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【大長編! 神武征討記( ・ω・)】少年期・出雲大社学宮編【創作大賞2026応募作品】


#創作大賞2026

【あらすじ】
太陽の神アマテラスの魂を宿し、日向の地に誕生した光の御子・神武。少年へと成長した彼は、妖怪ヒョウスベの襲撃から救ったアヒラツヒメと婚約し、南の海から来た巫女ショウリュウキとの出会いを通じて「世界で一番平和な国を作る」という壮大な決意を抱く。 やがて、次世代の国作りを担う指導者を育成するため創設された「出雲大社学宮」へ入学。全国から集まった一癖も二癖もある天津神・国津神の子孫たちと寝食を共にし、神々による最高峰の授業や試練を通じて、性別や出自を超えて互いに補い合う大切さを学んでいく。 数々の出会いと激闘を経て、未来の英雄へと覚醒していく神武たちの瑞々しい青春と成長を描く、神話前史の超大作第1弾!

 

イザナギ・イザナミの夫婦神が生んだ日本の大地・・・


アマテラスの光と慈愛に守られた地上・・・


スサノオら神々が活躍し・・・


オオクニヌシが育てた大地・・・


天孫降臨から3代のときを経て・・・

時代の主役は、神から人へ!
この物語は、日本という国の原型を作った一人の空前絶後の英雄の生涯を描いた物語である。


神武征討記 
第1話「太陽の御子」

 みなさま、私は、高天原(タカマガハラ)におわすアマテラス大御神様の側近。アメノウズメと申します。この物語のストーリーテラーとして、アマテラス様より、お役目を拝命いたしました。
 アマテラス様は、地上の統治のために、天孫ニニギノミコト様を降臨させましたが、天孫様は、人と同じ寿命を持つようになり、豊葦原の瑞穂の国(現在の日本)の統治を果たすことなく、九州は日向(現在の宮崎県)高千穂の地にて没し、それから山幸彦様を経て、高千穂は、天孫のお孫であるウガキヤフキアエズ王が治められております。
 ウガキヤフキアエズ王は、母であるトヨタマヒメの妹であるタマヨリヒメに養育され、そのタマヨリヒメを妻とし、三人の男子をもうけておりました。しかし、名君であるウガキヤフキアエズ王も、その支配領域は、日向高千穂の地にとどまり、豊葦原の瑞穂の国と呼ばれた地上の島々には、各地域に豪族達が割拠し、近隣の豪族同士での武力による抗争も頻発しておりました。この事態を重く見たアマテラス様は、自らの魂の分身体を作り、その分身体を地上のタマヨリヒメが身ごもられた赤子として自ら地上へ赴くことを決定されました。
 そして、庚午の年、高千穂の地にて、アマテラス様の魂を宿した一人の御子(ミコ)がご生誕あそばすこととなります・・・


ウガキヤフキアエズ王「まだか?まだか?おお、タマヨリヒメよ~」

巫女「王よ。落ち着きなさいませ。(けっ、男なんて、出産の場面じゃ使えねーな。)」

側近「ウガキヤフキアエズ王様!三種の神器が!」

ウガキヤフキアエズ王「三種の神器が!?」

側近「三種の神器が光を放ち、その光がタマヨリヒメ様のおられる産屋へ!」


 八咫鏡(ヤタノカガミ)、天叢雲剣(アメノムラクモノツルギ)、八尺瓊勾玉(ヤサカニノマガタマ)
 この3つを三種と神器と呼び、アマテラス様が天孫降臨するニニギノミコト様にお持たせになったものでございます。
 その三種の神器より、光が放たれ、産屋へ。
 すると、大きな赤子の産声が聞こえます。

オギャ~!オギャ~!オギャ~!

産婆「王よ。皇子様のご誕生でございます。」

ウガキヤフキアエズ王「おお、生まれたか!でかした!タマヨリヒメ!」

【神武の誕生】

タマヨリヒメ「王様。この子は、三種の神器から放たれた光に包まれて生まれました。きっと、特別な御子にございます。」

ウガキヤフキアエズ王「おおお、なんと!光の御子じゃ!
光の御子が生まれたぞ!みな、祭りじゃ!
アマテラス大御神様へ感謝のお気持ちを込めて、盛大な祭りを行うぞ!」


 ウガキヤフキアエズ王は、御子の誕生に盛大なお祭りを行いました。
きゃ~、お祭りよ~、みんな、飲んで、踊って~!
 こほん。失礼いたしました。お祭りと聞くと、このアメノウズメ、どうしても、じっとしておられず・・・

 さて、御子は、カムヤマトイワレヒコと名付けられました。
 しかし、御子はこのお名前が長ったらしいと神武(ジンム)という名前を勝手に名乗っておられました。まあ、ホントはいろいろと名前の変遷もあるのだけど、めんどうだから、この物語では、『神武』で行くわね~
 え~、テキトーなことすんなですって!?このアメノウズメちゃんがそれでイイってイイって言うんだから、それでイイの!

 さて、光の御子・神武様がお生まれあそばされてから、10年の歳月が経ちました。
 神武様は、お優しいご両親に育てられ、すくすくと育ち、それはもうお利口なお子様でございました。
 王ご一家の大切なお祈りの時間。幼い神武様も、お祈りの時間を粛々と過ごされ・・・
 って、あのガキ!いない!また抜け出しだのね!


ウガキヤフキアエズ王「また神武は抜け出しおったか!
ヒコイツセ、イナイ、ミケイリノの三人の兄たちは、みな、真面目に祈りに参加しておるというのに!」

タマヨリヒメ「まあまあ、仕方ない子ね。」

ウガキヤフキアエズ王「タマヨリヒメ。母であるおまえが、神武に甘すぎるのだ!アチタケル!すまぬが、神武を探してきてくれ。」

アチタケル「はい。神武様を連れて戻ってきます。」


 あら、アチタケル。この子は、少し紹介しておく必要があるわね。
 アチタケルは、力の神タジカラオの子孫で、天孫降臨以来、天孫様のご一族、つまり神武様の王家に仕えている子なの。
 筋肉バカのタジカラオにそっくりな、直情型だけど、力持ちの男の子よ。(隣にいたタジカラオがアメノウズメを殴る。)
 きゃ~、タジカラオ!女を殴るなんて、サイテー!だったら、私も戦いの舞をしてやるわよ!(それを見てあきれるアマテラス)
 あっ、アマテラス様!ため息つかないでくださいませ!ちゃんと真面目にストーリーテラーいたします。
 お役目交代させないで!タジカラオ!横からチャチャ入れるの、やめてよね!

・・・こほん。失礼いたしました。
 さてさて、神武様はどちらに?
 おや、高千穂の百姓の子達がかけっこしてるわね。
一番先頭の子。足速いわね~。
 でも、ちょっと待って!あの子、素っ裸じゃない!


神武「いやっほ~」

太郎「神武様~お待ちを~」

次郎「また神武様が一番か~」

平太「神武様~、せめて下は隠そう~」

神武「きっもちいい~、風を切って走るってサイコ~!」

ヒヨシマル「みんな、待って~、オイラ、走るの苦手だよ~」

神武「よし、みんな。ヒヨシマルを待ってやろう。ここで寝っ転がって、休もうぜ~」

子ら「へ~い。」

 高千穂の野山を素っ裸で走り回り、百姓の子らと遊ぶ男の子。そう、この男の子こそ、後に初代天皇となる神武様。この物語の主人公です。


神武「あ~、きもちいい~。今日もお天道様が暖かいぜ。草花が咲き、木々が茂り、なんてこの高千穂はきれいなんじゃ~!」

ヒヨシマル「ふ~、やっと追いついた。ゴメンよ。みんな。」


他の子たちから後れてやってきたこの男の子は、ヒヨシマル。高千穂の百姓の子で、今は、足が遅いけど、後に、神武十将軍と呼ばれる将軍の一人になる子よ。


太郎「ヒヨシマルは足が遅いの~」

次郎「そんなんじゃ、立派な百姓になれねぇぞ!」

神武「こら。みんな。ヒヨシマルをバカにしてやるな。
足が速かろうが、遅かろうか、自分のペースで頑張って、走った。
それでいいんじゃ!」

ヒヨシマル「神武様・・・」

神武「ヒヨシマルは、足は遅いし、力も弱いが、頭が良い。
俺の目にくるいはないぜ。」

平太「神武様は、天孫様のご一族なのに、まるで威張っておりませんな。他の兄上様たちは、おいらたちを見ても、挨拶もしてくれないのに・・・」

神武「百姓も王族もあるか。人間は、人間じゃ( ・ω・)」


そこにアチタケルがやってきます。


アチタケル「やはり、ここだったか!」

子ら「やべ~、アチタケル様じゃ!」

アチタケル「この百姓の小せがれども!神武様はおまえらとは身分が違うのだ!」

神武「あ~、うっせいのが来た( ・ω・)
よ~、アチタケル。
おまえも一緒に寝っ転がれ。気持ちいいぞ~。」

アチタケル「神武様!せめて、お着物を来て下され!
あなた様は、天孫一族!しかも、特別な使命を負われた光の御子様なのですぞ!」

神武「よし!相撲だ。アチタケル。相撲で俺に勝ったら言うこと聞いてやる( ・ω・)」

アチタケル「よっしゃ~。相撲なら負けねぇぜ!」


相撲と取ることにした神武様とアチタケル。これは、高千穂のいつもの光景です。

太郎「はっけよ~い。残った、残った!」

アチタケル「うりゃ~!」

神武「どりゃ~~~!!!」

アチタケル「うわっ!」

太郎「神武やまの勝ち~」

アチタケル「ちくしょ~。負けた~!」

神武「へへ、これで45勝45敗。五分じゃな( ・ω・)」

アチタケル「しょうがない。今日は、言うこと聞きますよ~。」

神武「よっしゃ、みんなで遊ぶぞ~。アチタケルも一緒に遊べ~」

アチタケル「腰布だけは巻いてくだされ。」

神武「しょうがないな~。わかったよ( ・ω・)」


 おやおや、西の国には、ミイラ取りがミイラになるという言葉があるそうですが、アチタケルも、なんだかんだと一緒に遊んでいるようですね。
 こうして、神武様やアチタケルは、身分を問わず、百姓の子らと遊び、元気に育っていきました。

 その後のある日。
 おや、ウガキヤフキアエズ王の宮殿に、来客があるようです。なにやら、バタバタしていますね。


ウガキヤフキアエズ王「神武よ。今日、おまえの婚約者であるアイラツヒメが、いらっしゃる。今日は、大事な話ゆえに、行儀良くしておれよ。」

タマヨリヒメ「あなた。神武がいません・・・」

ウガキヤフキアエズ王「またか!?今日は、婚約の顔合わせだというに!」

側近「王様!アイラツヒメの従者の方から!」

ウガキヤフキアエズ王「むう、もう来てしまったか!」

側近「アイラツヒメが遊びに出かけてしまい、今日の顔合わせは、延期していただきたいと・・・」

ウガキヤフキアエズ王「なんなんじゃ~!?この自由すぎる子どもたちは~!!!」



高千穂の野原に寝転がる神武様。そこに一人の少女がやってきます。


神武「今日も、風が気持ちいいぜ~」

アイラツヒメ「ねえ、君、地元の人?」

神武「この辺で見ない顔だな。よそから来たの( ・ω・)?」

アイラツヒメ「えへ。ちょっと抜け出してきちゃった。」

神武「ふ~ん。まあ、いいんじゃない。人間は、みんな、自由だ~!」

アイラツヒメ「私ね。親から決められた人と結婚しろって言われてて、抜け出してきたんだ~。」

神武「ふ~ん。大変だねぇ( ・ω・)」

アイラツヒメ「どうせなら、好きになった人と結婚したいなぁ・・・」

神武「ふ~ん。俺、まだ恋とか、結婚とか、わかんないや( ・ω・)」


お互いに婚約者だと知らないまま、出会った神武とアイラツヒメ。
あ~、この子達、なんかロマンスあるのかしら~
今回のお話は、ここまでにしときますか。


第2話「神武・初めての冒険」

ストーリーテラーのアメノウズメでございます。
婚約の顔合わせの日にそれぞれ逃走した神武様とアイラツヒメ。
お互いを婚約者と知らないまま、二人は出会いました。
さて、この二人に何が起こるのか?
しばらく見てみましょう。


神武「え~と。キミ、なんて名前?俺は神武だ( ・ω・)」

アイラツヒメ「ジンム?変わった名前ね。私は、アイラツヒメ。」

神武「まあ、本名は、カムヤマトイワレヒコって言うんだけど、長ったらしいから、みんな神武って呼んでる( ・ω・)」

アイラツヒメ「ふ~ん。そうなんだ。じゃあ、私のことは、アイラでいいよ。」

神武「アイラは、年いくつなの?」

アイラツヒメ「え~。女性に年を聞くのは失礼よぉ~。
なんてね。私は、11歳。」

神武「ふ~ん。俺は、10歳だから、俺の1つ上か。」

アイラツヒメ「私の方がお姉さんね。」

神武「俺、女の子の友だちっていないな。7歳くらいのときから、男女7歳にして席をおなじゅうすべからずとか言われて、母上以外は、周り男しかいないや。」

アイラツヒメ「そうなんだ。私は、身の回りのことは女の女官がやってくれてて、同じ年頃の友だちっていないんだ・・・」

神武「アイラは箱入り娘ってヤツか( ・ω・)」

アイラツヒメ「つまんないから、たまにお屋敷を抜け出すの。
今日も、婚約の儀があるって言われてたけど、抜け出してきちゃった。えへ。」

神武「婚約の儀・・・なんか、俺も、そんなようなこと父上が言ってたような気がするな・・・まっ、よくわかんないからいいや( ・ω・)」


おやおや、神武とアイラツヒメは、二人で仲良く話し込んでいますね。まあ、10歳と11歳の子たちに、婚約とか結婚とか言っても、わからなくてしょうがないわね。
すっかり話し込んでいる二人のところを、百姓の子のヒヨシマルが通りかかります。


ヒヨシマル「あれ?神武様。こんなとこで、なにしてるだ?」

神武「おう。ヒヨシマルか。」

アイラツヒメ「この子誰?」

神武「おう。俺の友だちの百姓のヒヨシマルだ( ・ω・)」

アイラツヒメ「ふ~ん。お百姓さんの子なんだ。私の集落は、海に近くて、漁師さんばっかりなんだ。お百姓さんって、初めて見た。」

神武「アイラの集落は、海の近くなのか。いいねぇ( ・ω・)」

ヒヨシマル「神武様。その女の子は?」

アイラツヒメ「アイラです。神武とは今日知り合ったの。」

ヒヨシマル「じ、神武様!?女の子をナンパしただか!?
しかも、なんちゅう、かわいい子じゃ!」

アイラツヒメ「あら、ヒヨシマルくん、ありがとう。」

神武「ふ~ん。アイラって、かわいいのか( ・ω・)」

アイラツヒメ「あら、日向(宮崎県)一の美少女と名高いのよ!
神武って、女の子見たことないの?」

神武「母上に仕えてるおばちゃんたちなら見たことあるけど、若い女の子は初めてだな( ・ω・)」

アイラツヒメ「まあ、私も同じ年頃の男の子と話すの、初めてだけどね。」

神武「ところで、ヒヨシマル、おまえ、なにしてんだ?」

ヒヨシマル「へい。おいらは、川に水くみに行く途中です。」

神武「川か。アイラ、一緒に川遊びしようぜ!」


神武とアイラツヒメは、ヒヨシマルと一緒に川に行きます。
そこで、石投げを始める神武とヒヨシマル。
神武の投げた小石は、川の水面を跳ねていきます。


アイラツヒメ「すご~い!」

神武「アイラもやってみるか?」

アイラツヒメ「やるやる!」


アイラツヒメも小石を川に投げてみますが、アイラツヒメの投げた小石は、そのまま川にボチャン。
神武たちのようにうまく投げられません。
神武が投げ方を教え、何度か投げているうちにアイラツヒメもうまく小石を投げられるようになってきました。


アイラツヒメ「やった~。できたわ~。」

神武「うん。なかなかうまいよ。やるね( ・ω・)」

ヒヨシマル「神武様、アイラ様、この川は、ヒョウスベが出るらしいので、そろそろ引き上げた方が良いかも知れません。」

神武「ヒョウスベ?なんじゃ?それは?」

ヒヨシマル「川に住む妖怪です。川に住んでいるのに全身毛むくじゃらの妖怪で、夜になるとイタズラするそうです。」

アイラツヒメ「そうね。そろそろ、暗くなってきたわね。戻りましょうか。」


そのとき!


