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作品のご案内 2026.7.27更新

 長年書き続けているファンタジー小説を順次アップしていきたいと思います。
 今のところ、もっぱら〈隻翼の竜の書〉シリーズを書いています。

隻翼せきよくの竜の書〉


 母から受け継いだ、古来、竜と深く関わる銀の髪の一族の血筋、そして父からの、魔法使いの治めるジディア王国の第一位貴族の血統の故に、重い宿命を負った、魔法戦士にして魔導士、シェイス。運命と戦い、歩む彼と、数奇な運命で彼と結び付けられた冒険者盗賊、ハシャルの物語。
 隻翼の銀竜の伝説が伝わるセレシア島の、二つの王国から、物語は始まります。

 三部構成の予定。現在、第一部の『霜夜の星』、『碧空へきくうの鷹』、『碧空の鷹 新たな軌跡』は完結。『赤目の盗賊』を連載しつつ、第一部完結篇の仕上げ作業中です。

霜夜しもよの星』、『赤目の盗賊』、『碧空の鷹』は、以前同人誌にて発表したものに加筆・修正しております。『碧空の鷹 新たな軌跡』、『少年たちのつつがない一日』、『夏の綺羅星きらぼし』は、書き下ろしです。

第一部

『霜夜の星』

 序章  帰還
 第一章 アスラルの養い子
 第二章 ラルティウスの世継よつぎ
 第三章 闇の中のともしび
 第四章 黒き呪槍じゅそう
 第五章 霜夜の星
 終章  星は落ちず

 ジディア人の魔導士ガイスとリタフェーズ人の戦士シェーダとの間に、一人の男の子が生まれ、シェイスと名付けられた。それから間もなく、シェーダは、賊の襲撃により、命を落とす。その後、シェイスは、母のいない寂しさはありながらも、父とともに、アスラル公の庇護の下、静かに、幸福に暮らしていた。
 しかし、ガイスはラルティウス公ガイウスの長子であり、本来ラルティウス家を継ぐべき存在であった。やがてシェイスは、ラルティウス家の世継よつぎとして、祖父であるラルティウス公の許に引き取られる。
 冷厳な祖父と、シェイスはうまく折り合えず、価値観の相違も相俟あいまって、二人の間には、抑えようのない確執が生じる。ある一つの事実が、それを決定的なものとし、二人の間に、埋め難い溝を刻む。その事実は、シェイスに、己の生さえも呪わせるのだった。
 そうした苦悩を抱えながらも、シェイスは、魔法戦士になることを目指し、熱心に修練を積み重ね、前を向いて歩もうとする。その彼を、従妹いとこや友人をはじめとする人々が見守り、支える。ついには、シェイスは、魔法戦士団の副団長候補と目されるまでになった。
 だがその一方、シェイスの出生には、謎が付きまとっていた。彼の母は、古来、竜と深くかかわってきた銀の髪の一族の血を引いていた。その母の血の故か、彼は、生来、まわしい視線を受け、幼い頃より、賊や魔物の襲撃を受け続けていた。
 折りしも、ジディア国内は、次期王位継承を巡る貴族間の対立が激化し、内戦が生じかねない不穏な情勢となっていた。そのような状況の中、彼を狙い、恐るべき策謀が巡らされようとしていた―

 魔法使いたちが治めるジディア王国が舞台。
 シェイスは、数々の重荷を担い、懊悩おうのうしながらも、運命に屈することなく、理想を掲げて生きていこうとします。その中で、彼は、多くの人々と様々に関わっていきます。
 しっかりと構築された世界観と、緻密な人間関係が織り成す、重厚な物語です。


『碧空の鷹』

 『霜夜の星』の外伝。シェイスがラルティウス家に引き取られて間もないころの、一羽の鷹を巡るエピソード。


『碧空の鷹 新たな軌跡』

『碧空の鷹』の後日談、前後編。『霜夜の星』第四章後半以降および完結後の物語です。


『赤目の盗賊』

 序章  盗賊競技会
 第一章 王都の邂逅かいこう
 第二章 真夏の逃避行
 第三章 赤目の盗賊
 終章  新たなる旅の始まり

 ミリスリィ王国の王都ミリィスに住む少年、ハシャルは、冒険者盗賊を目指している。その修業は順調で、自身、盗賊という職業に、誇りを抱いてもいる。
 ところが、順風満帆に見える彼にも、悩みがあった。ハシャルは、幼馴染みの少女、ミルディーに恋していた。しかし、戦士を目指す彼女は、盗賊には惹かれず、優れた戦士に好感を抱くのだった。そのミルディーが思いを寄せているのは、他ならぬハシャルの兄、ロルド。さらに、ハシャルとミルディーの幼馴染みの少年、エーヴィンが、ミルディーに恋していた。そのため、幼馴染みであるハシャルら三人の関係は、ぎくしゃくしていた。
 そんな中、ハシャルらは、隣国ジディアでさらわれ、旅芸人一座で働かされている占い師の少年、フロイに出会う。ハシャルは、フロイを旅芸人一座から逃がし、彼とともにジディアを目指す旅に出る。その旅に、ミルディーとエーヴィンも、同行することになった。
 しかし、フロイは、重大な秘密を抱えていた。旅の途上のハシャルらに、恐るべき追手が迫る―

 ハシャルの少年時代の物語。ジディアの北に位置する聖職者の治める国、ミリスリィが舞台。
 お人好しで気のいい、でもちょっとお調子者で抜けているハシャルが、彼らしく、存分に活躍する、軽快な(?)冒険譚です。
 活劇、三角関係、友情、家族の絆等々、盛り沢山の物語になっています。
 ハシャルがシェイスと初めて出会ったときの物語でもあります。
 シリーズ中最も親しみやすく、読みやすい作品です。


『双星の勲章』

 第一部完結篇。現在仕上げ作業中。

 魔導士となったシェイスを巡り、彼を生来監視し続けてきた者たちが、遂に彼を掌中にすべく、策動し始めます。
 一方、ハシャルの身辺にも、波乱が生じます。
 二人の運命が、絡み合っていきます。

第二部

 物語の舞台は、セレシア島から、中央大陸を経て、やがて北方の竜大陸へと広がります。
 シェイスの出生に秘められた謎に迫っていきます。


短編

 時々、気が向いたら短編も書こうと思います。


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