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【神武征討記前史( ・ω・)】「天の岩戸(前編)~太陽が消えた!」

こんにちは。
アレテーを求めて~
今日もトコトコ( ・ω・)
弁護士の岡本卓大です。

読者のみなさま、note版、神武征討記。
楽しんでいただけているでしょうか?

もともと神武征討記という作品は、私がアメブロで2023年に【宇宙一わかりやすい僕らの神話のお話( ・ω・)】を書いていた時に、神武天皇を主人公にした創作ストーリーを書いてみたいということで始まったものでした。
この日本神話を題材にした【宇宙一わかりやすい僕らの神話のお話( ・ω・)】を読んでいただくと、神武征討記のバックボーンがわかり、より神武征討記を楽しんでいただけるかも知れません。
そこで、これから、【神武征討記前史】として、リニューアルした日本神話のお話を公開していきたいと思います。
それでは、【神武征討記前史】お楽しみください( ・ω・)

・前回のお話はこちら( ・ω・)


神武征討記前史
「天の岩戸(前編)~太陽が消えた!」


今は昔、神代の時代。
天界は、八百万(やおよろず)の神々が住まう高天原(タカマガハラ)
地上(日本)は、豊葦原瑞穂国(トヨアシハラノミズホノクニ)と呼ばれていました。
そして、高天原は、イザナギの長女である太陽の女神・アマテラスが統治していました。


地上の村人「今年も豊作や。お天道様、ありがとうございます。」

地上の村娘「ほんに。平和で豊かに過ごせるのは、高天原の神さまたちのおかげですね。ありがとうございます。」

地上の神兵「戦も無く、民達も喜んでおる。アマテラス様。我ら、身命を賭して、このご恩に報いまするぞ。」


【アマテラス】

アマテラス「今年も地上は豊作のようね。
民達が健やかに過ごしていることは、喜ばしきことです。」


アマテラスは、高天原はもちろん、地上である豊葦原瑞穂国でも、民たちに崇められ、世を照らす女神でした。

アマテラスの父・イザナギは、アマテラスに高天原の統治を、ツクヨミに夜の世界の統治を、そして、スサノオに海原の統治をそれぞれ任せました。神々や人々に慕われるアマテラス。無難に夜の世界の統治を行うツクヨミ。しかし、スサノオだけは、現状に満足していないようです。


【スサノオ】

スサノオ「うおーん。うおーん」


泣いてばかりいるスサノオ。スサノオが泣くと、海は荒れ、大嵐が起こります。
海に生きる生物たちは、スサノオの起こす大嵐の中、次々と息絶え、地上の漁師達も漁に出ることもできません。
さすがに見かねたイザナギがスサノオに会いに行きます。


【イザナギ】

イザナギ「スサノオよ。我が息子よ。そなたは、なぜ泣いてばかりおる?」

スサノオ「うおーん。母ちゃん(イザナミ)に会いたいよ~。うおーん。」

イザナギ「それは・・・イザナミにはもう会えぬ。
イザナミは、黄泉の国、根の堅洲国におるのだから・・・」

スサノオ「母ちゃんに会いに、俺も根の堅洲国に行く~。うおーん。うおーん。」

イザナギ「たわけが!お前のようなヤツには、もう海原の統治は任せられぬ!追放じゃ!好きにせい!」

スサノオ「うん。わかった。好きにする( ・ω・)」


スサノオは、海原の統治を辞め、母・イザナミに会うために根の堅洲国(地底世界)に行くことを決めます。
ただ、姉であるアマテラスには事情を説明しておこうと、アマテラスのいる高天原に向かいます。


スサノオ「アマテラス姉ちゃーん。俺、母ちゃんに会いに行くよ~。
その前に、姉ちゃんに、挨拶行くね~。うおーん。」


嵐を伴い、高天原に飛ぶスサノオ。
スサノオが高天原に向かっている。

そのことを伝令から聞くアマテラス。


アマテラス「スサノオが?どういうことかしら?」

佞臣「アマテラス様。それがしの掴んだ情報によると、スサノオ様は、アマテラス様から高天原を奪い取るつもりでございます。
ここは、武装して迎え撃つべきです。」

アマテラス「なんと?スサノオが?
しかし、あの子が、私を攻撃して高天原を奪い取ろうとしているなど、とても信じられません!」

佞臣「いえいえ。あのスサノオ様が巻き起こしている大嵐が何よりの証拠。スサノオ様は、大嵐によりアマテラス様を威嚇しておるのです。
攻め込まれないように、こちらは強いのだと、武装して脅してやるのです!そうすれば、スサノオ様は、攻撃してきません!」