アイラツヒメ「きゃ~~~~!!!」

神武「アイラ!?」


なんと、アイラツヒメが川に引き釣り込まれる!


ヒョウスベ「キキィ~!」

ヒョウスベたちが現れた!


神武「くっ、ヒヨシマル。戦うぞ!」

ヒヨシマル「ひえ~!ヒョウスベが5匹も!」

神武の攻撃!ヒョウスベAに15ポイントのダメージ。
ヒョウスベAを倒した!
ヒヨシマルは、身を守っている!
ヒョウスベBの攻撃!神武は2ポイントのダメージを受けた。
ヒョウスベCの攻撃!神武は1ポイントのダメージを受けた。
ヒョウスベDの攻撃!ミス!ヒヨシマルにダメージを与えられない。
ヒョウスベEの攻撃!神武は1ポイントのダメージを受けた。

神武「くっ、数が多いな!」

ヒヨシマル「そうじゃ!ヒョウスベは、茄子が好きだったはず。
ちょともったいないけど!」


ヒヨシマルは、宮崎産の茄子を投げた!
ヒョウスベたちが、茄子に群がっていく!


神武「ヒヨシマル!ナイス、ナス!」

ヒヨシマル「あ~、丹精込めて育てた茄子が・・・もったいねぇ。」


神武の攻撃!ヒョウスベBに14ポイントのダメージ。
ヒョウスベBを倒した!
ヒヨシマルの攻撃!ヒョウスベCに8ポイントのダメージ。
ヒョウスベCを倒した!
ヒョウスベたちは、茄子を夢中で食べている。
神武の攻撃!ヒョウスベDに15ポイントのダメージ。
ヒョウスベDを倒した!
ヒヨシマルの攻撃!会心の一撃!ヒョウスベEに13ポイントのダメージ。ヒョウスベEを倒した。

ヒョウスベたちをやっつけた!


神武「アイラ!」

ヒヨシマル「しまった。アイラ様はさらわれちまっただか。」


神武とヒヨシマルは、ヒヨシマルが探し当てた川の近くにある洞窟へ向かいます。その洞窟は、地下水で川でつながっており、ヒョウスベたちの巣でした。
一方、洞窟の奥では・・・


ヒョウスベ大王「女をさらってこいと言ったが、まだ子どもの小娘ではないか!!」

ヒョウスベ「キ、キキィ~」

アイラツヒメ「放しなさい!無礼者!私は、アイラツヒメであるぞ!」

ヒョウスベ大王「う~ん。なかなか、かわいい顔だが、まだガキだ。俺様の子を産むには、早いな。」

アイラツヒメ「子を産む!?冗談は顔だけにしてよ!」

ヒョウスベ大王「誰の顔がマイケル・ジョーダンじゃ~!!!」

アイラツヒメ「うん、それは言ってない。」

ヒョウスベ大王「さて、どうしたものか。こやつが俺の子を産めるような年まで面倒見るなら、生活費もかさむのう・・・」

アイラツヒメ「だったら、私を放しなさい!」

ヒョウスベ大王「まだ、ガキだが、試してやるか。ぐふふ・・・」


アイラにイタズラしようと、アイラに近づくヒョウスベ大王・・・


アイラツヒメ「ひっ!変態!ロリコン!毛むくじゃらのツルッパゲ!」

ヒョウスベ大王「おい!最後のツルッパゲは、余計じゃ!」

アイラツヒメ「神武~~~!!!助けて~~~!!!」

ヒョウスベ大王「へへ、そんな助けを呼んで、都合良く、ヒーローが現れてくれるはずが・・・」


そこに神武様が現れた!


神武「待ちやがれ!!!」

ヒョウスベ大王「都合良く、来た~!!!」

神武「俺は、神武だ!」

ヒョウスベ大王「神武・・・?天孫の一族の息子か!こいつはいい。
こいつを人質にして、天孫の一族から生け贄に年頃の女をゆすり取ってやるぜ!」

神武「未成年者誘拐も、強要も犯罪だぞ( ・ω・)」

ヒョウスベ大王「このガキ!おい!おまえら手を出すな!
このガキは、わしがつぶす!!!」

ヒョウスベたち「キキィ~」


ヒョウスベ大王が現れた!


ヒヨシマル「ジ、神武さま~」

神武「ヒヨシマル。手を出すなよ。一騎打ちじゃ!」


ヒョウスベ大王の攻撃。
しかし、神武は、水のようにしなやかにヒョウスベ大王の攻撃をかわしていく。


ヒョウスベ大王「あ、当たらね~!なんだ、このガキは!」

神武「水は柔らかくどんな形にも形を変える。しかし、岩をも砕くことができる。これが武術の奥義。
Be water!(水になれ!)」

ヒョウスベ大王「ブルース・リーか!」

神武「受けよ!我が必殺拳。太陽神拳!太陽百裂拳!!!
あったたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたったたたたたたたたたたたたた・・・おわった~!

【炸裂!太陽百裂拳!】

ヒョウスベ大王「ぐはっ、ひ、ひ、ひ、ひでぶ~~~!!!
あれ、体が破裂しない・・・なんか、すがすがしい気分だ・・・」


解説しよう。
太陽神拳、太陽百裂拳とは、アマテラス大御神の半身を魂とする神武様のみが使える究極の必殺拳である。
全身にある経絡秘孔をアマテラス様の光の力を帯びた拳でつきまくり、それを受けた相手は、どんな極悪人でも改心してしまうという、すごい必殺技よ!
そこのキミ、北斗神拳のパクリとか言わないでね!


神武「ヒョウスベ大王。おまえの悪の心は、もう死んでいる。
これからは、良い行いをして今までの罪を償っていくがいい。」

ヒョウスベ大王「はい。神武様。このヒョウスベ大王、これまで犯した数々の罪以上に、これから善行を積んで参りまする!」

神武「ところで、なんで女の子をさらっていたんだ( ・ω・)?」

ヒョウスベ大王「わしら、ヒョウスベ族には、女子がおらんのです。それで子孫を残したくて、人間の女に子を産ませようとしたのですが・・・」

神武「強引にさらったらダメだよ。人間と仲良くして、良い恋人みつけなよ。」

ヒョウスベ大王「こんな毛むくじゃらのわしらが、人間の女子に相手してもらえるでしょうか?」

神武「まあ、毛深い男でもいいよって、人もいるんじゃないかな。
世の中は広いんだから( ・ω・)」

アイラツヒメ「神武!ありがとう!」


神武様に抱きつくアイラツヒメ。
おやおや、神武様は、なんだか照れてるようですね。
さて、妖怪ヒョウスベ族のヒョウスベ大王を10歳の神武様が倒し、改心させたという噂は、瞬く間に近隣の集落に広がり、神武様は、今まで以上の有名人となられます。
ちなみに、子どものくせに夜遅くに帰宅した神武様が、母上のタマヨリヒメ様からこっぴどく叱られ、お尻ペンペンされて大泣きしたことは内緒よ。

日を改めて、婚約の儀の顔合わせが行われました。
高千穂、ウガキヤフキアエズ王の宮殿にて・・・


ウガキヤフキアエズ王「よくぞ来られた。アイラツヒメよ。」

アタノオバシノキミ「ウガキヤフキアエズ王。我が妹、アイラツヒメにございます。」

アイラツヒメ「ウガキヤフキアエズ王。ご機嫌麗しゅうございます。
アヒラツヒメにございます。」

ウガキヤフキアエズ王「神武?どうした?」

神武「キミは・・・アイラ?」

アイラツヒメ「神武様。先日は、お助けいただき、ありがとうございました。」

タマヨリヒメ「まあ、とても愛らしく、行儀正しいお嬢様ですね。
神武、あなたの妻となる方ですよ。ご挨拶しなさい。」

神武「アイラ、キミは、好きになった人と結婚したいのではないのか?」

アイラツヒメ「私は、自ら好きになったお方の妻になりとうございます。
そして、神武様がお望みくださるならば、喜んで、あなた様の妻となりとうございます。」

神武「う~ん。でも、俺、まだ10歳だし( ・ω・)」

アイラツヒメ「あら、私もまだ11歳よ。」

神武「俺、まだ結婚とか、恋とかよくわかんないなぁ( ・ω・)」

アイラツヒメ「なによ!この私が結婚してあげるって言ってるのに!」

神武「ふ~ん( ・ω・)」

アイラツヒメ「神武は、私のことが嫌いなの?」

神武「いや、好き( ・ω・)」

アイラツヒメ「好きなんだ。きゃは!」

アタノオバシノキミ「これ!アイラ!天孫様の皇子様に対してご無礼であろう!」

タマヨリヒメ「ふふ、まあ、二人とも、まだ子どもですもの。
将来、似合いの夫婦になりそうで、楽しみですね。」


こうして、神武様は、御年10歳にしてなされた初めての冒険で、お助けしたアイラツヒメと婚約の儀を行いました。
この二人、この先、どうなるのかしらねぇ。
今回のお話は、ここまでにしときますか。

次回は、12歳になった神武様に、また新たな出会いが?
南の海を越えてやってくる船団・・・
その船団に乗る異国のことを知る少女・・・
その目的は?


第3話「南の海から来た巫女ショウリュウキ」

ストーリーテラーのアメノウズメでございます。
前回から2年の歳月が過ぎ、神武様は12歳となられました。
婚約者であるアイラツヒメ様とは、仲睦まじく、お互いに恋人同士であると意識するようになってきました。でも、まだまだ二人ともお子ちゃま。健全な関係よね。
力の神タジカラオの子孫であるアチタケルは、神武様の側近兼ボディガードとして、いつも神武様のお側に仕えています。
百姓の家に生まれたヒヨシマルは、その機転の利く頭の良さを買われて、今では、ウガキヤフキアエズ王の宮殿に神武様の下働きとしてお仕えするようになりました。
そんなある日のこと。
おや、ウガキヤフキアエズ王の宮殿に早馬が。
なにやら起こったようですね。


ウガキヤフキアエズ王「なんと日向南部の海に謎の船団が来たとな?」

使者「はっ。所属は不明。隼人の船とも異なるようです。」

ウガキヤフキアエズ王「むう。大陸の者たちであれば、日向(現在の宮崎県)ではなく、北の筑紫(現在の福岡県)の海から来そうなものだが・・・
念のために守りを固めよ。何者かがわからぬうちは、こちらから攻撃はしかけてはならんぞ。」

使者「はっ。」

長男ヒコイツセ「父上。沿岸の防衛を強化すべきです!」

次男イナイ「父上。戦になってしまうのでしょうか・・・?」

三男ミケイノリ「父上。異国の船など・・・おそろしゅうございます。」

ウガキヤフキアエズ王「むう・・・神武はどうした?」

側近「王様!神武様がアチタケルとヒヨシマルを連れて馬にて、謎の船団の現れた沿岸部の集落に向かったようでございます!」

ウガキヤフキアエズ王「神武!あのバカモノが!また飛び出していきおったか!」


馬に乗り、疾走する神武様、アチタケル、ヒヨシマルの3人。


神武「謎の船団。どんなヤツらかのう!」

アチタケル「敵でしょうか?」

ヒヨシマル「話が通じる相手なら良いですが。」

神武「とにかく、見に行くぞ!ひゃっほ~!」


沿岸部の集落。


アタノオバシノキミ「むう、あの船団は一体・・・?」

アイラツヒメ「お兄様。いざというときは、私も戦います。」

アタノオバシノキミ「アイラ。女子どもを集めて隠れておれ。」


そこに神武様達がやってきます。


神武「アイラ~~~!」

アイラツヒメ「あら、神武!」

神武「船団は、動きはないのか?」

アタノオバシノキミ「何やら声は発しておりますが、何を言っているのか、まったくわかりません。やはり異国の者でしょうか?」

神武「ふ~ん。異国の者ねぇ( ・ω・)」

ヒヨシマル「なにやら、ヘンな格好をしていますね。」

アチタケル「髪を結っている者もおらんな。異民族か?」

神武「よし。ちょっくら挨拶しみるか( ・ω・)」

アチタケル「神武様!?」

神武「お~~~~い。俺は、神武だ~~~!!!
誰か言葉がわかるものはおるか~~~!!!」


神武様の呼びかけに、返事はありませんが、船団はなにやらざわついています。
神武様は、着物を脱ぎました。神武様も、もう12歳だから脱いだのは上だけよ。


神武「俺は、このとおり、武器は持っておらんぞ~~~!!!」


すると・・・


ショウリュウキ「はいたい!(こんにちは!)」


神武「むむ( ・ω・)?はいたい?」

アチタケル「負けた?まいった?ってことか?」

ヒヨシマル「女の子じゃ!」


船団から、1人の少女が出てきます。


ショウリュウキ「ぐーすよー、ちゅー、うがなびら!(みなさん、こんにちは!)」

神武「こんにちは( ・ω・)」

ショウリュウキ「こ・ん・に・ち・は。」

アチタケル「異国の言葉?それとも、方言か?」

ショウリュウキ「ふう。そっちには、うちなーぐち(沖縄言葉)がわかる人はいなさそうね。しかたない、私がやまとことばで話しましょう。
私は、ショウリュウキ。私たちは、南の島オキナワ(現在の沖縄県)から来ました。」

神武「オキナワ?南には、そんな島があるのか( ・ω・)」

ショウリュウキ「私たちの島オキナワは、今は、まだ国にもなっていない。でも、将来、国となる。きっと。」

神武「そのオキナワから、なにしに来たの( ・ω・)?」

ショウリュウキ「私たちの島オキナワは、米作れない。でも、サトウキビできる。米とサトウキビ交換したい。」

神武「サトウキビ?」

ショウリュウキ「これ。少しかじってみるか。」

神武「ふむふむ。うおっ、これは甘い!甘くてうまいぞ!」

ショウリュウキ「サトウキビ、貴重。多くは取れない。でも、米と交換したい。」

神武「なるほど。父上に相談してみよう。でも、俺たちの言葉がわかるなら、もっと早く答えてくれればいいのに( ・ω・)」

ショウリュウキ「私たちオキナワには、オキナワの文化と言葉ある。当たり前のように、やまとに合わさせられるのイヤね。
私、やまとことば覚えた。おまえ、うちなーぐち(沖縄言葉)、覚えろ。」


ここで、ナビゲーターのアメノウズメより、少し解説を入れさせていただきます。
ショウリュウキたちは、オキナワという島、現代では沖縄県の沖縄本島からやってきました。
古代においては、まだこの島は国とはなっていません。
605年に中国の歴史書に初めて「琉求」という地名が現れます。
1187年に舜天が即位し、初めて国としての琉球が生まれます。
1429年中山の尚巴志が北山、南山の三山を統一し、琉球王国が生まれます。
琉球王国は、中国の明、そして清の冊封体制のもと、明や清を宗主と仰ぎながらも、内政的には、完全に独立した王国として繁栄します。
1609年、江戸幕府成立後に、薩摩藩の島津家が琉球王国に侵攻し、琉球王国は、薩摩藩に服属。しかし、清との冊封体制も続けたまま、江戸幕府にも使節も送る特殊な立ち位置の国家として貿易で繁栄します。
明治時代となり、1872年、明治政府による琉球処分が行われ、琉球王国は琉球藩とされました。
その後、1879年に沖縄県となり、琉球王国は無くなりました。
第2次世界大戦中の1945年沖縄は、本土防衛の生命線とされ、沖縄ではアメリカ軍が上陸し、過酷な地上戦が行われました。
沖縄戦では、一般住民約10万人を含めた約20万人もの人々が、犠牲となりました。
1951年日本がサンフランシスコ講和条約を結び国際社会に復帰した後も、沖縄は、アメリカの統治下に置かれました。
1972年になって、ようやく沖縄は日本に復帰します。
しかし、現在においても、在日米軍の約7割が沖縄県におり、米軍基地の7割が沖縄県に集中しています。
独自の文化と美しい自然を持った沖縄県。
その沖縄県が抱えている問題は、沖縄県以外に住む多くの日本人が沖縄だけの問題としてではなく、自分たち日本の問題として考える必要があるのではないかと思います。

あら、ちょっと、お説教っぽく、なっちゃったかな?
さて、ストーリーに戻りましょう。
サトウキビと米の交換を希望するオキナワからの船団。
ウガキヤフキアエズ王は、この交換に快く応じます。
そして、オキナワから船で来た人々に対する歓迎の宴が催されます。


