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【第459回】 Agentforce : 2026 年 1 月 新機能リリース ハイライト

Data 360 と同様に、Agentforce もほぼ毎月のように新機能が追加されており、正直なところキャッチアップするだけでも一苦労です。

私自身も、「いつの間にか新機能が増えている」「結局どれが本当に重要なのか分かりづらい」と感じることが増えてきました。リリースノートをそのまま追うだけでは、全体像や優先順位が見えにくいのが実情です。

そこで今後は、Data 360 と同じように、Agentforce についても 毎月の新機能を要点だけ整理するまとめ記事 を継続していきたいと思います。

単なる機能紹介ではなく、「何が変わったのか」「どこにインパクトがあるのか」を分かりやすく整理していく予定です。


過去の記事


2026 年 1 月リリース ハイライト

2026 年 1 月のリリースでは、
Agentforce の構築体験・制御性・品質向上 にフォーカスしたアップデートが追加されました。

  • Enhanced Chat v2 の Builder 接続対応

  • Canvas View の大幅強化

  • Employee Agent の新 Builder 対応

  • バリデーション機能の強化

これらアップデートの大部分は、Dreamforceで発表された新しい Agentforce Builder のエクスペリエンスに関するものです。機能強化には、サービスエージェントのサポート、保存時の検証機能の強化、キャンバスにおける宣言型ツールの強化によるスクリプト使用量の削減などが含まれます。さらに、新しい拡張チャット(v2)は、より多様な開発モデル、チャネル展開、画面入力、レイテンシの短縮をサポートします。


それでは、各機能を順番に見ていきましょう。


構築・制御強化

Enhanced Chat v2 を Agentforce Builder から管理(ベータ)

これまで、新しい Agentforce Builder では Messaging 接続 の管理 のみがサポートされていました。

Enhanced Chat v2 接続の管理 を追加できるようになり、Agentforce Builder 上から Enhanced Chat v2 のチャネルや展開(新規設定や設定の変更)の一元管理が可能 になりました。

これにより、Routing ページから次のような設定を管理できます。

  • Enhanced Chat チャネルの作成

  • Enhanced Chat v2 Deployment の作成

  • エスカレーション設定

  • フォールバックキュー

  • Voice 設定

  • Behavior 設定

方法

  • アプリランチャーから、Agentforce Studioアプリを選択します。「エージェント」タブで、エージェントの名前をクリックします。

  • 拡張チャットv2接続をエージェントに追加するには、「+」エクスプローラーパネルで「接続の追加」を選択します。「接続の追加」ウィンドウで「Enhanced Chat v2」を選択し、 「エージェントに追加」をクリックします。

拡張チャット v1 から v2 に変更する方法は以下の記事をご覧ください。


キャンバス ビューの最新機能強化(ベータ)

新しい Agentforce Builder では、これまでスクリプトビューでのみ利用可能だった強力な機能がキャンバスビューに追加されました。また、エージェント開発プロセスを効率化する新機能と改善も導入しました。

なぜ:

  • トピックにアクションを追加すると、そのアクションはトピックの推論アクションに自動的に追加されます。以前は、エージェントがアクションを使用する前に、トピック内で手動で参照する必要がありました。

  • キャンバスビューの「変数」ページで変数を作成、追加、管理できるようになりました。また、推論に使用できるトピックのアクション(推論アクション)のアクション出力に設定される変数を作成できるようになりました。以前は、スクリプトビューでのみ変数を作成、追加、管理できました。

  • トピックセレクターとトピックの推論アクションにフィルターを追加できます。トピックまたはアクションにフィルターが設定されている場合、エージェントはフィルター条件が満たされた場合にのみフィルターを使用できます。以前は、スクリプトビューでのみフィルターを作成できました。

  • トピックの推論アクションにフォローアップアクションを追加できます。フォローアップアクションを使用すると、アクション実行直後にエージェントに何をすべきかを指示できます。例えば、エージェントにアクションを連鎖させたり、特定のトピックに遷移させたりすることができます。以前は、フォローアップアクションはスクリプトビューでのみ定義できました。