アマテラス「戦いを避けるために、武装するというのですね?
それで戦いは避けられるのですか?」

佞臣「そうでございます。
最新鋭の兵器をそろえ、こちらがやられたらやり返せる力があると見せつけてやるのです!
そうすれば平和が守れます。」

アマテラス「わかりました・・・
武装などしたこともありませんが、言うとおりにしてみましょう。」


佞臣、アマテラスの御所を出る。


武器商人「佞臣様。うまくいったようですな。」

佞臣「ふふん。アマテラスのようなお嬢様なんぞチョロいもんよ。
これで武器が大量に売れる。お主も大もうけじゃな。
わしが、アマテラスの名の下に大戦をしてやるから、わしへの貢ぎ物を増やせよ。」

武器商人「平和を守るため武装するという名目で、武装すれば武器が売れる。われら武器商人は大もうけでございます。」

佞臣「ぐっふふ、お主もワルよのう。」

武器商人「いえいえや、お代官(佞臣)様にはかないませぬ。」


佞臣に提案されたままに武装して、スサノオを迎えるアマテラス。
武装したアマテラスを見て驚くスサノオ。


スサノオ「アマテラス姉ちゃん!なぜ、そんな姿(武装)を!?」

アマテラス「スサノオよ!私には武器があります!高天原は渡しません!」

スサノオ「アマテラス姉ちゃん!俺が、姉ちゃんを倒して高天原を奪おうとしていると思うのか!?」

アマテラス「ちがうのであれば、なぜ、大海原の統治を投げ出してきた!?」

スサノオ「イザナギ父ちゃんが好きにしろっていうから・・・」

アマテラス「好きにする・・・そう、それで私を倒しに来たのね?」

スサノオ「アマテラス姉ちゃん!聞いてくれ!」

アマテラス「黙れ!この強欲な簒奪者め!?この聖剣が見えないの!?」

スサノオ「姉ちゃん・・・弟を武器で脅すのかよ。
だったら、やってやろうじゃねえか!」


アマテラスの武器を見て緊張が走るスサノオ。
このままでは姉神と弟神の戦いとなってしまう。


アマテラス「えっ!?あなた、この聖剣が怖くないの!?」

スサノオ「俺様は、スサノオ!三貴子最強の男じゃ!」

アマテラス「えっ、えっ!?ちょっと、本気で戦う気!?」

スサノオ「仕掛けたのは、姉ちゃんだろが!」

アマテラス「おかしいわね・・・
佞臣は、武器で脅せば戦いは避けられると言ってたのに・・・」

スサノオ「そっちがその気なら!やってやるぜ~!!!」

アマテラス「スサノオ!
あなたが、高天原を奪いに来たのでは無いという証(あかし)はありますか?」

スサノオ「証・・・俺の剣を使って、姉ちゃんが子を産んで、その子が清らかな女神なら、俺に邪心は無い。そうは思わんか?」

アマテラス「ほう。良いでしょう。」


アマテラスはスサノオの剣を3つに折って噛み、息を吹き出すという儀式を行います。
すると、アマテラスの息吹からは、三柱の女神が生まれます。


アマテラス「あら、かわいらしい女神たちね・・・」

スサノオ「わかってくれたか?俺に邪心が無いってことが。」

アマテラス「そうね。ごめんなさい。スサノオ。」

スサノオ「姉ちゃん、俺、姉ちゃんに疑われて・・・すっげー、傷ついたよ・・・」

アマテラス「ごめんね。スサノオ。あなたの言うとおりだったわ・・・」

スサノオ「姉ちゃん。俺、あんたのこと、許さねぇからな。」

アマテラス「スサノオ・・・」


姉と弟の間に入った深い溝・・・
これが、天界・地上への悲劇を生み出す引き金となっていく。


高天原、神の里。
本来聖なる場所であるこの里に、恐怖の悲鳴が沸き起こっていた・・・


神さまA「ス、スサノオじゃ~」

スサノオ「オラオラオラオラオラオラオラ・・・!!!
俺様は、アマテラスより清い心を持った、スサノオ様じゃぞ~!!!」


暴れ狂うスサノオ。
館に糞尿をまき散らし、乱暴狼藉三昧。
そして、なんと神に捧げる聖なる布を織っていた建物に、皮を剥いだ馬を投げ込み、それに、驚いた織女の一人が、体を織機に串刺しにされ死んでしまいます。