神武「オキナワから来た人たちよ!
めんそ~れ~~~!!!(ようこそ~~~!!!)」

アイラツヒメ「うふふ、言葉はよくわからないけど、明るくて楽しい方たちみたいね。」

ショウリュウキ「私たちの音楽。聞くか。」

アイラツヒメ「うん、聞きたい!」


ショウリュウキは、三線(サンシン)の原型となる弦楽器を弾き始めた。
アイラツヒメも、それに合わせて、笛を吹く。
宴は盛り上がり、神武達、高千穂の者たちも、オキナワから来た者たちも、楽しく踊り歌う。


ショウリュウキ「そうだ。神武。おまえは、大陸のことを知っているか?」

神武「大陸?なにそれ( ・ω・)?」

ショウリュウキ「この島(九州)の西には、中華と呼ばれる大きな大陸の国があるのだ。
中華は、次々と王朝が変わっているが、華麗な衣装もあれば、強い武器もある。それに、なによりも、文字と学問がある。」

神武「文字?それはなんだ?」


ショウリュウキは、地面に「神武」という文字を書いた。


ショウリュウキ「神武。おまえの名を中華の文字で書くと、こう書く。
文字があると、いろいろな記録や思想を書物という形で残すことができる。直接、会えない人の考えを読み受け継ぐこともできる。出来事の記録を後の時代に残すこともできる。文字というのは、あると便利だぞ。」

神武「それはすごいな。大陸には、そんなものがあるのか・・・」

ショウリュウキ「大陸には、大きな国がある。国は、集落とは比べものにならないくらい人も多いし、法制度や商業も盛ん。軍隊も強い。けして、西の大陸の国と戦ってはいけない。」

神武「ほえ~、知らないことばかりじゃ( ・ω・)
ショウリュウキは、なぜ、そんなことを知っているのだ?」

ショウリュウキ「私の島に、大陸から船出して遭難した学者流れ着いたことある。
いろいろ教えてもらった。中華の歴史書、孫子の兵法、孔子の儒教、文学や、科学、数術、法制度、いろいろ。」

神武「それならショウリュウキの島にも、国を作るのか?」

ショウリュウキ「私の代にはムリ。私の島、まだ国作るだけの人もいなければ、まとまりもない。国できるのに、たぶん、数百年はかかる。
でも、神武なら国作れる。」

神武「俺が、国を作る( ・ω・)?」

ショウリュウキ「神武。おまえ、何か特別な力ある。
太陽の光のような・・・不思議な魅力ある。
サトウキビと一緒に私の書物、船にある。
明日、おまえに書物渡す。」

神武「それは楽しみだな。ところで、ショウリュウキ、おまえの名前は字で書くとどんな字なんだ( ・ω・)?」


ショウリュウキは、地面に「尚琉姫」と文字を書いた。


宴が終わり、ショウリュウキ以外のオキナワから来た人たちは、いったん船に戻りました。
ショウリュウキだけは、神武やアイラツヒメと夜遅くまで語り明かします。ところが、その夜・・・事件と悲劇が起こります。


伝令「大変です!南の海辺の集落に隼人の軍勢が!」

ウガキヤフキアエズ王「なんと?隼人が夜襲を。」

神武「南の海辺の集落・・・オキナワの人たちのいる!?」

ショウリュウキ「みな!」

神武「ショウリュウキ!俺も行く!
アチタケル、ヒヨシマル、一緒に来い!」

アイラツヒメ「みんな・・・気をつけて・・・」


暗い夜道を馬で駆ける神武、ショウリュウキ、アチタケル、ヒヨシマル。
しかし、海辺の集落に着くと・・・


ショウリュウキ「ああ!船が燃えている!」

隼人兵「殺せ!燃やせ!」

ショウリュウキ「やめろ!書物、燃える!焼けてしまう!」

神武「ショウリュウキ!書物より人だ!」

アチタケル「ここは、我らで!オキナワの方達は逃げよ!」

ヒヨシマル「オキナワの人たち!こっちへ!」


海辺に転がるたくさんのオキナワの人々の遺体。
ショウリュウキの書物やサトウキビを積んだ船は、隼人兵達に焼き払われてしまった・・・


神武「貴様ら・・・おまえらの血は、何色だ~~~!!!」


隼人隊長、隼人兵たち20人が現れた!

隼人隊長「天孫の皇子じゃ!討て~!!!」

アチタケル「破魔剛力掌波!!!」

アチタケルの一撃で5人の隼人兵を倒す!

アチタケル「我こそは、天孫族皇子・神武の一の家臣!
力の神タジカラオが子孫、アチタケルなり!」

神武「天孫光輪斬!!!」

神武の剣撃により5人の隼人兵を倒す!

隼人隊長「な、なんだ!?こいつらは、化け物か!
敵は2人。残り10人で一斉にかかれ!」

神武「アチタケル!いったん、退いて体勢を立て直すぞ!」

アチタケル「はっ!」

ヒヨシマル「オキナワの人たちの避難、終了しました!」

ショウリュウキ「神武!私も戦う!」


ショウリュウキは、戦いの歌を歌った!
神武達の攻撃力、守備力、会心発生率が倍増した!

【隼人の賊たちとの戦い】

神武「ショウリュウキ。ありがたい!」

アチタケル「隼人の賊ども!覚悟せい!」

隼人隊長「ひっ、退け退け~~~!!!」


隼人兵たちは、逃げ出した。
隼人兵たちをやっつけた!


ショウリュウキ「カドマ・・・イナミ・・・おお、ツルベ、おまえもか・・・」

神武「ショウリュウキ・・・」

ショウリュウキ「なぜじゃ?なぜ、我らが、こんな虐殺を受けねばならん!?
ナイチャー(本土の人)は、我らオキナワをなんだと思っとるのじゃ?!
おお~~~~~~!!!」

神武「ショウリュウキ・・・これからどうするつもりだ?」

ショウリュウキ「もう、船無い・・・私たち、オキナワの島にもう帰れない・・・」

神武「ショウリュウキよ。俺は国を作る。」

ショウリュウキ「!?」

神武「暴力による襲撃で人々の命が奪われることのない国を!
賊どもだけでなく、中華の大帝国にも侵略されることのない国を!
そして、オキナワの者たちも、ともに平和に幸福に生きることのできる国を!
たとえ、俺の代で、できなくても!
子孫たちに受け継がれ、何千年もかかっても!
俺は、俺たちは、この世界で一番平和な国を作る!!!」

ショウリュウキ「神武よ。おまえは、太陽。
我ら自然を崇めるオキナワの者にとっても、太陽は自然の王。
ならば、このショウリュウキ、おまえに仕え、その持てる智恵のすべてをおまえのために捧げよう!」


こうして、オキナワから来た巫女ショウリュウキは、神武様に仕えることとなる。
この後、ショウリュウキは、アチタケル、ヒヨシマルらと並んで、神武十将軍と呼ばれる将軍の一人となることになる。
ショウリュウキは、神武十将軍の一人として、大陸の学者から学んだ様々な知識を神武様の国作りに活かし、大きな貢献をすることになる。
そして、ショウリュウキの子孫の中から、後に、尚巴志が生まれ、琉球王国を建国することになる。それは、まだずっとずっと先の未来のお話・・・

さて、今回のお話は、ここまでにしときますか。
次回は、えっ、出雲大社からの使者!?
なんですって?出雲に学校が作られる!?
神武様たちは、学校に行くの!?


第4話「出雲大社の学校へ行こう!」

ストーリーテラーのアメノウズメでございます。
前回から数ヶ月。ショウリュウキ達、オキナワ(現在の沖縄県)から来た者たちは、日向(現在の宮崎県)の海辺のアイラツヒメの集落に根付き生活しております。
ショウリュウキは、アイラツヒメのお側に住み、いつも神武様やアチタケル、ヒヨシマル、そしてアイラツヒメと学問をしたり、音楽をしたりと過ごしています。
そんなある日、日向の高千穂のウガキヤフキアエズ王の下に、出雲大社から使者がやってきます。


ウガキヤフキアエズ王「出雲大社からのご使者とは。
まだ神無月(10月)は先の春先であるというのに。」

タマヨリヒメ「なにごとでございましょうね。」

ウガキヤフキアエズ王「出雲(島根県)からよくぞいらっしゃった。
どういったご用件かな?」

イズモノカンナギ「私は、出雲大社で神々にお仕えしております。イズモノカンナギと申します。
この度、オオクニヌシ様のご発案により、アマテラス大御神様の御子であられる神武様とその腹心となるべき者たちを教育するために出雲大社に出雲大社学宮(イズモタイシャマナビノミヤ)という学校を創設することになりました。
つきましては、神武様とその腹心となるべき者一名にも、高千穂から、出雲大社学宮にご入学していただきたく、オオクニヌシ様の使者としてまかり越しました。」

ウガキヤフキアエズ王「なんと?オオクニヌシ様から。出雲大社学宮ですと。」

タマヨリヒメ「学校とは、どのようなことをするのですか?高千穂から出雲に通うのですか?」

イズモノカンナギ「学校とは、学問などを集団で学ぶ場所でございます。
このイズモノカンナギが神降ろしを行い、学問について智恵の神オモイカネ様、武芸について力の神タジカラオ様、そして、政道についてオオクニヌシ様が直々にご指導を下さります。」

ウガキヤフキアエズ王「なんと!?ものすごい教師陣じゃな!」

イズモノカンナギ「出雲大社学宮には、全国各地の選び抜かれた天津神、国津神の子孫達60名が入学する予定でございます。
期間は3年間。その間は、全員、出雲にある寮にて生活していただきます。」

タマヨリヒメ「なんと、3年間も・・・神武は、高千穂を離れて生活するのですか・・・」

イズモノカンナギ「ご両親がご心配されるのも無理はありません。しかし、神武様は、アマテラス大御神様の化身たる御子として、他の同年代の仲間達と共に学ぶことが、後々のこの地上に国を作る使命を実現するためには不可欠かと。
どうか、出雲大社学宮に、神武様をご入学させていただくよう、お願いいたします。」

ウガキヤフキアエズ王「神武と共に出雲に行くもう一人は?」

イズモノカンナギ「特任教授・タジカラオ様のご指名でございます。
ぜひ、アチタケル殿を。」

ウガキヤフキアエズ王「了解した。二人に話してみよう。」


出雲大社からの使者・・・
なんと、出雲大社に出雲大社学宮という学校を作り、神武様とアチタケルを入学させよとの要請でした。
ウガキヤフキアエズ王は、二人を呼び、学校へ行く趣旨をご説明されます。神武様は、最初は、ゴネていましたが、アチタケルとともに、出雲(島根県)に行くことを了承します。


【神武】

神武「なんで、学校なんか行かなきゃならんのだ( ・ω・)」


【アチタケル】

アチタケル「まあまあ、神武様。俺も一緒に行きますから。」


【ショウリュウキ】

ショウリュウキ「学校とは、また進んだことを。
いろいろ学べて面白そうね。行けるなら私も行きたい。」

【ヒヨシマル】

ヒヨシマル「おいらも、勉強してみたいな・・・」

神武「学校って、面白いのか( ・ω・)?」

ショウリュウキ「これまで知らなかったことを知ったり、これまで知らなかった仲間と知り合ったり、学校も面白いと思うわよ。」

【アイラツヒメ(アイラ)】

アイラツヒメ「3年間・・・長いのね・・・」

神武「3年なんて、すぐじゃ( ・ω・)」

アイラツヒメ「うん。神武が帰ってくるの待ってる。」


神武様とアチタケルは、出雲大社学宮から出された事前の宿題のドリルを解き、入学準備を整えて、高千穂から出雲に旅立ちました。
母上のタマヨリヒメ様と、婚約者のアイラツヒメ様は、涙を流してお見送りをされていましたね。
そして、高千穂から騎馬と船で移動した神武様達は、出雲大社のある出雲の町に到着します。


神武「うわぁ~、これが出雲か!人がいっぱいおるぞ!」

アチタケル「ジ、神武様!田舎者と思われてしまいます!」


サキタマハニマル「はにゃ~!!!チチブカネビメちゃん、人がいっぱいだよ~!!!」

チチブカネビメ「サキタマハニマル君・・・私たちが田舎から来たのがバレます・・・」


神武「おっ、なんか俺と同じような反応してるヤツがいるぞ( ・ω・)」

【サキタマハニマル】

サキタマハニマル「はにゃ?君は?ボクは、武蔵(現在の埼玉県)から来たサキタマハニマル。この女の子は、ボクが将来、おムコさんになる、武蔵のチチブカネビメちゃんだよ。」

【チチブカネビメ】

チチブカネビメ「ハニマル君、誤解される紹介を勝手にしないように・・・
チチブカネビメと申します。おや?あなたは?」

神武「俺は、日向(宮崎県)の高千穂から来た神武だ。よろしく( ・ω・)」

アチタケル「神武様の側近、アチタケルだ。よろしく。」

チチブカネビメ「あら・・・あなたが神武様。よろしくお願いいたします。」


【キビツモモタ】

キビツモモタ「へ、田舎者どもが!俺様は、大国吉備(岡山県)の天津神キビツヒコの子孫、キビツモモタ様じゃ!道を開けろ!」


アチタケル「おっ、なんか威張ったのがいますね。シメますか?」

神武「う~ん。ほっときゃいいんじゃね( ・ω・)」

サキタマハニマル「あっ、あの威張ってる子の目の前に、すごい派手な着物着た女の子が・・・」

【オワリノブヒメ】

キビツモモタ「おい。女!俺様は大国吉備の天津神キビツヒコの子孫、キビツモモタ様じゃ!」

オワリノブヒメ「で、あるか。」

キビツモモタ「俺様がここを通る!どけ!」

オワリノブヒメ「断る。」

キビツモモタ「女のくせに!生意気だぞ!」


キビツモモタがオワリノブヒメにつかみかかる。
しかし、オワリノブヒメは舞うようにキビツモモタの攻撃をかわす。


キビツモモタ「なんだ!?この女!?」

オワリノブヒメ「本気でかかってくるがよいぞ。」

キビツモモタ「このアマ~!はっ、消えた!?」


神武「上だ( ・ω・)」


キビツモモタ「上?」

オワリノブヒメ「遅い!」

オワリノブヒメの華麗なムーンサルトからの蹴りがキビツモモタにヒット!

キビツモモタ「ぐあっ!」

周囲から大歓声。


アチタケル「ほう、あのお姉ちゃん、綺麗な顔してやるねぇ。」

神武「なかなか良い動きだね( ・ω・)」


オワリノブヒメ「弱いな。むっ?」

神武「むっ( ・ω・)?」

オワリノブヒメ「お前とその隣のお前。強いな。」

アチタケル「おっ、わかるかい。お姉さん。」

オワリノブヒメ「お姉さんではない。我は、オワリノブヒメ。
尾張(愛知県)の国津神の子孫である。」

神武「国津神の子孫にもできるのがいるようだね。
俺は神武。こいつはアチタケルだ。」

オワリノブヒメ「ふむ。で、あるか。」

神武「いろいろと面白いヤツらがいそうだな( ・ω・)」


【サルメノウズメ】

サルメノウズメ「あら、あなた、ひょっとして神武様?」

神武「むむ。俺は神武だ( ・ω・)」

アチタケル「俺は、神武様の一の家臣アチタケル。
おまえは何者だ?」

サルメノウズメ「アチタケル・・・筋肉バカっぽいヤツね。
私は、天津神アメノウズメとサルタヒコの子孫、伊勢(三重県)から来たサルメノウズメちゃんよ。よろしくね~。」

神武「よろしく( ・ω・)」

アチタケル「初対面で、筋肉バカとは、なんだ!」

サルメノウズメ「筋肉は~~~!」

アチタケル「裏切らない!・・・くっ、乗せられた!
なんか、こいつとは初対面な気がしない!」

サルメノウズメ「ふふふ、どうやらDNAに刻み込まれているようね。」


ふふふ、この超絶美少女こそ、このアメノウズメの子孫。サルメノウズメよ。
私にそっくりな、とってもかわいい娘だこと。
あら、なによ!タジカラオ!何か言いたいの?横からチャチャ入れないでよね!
さて、神武様達は、出雲の町の奥にある、出雲大社に向かいます。
出雲大社は、オオクニヌシが国譲りを行った際に、建てられた由緒正しい神社よ。この出雲大社では、神無月(10月)に、全国の神々が集まるの。その辺のことは、『オオクニヌシの国譲り(後編)~そして国譲りへ』を読んでみてね!