  • キャンバスビューの「システムメッセージ」ページで、エージェントレベルの指示を追加します。エージェントレベルの指示は、エージェントの推論とインタラクションすべてに適用されます。エージェントのトーン、ペルソナ、スタイル、目標を定義するために使用できます。

  • エージェントアクション出力の「エージェントアクションからフィルター」設定は、新しいAgentforce Builderでの機能をより適切に反映するため、「エージェントコンテキストに含める」に名称が変更されました。この設定を有効にすると、出力はエージェントの会話履歴に追加され、推論に利用できるようになります。エージェントで使用したくない参照アクション出力については、この設定を無効にしてください。

主な改善点

  • アクション追加時に自動で reasoning に紐付け

  • Variables ページで変数管理可能

  • アクション出力を変数化可能

  • Topic Selector にフィルター追加

  • Follow-up Actions 追加

  • Agent-level System Messages 設定

  • 「Include in agent context」設定追加

「Include in agent context」設定によりアクション出力を会話履歴へ追加し、後続推論に活用可能になりました。Canvas 中心で高度な制御が可能になり、Script 依存がさらに軽減されています。


エージェント種別の拡張

新しい Agentforce Builde で Employee エージェントを作成

新しい Agentforce Builder は Agentforce Employee エージェントをサポートするようになりました。これにより、顧客と従業員をサポートするエージェントを構築できます。以前は、Agentforce Service エージェントのみを作成でき、しかもゼロから作成するしかありませんでした。今後は、エージェントを作成する際に、デフォルトの Agentforce Employee Agent テンプレートを選択し、あらかじめ用意されたトピックとアクションを使用して、すぐに開発を開始できます。さらに、新しい Agentforce Builder で作成したエージェントは、Agentforce Studio アプリケーションと Agentforce Agents 設定ページのエージェントリストビューに表示されます。どのページで開いても、新しい Agentforce Builder で開きます。

これまで:

  • 新 Builder では Service Agent のみ対応

今回:

  • Employee Agent テンプレート利用可能

  • 事前構築済みトピック・アクション付き

  • Agentforce Studio / Setup から新 Builder で開く

注意:新しい Agentforce Builder  を使用して構築されたエージェントは、古い Agentforce Builder では編集できません。


ガバナンスと品質

新しい Agentforce Builder の検証強化機能

新しい Agentforce Builder では、エージェントのアクションに検証チェックを追加しました。これにより、エージェントがジョブを実行するために必要なツールをすべて備えていることを確信できます。さらに、迅速な修正に必要なエラーメッセージを簡単に取得できるようになりました。

なぜ:

  • アクションへの変更を保存すると、Agentforce Builder によって、基礎となるフロー、プロンプト テンプレート、またはその他の参照アクションが欠落しているかどうか、またはアクションの入力と出力の名前やデータ型に問題があるかどうかが通知されます。

  • エージェントにエラーが発生した場合、スクリプトビューだけでなくキャンバスビューでもエラー情報が表示されるようになりました。より詳細なエラー情報を確認するには、スクリプトビューに切り替えてください。以前は、エラー情報はスクリプトビューでのみ確認できました。

  • スクリプトビューでは、詳細なエラー情報を確認するためにエージェント定義ページに移動する必要がなくなりました。以前は、スクリプトビューでエージェントスクリプトがセクションに分割されていたため、エージェントの完全なスクリプトとエラーはエージェント定義ページでのみ確認できました。今後は、エージェントのスクリプトが単一の連続したビューに表示されます。任意のブロックまたはエラーまでスクロールしたり、エクスプローラーパネルを使用して別のブロックに移動したりできます。

保存時チェック

  • 参照 Flow の存在確認

  • Prompt Template の存在確認

  • 参照 Action の整合性確認

  • 入出力の名前・データ型チェック

エラーがあれば即時通知されます。

表示改善

  • Canvas / Script View 両方で詳細エラー表示

  • Script を連続ビュー表示

  • Explorer パネルでブロック移動可能

これにより、「保存後に気づくエラー」問題を大幅に削減 できます。


今回は以上です。


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