【新作1】『だだぁ・ぐぅす① パロノマジー ~芸術的なダジャレ~』
この記事は『だだぁ・ぐぅす① パロノマジー ~芸術的なダジャレ~』の続編で、新作を載せます。前作は以下です。未読の方はそちらを先にご覧ください――
なお、「類音重畳法」とは、ダジャレのオシャレで専門的な言い方です。
実作品に入る前に、嬉しい出来事を書きます。
前作から2ヶ月ほど経ったのですが、その間に、なんと僕のパロノマジー(ダジャレ)作品を画像化してくださった方が現れました!
Luna_Pome さん という方です!
Luna_Pome さんは小学校の図書館で司書をされていて、ダジャレがお好きだそうです。そして、それに関することも note で記事にされていて、僕が最初に見つけたのは以下の記事です――
なお、Luna_Pome さんはポメラニアンを愛されていて、アイコンも記事の主人公もポメラニアンさんです。僕も犬の中ではポメラニアンが一番可愛いと思います。
さて、この記事にはタイトルにある通り「だじゃれ」が載っているのですが、それは小学2年生の女の子が創作したものです。Luna_Pome さんの小学校ではダジャレが流行っていて、生徒達が創作ダジャレを Luna_Pome さんのもとへ持って来てくれるそうです。大変有難いことに Luna_Pome さんに引用のご許可を戴けたので、そのダジャレを以下に載せさせて頂きます。こんな可愛らしいものです――
「ホッケがアイスホッケー」
いかがですか? 小学2年生の女の子が創作したダジャレです。とっても可愛いですね!
そして、このダジャレを Luna_Pome さんはChatGPTに画像化してもらったそうです。1枚目はリアル風、2枚目はイラスト風、3・4枚目は くまのプーさん風で、合計4枚です。とっても面白い絵になっているので、ぜひ Luna_Pome さんの記事をご覧ください!
このように、Luna_Pome さんの小学校ではダジャレが流行っていて、それをLuna_Pome さん が画像化されているそうです。そして、それならば、僕のパロノマジー(ダジャレ)作品も画像化して頂けないでしょうか、と土下座をして(?)お願いしましたところ、快諾して頂き お作りして頂けました!
*《だだぁ・ぐぅす》初画像*
お作りして頂いたのは2作です。一つは〈橋の端を走る箸。〉で、もう一つは〈ハム(スター)をはむはむ喰むハム。〉です! なお、技術的な制約により、前者が〈橋の端、箸がわたる!〉に、後者が〈ハムをハムハム食むハムスター〉となったのですが、全く問題ありません。それどころか、特に後者は気絶するくらい可愛くなっています!
これらの画像も引用のお許しを戴けたので、大変ありがたく掲載させて頂きます。まずは1枚目を失礼致します――

この画像は こちらの記事のものです――
〈橋の端、箸がわたる!〉ということで、割り箸の「ハッシ―」君が橋の端を渡っていますね! そして、このイラスト風のタッチ! 表情豊かでユーモラスで、特に眉毛が良いですね! 手足の動きも良いですし。もう学校中にこの画像を張り付けてほしいですね!
そして、これが《だだぁ・ぐぅす》の記念すべき初画像となりました。Luna_Pome さん、ありがとうございました!
もう一枚あります。気絶するくらい可愛いハムスターの画像です――

この画像は こちらの記事のものです――
ハムをハムハム食むハムスター、ですよ。ぶっ倒れてしまいますでしょう? この可愛さ!
僕の元の作品は〈ハム(スター)をはむはむ喰むハム。〉だったのですが、全然こちらの方が良いです! だって、可愛いから! 可愛さには負ますね。よくぞ こんな画像をお作りして頂けました。Luna_Pome さん、ありがとうございました!
これらの画像が面白い&可愛いと思われた方は、ぜひ Luna_Pome さんの記事に💗スキしてください!
もちろん、今の記事には僕の作品だけでなく、子供達の創作ダジャレとその画像が載っています。また、以下の記事にも3作載っていますので、皆さんぜひご覧ください――
《だだぁ・ぐぅす》は子供向けの言葉遊び集なので、小学校の司書さんに気に入って頂けて、また生徒達に作品を紹介して頂けて、本当に有難いです。
Luna_Pome さん、画像制作と引用のご許可をありがとうございました。どうぞ これからもよろしくお願い致します。そして、小学校でたくさんダジャレを広めてください!
*
Luna_Pome さんの小学校以外でもダジャレは流行っているそうです。くすちゃん先生 という方は学校の先生をされているそうですが、家庭内でも学校でも、子供達とダジャレを言い合って楽しまれているそうです。その記事がこちらです――
この記事には、子供達に人気のダジャレや親子のコミュニケーション法としてのダジャレ活用や学習・勉強へのダジャレ活用が載っています。が、何より、大人も子供も楽しんでダジャレを言っている様子が伝わってきます。ダジャレがお好きな方はぜひご覧ください!
また、くすちゃん先生はダジャレを「知的な言葉遊び」とされ、「ダジャレを作れること=賢い」とされていますが(その記事はこちら)、まったく同感です。僕もダジャレ作品を作る時には辞書を引きまくっています。ダジャレ(パロノマジー)は語彙勝負なので、遊びながら言葉を覚えるのには最適です。お子さんがいらっしゃる方には、“ダジャレ学習” をオススメします! ちょうど時期的に、夏休みの自由研究にできると思いますので、ぜひお子さん達に教えてあげてください!
