ボルゲーゼ美術館は見どころ満載!ベルニーニやカラバッジョの傑作を堪能できるおすすめ美術館!
【ローマ旅行記】(16)予約必須!ボルゲーゼ美術館はローマ旅行にぜひおすすめ!

ローマのおすすめ美術館、ボルゲーゼ美術館。ここはベルニーニのパトロンとなったシピオーネ・ボルケーゼのコレクションが展示されたローマ有数の美術館だ。

今回の記事ではベルニーニの歴史に入る前に、この素晴らしい美術館そのものについてざっくりとご紹介していきたい。
ボルゲーゼ美術館へのアクセス
地図を見て頂ければわかるようにローマの主要観光地たるスペイン広場やトレビの泉からは少し距離があるように見えるが、実は意外とこれが近いのである。スペイン広場からも歩いて25分ほど。

しかもボルゲーゼ公園内は静かで緑も美しく、のんびり歩いているだけで楽しい。私も行きはローマテルミニ駅からバスでボルゲーゼ美術館に向かったが、帰りはこうしてのんびり歩いてスペイン広場方面へ歩いて帰った。美術館の余韻を楽しみながらの散歩は実に味わい深いものがある。帰りはぜひ歩きをおすすめしたい。
もちろん、地下鉄やバスでも問題なくここには行くことができるので状況に応じて行き方を選べばよいと思う。こちらのボルゲーゼ美術館のチケットサイトでアクセスが詳しく書かれているので参考にして頂ければ幸いだ。
カラヴァッジョ作品のメッカとしてのボルゲーゼ美術館
では、早速ボルゲーゼ美術館の内部をご紹介していこう。

ここにはベルニーニの初期作品や数々のカラヴァッジョ作品が展示されている。人気の美術館なので早めに予約しないと入場すらできなくなるので注意したい。

カラヴァッジョの部屋には『果物籠を持つ少年』や『病めるバッカス』『書斎の聖ヒエロニムス』などそれこそ壁一面にカラヴァッジョの傑作が展示されている。ファンにはたまらない空間だ。

私もカラヴァッジョ作品を観れることをとても楽しみにしていた。
やはりカラヴァッジョは強い!光と影のドラマチックな表現は見ているこちらを「ハッと」させる。目が釘付けになってしまう迫力だった。
だがひとつだけ、カラヴァッジョを好きだからこそ私は言いたい。この部屋のライトが強すぎて絵が見えにくい部分があるのだ。強い光が絵に反射してせっかくのカラヴァッジョ絵画が見えないのである。特に壁の高い位置に展示されている絵は絶望的な気持ちになった。上の2枚の写真でも絵が白くぼやけているのがわかると思う。これはカメラの問題ではなくて肉眼でもそうだったのだ。これはなんとかならないのだろうか。私が来たときにたまたまそうだっただけなのだろうか。
カラヴァッジョの絵を楽しみにしていただけにこのライトの問題は悩ましいものであった。問題提起としてここに記させて頂く。(※2022年11月当時のことなので今はどうなっているかはわからない)
ベルニーニ『プロセルピナの略奪』

20代になったベルニーニの最初の傑作『プロセルピナの略奪』。この作品はボルゲーゼ美術館のハイライトとしてぜひおすすめしたい。

石鍋真澄の解説でも絶賛されていたベルニーニの超絶技巧を私も間近で体感してきた。この距離でもそのリアルさ、いやリアルを超えた質感に驚かされるがあえてさらに寄ってみよう。

「嘘でしょ!?」と思うほどの質感だった。指が食い込む肌の柔らかさに注目してほしい。これが本当に石なのかと目を疑った。
これがベルニーニ23歳の年の作品なのである。もはやなんと表現していいかわからない。この歳にして技術的にはすでにトップ中のトップの域に達してしまっていたのだ。恐るべき男である。
ベルニーニ『アポロとダフネ』

こちらはベルニーニ初期の最高傑作として知られる『アポロとダフネ』という作品。

私もこの彫刻が展示されている部屋に入った時、思わず「天才だ・・・!」と漏らさずにはいられなかった。『プロセルピナ』もたしかにすごかったがこれはさらに異次元の領域に達している。「芸術の奇跡」と称えられたのも心の底からよくわかる。
天才というのはこういうことかと感嘆せずにはいられない。言葉を失ってしまった。それほど圧倒的。
ベルニーニ『ダヴィデ』

私もボルゲーゼ美術館でベルニーニの魔術に引き込まれた一人だ。石鍋真澄が述べるように、ダヴィデの視線の先には明らかにゴリアテがいる。そして今にも石を投げんとしているのが伝わってくる。その瞬間を私達は目撃しているのである。ベルニーニの彫刻は私たちの現実世界を吹き飛ばしてファンタジー、物語空間に強制的に引き込んでしまう。この物語性、メッセージ性がベルニーニの真骨頂だ。20代前半にして彼はその域に到達していたのである。恐るべき早熟の天才と言えよう。
おわりに
若きベルニーニの天才ぶりを感じるにはボルゲーゼ美術館は最高の場所だ。私にとってもボルゲーゼ美術館での体験は強いインパクトを受けたものとなった。
この記事ではそれぞれの彫刻作品については深くはお話ししなかったが、後の記事で改めてじっくりとお話ししていくので興味のある方はぜひそれらの記事を参照頂ければ幸いだ。
ローマ観光にはぜひこのボルゲーゼ美術館もおすすめしたい。
続く
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