出雲の大社の奥に作られた出雲大社学宮。
そこには、九州、中国、四国、近畿、中部地方を中心に60人の天津神、国津神の子孫達が集められました。


神武「ふむ。さすがに薩摩(鹿児島県)の隼人(ハヤト)の者はおらんな( ・ω・)」

アチタケル「天孫一族に反抗的な豪族達は、生徒を出さなかったようですね。」

サキタマハニマル「関東からは、僕とチチブカネビメちゃんの二人だけだよ。関東には、毛野(現在の群馬県)とか強い豪族もたくさんいるんだけど、豪族同士で戦ばっかりしてるんだ。」

サルメノウズメ「近畿からも、一番の大国である大和(奈良県)や河内(大阪府)の豪族達は生徒を出してないわね。天孫一族に従わないという諸豪族よ。」

神武「ふーん。そうなのか( ・ω・)」

イズモノカンナギ「みなさん!静粛に!」

神武「おっ、入学式が始まるな。」


イズモノカンナギ「みなさん、初めまして。これから、みなさんの指導をさせていただく、イズモノカンナギです。
まずは、みなさんのご入学にあたり、出雲大社学宮校長のオオクニヌシ様よりご挨拶いただきます。」

神武「オオクニヌシ?俺のひいじいちゃん(ニニギノミコト)より前の時代の神だろ?まだ生きてるのか?」


イズモノカンナギの体に、オオクニヌシの魂が乗り移る。
なんとイズモノカンナギの姿がオオクニヌシに変化した!

【オオクニヌシ】


神武「うお!こいつはすごい!」

チチブカネビメ「天孫ニニギノミコト様が人と同じ寿命となって以降、神々は、自分たちで直接地上に関わることを禁ずる協定を結ばれました。神々が地上に現れるときは、神の魂を巫女などに憑依させ、現れることになります。
しかし、普通は、声のみ・・・このイズモノカンナギ先生は、お姿まで神と一体化されている。大変な術者ですね。」

神武「なるほど。そういうことか( ・ω・)」


【オオクニヌシ校長の挨拶】

オオクニヌシ「みなさん。入学おめでとうございます。
私は、この出雲大社学宮の校長、オオクニヌシです。
校長としての他、みなさんには、政治学の授業も担当させていただきます。
みなさんは、それぞれ天津神や国津神の子孫であり、各地から集まった生徒達です。
それぞれの育った環境は違いますが、この出雲大社学宮では、みな、対等な学友です。天津神も、国津神も、男も、女も、どの地方出身かも、ここでは一切関係ありません。
誰に対しても特別扱いはしません。3年間のこの出雲大社学宮での生活を通じて、みなさんが、これからの国作りを指導していける人材となれるよう、私たち教授陣も最高の授業を提供していきたいと思います。
みなさん、一緒に頑張りましょう。


姿がイズモノカンナギに戻る。


イズモノカンナギ「それでは、オリエンテーションとして、各3名ずつの寮分けを配布します。それぞれの寮で同室となる3名は、これから3年間、ずっと寝起きを共にすることになるので、ぜひ、仲良くしてください。
さて、みなさん、宿題のドリルはちゃんとしてきたかしら?これからオモイカネ様作成の抜き打ちテストを行います。採点後、明日の授業のときに成績上位者5名は発表します。なお、国語、算数、理科、社会の4科目のそれぞれで30点未満の人は、補講を受けてもらいます。みんな、がんばってね。」


キビツモモタ「テスト!?聞いてね~」

サルメノウズメ「え~、成績上位者5名発表ですって?悪シュミ~~~!」

サキタマハニマル「テスト。がんばる!」

神武「ふ~ん。テストかぁ( ・ω・)」


神武様達は、オモイカネが作成した抜き打ちテストを受けさせられます。
科目は国語、算数、理科、社会の4科目。それぞれ100点満点の合計400点満点。果たして、この子達は、どんな成績になるのかしらねぇ。それは、次回発表よ!

さて、出雲大社の奥の間に通じる異空間。教授となる神々の控えの間。


【オモイカネ】

オモイカネ「さて、私のテストはどれくらいの点数を取れるかな。ちなみに、宿題のドリルを完全にこなしていれば、各90点は取れるように作ってあるがね。」

【タジカラオ】

タジカラオ「へへ、俺は、学力テストの結果なんぞより、あの子らを格闘でしごいてやるのが楽しみだな。」

【オオクニヌシ】

オオクニヌシ「3年間で、どの程度育ってくれますかな。」

【スサノオ】

スサノオ「まあ、俺の出番は3年目の最後だけか。せいぜい、育ってくれよ。アマテラス姉ちゃんの化身とその腹心となるガキどもよ・・・」


あら、なんだか、性格悪そうな教授達が並んでるわねぇ。
入学式、オリエンテーション当日に抜き打ちテストっていうのも、なんだかイヤねぇ。オモイカネらしいけど。
さて、今回のお話はここまでにしときますか。
次回は、抜き打ちテストの結果発表。さらに、各寮での生活や授業など、いよいよ学校生活も本番よ!


第5話「出雲大社学宮(イズモタイシャマナビノミヤ)」

ストーリーテラーのアメノウズメでございます。
出雲大社学宮(イズモタイシャマナビノミヤ)に入学した神武様達。
神武様は寮では、武蔵のサキタマハニマル、吉備のキビツモモタと同部屋となります。互いに自己紹介をし、打ち解ける三人。
そして、明けて翌日、オモイカネ先生の授業のときに、抜き打ちテストの結果が返されます。


【キビツモモタ】

キビツモモタ「うわ~、合計250点。平均60点ちょいしかねぇ!でも、こんなもんか?」

【サキタマハニマル】

サキタハニマル「僕、80点取ったよ。」

キビツモモタ「どの科目だ?」

サキタマハニマル「4科目合計80点!えへ。」

キビツモモタ「ズコッ、それ、おまえ、全科目補習確定じゃねえか!」

サキタマハニマル「神武君は、どうだった?」

【神武】

神武「う~ん。まあ、よくできたと思う( ・ω・)」


【オモイカネ】

オモイカネ「では、成績上位者5名を発表する。
まずは、5位は、オワリノブヒメ。
国語90、算数100、理科100、社会90の合計380点。

生徒A「380点!すげ~~~!!!」
生徒B「算数と理科満点かよ!」
生徒C「リケジョ(理系女子)だ!リケジョ!」


【オワリノブヒメ】


オワリノブヒメ「で、あるか。」


オモイカネ「4位は、サルメノウズメ。
国語100、算数94、理科90、社会100の合計384点。

生徒D「うっそ~!ウズメちゃんて、そんな頭良かったの~!?」
生徒E「おしゃれで遊んでる子だと思ってた!」

【サルメノウズメ】

サルメノウズメ「へへ、ブイ(Vサイン)。」


オモイカネ「3位。トサノリョウマ。
国語100,算数100,理科100、社会92の合計392点。

生徒A「さ、392点~~~!ありえね~~~!」
生徒B「社会以外満点じゃねえか!」
生徒D、E「きゃ~!リョウマ様!イケメンなだけじゃなくて、頭も良くてカッコいい~~~!!!」

【トサノリョウマ】

トサノリョウマ「どうじゃ~!顔は福山雅治、頭はガリレオ。
俺は、土佐の天才トサノリョウマじゃき~!」


キビツモモタ「こ、こいつら、どんな頭してやがんだ・・・」

サキタマハニマル「すごいねぇ~。」

神武「・・・」


オモイカネ「では、あとは2位と1位だが・・・」

神武「オモイカネ先生!この発表やめようぜ!
成績の悪かった人は、イヤな思いするし、成績の良かった人は余計なやっかみうけることになる。
成績上位者発表なんて、良くねえと思う!

オモイカネ「ほう。神武は、成績優秀者を発表するべきでないと?

神武「テストの点数で事実上、上下関係ができちまう。それは良くないと思う。

オモイカネ「なるほど。だが、発表しようがしまいが、どうせ誰が成績が良いかなど、わかるぞ。自慢する者もおれば、できなかったとグチをこぼす者もいるだろうからな。

神武「だからって、学校側が、わざわざみんなの前で発表するのはどうかと思う。
やめようぜ!

オモイカネ「神武。それにみな聞くが良い。
神武の言っていることはもちろん理解できる。
しかし、こう考えて欲しい。
成績が優秀な者は優秀であるということが一つの個性。
それ以上でも、それ以下でもない。
順位の上の者が偉いなどということは無い。
一人ひとりが自分の能力、得意、不得意を把握し、得意なものを伸ばし、不得意なものをカバーしていくことが大切だ。
テストの点数という客観的な数値。
それはあくまでもそのテストで何点を取ったか、何位だったかに過ぎん。
その上位者が偉くて、補習を受ける点数の者はダメだなどということは無いのだ。
一人ひとりが尊い。できなかった者もこれから努力していけばよい。
そして、一人ひとりにできること、できないことがある。
それを知り、補い合える友を得ていくことが、学校という場で行われるべきことなのではないかな。

神武「・・・わかったよ。オモイカネ先生。」


オモイカネ「では。続ける。
1位と2位は同点だ。男女ともトップは、全科目満点の400点。

生徒達「全科目満点!すげ~!誰だ!?」

オモイカネ「一人は、チチブカネビメ。そして、もう一人は神武だ。

生徒達「おおおおおおおおおお~~~~~~~~~~!!!」

キビツモモタ「おいおい、神武、お前、そんな頭いいのかよ!?」

サキタマハニマル「神武君も、チチブカネビメちゃんもすごいや!」

【チチブカネビメ】

チチブカネビメ「たまたま勉強していたことが出ただけです。」

神武「・・・だから、発表されたくねえんだよな( ・ω・)」

オモイカネ「さて、テストの点数もらって終わりではないぞ。
これから授業で、今回のテストの問題を解説していく。」


神武様全科目満点でしたか。
サルメノウズメちゃんも、私に似て、なかなか優秀ね。
その日は、その後、オモイカネ先生によるテスト解答授業が行われ、みんな、くたくたになって寮に戻りました。


サキタマハニマル「はにゃ~。補習組だ。神武君も、チチブカネビメちゃんもすごい優秀なのに・・・」

神武「まあ、テストの点数なんぞ、気にしなくていいさ( ・ω・)」

サキタマハニマル「僕が、こんなにバカだと、チチブカネビメちゃん、僕をおムコさんにしてくれないかなぁ・・・」

キビツモモタ「おまえ、あの地味な天才少女が好きなのか?」

サキタマハニマル「うん。チチブカネビメちゃんは、同じ武蔵(埼玉県)秩父って地域の子で、子どもの頃に知り合ったんだ。
僕は、チチブカネビメちゃんに一目惚れして、それ以来、ずっと彼女のおムコさんになるのが夢なんだ。」

キビツモモタ「おムコさんって、おまえが婿養子に行くのか?」

サキタマハニマル「チチブカネビメちゃんは、ご先祖様は、オモイカネ様らしくて、武蔵でも一番の天才少女なんだ。
神武君が天下を平定するときは、絶対、彼女は、神武君の軍師になれると思う。
僕は、チチブカネビメちゃんが、活躍できるように、彼女のことを家庭で支えたい。

キビツモモタ「それ、男女が逆じゃねえか?普通は、男が活躍して、女が家庭で支えるもんだろ?

サキタマハニマル「そんなの誰が決めたの?僕は、チチブカネビメちゃんみたいな、優秀な女性は、どんどん活躍するべきだと思う。そしたら、家のことが大変だから、僕が、家庭で家事をして助けてあげたいんだ。

神武「ハニマルは専業主夫になりたいのか?」

サキタマハニマル「うん。ヘンかな?」

神武「いや。俺、そういうの、ありだと思うぜ( ・ω・)」

サキタマハニマル「神武君・・・ありがとう。」

神武「ん?ところで、モモタ、その鉢巻きはなんだ?」

キビツモモタ「おっ、神武、気づいたか。
このオワリノブヒメ様の顔イラストを縫い込んだ鉢巻きに。」

神武「おまえ、オワリノブヒメが好きなのか?
蹴飛ばされてたのに( ・ω・)」

キビツモモタ「あ~!あの綺麗な脚でまた蹴飛ばされて~~~!!!
俺様は、オワリノブヒメ様ファンクラブの第1号会員だぜ!

神武「モ、モモタ・・・おまえ、意外とやばいヤツかも(ーー;)」

サキタマハニマル「神武君は、誰か好きな子いるの?
サルメノウズメちゃんとか仲良さそうだよね。」

神武「俺は、故郷の高千穂に待ってる女がいるからな。

キビツモモタ「うわ~、さすが天孫一族様だぜ。12歳にして、待ってる女が地元にいるのかよ。」

神武「アイラ・・・元気でいるかな・・・


さて、神武様達が恋バナトークに花を咲かせていた頃、出雲大社奥の間に通じる異空間。別名、職員室では、職員会議が行われておりました。


【オモイカネ】

オモイカネ「オオクニヌシ校長よ。
生徒達の学力差がありすぎる。クラスわけとカリキュラムの再考をすべきだ。
このままでは優秀な生徒達は退屈し、補習組の生徒達は、脱落者が続出しかねん。」

【オオクニヌシ】

オオクニヌシ「し、しかし、この出雲大社学宮では、60人全員が対等な生徒。成績順によるクラス分けで、スクールカーストができては困ります。

【タジカラオ】

タジカラオ「だが、このままだと俺の格闘の授業も困るぞ。
女子生徒達に相撲をとらせるわけにはいかん。」

オモイカネ「男女でわけるというのは反対だな。
男女で役割が違うと我々がわけてしまうのは、我々、神が男女は役割が違うと認めているという誤ったメッセージを出しかねない。
それに、成績優秀者5名のうち3名は女子だ。あの者たちには、神武らと同じ英才教育を施したい。

イズモノカンナギ「私が神降ろしの儀式で、みなさまを地上にお迎えできるのは、同時には一柱のみ。複数のクラスを私が担当するのは無理でございます。」

オオクニヌシ「クラスわけ・・・それによってイジメが起こったりしたら、保護者の方々になんと説明すればよいか・・・」

オモイカネ「いや、むしろ、イジメが起こらないように、きちんとクラスをわけてやるべきだ。」

タジカラオ「う~む。学校運営とは難しいものだのう・・・」

【スサノオ】

スサノオ「ちょっといいかい。イズモノカンナギよぅ。お前さん以外で、神降ろしの術が使える者は出雲大社におるか?」

イズモノカンナギ「先生方クラスの高級神を神降ろしできるのは、私だけでございます。
また、神降ろしをできる者としては、イズモノカンヌシとイズモノミコがおりますが、いずれも、言葉のみを地上の者にお伝えできるのみで、私のように神と一体化して地上で行動することまではできません。

スサノオ「十分じゃ。この近辺の神々のリストがあれば見せてくれ。」

イズモノカンナギ「リストはこれにございます。」

スサノオ「ふ~ん。戦術ならキビツヒコが良さそうだな。
その他学問は、ヤガミヒメ。
家政については、俺のカミさんのクシナダヒメに頼んでみよう。

オオクニヌシ「それでどのようなカリキュラムを組むというのですか?」

スサノオ「クラス分けは、王道クラス20名、武将クラス20名、そして、家政クラス20名。
王道クラスは、イズモノカンナギが担当してお前らが予定どおりの授業をやれ。
武将クラスは、イズモノカンヌシが担当。キビツヒコに戦術の授業、その他学問をヤガミヒメ、あと格闘は、王道クラスと合同でタジカラオがイズモノカンナギの神降ろでやれ。
家政クラスは、イズモノミコが担当。ヤガミヒメが学問。クシナダヒメが家事全般の指導をする。
それで、どうじゃ?
あと全体講義で、オオクニヌシは、3クラス合同の授業をやれ。
それぞれの役割で差別意識が生まれないようにするための大事な授業じゃ。

タジカラオ「俺は、なんでもいいぜ。」

オモイカネ「妥当なところだな。」

オオクニヌシ「わかりました。講師達を手配します。
クラス分けは希望でしょうか?」

オモイカネ「希望と適性を踏まえてだな。この私が、すでに適性試験を作成しておいたぞ。」


あらあら、オモイカネ、ほんと、試験好きねぇ・・・
スサノオ様もなんだかんだと仕切りたがりね。
だいたいジェンダーバランス考えるなら、教授が男ばっかなのが、そもそもダメなのよ。やっぱり、このアメノウズメちゃんのような優秀な女性を教授に入れておかないとね。まあ、ヤガミヒメとクシナダヒメが講師に加わるなら、良いのかもね。