その報告を聞くアマテラス・・・


アマテラス「なんと、死者まで出てしまったのか?」

佞臣「これはスサノオを討つしかありますまい。」

アマテラス「・・・・・・もう嫌じゃ・・・後のことは任せる・・・」

佞臣「ははっ!」


アマテラスは天の岩戸にこもり、岩戸を固く閉ざして引きこもってしまいました・・・

地上世界、豊葦原瑞穂国は闇に包まれます。


村人A「お、お天道様が!?」

村人B「お天道様が消えてしもうた!?」

村の子C「暗いよ~、こわいよ~、えーん、えーん」

村娘D「いったい、何が!?」


村に向かい土煙が上がります。悪党の集団が村を襲いにきました!


悪党A「ひゃっはー!」

悪党B「村があるぞ!喰いもん奪えー!」

悪党C「若い女がいやがるぞ!こいつはさらっていけー!」


地上に巻き起こる阿鼻叫喚の地獄絵図!
アマテラスが天の岩戸にこもり、太陽の光が消えたことにより、作物は実らず、疫病が流行り、さらに人の心から希望が失われ、殺人、暴行、略奪が当たり前に行われる地獄絵図となる。

さらに・・・


村人D「土蜘蛛じゃ~!!!」

土蜘蛛A「キシャー!」

神の兵A「おのれ、土蜘蛛!この聖剣をくらうがよい!」


切りつける神の兵。しかし、土蜘蛛の甲殻には聖剣は通らない。


土蜘蛛隊長「おろかなり、神の兵。
アマテラスの光の加護無き今、貴様らの聖剣など、ただのなまくら刀。
我ら、土蜘蛛の敵ではないわ!」


アマテラスの光の加護を失い、土蜘蛛の魔力の前に、なすすべもなく、次々と倒されていく神の兵達・・・


神の兵A「神よ・・・アマテラス・・・さ・・・ま・・・」(息絶える。)


武器商人「うひょひょ、こら儲かるわ~。武器が売れて、売れて。たまらんの~。」

使用人「旦那さま!」

武器商人「なんじゃ?」

使用人「悪党どもが、この店に・・・ぎゃー」

武器商人「ひっ、待ってくれ!金をやるから!命だけは!」

悪党D「金?何言ってんだ?金なんて払わなくても、欲しいものは奪えばいい。
世の中、そうなったんだからよ!ひゃっはー!」


武器商人が金を稼ぐための戦乱、しかし、そこに生まれた世界は、金など意味をなさない世界だった・・・


母親E「どうか!どうか、この子だけはお助けを!」

幼児F「えーん」

土蜘蛛隊長「ふ、ガキか。土蜘蛛大王さまへの良い捧げ物じゃな。」

母親E「神さま!お助けを!」

土蜘蛛隊長「神も仏もおらぬ。我ら、闇の力こそ、この地上の支配者。死ぬがよい!」


土蜘蛛の攻撃を防ぐ、筋肉隆々の男!


???「やれやれ。ここもかよ。」

土蜘蛛隊長「ふん。神の兵か?うぬらなど、我らの敵では・・・」

???「八卦よーい!!!」

土蜘蛛隊長「なんだと?まさか?貴様は!」

???「破魔剛力掌波(はまごうりきしょうは)!!!

土蜘蛛隊長「か、神か・・・」


土蜘蛛隊長消滅。
筋肉隆々の男は、八百万の神々の一柱。力の神タジカラオだった!


