いやあれこれを録音して、実際に彼らと仕事ができるなんて」ってね。

私はただ楽しんでいましたし、「こんなに楽しいんだから、彼らにとってはクレイジーすぎたり奇抜すぎたりして、採用されないだろうな」とすら思っていました。
だから、すべてのファンが私たちのビジョンを理解し、Flumeのプロダクション、私たちのコーラスやコード、JPEGMAFIAの仕事、そしてもちろんメンバーがラップパートを見事にこなしていることを評価してくれているという事実は、本当に素晴らしいです。ビートは本当に完璧です。

『Hooligan』などの他にも、間違いなくあれは最高のラップの一つだと感じています。ええ、あれは最高ですよ。
あの曲の裏にある一連のクレイジーなストーリーは、私にとって本当にクールな出来事でした。関わった全員のファンですからね。だから、そこに少しでも自分の要素を加えられたことは光栄でした。

Interviewer:
ええ、素晴らしいです。あなたが参加したメロディックなパート全体が本当に驚異的です。
Jung Kookの「give me that gasoline, give me that make me fiend(そのガソリンをくれ、僕を夢中にさせてくれ)」というパートが大好きで、その部分全体がネットでバズり、皆があのダンスを踊っているのを見るのも最高です。

そしてあなたが言及していた呼吸の音も、コンサートでメンバーたちがとてもアグレッシブにやっているのを見ると、彼らもあれを気に入っているのが分かります。

NITTI:
ライブであの部分を見た時、私が一番興奮しましたよ。

『FYA×FIRE』のマッシュアップとメキシコの熱狂(34:34~)

NITTI:
あなたが投稿した動画を見たんですが、彼らは昔の曲とマッシュアップ(訳注:複数の楽曲を組み合わせて一つの曲にする手法)をしていましたよね。

Interviewer:
『FYA』と『FIRE』ですね。

NITTI:
私はそれを知らなかったんです。私の後ろにいた女の子も私の姪(ARMY)と同じように何でも知っていました。
正直に言うと、私にとってはずいぶん勉強になりました。彼らのことをそれほど長く知っているわけではないので。彼女が「あ、これはマッシュアップだ」と言うので、私は「うわ、頭いいな。DJとして最高のアイデアだ」と感心しました。

私はマッシュアップが大好きなので感動しました。おそらくPdoggかGHSTLOOPか、彼らのような人がショーの構成を手伝ったのだと思います。彼らのアイデアは最高でした。

Interviewer:
ええ、私もファンとして本当に興奮しました。
新曲の『FYA』が出ると知った時、すぐに2016年のトラック『FIRE』を思い出したんです。だから、「この曲はあれとどう張り合うんだろう? どんな風になるんだろう?」と思っていました。

でも、この曲が大好きです。あのビートやラップ、メロディを使った非常に実験的で彼らにとって新しい雰囲気でありながら、彼らの初期の作品を思い起こさせるからです。

彼らはヒップホップにルーツを持っていて、特に「DARK&WILD」のような初期のプロダクションがそうです。あなたがそれをチェックする機会があったかは分かりませんが、彼らは2014年にあれをアメリカで作ったんです。ガレージでヒップホップのビート作りに取り組んだりもしていました。

だから、そういう流れが彼らの新しい作品に、最高に折衷的で、強烈で、アグレッシブな形で流れ込んでいるのを見るのは素晴らしいことです。

NITTI:
間違いありません。彼らの歴史についてもっと学び、過去の作品を振り返るのは本当に楽しかったです。

姪がずっと私たちに教えてくれて……事情を知っている人たちは「彼らはヒップホップ出身だから、実はこれが正しい方向性なんだ」と言っていました。本当にその通りでした。
『Butter』や『Dynamite』はずっと後の作品です。
だから、すべてがあのようなサウンドであるべきというわけじゃないんです。分かりますよね?

