温故知新(120)淀姫(倭迹迹日百襲姫命 白山比咩大神) 亀石 阿智神社 御崎神社 津雲貝塚 三ツ山 金山巨石群(岩屋岩蔭遺跡) 矢田の大石 沖の白石 葛籠尾崎湖底遺跡 熊野本宮大社 聖ミカエルの山 與杼神社 與止日女神社
岡山県倉敷市本町にある宗像三女神を祀る阿智神社(写真トップ)には、蓬莱思想に基づく鶴亀の石組や、陰陽思想的な磐座が遺されています(写真1)。阿智神社のある鶴形山(別名 妙見山、阿知山、阿智山)山麓一帯は古くは阿知潟と呼ばれる浅い海域でした。

由加神社本宮とマラケシュを結ぶラインの近くに、熊野神社(倉敷市林)や阿智神社があり、このラインは、倭国香媛(神大市比売、天照大神)の陵墓と推定される楯築遺跡と御崎神社(岡山県笠岡市神島)を結ぶラインとほぼ直角に交差します(図1)。後者のラインは、御崎大明神(倉敷市山地)、豊玉姫命(多岐都比売命と推定)と関係があると推定される亀石(倉敷市水江)、縄文時代晩期の津雲貝塚(岡山県笠岡市西大島)の近くを通ります(図1)。岡山県神社誌の御崎神社の項目に、御崎大明神は吉備津彦命とあるようです。御崎神社と由加神社本宮を結ぶラインの近くには三ツ山(浅口市寄島町)があります。三ツ山は、もしかすると加工された岩で、オリオンの三ツ星と関係があるかもしれません。

三つの巨石がある金山巨石群(岩屋岩蔭遺跡)(岐阜県下呂市金山町)と三ツ山を結ぶラインは、矢田の大石(奈良県大和郡山市矢田町)と聖ミカエルの山を結ぶラインとほぼ直角に交差し、後者のラインの近くには、丹後国一宮 元伊勢 籠神社(京都府宮津市大垣)があります(図2)。また、船木三ッ石とも呼ばれる沖の白石と三ツ山を結ぶラインは、矢田の大石とスケリッグ・マイケルを結ぶラインとほぼ直角に交差します(図2)。これらのラインから、これらの巨石や岩は関係付けられていると推定されます。

結ぶライン、スケリッグ・マイケルと矢田の大石を結ぶライン、矢田の大石と沖の白石、三ツ山を結ぶライン
琵琶湖北部にある葛籠尾崎湖底遺跡からは、1万年以上前の縄文土器がほぼ完全な形で見つかっています。葛籠尾崎湖底遺跡は、伊吹山と天橋立を結ぶラインの近くにあります。琵琶湖の水中遺跡は、葛籠尾崎湖底遺跡の他に、針江浜遺跡、長命寺湖底遺跡、唐橋遺跡などが見つかっています。針江浜 湖岸緑地公園(針江浜遺跡)は、岩屋岩蔭遺跡と三ツ山を結ぶラインの近くにあり、唐橋公園(唐橋遺跡)や長命寺(長命寺湖底遺跡)は、矢田の大石と沖の白石を結ぶラインの近くにあります(図3)。

矢田の大石とレイラインでつながっている金峰神社(弥仙山 奥宮)と亀石(倉敷市水江)を結ぶラインは、奈良県高市郡明日香村の亀石とモン・サン・ミシェルを結ぶラインとほぼ直角に交差します(図4)。前者のラインは、丹生都比売神社とレイラインでつながっている補陀洛山 觀音寺(京都府福知山市)の近くを通り、後者のラインは、大原神社(福知山市)や静神社(京丹後市)の近くを通ります(図4)。また、亀石(倉敷市水江)と亀石(明日香村)を結ぶラインは、豊玉姫神社(香川県高松市)とレイラインでつながっている不洗観音寺(倉敷市)の近くを通ります(図4)。

古代亀石(笠石山)(福島県田村市)と亀石(倉敷市水江)を結ぶラインは、熊野本宮大社にある亀石(和歌山県田辺市本宮町)と聖ミカエルの山を結ぶラインとほぼ直角に交差し、後者のラインは、丹生都姫命(市杵島姫命と推定)を祀る丹生都比売神社(和歌山県伊都郡かつらぎ町)の近くを通ります(図5)。これらの亀石も関係付けられていると推定され、亀石は宗像三女神と関係があると推定されます。これは、宗像三女神が、夏王朝と関係があると推定されることと整合します。

図1の由加神社本宮とマラケシュを結ぶラインは、倉敷美観地区を通ります(図6)。
倉敷市阿知にある大橋家住宅(図6、写真2)は、国指定重要文化財になっています。大橋家の先祖は豊臣氏に仕えた武士で、1615年の大阪落城の後、京都五条大橋辺りに隠れ住み、幕府の追及を逃れるため大橋を称するようになったといわれています。座敷の欄間には渦巻く波の彫刻が彫られていますが(写真3)、豊玉姫命と関係があるかもしれません。



京都市伏見区淀本町の淀城跡にある與杼神社(よどじんじゃ)は、豊玉姫命を祀っていますが、豊臣秀吉は、浅井長政の長女の淀殿(茶々)の産所として城を改修しています。織田信長が、妹のお市を浅井長政に嫁がせたのは、近江浅井氏が物部姓守屋流の氏族だったためではないかと思われます。
白山大権現神社(長野県上伊那郡飯島町)と肥前国一宮 與止日女神社(佐賀県佐賀市大和町)を結ぶラインは、倭迹迹日百襲姫命を祀る讃岐国一之宮 田村神社(香川県高松市)とスカラ・ブレイを結ぶラインとほぼ直角に交差し、これらのラインの交点付近に豊玉姫命を祀る玉比咩神社(岡山県玉野市)があり、田村神社と白山大権現神社を結ぶラインの近くに與杼神社(伏見区淀本町)があります(図7)。これらのラインから、與止日女命(淀姫)は豊玉姫命(卑弥呼と推定)と推定され、また、豊玉姫命が倭迹迹日百襲姫命で、白山比咩大神と推定されることと整合します。

