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【CGS1次試験対策】陸自指揮幕僚課程受験は“戻れる仕組み”で続ける|長期戦を走り切るための学習設計

CGS受験の勉強が、ふっと数日止まる。

そんなことが、よくあります。

やらなければいけないのは、分かっている。
それなのに、教範が開けない。
机に向かう前から、もう気持ちが重い。

仕事で疲れ切って、とにかく休みたい。

気づけば、1日が終わっている。
ベッドに入って、ようやくこう思う。

あぁ、今日も、できなかった・・・

その日1日だけなら、まだ取り返しはつくのかもしれません。

けれど、2日、3日と空いてくると、再開そのものが重たくなってくる。

あぁ、また今日も、できなかった・・・

教範を開けばいい。 論文を少しだけ書けばいい。

頭では、分かっている。

でも、なぜか手が伸びない。

そんなときに同期の進捗をふと耳にすると、焦りが一気に押し寄せてくる。

「自分は遅れているんじゃないか」
「このままで間に合うのか」
今年の合格は無理じゃないか

そういう言葉が、内側から湧いてくる。

–––– CGS受験で途中で止まる人に必要なのは、本当にもっと強い意志なのでしょうか。

私は、必ずしもそうは思っていません。

もちろん、努力は必要です。やらなければ、前には進まない。

それは間違いありません。

ただ、勉強が止まったときに自分を責め続けても、再開が軽くなることは、ほとんどありません。

むしろ、重くなることの方が多い。私はそう感じています。

1. 勉強が止まったとき、人はまず自分を責める


CGS受験は、やるべきことが本当に多い受験です。

防衛共通、服務、戦史、職種運用などの論文や英語。
2次試験の試問。
そして、日々の勤務との両立。

何か一つだけに集中していればいい、というものではありません。

だからこそ、少し止まっただけで、不安が膨らむ。

「この数日で、差がついたんじゃないか」
「今から戻っても、もう遅いんじゃないか」
「こんな状態で、本当に受かるのか」

そう考えてしまう。

そして、その矛先は、たいてい自分自身に向かいます。

「自分は甘い」 「意志が弱い」 「また、同じことを繰り返している」

–––– 反省は、必要です。

でも、反省と自己否定は、別のものです。

反省は、次の行動を決めるためにある。

自己否定は、次の行動を重くする

この違いは、実はかなり大きいと思っています。

2. 自己否定は、再開を重くする


「またできなかった」

この言葉は、よく出てきます。

おそらく、真面目に受験と向き合っている人ほど、口の中で繰り返してしまう言葉だと思います。

やる気がない人は、そもそもここまで自分を責めません。
本気でやりたいと思っているからこそ、できなかった自分に腹が立つ。

ただ、その言葉を何度も自分に向け続けていると、翌日の学習が、どんどん重たくなっていきます。

机に向かう前から、もう負けたような気がする。
教範を開く前から、遅れを突きつけられているように感じる。
論文に手をつける前から、「どうせまた続かない」という声が聞こえてくる。

そうなると、再開するために必要なエネルギーが、どんどん大きくなってしまう

本来なら、ほんの5分、戻ればよかったはずなんです。

それなのに、自分を責め続けているうちに、その5分が、まるで大きな覚悟を決めるような重さに変わってしまう。

これが、本当に厄介なところだと思います。

3. CGS受験は、そもそも止まりやすい


CGS受験は、止まりにくい環境で行う受験ではありません。

むしろ、止まりやすい

課目は多いし、期間も長い。
日常の超多忙な業務と並行しながら進めることになるし、予定通りに進まない日も当然出てくる。

しかも、少し空いてしまうと、どこから戻ればいいのか、自分でも分からなくなる。

戦術に戻るのか。
戦史に戻るのか。
それとも、服務に戻るのか。

そもそも、前回はどこまでやっていたんだっけ?