そして、王道クラス、武将クラス、家政クラスの3クラスのクラス分けが発表されました。


王道クラス 男子17名、女子3名

神武「こいつは、また、えらい偏ったのう・・・」

トサノリョウマ「お~~~!!!女子がほとんどおらんぞ~!」

サルメノウズメ「え~!王道クラスって、女子3人だけなの!?」

オワリノブヒメ「で、あるか。」

チチブカネビメ「能力というより、王道クラスを希望した女子がほとんどいなかったようです。」

神武「なんでなんだ( ・ω・)?」

チチブカネビメ「結婚してお嫁に行きたい人には、王道クラスの授業は受けない方がいいと考えてしまう人が多いのでしょうね・・・」

神武「ふ~ん。高学歴、ハイキャリア女子は、結婚に不利って意識か( ・ω・)」


武将クラス 男子12名、女子8名

神武「あれ?モモタは武将クラスなのか( ・ω・)?」

キビツモモタ「ああ。俺には、オモイカネ先生の授業は難しすぎるし、格闘の授業は王道クラスと一緒にやれるからな。」

アチタケル「俺も武将クラスにしとけば良かったか・・・」


家政クラス 男子1名、女子19名

神武「ハニマルは、家政クラスにしたのか( ・ω・)」

サキタマハニマル「はにゃ~!少ないとは思ってたけど、男子僕だけなのか・・・」

神武「気にすんな。家事は大事だ( ・ω・)」

サキタマハニマル「うん。神武君。ありがとう。」

サルメノウズメ「それにしても、女子の約63パーセントが家政コース。この価値観、変えたいわね。」

神武「女子の意識というよりは、男子の意識や社会全体の意識や構造を変える必要がありそうだね( ・ω・)」


オオクニヌシ校長の全体授業


オオクニヌシ「みなさん、今回、三つのクラスにわけて、これから3年間、それぞれの勉学、鍛錬に励んでもらいます。
しかし、最初に言っておきます。
この王道、武将、家政の3クラスは、それぞれ優劣があるものではなりません。
みなさんの中には、王道は武将より偉く、家政は他よりも劣るなどと誤った考えを持っている人が、もしかしたらいるかも知れません。
しかし、みなさん。考えてみてください。
みなさんが、毎日食べるご飯は誰が作っていますか?
みなさんの着物の洗濯をしてくれる人、掃除をしてくれる人、みなさんが毎日食べるお米や野菜を作ってくれる人、魚を捕ってくれる人、みなさんの着る着物を作ってくれている人、みなさんの日用品を作ってくれている人、それを運んでくれる人、いろんな人たちが、いるから、みなさんは、毎日の生活を暮らしていくことが出来るのです。
この出雲大社学宮でのクラス分けは、優劣ではありません。
それぞれの学びたいこと、役割に応じてのクラス分けです。
みなさんは、一人一人が誰もが尊い。
一人一人がこの学校での主人公です。
そして、この学校を出た後も、みなさんの一人一人が、自分の人生の主人公です。
そのことを理解し、自分とは異なることを学んでいる人たちとも尊敬し合って、学んでいきましょう。


神武「なるほど。一人一人が主人公か( ・ω・)」

サキタマハニマル「僕も、お料理やお裁縫の勉強、がんばる!」

キビツモモタ「へへ、俺様もみんなを守れるように頑張るぜ!」


王道クラスに入った神武様は、イズモノカンナギに乗り移ったオモイカネ、オオクニヌシ、タジカラオら神々から、さまざまな学問や武術、帝王学を学びながら、日々を過ごしていきました。
神武様は、寮の同じ部屋のサキタマハニマルやキビツモモタを通じて、他のクラスの生徒達とも交流し、仲良くなっていきます。
ただ一人、武将クラスのエツノケンシンだけは、神武様と話をあまりしたがりません。


【神武】

神武「エツノケンシン。お前の故郷の越後(新潟県)って、どんなとこなの?」

【エツノケンシン】

エツノケンシン「・・・雪が多い・・・冬・・・」

神武「ほかには?」

エツノケンシン「・・・」

神武「もしかして、俺と話すのイヤか?」

エツノケンシン「人と・・・あまり話したくない・・・」

神武「わかった。無理に話しかけてすまなかった。」

エツノケンシン「・・・・・・」


あらあら、このエツノケンシンって子、あまり人付き合いが得意じゃないみたいね。みんなの学校にもそんな子いるんじゃない?
でも、それでもいいのよ。
一人一人が主人公。集団が苦手なら、苦手でもいいのよ。
それぞれの人生を大切に生きて学んでいければそれでいい。
自分のペースで、やれることを、レッツゴー!

さて、今回のお話はここまでにしときますか。
次回は、神武様達も3年生、卒業までもうすぐよ。
出雲大社学宮で武闘大会が行われるわよ。
果たして神武様は優勝することができるのかしら?
そして、7人の最優秀生徒たちが挑む、『スサノオチャレンジ』とは?


第6話「出雲大社学宮武闘大会!」

ストーリーテラーのアメノウズメでございます。
神武様達が、出雲大社学宮(イズモタイシャマナビノミヤ)に入学してから、3年目の最終学期となりました。
この間、それぞれの生徒にいろいろな物語がありました。

神武様の寮の同室、サキタマハニマルと、学宮一の才女チチブカネビメは、いろいろドラマがあった結果、今は交際しています。ハニマル君、良かったわね!

神武様のもう一人の同室キビツモモタは、オワリノブヒメ様ファンクラブの筆頭として、オワリノブヒメにお熱を上げていますが、オワリノブヒメからはまったく相手にされていません。

女子達から大人気のトサノリョウマは、家政クラスの女子達に、リョウマ様ファンクラブができていますが、武将クラスの伊予(愛媛県)出身のクルシマエヒメからも熱い眼差しを受けています。

人付き合いの苦手だったエツノケンシンは、武芸の鍛錬を通じて、次第に友だちができ、特にアチタケルとは親友となっています。

我が子孫、超絶美少女サルメノウズメは、男子からはモテモテ、女子とも仲良くやっており、学宮のトップアイドル的存在としてムードメーカーとなっています。

そして、我らが神武様は、学問、武芸の成績が王道クラスでもトップなのは、もちろん、王道クラス、武将クラス、家政クラスの誰からも慕われる存在になっていました。
この辺の「一人一人のドラマ」は、機会があったら、『外伝』で書くかもね~。

さて、3年間の学校生活も残り1週間となり、希望者32名による一騎打ちの格闘戦トーナメント、「出雲大社学宮武闘大会」が開催されることなりました。

その前日・・・

【チチブカネビメ】

チチブカネビメ「ちょっと、ハニマル君!武闘大会に出るって本気なの!?」

【サキタマハニマル】

サキタマハニマル「うん。カネビメちゃん。僕、出場する。」

チチブカネビメ「あなた家政クラスで武術の授業無かったでしょ?
王道クラスや武将クラスの人たちは、3年間も、タジカラオ先生の武術指導を受けてるのよ!怪我するだけだから、やめて!」

サキタマハニマル「カネビメちゃん。僕だって、神武君達と放課後に武芸の稽古もしてたんだ。卒業前に、カネビメちゃんにイイとこ見せたい。」

チチブカネビメ「ハニマル君・・・」


そして、武闘大会が始まった!


【サルメノウズメ】

サルメノウズメ「は~い。みんな、いよいよ3年間の学校生活一のビッグイベント。出雲大社学宮武闘大会の始まりよ~~~!!!
実況は、みんなのアイドル!サルメノウズメがお送りするわよ~~~!!!


大歓声


サルメノウズメ「ルールは、簡単。32名の出場選手達が、一対一の一騎打ちをしていくわよ!
トーナメントを勝ち抜いて、決勝戦で勝利した選手が、出雲大社学宮最強!最強戦士決定戦よ!!!


予選1回戦
トサノリョウマ(王道) 対 クルシマエヒメ(武将)
ファイト!!!


【クルシマエヒメ】

クルシマエヒメ「リョウマ様!まいります!」

【トサノリョウマ】

トサノリョウマ「来い!エヒメ!」

サルメノウズメ「お~と、まずは、クルシマエヒメ選手が仕掛けます!
だが、トサノリョウマ選手、クルシマエヒメ選手の攻撃をうまくかわしていきます!」

トサノリョウマ「はっ!」

クルシマエヒメ「きゃ!」

サルメノウズメ「お~と、トサノリョウマ選手の華麗な回し蹴りが決まった~!

クルシマエヒメ「まいりました。私の負けです。」

トサノリョウマ「エヒメ。怪我してないか?」

クルシマエヒメ「リョ、リョウマ様。ああ~、幸せ!」

サルメノウズメ「試合終了後トサノリョウマ選手、さわやか笑顔の追加攻撃!
クルシマエヒメ選手、トサノリョウマ選手に抱きかかえられ、もうメロメロです!
お~と、観客席のリョウマ様ファンクラブからはクルシマエヒメ選手に大ブーイングの嵐だ~~~!!!
おふたりさ~ん、次の試合あるから、イチャついてないで、さっさと闘技場明けてね~。


予選1回戦
サキタマハニマル(家政) 対 ダザイテンマン(王道)
ファイト!!!

【サキタマハニマル】

サキタマハニマル「はにゃ~~~!!!」

【ダザイテンマン】

ダザイテンマン「この王道クラス総合成績7位のダザイテンマン!
家政クラスのサキタマハニマルになど負けぬぞ~!!!」

サルメノウズメ「お~と、しかけたのはダザイテンマン選手!
左右のパンチの猛ラッシュ!サキタマハニマル選手、どんどんコーナーに追い詰められていきます!」

サキタマハニマル「こ、これが、王道クラス・・・つ、強い・・・」

サルメノウズメ「お~と、サキタマハニマル選手!もうグロッキーだ!
これはダウン、ギブアップか!?」

チチブカネビメ「ハニマル君!」

サキタマハニマル「ぼ、僕は・・・僕は、カネビメちゃんのおムコさんになるんだ~~~~~~~~~~~!!!

ダザイテンマン「うおっ!?」

サルメノウズメ「なんと!サキタマハニマル選手!ダザイテンマン選手の右腕を掴み、そのまま、一本背負いだ~~~!!!

サキタマハニマル「はにゃ~~~~!!!」

ダザイテンマン「ぐわっ!」

サルメノウズメ「なんと!家政クラスのマスコットキャラクター、サキタマハニマル選手!大逆転の一本背負い投げで、ダザイテンマン選手に逆転勝ちだ~~~!!!

【キビツモモタ】

キビツモモタ「よくやった。ハニマル!」

サキタマハニマル「へへ、カネビメちゃん。僕、勝ったよ。」

【チチブカネビメ】

チチブカネビメ「ハニマル君。がんばったわね!」

ダザイテンマン「ぬお~!ハニマルに負けた!俺は、武官じゃなくて、文官の道決定じゃ~!


その後、試合は進み、勝つべき者が順当に予選を勝ち抜いていきました。そして、決勝トーナメント。


サルメノウズメ「いよいよ、予選リーグを勝ち抜いた8人の戦士たちによる、決勝トーナメントです!
優勝候補筆頭の神武選手に挑むのは、顔は福山雅治、頭はガリレオ、トサノリョウマ選手!


【イナバノクニヒメ】


【ハリマノウミヒメ】


【ブゼンノナツヒメ】


【ブンゴノトヨヒメ】

リョウマ様ファンクラブ「きゃ~~~!!!リョウマ様~~~頑張って~~~!!!」

サルメノウズメ「ものすごい歓声です。リョウマ様ファンクラブ。おそるべし!
これは、さすがの神武選手も闘いにくいか?」

神武「ふ~ん( ・ω・)」

トサノリョウマ「神武。全力で行くぜ。」


決勝トーナメント1回戦
神武(王道) 対 トサノリョウマ(王道)
ファイト!!!


【トサノリョウマ】

トサノリョウマ「神武のような格上の相手とは、まともに打ち合っても勝ち目は無い。ここは・・・」

サルメノウズメ「しかけたのはトサノリョウマ選手!この技は!」

トサノリョウマ「黒潮海竜波~~~!!!

サルメノウズメ「出た~!トサノリョウマ選手の最大の奥義!黒潮海竜波!
闘気の流れが黒潮の流れのようにすさまじい渦を巻きながら神武選手に襲いかかる!勝負あったか!?

【神武】

神武「水はいかなる形にも形を変え、そして岩をも砕く・・・とう!

トサノリョウマ「なんだと!?」

サルメノウズメ「なんと!神武選手、黒潮海竜波の闘気の渦の中に飛び込んだ!まるで鯉の滝登りのように、闘気の渦を泳ぐ神武選手!

神武「とりゃ~!!!」

トサノリョウマ「ぐわっ!」

サルメノウズメ「神武選手の強烈な体当たり!トサノリョウマ選手、吹っ飛んだ~!!!

トサノリョウマ「ま、まいった。」

サルメノウズメ「勝者!神武選手!すごい!神武選手、ものすごい格闘センス!
あのトサノリョウマ選手を体当たり一撃で倒しました~~~!!!

【クルシマエヒメ】

クルシマエヒメ「リョウマ様!」

サルメノウズメ「お~と、クルシマエヒメ、倒れたトサノリョウマにかけより抱きかかえる!またしても、リョウマ様ファンクラブからは、大ブーイングの嵐だ~~~!!!
って、お二人さん、イチャついてないで闘技場を明けてね~。


サルメノウズメ「さて、いよいよ準決勝となりました。
準決勝第一戦のカードは、とてつもない格闘センスを見せつけた優勝候補筆頭の神武選手!

神武「さて、やるか( ・ω・)」

サルメノウズメ「対するは、並み居る男どもを蹴散らしてきた最強の女!オワリノブヒメ選手!

オワリノブヒメ「で、あるか。」


サルメノウズメ「おっ?観客席に、オワリノブヒメファンクラブの武将クラスの男子達がなにか始めるみたいね。あら、王道クラスのナガサーキサダがちゃっかり混じって、ギターのような楽器(※古代日本にギターはなく、音楽の神の子孫ナガサーキサダが独自に作った楽器です。)を奏で始めました。このメロディは・・・関白宣言!?


【ナガサーキサダ】

ナガサーキサダ「おまえを嫁に もらう~には
俺たち どんだけ がんばればいい
勉強しても勝てない 格闘しても負ける
でも それで~も 大好きなんだよな

【キビツモモタ】


【サカタノキンタロ】


【ウラシママンタ】

キビツモモタ・サカタキンタロ・ウラシママンタほかノブヒメ様ファンクラブ「フレ~、フレ~、ノ・ブ・ヒ・メ! 
L・O・V・E! I LOVE ノブヒメ~~~!!!

サルメノウズメ「お~と、ノブヒメ様ファンクラブの男子達、すごい応援だ~~~!!!
きみたち、まとめて、フラれてるわよ~~~!!!


神武「やれやれ、お祭りかよ(ーー;)」

オワリノブヒメ「フッ。で、あるな。」

サルメノウズメ「では、始めましょう!準決勝!」


準決勝第1試合
神武(王道) 対 オワリノブヒメ(王道)
ファイト!!!


【オワリノブヒメ】

オワリノブヒメ「勝負だ!神武!」

【神武】

神武「行くぜ!」

サルメノウズメ「オワリノブヒメ選手、すごい蹴り技です!
なんという華麗な!舞うような戦いぶりだ!
神武選手も反撃しますが、当たらない!
神武選手の攻撃をオワリノブヒメ選手、流れるようにかわしていきます!

神武「やるな!ノブヒメ!」

オワリノブヒメ「は!」

神武「くっ!どりゃ!」

オワリノブヒメ「神武よ!受けよ!」

サルメノウズメ「オワリノブヒメ選手!空高くジャンプ!この技は!

オワリノブヒメ「鳳凰三連覇!!!

サルメノウズメ「出た~!オワリノブヒメ選手の最強奥義!
鳳凰三連覇!闘気が3羽の火の鳥のように次々に神武選手に襲いかかる!
これは勝負あったか!?

神武「俺に一度見た技は通用しない!」

サルメノウズメ「神武選手、一羽目の火の鳥をかわした!
さらに二羽目の火の鳥をかわす!
しかし、神武選手、3羽目の火の鳥はかわせないか!?

オワリノブヒメ「ふっ、終わったな。」

神武「は~~~~~~~!!!

オワリノブヒメ「なんだと!」

サルメノウズメ「なんと!神武選手の掌から光が!
3羽目の火の鳥が神武選手の両掌に飲み込まれていく!

オワリノブヒメ「バカな!!!」

神武「ノブヒメ。俺の勝ちだ!太陽神拳反射鏡!!!

サルメノウズメ「なんと!神武選手!オワリノブヒメ選手の放った火の鳥を鏡に反射させるように打ち返した~~~!!!

オワリノブヒメ「くっ!!!まいった。」

サルメノウズメ「オワリノブヒメ選手。ここでギブアップ!
神武選手!決勝進出です!