【タジカラオ】

タジカラオ「やれやれ。わしの鍛え上げられた筋肉は裏切らないが、どうやら神通力は通っておらんな・・・アマテラス様。早く出てきてくれよ。」

【アメノウズメ】

アメノウズメ「タジカラオ!」

タジカラオ「おう、ウズメ。そっちはどうだ?」

アメノウズメ「ダメね。みんな、真っ暗で私の踊りでも励ませそうにないわ。」

タジカラオ「こんな雑魚をいくら倒してもキリがねえ。だが、今の俺じゃ、土蜘蛛大王相手は無理そうだ。」

アメノウズメ「闇の根を根本から絶たないと。それには、アマテラス様の光のお力が不可欠。」

タジカラオ「こんな事態になる原因を作った佞臣の野郎はどうしてる?」

アメノウズメ「あら、真っ先に逃げちゃったわよ。責任取らない男って、サイテーよね。」

タジカラオ「まったくアマテラス様も、意見を聞く相手を間違えおって・・・」

アメノウズメ「まあ、アマテラス様も世間知らずのお嬢様だからねぇ・・・」

タジカラオ「さて、どうしたもんか?」

アメノウズメ「ここで掃討戦をしてても、キリがないわ。いったん、高天原に戻りましょう。」


高天原、神々の会議。
八百万の神々が対応を相談するが、誰も良い知恵が出てこない。


タジカラオ「おい、おい、八百万も神さまがいて、誰も知恵が無いのかよ?」

アメノウズメ「こうなったら、先代の太古の神々のお力を借りるしかないかも・・・」

タジカラオ「そういえば、イザナギ様や三貴子のもう一方のツクヨミ様は?」

アメノウズメ「どうしてるんだろね?出てくると面倒だから出てこないのかしら?」

ツクヨミ「一応、います・・・影薄いけど・・・」

イザナギ「わしは、隠居じゃ。若いもんで、良きにはからえ( ・ω・)」

タジカラオ「ダメだ。こりゃ。」

アメノウズメ「あの方なら、あるいは・・・?」

タジカラオ「ウズメ。誰か心当たりがあるのか?」

アメノウズメ「太古の神々の一柱。知恵の神・・・オモイカネ様。」

タジカラオ「いいかも!」


アメノウズメとタジカラオは、オモイカネの隠居所を訪ねる。


タジカラオ「なんかすげーとこだな。」

アメノウズメ「ちょい、疲れてきたかも・・・」

タジカラオ「おっ、ここだ。」

アメノウズメ「オモカネさま~、アメノウズメとタジカラオでございます~。」


【オモイカネ】

オモイカネ「おう。ウズメ殿。さっきできたばかりの美容液。お肌ツルツルになるぞ。試してみるか?」

アメノウズメ「ほしい。ほしい。さっすが、イケメーン。」

オモイカネ「アマテラス様のことだな?」

タジカラオ「はい。アマテラス様が天の岩戸におこもりになられて以来、太陽の光が消え、地上も阿鼻叫喚の地獄絵図となっております。」

オモイカネ「人々の心が闇に支配されておるな。太陽の光、希望が必要じゃ。」

アメノウズメ「ねえねえ。タジカラオ。オモイカネ様って、私たちよりずっと年上よね?」

タジカラオ「ああ、そのはず。太古の神様の一柱だからな。」

アメノウズメ「なんか、見た目、若くない?」

オモイカネ「ああ、わしは、不老不死の薬も持っておるからな。」

アメノウズメ「それ、ほしい!メガヒット商品確実じゃない!」

オモイカネ「ふふふ、売り物にはできぬな。
自然の法則に逆らうことは不幸しか招かん。
神の領域は、商売には使ってはいかんよ。」

アメノウズメ「はーい。」

タジカラオ「オモイカネ様、アマテラス様の件、いかがすれば?」

オモイカネ「みなのいるところで話そう。
タジカラオ、すまぬが、わしを、天の安河に連れて行ってくれ。
八百万の神々も呼んでな。」

タジカラオ「心得た。(おいおい、自分で歩けよ。)」


天の安河に八百万の神々が集まる。
そこで、知恵の神・オモイカネが出した策とは?

続きは、後半にて。

神武征討記前史
「天の岩戸(前編)~太陽が消えた!」
後編に続く。

次回、
「天の岩戸(後編)~光ある世界へ」


今後も、ぜひ、神武征討記( ・ω・)
よろしくお願いいたします。

歴史の糸を紡ぐのは誰だ!?
弁護士 岡本卓大の描くかつて無いスペクタルドラマ!

神武征討記

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