BTSの過去をあまり知らなかった私にとっては、全てが学びでした。
「まず第一に私はあの音楽が好きだし、第二に、実際に筋が通っている」と感じました。彼らは非常に自分たちらしく、しかし新しい方法で表現していたんだと思います。

待望される『One More Night』と『Into the Sun』の特別さ(37:59~)

NITTI:
(現状、『One More Night』は)隠れた名曲のようなものです。たしかライブでは演奏していませんよね。
でも本当のファンは……「あれが一番好きな曲だ。ライブでやってほしい」と言っている人をたくさん見かけました。それは、最もBTS本来の持ち味を感じさせる、彼ららしいサウンドの一曲だからだと思います。

それほど新しすぎるサウンドでないからだとも思います。
彼らは新しい曲を演奏するのが本当に好きなんです。長い間K-POPをやってきましたから、アーティストとしては、そのサウンドに少し飽きてしまうこともあるでしょう。それは理解できます。

でもファンの間では、あの曲が本当にウケていて、「演奏してほしい。彼らの以前のスタイルを一番思い出させる曲だから」と思われているようです。

そして『Into the Sun』は、何があってもおそらく最も特別な曲です。Spotifyに関しては、単に曲順が関係している部分もあると思います。実際に曲のデータを見てみると、だいたいストリーミングの再生回数が多い順から少ない順に並んでいます。アルバムではよくあることです。

もっとも、私たちが話しているのはどれも1億回再生を超えているということですから、誰が気にするでしょう? どれも素晴らしい結果を出しています。
私にとってはストリーミング回数の問題ではありません。ただ、人々があの曲を壮大で映画のようなエンディングを飾る締めくくりだと認識してくれていることが嬉しいんです。私たち全員がそう感じていましたから。「ここで幕を閉じるんだ」と。

この曲で終わるんです。この曲を聴いた後、幸せな気持ちでショーを後にすることができます。もっと暴れて楽しみたいと興奮しすぎるような曲ではないからです。「うわ、この後どうしよう? この余韻からどうやって立ち直ろう?」と思わせるような曲なんです。

メキシコシティでの大反響とアメリカの「慣れ」(39:48~)

Interviewer:
あなたがすでにご覧になったかは分かりませんが、最近、メキシコの大統領官邸の外に5万人のARMYが集まり、『Hooligan』など「Arirang」の収録曲を歌いました。

プロデューサーとしてのあなたにとって、あのようなポップカルチャーの瞬間は何を意味するのでしょうか?
あれは本当に驚異的な光景でした。

NITTI:
ええ、先日マネージャーがチャットにその動画を送ってきて、Instagramでも見たので何度か見ています。

まず第一に、メキシコのファンは最高です。
言うまでもなく、アジアの大半には、お気に入りのアーティストを見るために多くのことをし、色々な場所へ足を運ぶファンが本当にたくさんいます。

でも、メキシコもそういった国の一つだと思います。私はDJとしてメキシコで何度もプレイしたことがあり、そこで見た光景を知っているので、「うわ、すごいな」と思ったのを覚えています。
私自身がメキシコでプレイした時、あらゆる年齢の子供たちや大人たちが、純粋に誰かを見るためにそこに来ている素晴らしい人たちだと感じました。

一方でアメリカでは、いつもとは言いませんが――BTSは明らかに誰もが引き寄せられるような別格の存在ですから――多くの場合、アメリカの都市は少し慣れすぎているところがあります。
「甘やかされている」とは言いたくありません。意地悪な言い方はしたくないので。

でも、アメリカでは常に多くのアーティストが来ます。Drake(ドレイク)も来るし、The Weeknd(ザ・ウィークエンド)も来ます。
一方で、特定の国々ではそういった超一流のアーティストはなかなか来ません。だから彼らは、より規模の小さなアーティストであっても本当に感謝してくれるんです。私にとって、それはただの出来事ではありません。

Interviewer:
人々が足を運んでくれることについてですね。

NITTI:
ええ、まさにそうです。彼らはBTSのためだけに集まるわけではありません。

メキシコについて私が言えるのは、彼らは無名のアーティストのためにも集まってくれるということです。だからこそ、更に興奮するんです。
彼らは、BTSのようなアーティストを迎えるにふさわしい人たちです。メキシコは巨大な国ですから。メキシコシティのような一都市の規模の話をしているのではありません。とてつもなく巨大です。