大歓声


キビツモモタ「ノブヒメさま~!肩を貸します!」

オワリノブヒメ「いらぬ。ふっ、神武、さすがよな。」

神武「へへ、ノブヒメ。お前も強かったぜ( ・ω・)」



サルメノウズメ「さあ、いよいよ、決勝戦です!
最強戦士はどちらか!
トサノリョウマ、オワリノブヒメを倒した神武選手か!


サキタマハニマル「神武君、がんばれ~!」


サルメノウズメ「神武選手に対するは、ここまで王道クラスのリュウゾウジハチマン、そして、準決勝で、あの筋肉バカのアチタケルを倒してきた武将クラス最強の男!エツノケンシン選手!

【アチタケル】

アチタケル「ぐぬぬ・・・俺とケンシンの名勝負を省略されたうえに、筋肉バカと言われておる・・・」

サルメノウズメ「決勝戦の解説は、神武選手と一番付き合いが長く、エツノケンシン選手とも友情を深めてきた、武術しか能が無いのに、決勝戦に残れなかったアチタケルさんです。」

アチタケル「お前!俺になんか恨みあんのか!」

サルメノウズメ「筋肉は~~~!」

アチタケル「裏切らない!」


トサノリョウマ「神武とケンシン。こいつらの過去3年間の対戦成績は、50戦10勝10敗30引き分けのまったくの五分。

オワリノブヒメ「どちらが勝つか興味深いな。

チチブカネビメ「しかも、神武様も、ケンシン殿も、二人とも、お互い以外の相手には一度も負けていません。
この決勝戦の勝者が、まさに、私たち60人の中の、いえ、おそらくは、天下の最強武将ということになりますね。


サルメノウズメ「それでは、いよいよ!決勝戦!
最強武将はどちらだ!」


決勝戦
神武(王道) 対 エツノケンシン(武将)
ファイト!!!


【神武】

神武「行くぜ!」

【エツノケンシン】

エツノケンシン「・・・!」

サルメノウズメ「まずは両選手!がっちりと組み合って力比べです!

アチタケル「むう。この戦い方をしてくれるなら、俺にも勝ち目があったのだが・・・」

神武「うりゃ~~~~~!!!」

エツノケンシン「おおお~~~!!!」

サルメノウズメ「両選手!組み合ったまま動きません!」

アチタケル「力比べは、完全に互角か!

サルメノウズメ「おっと、両選手、離れた。
今度は、神武選手が太陽神拳の拳法技で仕掛けます!

アチタケル「エツノケンシンも拳法技で打ち返しておるぞ!

神武「あったったたたたたたたたたたたた!!!

エツノケンシン「はりゃあああああああああああ!!!


トサノリョウマ「二人とも、すごい打ち合いじゃ!」

オワリノブヒメ「むう。興味深い。」

チチブカネビメ「まさに、力も、そして技も互角な二人・・・
通常攻撃で互角であるならば、勝敗は必殺技の威力で決まる。

ダザイテンマン「おお・・・二人とも我らとは次元が違う強さだ・・・」

クルシマエヒメ「ケンシン君!武将クラスの意地よ~!頑張れ~!」

サカタキンタロ「ケンシン!いてまえ~!」

【アワジミツケメ】

アワジミツケメ「たこ焼きいらんかねぇ~。」

キビツモモタ「たこ焼きちょうだい。」

アワジミツケメ「あいよ。明石海峡で採れた新鮮なタコを使ったたこ焼きだよ。」

ナガサーキサダ「ジンムとケンシン~ どっち勝っても~
おまえたちはすごい~ たぶんすごいと思う~
すごいんじゃないかな~ みんな見ているよ~


サルメノウズメ「神武選手とケンシン選手の激闘が続く中、会場では、家政クラスによる屋台が並び、ナガサーキサダの替え歌ライブも行われています!もう完全にお祭りです!

アチタケル「なんで、俺とケンシンの名勝負の準決勝が省略されて、ナガサーキサダの替え歌が二曲も流れとるんじゃ~!!!」


エツノケンシン「力比べも拳法も互角。ならば。闘気剣で勝負!

神武「へへ。やるか。

エツノケンシン「は~!闘氷剣!

神武「出でよ!太陽剣!

サルメノウズメ「いよいよ!勝負が動くか!?
両選手、闘気で剣を作り出しました!

アチタケル「神武様もケンシンも剣での戦いの方が得意だからな。
これで勝負は決まる。お互いの最強の剣技の激突だ!」


エツノケンシン「行くぞ!神武!エツノケンシン最大の奥義!車懸闘神斬!!!

神武「勝負だ!ケンシン!天孫光輪斬!!!

サルメノウズメ「エツノケンシンの車懸闘神斬と神武の天孫光輪斬!
勝ったのはどっちだ~~~~~~~~!?

エツノケンシン「・・・・・・」

神武「俺の方が強かったんじゃない。太陽と氷の相性の問題。
紙一重の勝負だった。」

エツノケンシン「神武・・・見事だ・・・」

サルメノウズメ「勝ったのは!神武選手です!神武選手!優勝です!!!
会場からは両選手に惜しみない拍手が送られています!
ケンシンもすごかったわよ~~~!!!


武闘大会は神武様の優勝に終わりました。
出雲大社学宮での学校生活も残すところ、あと一週間。事前にもらっているカリキュラムだと、3日後に、神武様達選ばれた7人は、スサノオチャレンジを受けることになっているようです。
あら、なにかしら?


サキタマハニマル「あれ?空の色がなんかヘンだよ。」

チチブカネビメ「なにかしら?」

トサノリョウマ「な、なんだ?あのとてつもなくでかい竜巻は!」

キビツモモタ「おい、こっちに来てるぞ!避難しろ!」

神武「うわ~~~~!!!」

サルメノウズメ「きゃ~~~~!!!」


出雲大社奥の異空間(職員室)


【オオクニヌシ】

オオクニヌシ「な、なにが起こったのです!?」

【タジカラオ】

タジカラオ「生徒達60人が、竜巻に連れて行かれた!?」

【オモイカネ】

オモイカネ「この風は・・・自然の竜巻ではない。」

【クシナダヒメ】

クシナダヒメ「オオクニヌシ校長!先生方!
こちらに我が夫スサノオは来ておりませんか!?」

オオクニヌシ「スサノオ様?そういえば、見ていないな。」

クシナダヒメ「今朝、スサノオが、おかしなマントを着た奇妙ないでたちで、一週間、出かけるから飯はいらんとだけ言って出かけてしまいました。こちらではなかったのですか?

タジカラオ「スサノオ様が・・・イヤな予感がするのう・・・」

オモイカネ「忘れていた・・・あの方は、子どもの頃からとんでもないイタズラ者・・・おとなしくカリキュラム通りにやるはずがなかったか。」

オオクニヌシ「スサノオチャレンジは、生徒達に休息を与えた後の3日後開催、それもそれに耐えられる実力者7名のみだったはずでは!」


えっ!?なに!?
私がもらってる台本にも無いし、オオクニヌシ達も知らないの!?
スサノオ様が!?
どういうこと!?


神武「みんな、無事か!?」

サキタマハニマル「ここは?」

クルシマエヒメ「リョウマ様、ここは一体?」

トサノリョウマ「空の色が普通じゃ無い。異空間か?」

エツノケンシン「邪悪な・・・気・・・」

チチブカネビメ「ここは。根之堅洲国(ねのかたすくに)?まさか・・・」

オワリノブヒメ「スサノオチャレンジというのは、7人だけで受けるのではなかったのか?家政クラスの者たち含めて、60名全員で連れてこられたようだが・・・

アワジミツケメ「な、なんですか!?ここは~!?」


【スサノオ】

スサノオ「ぐわっははははは、よく来たな!神武とその学友ども!
ここが、根之堅洲国じゃ!


サルメノウズメ「なに!?あの妙なマント着た、胴長短足のオヤジ!?」


スサノオ「胴長短足?
容姿を悪く言うと人は傷つくんだからな( ・ω・)」


チチブカネビメ「根之堅洲国・・・胴長短足・・・妙なマント・・・
こんなことをする方は、一柱しかいない・・・はっ、きゃ~~~~!!!


スサノオ「おっと、チートな天才軍師様よ。
お前さんがいると、俺のイタズラの手の内が読まれちまう。
真っ先に頭脳をつぶす。
これで、お前らは、軍師不在だ。


サキタマハニマル「はにゃ~!!!雷に打たれたカネビメちゃんが勾玉に!!!」

アチタケル「おのれ~~~!!!」

エツノケンシン「・・・!」

オワリノブヒメ「くっ!」


スサノオ「おっ、最強のアタッカー3人が一度に飛び出してきたか。
だが、強くても、策が無ければ戦には勝てねえぜ!


アチタケル「破魔剛力掌波!!!

エツノケンシン「車懸闘神斬!!!

オワリノブヒメ「鳳凰三連覇!!!


スサノオ「無駄だ。お前らの技じゃ、俺の闇の衣は剥がせない。
うりゃ~~~~~!


アチタケル「ぐわ~~~~!!!」

エツノケンシン「うわ~~~~!」

オワリノブヒメ「きゃ~~~~!!!」


キビツモモタ「タケル!ケンシン!ノブヒメ!」

ダザイテンマン「あの3人が・・・かなわないどころか、勾玉に・・・


スサノオ「あと、ジャマなのは・・・お前とお前!勾玉にしてやるぜ!


トサノリョウマ「うわ~~~~!

サルメノウズメ「きゃ~~~~!!!なんなのよ!この胴長短足~~~!!!

クルシマエヒメ「リョウマ様~~~!!!」

ダザイテンマン「リョウマとウズメも勾玉にされた!」


スサノオ「俺様は、胴長短足じゃねぇ!大魔王スサノオ様じゃ~~~!!!


神武「大魔王・・・スサノオ・・・


スサノオ「くっくくく、神武。そして、出雲大社学宮のガキどもよ。
これから一週間、この大魔王スサノオ様が、お前らを徹底的にしごいてやるぜ!
ぐわっははははは!!!


なんなのよ!
こんなの台本に書いてないわよ!
スサノオ様!この先の展開考えてあるの!?
ちゃんと責任取りなさいよ!
こほん。失礼しました。

本来、スサノオチャレンジに挑戦する予定だったチチブカネビメ、アチタケル、エツノケンシン、オワリノブヒメ、トサノリョウマ、サルメノウズメの6人が勾玉に変えられてしまう!
しかも、戦いの苦手な家政クラスの子達も含めた54人が根之堅洲国に取り残された!
果たして、神武様達は、この危機を乗り越えることができるのか?
それとも、次回が最終回になってしまうのか!?


第7話「サバイバルゲーム!大魔王スサノオへの挑戦!」

ストーリーテラーのアメノウズメでございます。
大魔王スサノオにより、本来、スサノオチャレンジに挑戦する予定だったチチブカネビメ、アチタケル、エツノケンシン、オワリノブヒメ、トサノリョウマ、サルメノウズメの6人が勾玉に変えられてしまう!
しかも、戦いの苦手な家政クラスの子達も含めた54人が根之堅洲国(ねのかたすくに)に取り残された!
果たして、神武様達は、この危機を乗り越えることができるのか?


【スサノオ】

スサノオ「ぐわっははははは、神武とその学友どもよ、この大魔王スサノオ様が、お前らに与える特別授業のルールは、簡単じゃ!
このエリアには、お前達が集落を作るのに必要な材料は、いたるところに隠してある。それをお前達で見つけ出して、7日間を耐え忍べ!
もちろん、その間に、この大魔王スサノオ様の眷属である妖怪達や鬼達が、お前らの集落を襲う!
そして、最終日まで耐え忍んだら、この大魔王スサノオ様が直々に相手をしているから、7日間耐え忍んで、この俺を倒せたら合格じゃ!
ただし、脱落者が一人でも出たら失格だから、戦えない仲間は守り抜いてやれよな!
ぐわっははははは、それでは、スサノオチャレンジ、スタートじゃ!


神武「むう、ようするに集落を作ってみんなで共同生活しながら、7日間、みんなで守り合えばいいってことか( ・ω・)


出雲大社奥の間につながる異空間(職員室)


【オオクニヌシ】

オオクニヌシ「いけません!スサノオ様を止めに行かねば!」

【タジカラオ】

タジカラオ「面白そうじゃねえか。オオクニヌシ校長、やらせてみようぜ。」

オオクニヌシ「年頃の男女が同人数!多くは縁結びの神たちの子孫達ですぞ!
我が学宮にいた間に、娘が妊娠してしまったなどということになったら、保護者の方々からどんなクレームが来るか!

タジカラオ「心配してるの、そこかいな・・・」

【オモイカネ】

オモイカネ「これは面白いな。単純な戦闘訓練ではなく、内政や兵站の訓練にもなる。

【クシナダヒメ】

クシナダヒメ「会場に使ってる根之堅洲国の大広間、誰が後片付けしてくれるのかしら・・・」



【サキタマハニマル】

サキタマハニマル「神武君。カネビメちゃん達6人の勾玉は集めたよ。
カネビメちゃん達6人の勾玉は、神武君が預かってて。

【神武】

神武「わかった( ・ω・)」


神武は、「6対の勾玉」を装備した!


神武「まずは、集落を作れる場所を探そう!」

【チクゼンノタマヒメ】

チクゼンノタマヒメ「神武様!水辺があります。

神武「じゃあ、水辺に集落を作ろう。寝るとこと食料、あとトイレも必要だな。
いろいろ布も使うことあるだろうから、布の材料になるものも探そう。

【ブンゴノトヨヒメ】

ブンゴノトヨヒメ「お水を汲んできますね。
あら?きゃ~~~~!!!」

神武「むっ?敵か!」


河童たちが現れた!


【ブゼンノナツヒメ】

ブゼンノナツヒメ「あ~れ~!」

チクゼンノタマヒメ「助けて~!」

【ヒゴノアツヒメ】

ヒゴノアツヒメ「えい!きゃっ!私じゃ戦えない!」

河童A「カッパカッパカッパカッパ!」

【リュウゾウジハチマン】

リュウゾウジハチマン「危ないから、家政クラスの女子たちはさがっておれ!」

【クマノヤタ】

クマノヤタ「ここは、我らが戦う!」

【ウサソウリン】

ウサソウリン「とりゃ~!」


河童たちを撃退した。


ブンゴノトヨヒメ「ごめんなさい・・・私たち、足手まといになっちゃって・・・」

クマノヤタ「気にするな。戦いは俺たちがやる。お前達は、うまい飯を作ってくれ。」

神武「物資の採集は一組5人以上でやろう。戦える者はボディガードについてやってくれ。

【ダザイテンマン】

ダザイテンマン「神武様。集落の町割りはこれでいかがでしょう?」

神武「うん。これで行こう。」


一日目、神武様の指導により、集落が作られました。
戦いが苦手な者たちは、集落の内側に。戦える者たちは、外側を囲む形で神武様達54人の大キャンプが始まりました。
その夜・・・


ダザイテンマン「う~む。よくわからんなぁ・・・」

神武「どうした?ダザイテンマン。」

ダザイテンマン「あっ、神武様。女子達からなにか困っていることがあるようなのですが、聞いても恥ずかしがって、よくわからんのです。」

【イツクシマオキツシマヒメ】

イツクシマオキツシマヒメ「女子達がみな・・・困っているのですが・・・」

【イツクシマタギツヒメ】

イツクシマタギツヒメ「で、でも、こんな状況だし・・・」

【イツクシマタギリヒメ】

イツクシマタギリヒメ「は、恥ずかしい・・・」

神武「生理用品か?」

イツクシマオキツシマヒメ「は、はい。何の準備も無く、ここに連れてこられたため、生理用品が不足しております。しかし、このような状況下ですので、なんとか我慢します・・・」

神武「毎日のことだ。我慢ってわけにもいかんだろ。物資は限られてるけど、作れるか?」

イツクシマオキツシマヒメ「はい。家政クラスでは生理用品の作り方もみな習っております。ただ、限られた物資をそのようなことに使っても良いものかと・・・」

神武「物資不足だけど、削っていい物じゃない。生理用品に物資を使ってくれ。」

イツクシマ三姉妹「神武様、ありがとうございます。」

神武「一週間か・・・思ったより大変かもな・・・


スサノオチャレンジ二日目


【キビツモモタ】

キビツモモタ「鬼どもが来たぞ!」

神武「迎え撃て!敵は強い。一人で戦うな!5人一組で陣を組んで、戦え!


鬼たちが現れた!