そんなことを迷っているうちに、また一日が過ぎていく。

そして、また自分を責める。

この繰り返しに入ってしまうと、もう「学習量が足りない」という話だけでは済まなくなります。

ここから先は、戻り方の問題です。

4. 本当に怖いのは、止まることではなく戻れなくなること


1日、勉強できなかった。2日、空いた。

それだけで受験が終わるわけではありません。

本当に怖いのは、その先にあります。

「もう遅いかもしれない」
「今さら戻っても、仕方ない」
「また計画を立てたところで、どうせ崩れる」

そんなふうに思って、教範との距離が、少しずつ広がっていく。

1日が3日になり、3日が1週間になる。
やがて、教範を開くこと自体が、気まずくなってくる。

止まった日そのものよりも、戻れない期間が長くなっていくこと。

そこに、CGS受験の本当の難しさがあるんだと思います。

だから、考えるべきは、 「どうすれば一度も止まらずに走り切れるか」 だけではない。

それよりもむしろ、

止まったとき、どう戻るか

ここを、最初から計画の中に入れておく必要があります。

5. 必要なのは、もっと強い意志ではなく、戻る手順


意志が強い日にしか進められない計画は、もろい。

調子のいい日。時間にゆとりがある日。気持ちが乗っている日。

そういう日だけを前提に組み立ててしまうと、少しでも乱れた瞬間に、一気に崩れます。

現実には、弱い日があるんです。

疲れている日。集中できない日。予定が崩れる日。同期と比べて、焦ってしまう日。

そういう日を計画の外側に置いてしまうと、崩れたときに、自分を責めるしか手が残りません。

だから必要なのは、強い日だけで走り切る計画ではない。

弱い日にも戻れる手順です。

たとえば–––– 教範を5分だけ読む。論文で要旨だけ書く。今日の勝負所を一つだけ決める。明日の最小再開を、先に決めておく。

それだけでも、学習との接続は切れません。

大きく進む日も、当然必要です。
でも同時に、まったく切らさない日も、必要なんです。

6. 最小再開は、甘えではない


「5分だけやる」と聞くと、物足りなく感じる人もいるかもしれません。

CGS受験なのに、そんな小さなことでいいのか。
もっとやらなければいけないんじゃないか。

そう思う気持ちは、よく分かります。

もちろん、5分で十分だと言いたいわけではありません。

本格的に進める日には、しっかり進める必要がある。
それは、その通りです。

ただ、問題なのは、崩れた日なんです。

疲れ切ってしまった日。
机に向かう気力が、もう残っていない日。
数日空いてしまって、再開そのものが重くなっている日。

そういう日に、いきなり全部を取り戻そうとすると、かえって戻れなくなる。

だから、最小再開が必要なんです。

教範を5分だけ読む。
資料を一ページだけ暗記してみる。
明日の一手を書いておく。

これは、甘えではありません。

受験との接続を、切らさないための戦術です。

7. CGS受験は、強い日だけで進めるものではない


CGS受験を最後まで走り切るには、強い日だけを見ていたのでは、どうしても足りません。

調子のいい日は、しっかり進める。標準の学習をこなす。

余裕があれば、少し深掘りする。
忙しい日は、最小限でつなぐ。
崩れた日は、翌日の最小再開だけを決めておく。

そんなふうに、幅を持たせておく。

これは、自分を甘やかすという意味ではありません。

むしろ逆で、現実的に続けていくための考え方です。

毎日完璧にやる前提で計画を組んでしまうと、一度崩れただけで、全部が崩れます。

でも、最初から「崩れる日もある」と織り込んでおけば、戻る場所を見失わずに済む。

CGS受験は、きれいな計画通りに進む日ばかりではありません。

だからこそ、乱れた後の戻り方までを、計画の中に入れておく必要があるんです。

8. 今日決めるのは、大きな覚悟ではなく次の一手


もし今、学習が少し止まっているなら。

今日、全部を取り戻す必要はありません。

大きな覚悟を決め直す必要も、ない。
新しい計画を、完璧に作り直す必要も、ない。

まず決めるのは、明日の最小再開だけでいい。

明日の朝、資料を1ページ開く。
帰宅したら、教範を5分だけ読む。
寝る前に、今日できたことを一つだけ書く。
論文の構成だけ考えてみる。

それくらいで、いいと思います。

「小さすぎる」と感じるかもしれません。

でも、止まっているときに必要なのは、立派な計画ではないんです。
再開の、きっかけです。

まず、戻る。

そこからで、いい。

9. 止まらない人ではなく、戻れる人になる


CGS受験で大事なのは、一度も止まらない人になることではありません。

もちろん、止まらずに進められるなら、それに越したことはない。

でも、現実には、止まる日があります。
思うようにいかない日があります。
自分を責めたくなる日も、あります。

そういう日があったからといって、それで受験が終わるわけではありません。

翌日に戻れるなら、受験はまだ、ちゃんと続いています。

大切なのは、止まった自分を責め続けることではなく–––– 次に戻る場所を、ちゃんと持っておくこと。

もっと強い意志を持つことだけが、答えではないんです。

止まっても、戻れる形を作っておく。

それが、長い受験期間を進めていくうえで、かなり大事な土台になると、私は思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

Mr.K


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