多くの場合、アーティストがそこへ行くと、彼らは本当に大切にしてくれるんです。
アメリカでは少し慣れてしまって、そういった感覚を失ってしまうことがあります。慣れてはいけないんです。彼らは素晴らしいですし、あのような才能を見る機会は滅多にありませんから。

ええ、私の熱弁はこれで終わりですが、世界中でプレイしてきた人間として、このことについて本当に深く考えさせられました。
小さな都市や特定の国々では、コンサートがあることを当たり前とは思っていないという違いに気づきました。たくさんのショーをしてきた人間として、私はそのことを常に感謝しています。

Interviewer:
ええ。だからこそ、あの光景は特別に感動的だったのだと思います。皆がとても情熱的に一緒に歌っているのが聞こえましたし、あのような壮大な規模でそれを目撃するのは本当に圧倒的でしたから。

ファンにとって、7人のメンバーが目の前にいるというのは非常に大きな瞬間であり、メンバーが到着する前からすべての曲をあんなに情熱的に歌っているのは、彼らがメキシコにいるという事実に対してどれほど興奮しているかの表れです。あれはまさにその証明です。

ジョーク好きなJimin、賢明で曲に真摯なRM(43:03~)

Interviewer:
まだ話していないメンバーについての舞台裏のエピソードや些細なことについて、何かARMYに教えてあげられるような思い当たる点はありますか?

NITTI:
ええ、最後に作業したある曲でのことです。必ずしもその曲自体について話すわけではありませんが……Jiminと、確かj-hopeをレコーディングした時のことを覚えています。

曲の終盤で、彼らはお互いにふざけ合っていたんです。
最後にボーカルにエフェクト処理をしている間、Jiminが「オーイェー、BTS。ああ、ミスターパン」みたいに、ただ楽しそうにくだらないことを言って笑っていたんです。

私はそれを録音して、曲の終わりでプレイバックしました。その時の記憶がいつも鮮明に蘇ります。皆がそれを楽しんで、良い時間を過ごしていました。彼らが実際にそうやって楽しめていることが面白い、といつも思っていました。
特にJiminはジョークが好きです。彼は本当に面白い。私も彼と一緒に楽しい時間を過ごしました。

RMは、間違いなく最も気を配っている人でした。
「人々が期待することだけをやりたくはない。限界を押し広げたいんだ」という、彼の思いを感じました。

妥協はなく、私がカッコいいものを聴かせると「これは好きだけど、ここは……」と指摘する彼の能力には、本当に感銘を受けました。評価が厳しすぎる人や、何でも「イエス」と言う人がいますが、彼は本当にバランスが取れていて、とても尊敬できます。
彼がリーダーとして見られている理由がわかります。彼はとても賢明で、心から曲のことを大切に思っていましたから。

異常に上手いJung Kook、心に残るVとの即興演奏(44:28~)

NITTI:
一番感銘を受けたのは、スタジオで聴くJung Kookの生の歌声が常軌を逸して素晴らしいことでした。

彼は本当に歌が上手いです。Vも本当に素晴らしい歌声の持ち主ですが、JKは私たちが要求するすべての音を完璧にヒットさせてきました。
私たちが「こう歌ってみて」と指示すると、彼はその意図を瞬時に理解して見事にやってのけるのです。それを目の当たりにするのは、毎回素晴らしい体験でした。

そしてもちろん、私が一番気に入っているのは、Vと即興演奏をした瞬間です。まるで自分たちが一つのバンドになったような、あるいは本格的なセッションがそこで繰り広げられているような一体感を感じられたあのひとときです。
それが、私にとって最も深く記憶に刻まれた瞬間でした。


感想

NITTIがよく喋る人なのと、インタビュアーがK-POP系ポッドキャストやってるARMYらしいのとで、めっちゃボリュームありましたね!
バンタンとの音楽制作だけでなく、パン議長やPdoggPDとの連携の様子、ソングキャンプの経緯やメキシコでの熱狂に思うことなど、話題が多岐にわたっていて物凄く興味深かったです。

人名と音楽用語と信仰の話が多い上、途中でJPEGMAFIAのインタビュー来てたこと思い出してそっちを仕上げに行っちゃったりして、完走するのに一晩かかりましたが( ;∀;)ヒイィ

LAでのバンタン

「VやRM、Jung Kookらは正直みんな英語がかなり上手かった」という話が頭の方で出ていました。コミュニケーションには困らなかったみたいですね。
最近語学に夢中なテテと、耳が良すぎて発音がネイティブなグクの姿が浮かびます。推しが進化している……!