【スオウノハルヒメ】

スオウノハルヒメ「きゃ~!!!」

【イズモノアキヒメ】

イズモノアキヒメ「鬼!鬼よ~!」

【エツノフユヒメ】

エツノフユヒメ「うわ~ん!ケンシン様~!助けて~!」

【イナバノクニヒメ】

イナバノクニヒメ「いや~!来ないで~!」

神武「クルシマエヒメ!カグヤツキヒメ!
武将クラスの女子たちを指揮して、家政クラスの人たちを守れ!

【クルシマエヒメ】


【カグヤツキヒメ】


クルシマエヒメ「承知!」

神武「キビツモモタ!サカタノキンタロ!ウラシママンタ!
武将クラスの男子たちを指揮して鬼たちを撃退せよ!

【キビツモモタ】

キビツモモタ「わかったぜ!みんな、ついてこい!」

【サカタノキンタロ】


【ウラシママンタ】


神武「ダザイテンマン!策は無いか!

【ダザイテンマン】

ダザイテンマン「集落近くに落とし穴を作ってあります。そこに誘い込みましょう。

神武「採用!サヌキノコンピラ!イナバハクト!アワノケンザン!アカマホウイチ!ハリマノヒョウズ!
お前たち5人で鬼たちを落とし穴に誘導しろ!

サヌキノコンピラ「御意!みんな、行くぞ!」

【サヌキノコンピラ】


【イナバハクト】


【アワノケンザン】


【アカマホウイチ】


【ハリマノヒョウズ】


【スルガノフジヒメ】

スルガノフジヒメ「ああ、私たちにもなにかできることはないかしら・・・」

【キイノクマヒメ】

キイノクマヒメ「みんな!がんばって~!」


鬼たちを撃退した!


スサノオチャレンジ二日目の夜


ダザイテンマン「神武様!大変です!
武将クラスの女子たちと家政クラスの女子たちが喧嘩を始めました!

神武「なに!喧嘩だと!?


【オンガエシオツル】

オンガエシオツル「あんたら!私たちは毎日戦ってるのに、なんなのよ!」

【シタキリノスズメ】

シタキリノスズメ「だいたいさぁ!女子だから戦えないなんて、甘えてんじゃないわよ!私たちは女でも戦ってるのよ!」

【サヌキノイケヒメ】

サヌキノイケヒメ「そんなこと言ったって!」

【アワノサケヒメ】

アワノサケヒメ「私たちだって、一所懸命、限られた物資でやりくりしてるのよ!」


【ハリマノウミヒメ】


ハリマノウミヒメ「そうよ!戦ってる子だけ、偉いなんて、差別だわ!」

神武「やめろ!仲間同士で喧嘩してどうする!」


その光景を遠くからマントをたなびかせてみている大魔王スサノオ。


スサノオ「神武、なかなか頑張ってるじゃねぇか。
だがな。集落の運営に、戦闘の指揮、それに喧嘩の仲裁まで。
お前さん、一人で働き過ぎだぜ。
どんなに有能でもな。
そんなに働いてると、疲れちまうぜ。


スサノオチャレンジ三日目


サキタマハニマル「来たよ!雷神たちだ!」


雷神たちが現れた!


神武「敵もだんだん強くなってきてるな。」

ダザイテンマン「神武様。顔色が悪いですよ!

神武「心配ない。行くぞ!みんな!

【ハナサカジジロウ】

ハナサカジジロウ「ハラ減ってきたのう・・・」

【チカラジロウ】

チカラジロウ「喰えるだけましだが、豆とキノコくらいしか、喰ってないからな・・・」

【イッスンボウ】

イッスンボウ「やるしかない!」

【ショウジョウジタヌ】

ショウジョウジタヌ「雷神、強そうだなぁ。」


神武指揮のもと、激闘の末。
雷神たちを倒した!


神武「・・・・・・」

ダザイテンマン「神武様?」

キビツモモタ「お、おい!神武!」

【クマモトイナリ】

クマモトイナリ「みんな、神武様が倒れた!神武様を集落の中心に運べ!


神武様が倒れてしまった、スサノオチャレンジ三日目の夜・・・

【イツクシマオキツシマヒメ】

イツクシマオキツシマヒメ「過労ですね。神武様、かなり、ご無理をされていたようです。今の状態だと三日間ほど安静にする必要がありそうです。

ダザイテンマン「三日間・・・ということは、最終日の七日目以外は、神武様抜きで乗り切らねばならんということか・・・」

【アタゴタイセイ】

アタゴタイセイ「神武様の指揮無しで、あと三日間・・・
もう降参した方が良いのでは・・・」

【ヒヨシサンノウ】

ヒヨシサンノウ「我々の中には、神武様の代わりができる者など一人もいない・・・せめて、チチブカネビメやトサノリョウマがいれば・・・」

【ヤサカギオン】

ヤサカギオン「どうやって、あと三日間を耐えしのぐか・・・」


そのとき、ナガサーキサダが弾き語りを始めた。


【ナガサーキサダ】

ナガサーキサダ
俺たちみんな 神の子だよね~
ひとりひとりが 尊いんだよね~
得意なこととか~
苦手なこととか~
それぞれちがうけど~
やれることやって~
みんな主人公~


サキタマハニマル「そうだよ、みんな!
僕たちは、神武君やカネビメちゃんみたいなことはできないけど、それぞれにできることがあるよ!

キビツモモタ「そうだぜ!みんな!
神武がすごすぎて頼り切ってたけど、俺たちだって、一人一人が特別な存在なんだぜ!
みんなで得意なことやって、あと4日間のスサノオチャレンジ、乗り切ろうぜ!

クルシマエヒメ「そうよ!きっとリョウマ様たちだって助けられる方法がある。みんなで、頑張りましょう!

アワジミツケメ「みんな、ご飯だよ~

【ゴンノヒョウジュウ】

ゴンノヒョウジュウ「また、豆とキノコの飯か・・・」

【サルカニニギリ】

サルカニニギリ「あれ、うまいぞ!」

【オムスビゴロリ】

オムスビゴロリ「うんめ~!今日の飯うめえぞ~。」

【アワジミツケメ】

アワジミツケメ「どうだい。アタイたち料理班の調理の腕は。
どんな食材でも、おいしい料理を作る。それがアタイたちにできることさ。

【ダイダラボッタロウ】

ダイダラボッタロウ「おかわり~」

【シナノノスワヒメ】

シナノノスワヒメ「娯楽も大事よ。私たち、踊るわ!」

【ソノナアマビメ】

ソノナアマビメ「アタイらも、武芸で鍛えたキレッキレのダンスを見せてあげるわ~」

【タナバタオリヒメ】

タナバタオリヒメ「みんな、のってる~~~!!!」

【カチカチウサギメ】

カチカチウサギメ「きゃはは、楽しい~!」

【オウミアワヒメ】

オウミアワヒメ「みんな~、明日もがんばろ~!」

【ネズミノヨメ】

ネズミノヨメ「明日もやるわよ~!」


その光景を遠くからマントをたなびかせてみている大魔王スサノオ。


【スサノオ】

スサノオ「ふふふ・・・ガキども、気づいたようだな。
いいか。国なんてのは・・・一人の英雄が作るんじゃねぇ。
お前ら一人一人が作っていくもんなんだぜ。
おい。アメノウズメ。
俺、良いこと言ってるよな( ・ω・)?


はいはい。スサノオ様、良いこと言ってますわよ。
でも、一話では終わらなかったわね・・・
全体の連載予定変更になっちゃうけど、しょうがない・・・
本来のスサノオチャレンジ挑戦予定者のうち6人が勾玉にされ、神武様までもが過労で倒れてしまう中、一人一人が主人公という自覚を持った出雲大社学宮の生徒たち。
スサノオチャレンジは、残り4日間。
次回後編は、いよいよ大魔王スサノオとの対決!
勾玉にされた6人はどうなる?
そして、神武様たち60人が見せる奇跡とは!?


第7話の2「続・サバイバルゲーム!大魔王スサノオへの挑戦!」

ストーリーテラーのアメノウズメでございます。
本来のスサノオチャレンジ挑戦予定者のうち6人が勾玉にされ、神武様までもが過労で倒れてしまう中、一人一人が主人公という自覚を持った出雲大社学宮の生徒たち。
スサノオチャレンジは、残り4日間。
勾玉にされた6人はどうなる?

スサノオチャレンジ四日目。


今日は雷神たちが指揮官となり鬼たちが陣を組んで集落に攻め込んできました。
日に日に強くなる大魔王スサノオの眷属たち。
しかし、神武様が三日間の強制休養中でも、一人一人が主人公の意識に目覚めた出雲大社学宮53名の生徒たちは、それぞれにできることを行い、必死に戦います。
そして・・・


【アタゴタイセイ】

アタゴタイセイ「やったぞ!雷神たちが退却していく!」

【カグヤツキヒメ】

カグヤツキヒメ「勝ったわ!私たち、神武様の指揮なしでも、勝ったわ!」

【サキタマハニマル】

サキタマハニマル「みんな、お疲れさま~。今夜はゆっくり休んで~。」


スサノオチャレンジ四日目の夜・・・


【ダザイテンマン】

ダザイテンマン「イツクシマ三姉妹、それは本当か!」

【イツクシマオキツシマヒメ】

イツクシマオキツシマヒメ「はい。先日、雷神たちが落としていった書物を解読したところ、チチブカネビメ、アチタケル、エツノケンシン、オワリノブヒメ、トサノリョウマ、サルメノウズメの勾玉に変えられた6人を復活させることができます。

【イツクシマタギツヒメ】

イツクシマタギツヒメ「この洞窟に隠されている『羅阿野鏡(ラアノカガミ)』。
それを『6対の勾玉』を装備した神武様がのぞき込み・・・

【イツクシマタギリヒメ】

イツクシマタギリヒメ「その前で我ら三姉妹の使える神降ろしの祈りを捧げれば、6人は復活するはず。

【クルシマエヒメ】

クルシマエヒメ「リョウマ様たち6人が戻ってくる・・・」

【キビツモモタ】

キビツモモタ「だけど、神武はまだ・・・」

【神武】

神武「俺は行くぜ!

サキタマハニマル「神武君!まだ休んでなきゃダメだよ!」

神武「あの6人を助けるのは、俺にしかできない・・・
戦闘は無理だけど、歩いてそこに行くだけなら、俺は行ける。

イツクシマオキツシマヒメ「神武様。ここは、あなた様に動いていただくほかありません。
私たち三姉妹は、神降ろしの祈りの儀式は行えますが、戦う力がありません。どなたが、護衛をお願いできるでしょうか?

キビツモモタ「俺も行くぜ。神武やイツクシマ三姉妹のことは守ってやる!

サキタマハニマル「僕も行くよ。たいして強くは無いけど、神武君に肩を貸して神武君を支えていく。

クルシマエヒメ「神武様、モモタ君、ハニマル君、イツクシマ三姉妹さん、よろしくお願いします!」

【リュウゾウジハチマン】

リュウゾウジハチマン「お前らが戻ってくるまで、なんとか集落は守り抜いてやるさ!」


スサノオチャレンジ五日目。

まだ戦えない神武様はサキタマハニマルに抱えられ、キビツモモタ、イツクシマ三姉妹とともに、「羅阿野鏡」が眠る洞窟へ出かけていきました。



【サカタノキンタロ】


サカタノキンタロ「来たぞ!敵襲だ!


羅刹たちが、雷神、鬼を率いて現れた!


クルシマエヒメ「みんな!守り抜くわよ!


「羅阿野鏡」が眠る洞窟・・・


サキタマハニマル「神武君。歩ける?あと少しだよ。」

神武「ハニマル。すまない。それにモモタ。さっきから一人で戦わせてすまん・・・」

キビツモモタ「気にすんな。それぞれができることをやる。
ノブヒメ達6人の復活はお前がいないとできないんだ。
雑魚は俺が相手してやるさ。」

イツクシマオキツシマヒメ「ここです。」

イツクシマタギツヒメ「これが・・・羅阿野鏡・・・」

イツクシマタギリヒメ「神武様。この羅阿野鏡の前へ。」

神武「わかった。」

【イツクシマ三姉妹】

イツクシマ三姉妹「我ら、祈らん!
天地(アメツチ)を生かしたもう御神(ミオヤ)の名において!
六つの勾玉に封じられし、六つの魂よ!
その真の姿に戻らし給え!

サキタマハニマル「あ~!6つの勾玉が光り出した~~~!!!


集落前の戦場


【ウサソウリン】

ウサソウリン「ぐはっ・・・」

【クマノヤタ】

クマノヤタ「つ、強い・・・強すぎる・・・」

【ダザイテンマン】

ダザイテンマン「も、もはや・・・これまでか・・・」

【クルシマエヒメ】

クルシマエヒメ「きゃ~~~~!!!」

羅刹A「握り潰してやるぜ!小娘!」

クルシマエヒメ「む、無念・・・リョウマ・・・さ・・・ま・・・」


そのとき、羅刹Aを闘気の渦が吹き飛ばす!


ダザイテンマン「い、今のは・・・黒潮海竜波?」

【トサノリョウマ】

トサノリョウマ「遅くなってすまなかったな!

クルシマエヒメ「リョ、リョウマ様!?リョウマ様~!!!


優しい歌声が聞こえてくる・・・


サカタノキンタロ「あれ、なんか体の痛みがひいてきたような・・・」

カグヤツキメ「こ、この歌声・・・もしかして!?」

サルメノウズメ「ちょっとちょっと~、みんな、元気無いわよ~
このサルメノウズメちゃんの癒やしの歌を聴いて元気になりなさいよ~!

【ナガサーキサダ】

ナガサーキサダ「戻ってきたか!」

【サルメノウズメ】

サルメノウズメ「スーパーアイドル!サルメノウズメちゃん!
復活~~~!!!
みんな、お待たせ~~~!!!


オワリノブヒメ「鳳凰三連覇!!!

エツノケンシン「車懸闘神斬!!!

【タナバタオリヒメ】

タナバタオリヒメ「ノブヒメさん!ケンシンさん!

【オワリノブヒメ】

オワリノブヒメ「むう、我がおらぬ間に苦戦したようだのう。

【エツノケンシン】

エツノケンシン「羅刹どもは、俺たちが倒す!怪我をした者は、集落の中で治療を!


ダザイテンマン「トサノリョウマ、サルメノウズメ、オワリノブヒメ、エツノケンシン・・・みな、戻ってきたのか!

【チチブカネビメ】

チチブカネビメ「ダザイテンマン殿、ご苦労をおかけしました。
状況を教えてください。あと、家政クラスの人たちにこの薬を渡して、負傷者の治療にあたらせてください。

ダザイテンマン「おお!チチブカネビメ!状況は・・・」

チチブカネビメ「なるほど。するとあれが羅刹大将。
敵勢の総大将ですね。アチタケル殿!お願いします!

アチタケル「わかったぜ!あいつだな!」


羅刹大将「なんだと・・・たった6人戻ってきただけで・・・
まるで別の軍ではないか・・・

【アチタケル】

アチタケル「あんたの相手は俺だ。」

羅刹大将「こしゃくな!小僧!」

アチタケル「破魔剛力掌波!!!

羅刹大将「ぐわ~~~!!!」


羅刹軍を撃退した!


