R05【0910建設部門-施工計画、施工設備及び積算】選択問題Ⅲ『解答論文例』- 技術士第二次試験 -
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🔹R05_Ⅲ-1|過去問題
近年の気候変動の影響により自然災害が激甚化・頻発化している状況下において、地球温暖化対策が喫緊の課題となっている。気候変動問題が社会経済活動の持続可能性を脅かすリスクを回避するためには、施工計画、施工設備及び積算分野においても、現場の安全と環境に配慮し、工期と予算の範囲内で良質な構造物を整備することに加えて、グリーン社会の実現に向けたカーボンニュートラルへの取組が不可欠となっている。
このような状況を踏まえ、以下の問いに答えよ。
(1)構造物の新たな整備から供用後までの各過程におけるカーボンニュートラルへの取組を推進するに当たり、技術者としての立場で多面的な観点から3つの課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。(*)
(*)解答の際には必ず観点を述べてから課題を示せ。
(2)前問(1)で示した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を、専門技術用語を交えて示せ。
(3)前問(2)で示した解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
🔹R05_Ⅲ-1|骨子案
1.カーボンニュートラルへの取組における課題
①材料・施工技術の観点
・環境配慮型材料の導入と品質管理
・建設機械の電動化と再生可能エネルギー活用
②経済性の観点
・設備投資と初期費用の負担
・環境配慮型材料のコスト増加
③社会的合意形成の観点
・多様な利害関係者との調整
・新技術導入による影響の理解醸成
2.最重要課題およびその解決策
◎最重要課題
・環境配慮型材料の使用促進
・施工時のCO2排出削減対策
▽解決策1:環境配慮型材料の積極採用
・低炭素コンクリートの活用と資源循環
・品質管理基準の明確化と品質確保
▽解決策2:施工時のCO2排出削減
・建設機械の電動化推進
・BIM/CIMによる施工計画最適化
▽解決策3:環境性能の定量評価システム構築
・ライフサイクルでのCO2排出量評価
・設計、施工計画への評価結果反映
3.解決策の実行におけるリスクと対策
1)品質確保に関するリスク
・品質管理体制の構築と技術者教育
・トレーサビリティ確保と性能評価
2)コストに関するリスク
・ライフサイクルコストの評価と資金計画
・施工効率向上によるコスト削減
3)工程遅延のリスク
・施工計画の事前検討と代替案準備
・IoT、AI活用による工程管理
🔸R05_Ⅲ-2|過去問題
建設業では、令和6年4月から改正労働基準法による時間外労働の上限規制が適用される。建設業をより魅力的なものにしていくためには、建設業に携わるすべての人が、月単位で週休2日を実現できるようにする等、週休2日の質の向上に取り組むことが重要である。このような状況を踏まえ、建設業就業者数に限りがあることや対策に費やすことができる資金の制約があることを念頭に置いて、施工計画、施工設備及び積算分野の技術者として、以下の問いに答えよ。
(1)建設現場での週休2日を確保するために、多面的な観点から3つの課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、その課題の内容を示せ。(*)
(*)解答の際には必ず観点を述べてから課題を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を、専門技術用語を交えて示せ。
(3)前問(2)で示した解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
🔸R05_Ⅲ-2|骨子案
1.建設現場での週休2日確保の課題
①労務管理の観点からの課題
・人材不足と高齢化への対応
・熟練工の技能継承と若手育成
②コスト管理の観点からの課題
・生産性向上のための投資負担
・工期遅延に伴う損害金リスク
③工程管理の観点からの課題
・作業可能日数の減少による工程圧迫
・効率的な施工計画立案と技術導入
2.最重要課題およびその解決策
〇最重要課題
・人材不足とスキル不足の解消
・担い手確保、育成の推進
〇解決策1:人材育成プログラムの強化
・CCUSによる処遇改善と人材確保
・資格取得支援による多能工化推進
▽解決策2:建設ICTの活用による効率化
・i-Constructionによる施工の高度化
・ICT技術による省人化の実現
▽解決策3:フレックスタイム制とペア就労の導入
・フレックスタイム制による効率的配置
・熟練工と若手のペア就労体制構築
3.新たなリスクとその対策
▽品質低下リスク及びその対策
・多能工化に伴う品質管理体制
・遠隔技術指導システムの構築
▽工程遅延リスク及びその対策
・システムトラブル対策の実施
・従来工法とICT施工の併用体制
▽工種の複雑化に伴うリスク及びその対策
・工事情報共有システムの活用
・週間工程会議による作業調整
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