皆を笑わせているジミンちゃん、即興セッションを楽しんでいるテテ、ダメ出しを怠らないビジョンのはっきりしたリーダー、ベテランPDをして「異常に上手い」と唸らせるグク……メンバー達の姿がはっきり浮かび上がってくる生き生きとした描写に、思わず微笑んでしまいました。

LAでの制作体制

他の全PDをサポートするために、BTSのオリジナルプロデューサーたちを分散させていた、というのが面白いですね。
やっぱりK-POPなりHYBEなりの流儀があるので、トーンを統一する人が必要だからかなと思いました。

ナムさんやパン議長からの意見出しや、バンタンが活動している時はそっとしてくれている様子から、アメリカPDチームとHYBEチームが距離感を探りながら巨大なプロジェクトに取り組んでいる様子が窺えますね。
冒頭でNITTIが、「あのDiploが本気だ!」と驚いているシーンには、改めてビッグなクリエイターたちが参加したんだなあと感嘆してしまいました。

話の中で色んな名前が出ていますが、「ARIRANG」のクレジットリストにいない人もいますね。
例えば、オリヴィア・ロドリゴやサブリナ・カーペンターなど、多くのスターに曲を提供しているAmy Allenもそうです。

作って皆が気に入ったけど収録されなかった曲がある、とも語られていますし、いつか別のアルバムや誰かのソロ活動で再会できるかもしれませんね。楽しみです……!!

同じ業界からの目線で見た景色

私は同業者がバンタンを語っている話を聞くのが好きなんですが、それは同じ世界に生きる当事者としての感覚や、本音を知ることができるからなんですよね。

同じことを繰り返しても文句は出ないかもしれませんが、新しいことをすれば必ず批判されるリスクを負います。
それを承知で新しい音を求めるためには勇気が必要であることを認め、その道を選んだバンタンを称えてくれるNITTIには、やはり同業者ならではの共感を感じます。

メキシコの熱狂を愛しみながら、同時に「本場」を手元に置いているアメリカに対して警鐘を鳴らす感覚にも、感心しました。
アーティスト達を心から賞賛するだけでなく、その音楽や才能への愛を生み出す私たちファンへも感謝を送る彼は、今享受しているものがけして当然でも永遠でもないのだということを理解しているように感じられます。

移り変わりの激しい世界の最前線で戦い続けるPDだからこそ、長いブランクを経て復活しようとするバンタンに、より深く心を添わせてくれたのかもしれない……なんて考えたくなってしまいますね( *´艸`)

曲がますます愛しくなった!!

私たちの大好きな『FYA』がもうちょっとで落選するところだったとか、ほんと世の中には恐ろしい可能性が眠っていますね!
無事メロディラインが追加され、採用されて、心底嬉しいです。新旧FIREのマッシュアップは神の御業です。

『Into the Sun』については、私はクレジットが発表された時から「クオズ曲の予感……ッ!」と発狂していたので、ジミンちゃんへの言及があって嬉しいです!! 何度も曲を聴き返してしまいました。
最初「I'll follow you」パートがなかったんですね。ほんと世の中には恐ろしい可能性が(略)
「この余韻からどうやって立ち直ろう?」っていう狙いが的確過ぎて怖いw

『One More Night』は今のセトリに入ってないんですよね。個人的には、ARMYに会いたい気持ちを歌った歌だからツアー向きじゃないのだろうか、それとも釜山でぶち上げるのだろうか……とあれこれ思ったりもするのですが、どうなるんでしょうね。
ともあれ、作り手側もARMYも凄く愛している曲なので、末永く楽しんでいきたいです( *´艸`)

とてもいいインタビューでした。苦戦した甲斐がありました!!
おかげでこの記事2万字くらいありますが……最後まで読んでくださったARMYには感謝しかありません。ありがとうございます( ;∀;)


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