スサノオチャレンジ五日目夜。

勾玉にされていた6人が戻り、今夜はいつもにもましてにぎやかです。


【サルメノウズメ】

サルメノウズメ「え~~~!!!あんた!いつの間にか、ソウリンと付き合ってたの~~~~!!!」

【ブンゴノトヨヒメ】

ブンゴノトヨヒメ「やだ。ウズメちゃん、声が大きい。」

【スオウノハルヒメ】

スオウノハルヒメ「私は、アカマホウイチ君とお付き合いはじめたの。」

サルメノウズメ「あら~、まあ、お年頃の子達が、男女共同で、五日間もキャンプ生活してたら、くっつく子達ができててもあたりまえか~。
えっ、ほかには?ほかには?」


【チチブカネビメ】

チチブカネビメ「ほら。この通りに作るとね・・・
簡単でしょ。」

【キイノクマヒメ】

キイノクマヒメ「あっ、ほんとだ。わりと簡単。」

【スルガノフジヒメ】

スルガノフジヒメ「チチブカネビメさんって、ほんと、頭良いわね。この弩なら、力もいらないし、私たちでも戦えそう。」

チチブカネビメ「戦いは腕力だけじゃないの。
力が無くても、戦う方法はいろいろありますよ。」

【サキタマハニマル】

サキタマハニマル「うぅ・・・カネビメちゃんとゆっくりお話できないよぅ・・・」


【オワリノブヒメ】

オワリノブヒメ「・・・と、明日は、基本的にこういう戦法で行こう。ただし、状況に応じてな。」

【キビツモモタ】

キビツモモタ「はい!」

【ウラシママンタ】

ウラシママンタ「ノブヒメ様の下で戦えて幸せであります!」

【サカタノキンタロ】

サカタノキンタロ「んだ。んだ。」

オワリノブヒメ「で、あるか。」


【トサノリョウマ】

トサノリョウマ「大変だったみたいだな。」

【クルシマエヒメ】

クルシマエヒメ「リョウマ様。勾玉にされていた間はどんな感じだったのですか?」

トサノリョウマ「あ~、なんか、ずっと修行してた。
一ヶ月くらい経ったのかと思ってたけど、5日間だったんだな。」

クルシマエヒメ「へ~、そうなんですね。」


【アチタケル】

アチタケル「なんだなんだ!お前ら暗い顔しやがって!」

【ダイダラボッタロウ】

ダイダラボッタロウ「オラ、彼女・・・できなかった・・・」

【ゴンノヒョウジュウ】

ゴンノヒョウジュウ「エツノフユヒメちゃんに告ったんだけど、好きな人いるからってフラれちまった・・・」

【エツノケンシン】

エツノケンシン「・・・まあ、恋愛強者ばかりじゃないから・・・」

【エツノフユヒメ】

エツノフユヒメ「ああ、ケンシン様・・・近くにタケル様や男子達がいて、お声がかけられないわ・・・」


【ナガサーキサダ】

ナガサーキサダ
両思いとか~ 片思いとか~
フラれちゃったりとか~
いろいろあるけど~
それが青春~
気にすることは無い~
一人一人が~主人公だから~


スサノオチャレンジ六日目


チチブカネビメ「今日は、私が総指揮を執ります。
各部隊の指揮官は、アチタケル殿、エツノケンシン殿、オワリノブヒメ殿。遊撃部隊の指揮は、サルメノウズメ殿。トサノリョウマ殿は、集落の防衛部隊の指揮を執ってください。

神武「俺は、ホントに休んでていいのか?

チチブカネビメ「神武様は、明日の大魔王スサノオとの決戦に備えて、ゆっくりお休みください。
大魔王を倒せるのは、神武様の勇者の一太刀だけですから。

神武「わかった。俺、寝てる( ・ω・)


サキタマハニマル「来たよ!すごい数だ!」


大魔王スサノオの眷属軍団が現れた!


アチタケル「よっしゃ!みんな、行くぜ~~~!!!」

オワリノブヒメ「我に続け~~~~!!!」

エツノケンシン「行こう!!!」

サルメノウズメ「よし!遊撃部隊は、敵を攪乱するわよ~~~!!!」

トサノリョウマ「防衛部隊、みな、弩で援護を!!!」


戦いの様子を遠くからマントをたなびかせてみている大魔王スサノオ。


【スサノオ】

スサノオ「ほう。指揮官がいると良い動きするねぇ。
一応、今までで最強の部隊編成で襲ってるんだが、どうなるかな。


チチブカネビメ「作戦通りのポイントに敵を誘導できたわね。
みんな、今よ!」

アチタケル「退け~!」

エツノケンシン「退くぞ!」

オワリノブヒメ「撤退!」

サルメノウズメ「みんな、逃げるわよ~!巻き込まれないようにね~!」

チチブカネビメ「炎の計!火炎陣!!!


大魔王スサノオの眷属軍団を全滅させた!!!


スサノオ「どわ~、軍師の姉ちゃん、ド派手にやってくれたぜ!
こりゃ、あとでクシナダヒメに叱られちまうかもな!」


サキタマハニマル「あれ、なんか光ってる剣があるよ。」

チチブカネビメ「これは、大魔王スサノオの闇の衣を断ち切れる光の剣。神武様にお渡ししましょう。」


神武は、「光の剣」を装備した!


スサノオ「面白いヤツらだ。明日の最終日が楽しみだぜ。
ちょい長くなるから、次回に続くな( ・ω・)」


スサノオ様~
また延長ですか~
仕方ないわねぇ。
チチブカネビメ、アチタケル、エツノケンシン、オワリノブヒメ、トサノリョウマ、サルメノウズメが復活し、「光の剣」も手に入れた神武様たち。これで、今後こそ、次回、大魔王スサノオとの決着よ!


第7話の3「サバイバルゲーム!大魔王スサノオへの挑戦!(完結編)」

ストーリーテラーのアメノウズメでございます。
大魔王スサノオによるスサノオチャレンジもいよいよ最終日。
勾玉にされてたいチチブカネビメ、アチタケル、エツノケンシン、オワリノブヒメ、トサノリョウマ、サルメノウズメも復活し、大魔王スサノオの闇の衣を断ち切れるという光の剣も手に入れた神武様たち、出雲大社学宮60名の生徒達。

スサノオチャレンジ七日目。
ついに大魔王スサノオが現れた!


【スサノオ】

スサノオ「ぐわっははははは、ガキども、よくぞ六日間のスサノオチャレンジを乗り切ったな。褒めてやるぜ!」

【神武】

神武「おっちゃん、一人で俺たち60人と戦う気か( ・ω・)?」

スサノオ「ぐわっははははは、貴様らに俺様の闇の衣は剥がせないぜ!」

神武「光の剣あるけど( ・ω・)」

スサノオ「なんと!なぜ、その光の剣を!」

神武「いや、おっちゃんの手下達が落としていったけど( ・ω・)」

スサノオ「ぐぬぬ・・・その光の剣があるならば、俺様の闇の衣が断ち切られてしまうではないか!」

神武「・・・おっちゃん、やる気あんのか( ・ω・)?」


ざわつく生徒達・・・


【サキタマハニマル】

サキタマハニマル「はにゃ?もしかして、大魔王スサノオ、降参してくれるのかな?」

【キビツモモタ】

キビツモモタ「おいおい、なんか拍子抜けだな・・・」

【クルシマエヒメ】

クルシマエヒメ「私たち、これでスサノオチャレンジクリアなのかな?」

チチブカネビメ「みんな!油断しないで!」


ズシ~ン、ズシ~ン、ズシ~ン


トサノリョウマ「なんの音だ?」

オワリノブヒメ「近づいてくる・・・?」

アチタケル「まあ、最終日、一番の化け物との戦いはお決まりだからな。」

エツノケンシン「・・・でかくて、強いモノが来る・・・」

サルメノウズメ「ちょっとちょっと!あれ、なによ!」


ズシ~ン、ズシ~ン、ズシ~ン

「キシャ~~~~~~~~!!!」

【ヤマタノオロチ】


スサノオ「ほいじゃ、始めるか。ラスボス戦!とう!」


神武「スサノオのおっちゃんが、巨大な8頭の龍と合体した!?

チチブカネビメ「あれは!ヤマタノオロチ!


大魔王スサノオロチが現れた!


【ダザイテンマン】

ダザイテンマン「こ、これは・・・こんなヤツとどうやって戦えと!」

【アワジミツケメ】

アワジミツケメ「どひゃ~~~!!!こんなのムリムリ~!」

【イツクシマオキツシマヒメ】

イツクシマオキツシマヒメ「みなさん!集落に結界を!」

【イツクシマタギツヒメ】

イツクシマタギツヒメ「私たちは足手まといにならぬよう、集落の結界へ避難を!」

【イツクシマタギリヒメ】

イツクシマタギリヒメ「この戦いに挑めるのは、神武様達、選ばれた七名のみです。
みなさん、私たちは、とにかく集落の結界の中で身を守りましょう!」

キビツモモタ「これが、本来のスサノオチャレンジか・・・」

クルシマエヒメ「リョウマ様・・・みんな・・・」


【神武】

神武「行くぞ!タケル!ケンシン!ノブヒメ!リョウマ!ウズメ!カネビメ!


【チチブカネビメ】

チチブカネビメ「守りの計!堅固陣!!!

神武達の守備力が倍増した!


【サルメノウズメ】

サルメノウズメ「みんな、ノってる~!!!戦いの舞!武闘戦舞!!!

神武達の攻撃力が倍増した!


【トサノリョウマ】

トサノリョウマ「炎はこれで防ぐ!黒潮海流壁!!!

神武達の炎耐性が上がった!


【オワリノブヒメ】

オワリノブヒメ「鳳凰三連覇!!!

【エツノケンシン】

エツノケンシン「車懸闘神斬!!!

【アチタケル】

アチタケル「破魔剛力掌波!!!

【神武】

神武「天孫光輪斬!!!


大魔王スサノオロチは、8つの頭で八角形の陣を築いた!


スサノオ「スサノオ八角陣!!!
ぐわっははははは、この陣の前では、お前らの攻撃はすべて利かぬな!


神武「くっ、さすがに強い。


【リュウゾウジハチマン】

リュウゾウジハチマン「くっ、次元が違う戦いだ・・・」

【ウサソウリン】

ウサソウリン「まさに・・・神々の戦いだな。」

【ヤサカギオン】

ヤサカギオン「神武様達の勝利を祈るしかないな・・・」

【イズモノアキヒメ】

イズモノアキヒメ「神武様!みなさん!がんばって!」


出雲大社奥の間に通じる異空間(職員室)


【オオクニヌシ】

オオクニヌシ「スサノオ八角陣か・・・

【タジカラオ】

タジカラオ「ヤマタノオロチの8つの頭が正八角形を描き、あらゆる攻撃、魔力を跳ね返す究極の防御陣。これでは、神武達でも、破りようがないな。

【オモイカネ】

オモイカネ「スサノオ八角陣を打ち破る方法は一つだけある。
だが、それに気づくかな。神武。


戦いは2時間に及んだ。


【スサノオ】

スサノオ「おい。神武。お前以外のヤツらは、もう戦闘不能みたいだぜ。まだやるか?」

神武「・・・俺は、俺はまだやれる!」

スサノオ「だが、あと一撃打てるかどうかだろ。
最後の攻撃は、よく考えて打ってきな( ・ω・)」

神武「大魔王スサノオロチ。見せてやるぜ。俺たちの奇跡を!!!

スサノオ「むむむ( ・ω・)!?」


サキタハニマル「みんな!神武君のために祈ろう!

キビツモモタ「もう、俺たちには応援するしかできねぇ!
神武にみんなの思いをかけよう!

イツクシマ三姉妹「みなの思いを一つに!

全員「神武!神武!神武!神武!神武!神武!神武!・・・


アチタケル「神武様を中心にして陣を組むぞ!」

トサノリョウマ「最後までやるぜ~~~!!!」

エツノケンシン「・・・!」

オワリノブヒメ「まだ、終わっておらぬ!」

サルメノウズメ「みんな~~~!!!ラストスパートよ!!!」

チチブカネビメ「強化の計!六芒陣!!!

神武「みんな!俺に力を貸してくれ!!!


スサノオ「むむむ( ・ω・)!?
アチタケル、サルメノウズメ、チチブカネビメの正三角形とエツノケンシン、オワリノブヒメ、トサノリョウマの逆正三角形。6人が神武を中心に六芒陣を!
神武に6人の、いや、他の生徒ら59人の力が集まっていく!


神武「受けろ!大魔王スサノオロチ!これが、俺たち60人の力だ!!!


スサノオ「ぬおぉぉぉ~~~!!!
神武の太陽剣に他の59人の力が集まり、すさまじい光を放っておる!!!


神武「太陽結集剣!!!」


スサノオ「ぐぉぉぉ~~~!!!
スサノオ八角陣が打ち破られた~~~!!!


大魔王スサノオロチを倒した!!!


見事に大魔王スサノオロチを60人全員の力を集めて倒した神武様!
神武様たち60人は、1週間のスサノオチャレンジをクリアし、地上の出雲大社学宮に戻っていきました。
なお、スサノオチャレンジの会場に使われた根之堅洲国の大広間は、大変な汚れようで、スサノオ様は、クシナダヒメに叱られながら、泣きながら、大広間に雑巾がけして、後片付けをさせられました。


出雲大社学宮の寮・・・


神武「やっと地上に戻ってきたぜ!」

キビツモモタ「布団が気持ちいい~!」

サキタマハニマル「疲れた~。」

神武「明日は・・・卒業式か。」

キビツモモタ「3年間、いろいろあったな・・・」

サキタマハニマル「僕、神武君達と友だちになれてよかった。」

神武「俺もハニマルやモモタと同じ部屋になって楽しかったぜ( ・ω・)」

キビツモモタ「神武は、卒業したらどうするんだ?」

神武「俺は、高千穂に帰って・・・それから国を作る。高千穂だけじゃなくて、日本(ヒノモト)を国にして、それも、世界で一番、平和で、みんなが幸せに暮らせる国にしたい。

キビツモモタ「神武らしい。でかい夢だな。お前が日本(ヒノモト)を平定するときには、俺も吉備の王として、きっと協力できるように頑張るぜ!」

サキタマハニマル「僕は、カネビメちゃんのおムコさんになって、カネビメちゃんが神武君を軍師として支えるのを家庭でサポートするよ!」

神武「ははっ。ハニマルは、初志貫徹だな。」

サキタハニマル「えへ。うん。」

キビツモモタ「あっ、でも、神武が日本(ヒノモト)の主になるなら、俺も神武って、呼び捨てにしてたらまずいか・・・」

サキタマハニマル「僕も、神武君じゃなくて、神武様って、呼ばなきゃダメかな?」

神武「ははっ。そんなん気にするなよ。
俺は、俺だし、モモタはモモタ、ハニマルはハニマル。
地位なんて関係無い。
俺たちは、ずっと友だちだ( ・ω・)」



そして、神武様達60人は、出雲大社学宮での3年間の生活を終え、卒業し、それぞれの地元に帰っていきました。また、いつか神武様に下に集まることを約束して・・・



チチブカネビメ「神武様。3年間、お世話になりました。
武蔵(埼玉県)から迎えの者たちがつくまで、私はハニマル君としばらく出雲観光をしていきます。」

サキタマハニマル「えへ。やっとカネビメちゃんとゆっくりデートできる。」

アチタケル「ハニマル。ずいぶん、ニヤけやがって(笑)」

神武「さて、地元の遠いケンシンやノブヒメも見送ったし、そろそろ俺たちも行くか( ・ω・)」

サルメノウズメ「ふふふ・・・このサルメノウズメちゃんも、高千穂まで一緒に行ってあげるわよ。」

アチタケル「あ~?おめえ、伊勢(三重県)に帰らなくて良いのかよ?」

サルメノウズメ「私は、卒業後は、そのまま神武様にお仕えする予定で伊勢(三重県)を送り出されてるからね。
なんせ、アメノウズメとサルタヒコの血を引く、天津神のエリート中のエリートなうえに、トップアイドルですもの。」

アチタケル「か~、うっせいのが、高千穂までついてくるのかよ!」

サルメノウズメ「筋肉は~~~~!!!」

アチタケル「裏切らない!ちっ、また乗せられた!」

サルメノウズメ「ふん。ほんとは、うれしくてたまらないくせに。
いや~ねぇ、素直になれない男の子は。」

神武「じゃあ、帰るか。高千穂の俺たちの家へ( ・ω・)」



出雲大社学宮を卒業し、高千穂に帰る神武様達。
しかし、そのころ、高千穂では大変な事態が起ころうとしていたことは、まだこのときの神武様達は知るよしもなかった・・・

ここから日本を作った男・神武の本当の物語が始まる!

ナビゲーターは、アメノウズメでした。


🎬 エンドロール:神武征討記 少年期・出雲大社学宮編

【ナレーション】
アメノウズメ

【キャスト】
神武
アイラツヒメ
チチブカネビメ
アチタケル
サルメノウズメ
オワリノブヒメ
トサノリョウマ
エツノケンシン
ヒヨシマル
ショウリュウキ
サキタマハニマル
キビツモモタ
ダザイテンマン
イツクシマ三姉妹
出雲大社学宮生徒たち一同
オオクニヌシ
タジカラオ
オモイカネ
クシナダヒメ
スサノオ 

【原作・監督・演出】 弁護士 岡本卓大

【イラスト作成】 Geminiくん

【協力】 アレテー法律事務所

【制作】 神武征討記製作委員会


【気軽に読んでみてください( ・ω・)】アレテーを求めて~今日もトコトコ( ・ω・) 弁護士 岡本卓大のブログの読み方ガイド


【神武征討記外伝・総集編】愛の形は人それぞれ・・・【創作大賞2026応募作品】

おしえて!アレテー先生 ~小江戸川越・新米女性弁護士のまごころ事件簿~【創作大賞2026応募作品】


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