そして、僕の《だだぁ・ぐぅす》は子供・大人を問わず、創作のダジャレや言葉遊びを募集しています。何か思いついたものや子供がポロッと言ったもの等、なんでも・どんなものでも募集しています。そういったものがあれば、ぜひ記事にしてください! そして、その記事に「#だだぁ・ぐぅす」とタグを付けて頂ければ勝手に《だだぁ・ぐぅす》に入りますので、お気軽にご投稿ください! 皆さんの投稿をお待ちしています!
*
それでは、以下よりパロノマジー(ダジャレ)の実作に入ります――
パロノマジー作品(33作)
今回は33作ほどパロノマジー作品を挙げますが、その前に、一つだけ簡単なものを載せます。それは、既存のダジャレ〈コンドルが地面にめり込んどる。〉をアレンジしたものです。こんなものです――
ネコとコンドルが寝込んどる。
とっても簡単なものですが、アレンジしてみました。解説の必要も無いと思いますが、触れてみます。〈ネコ〉+〈コンドル〉=〈寝込んどる〉です。動物と動物が足されて動詞になってしまいました。一体どういうことなのでしょうか? 不思議ですね! これはぜひ お子さん達に教えてあげてください。喜びますよ!
なお、この主題(〈コンドルが地面にめり込んどる。〉)の “超絶アレンジ編” もあります。それは本記事の最終作として載せますので、お楽しみに!
それでは、本編に入りますが、表記について簡単に説明します。
各作品番号の横の[ ]内の語が主題=ダジャレの素で、この音を基にパロノマジー(ダジャレ)を展開していきます。これはいくつか実作をご覧になったら分かるかと思います。また、各作品の文末の【 】内の数字については後述します。では、短いものから順にやってみます――
[ナイスな椅子]
これもよくあるダジャレですが、同様に簡単にアレンジしてみます――
ナイスな椅子、無いス……。【100】
主題[ナイスな椅子]に〈無いス〉を付け加えました。そして、音としては〈ないす ないす ないす〉と、[ないす]が3連発! このように、まったく同じ音が連続するダジャレを、noter の にぅま さんは「完全ダジャレ」と言われています。
意味としては、先輩に言われてナイスな椅子を永遠に(500~600年)探したのだけれど無かったです……、ということです。なお、ナイスな座椅子はあったとしても、駄目です。〈座〉が要りません。そんなものを持って行ったら先輩にブチギレられます。[トマト]
トマトと的。【100】
これも完全ダジャレです。主題[トマト]に〈と的〉を付け加えて、〈とまと とまと〉。かなり簡単なものですが、これも子供達に教えてあげてください。[ふえ]
笛、増え。【100】
これも完全ダジャレ。〈ふえ、ふえ。〉 子供向けなので、この笛はリコーダーでしょうね。いつの間にかリコーダーがどんどん増えていく、という学校の七不思議ですね(?)。
なお、[ふえ]には〈鰾(魚の浮袋)〉や〈不壊(壊れないこと)〉という語もあり、それを使って組んでみると次のようになります――
不壊の鰾と笛、増え。【80】
壊れることのない魚の浮袋と笛が、いつの間にか どんどん増えていくという学校の七不思議ですね(!?)。
なお、文末の【 】内の数字は、その文章の全音中に占める主題の音の比率です。先の1では[ナイス]が、2では[トマト]が全音を占めていたので、比率は【100(%)】です。今の〈不壊の ~〉の場合は、全音が10音で、主題の[ふえ]は8音なので、8÷10=【80%】です。《だだぁ・ぐぅす》はこのような計算システムも整備してあります。算数の勉強にもなるので、ぜひ親子で遊んでみてください![ぞうに]
象に雑煮。【100】
これも完全ダジャレで比率【100%】。象さんに、リンゴやバナナではなく雑煮をあげるという、動物園の飼育員さんのギャグですね(?)。
また、〈像〉や〈有象無象(取るに足らない・つまらない人や物)〉という語も使えるので、やってみます――
有象無象の象の像に雑煮。【81.3】
今度は、取るに足らない・つまらない象さんの像(銅像?)に雑煮をあげる、ということになりました、動物園の飼育員さんが。飼育員さんも〈ぞう〉〈ぞう〉言いすぎて何がなんだか分からなくなっちゃったのかも?[ゆでん]
油田、茹でん?【100】
恐ろしいダジャレですよ、油田を(鍋で?)茹でようとしているのですから。言葉で言うのは簡単ですけどね……。[くい]
杭食い、悔い。【100】
地面に打ち込む杭を食べて後悔してしまった、ということですね。そりゃそうですよ。杭を食べても良いことはありません。
あと、これと似ているものに、〈(鳥の)クイナ、食いな。〉【100】というものもあります。ヤンバルクイナは絶滅危惧鳥類ですが、それを食べさせようとする、という……。[ほし]
星(新一。ショートショート作家)、星干し。【100】
ショートショートの神様・星新一が星を干している、という。何か新しい小説を考えているのかも?[かめ]
亀と瓶を噛め!【75】
瓶は陶製や金属製の容器ですが、それと亀を噛め、ということです。そんな固いものばっかり噛ませようとして……。[てんてき]
天敵に点滴。【88.9】
「敵に塩を送る」という諺がありますが、その〈敵〉が〈天敵〉に、〈塩〉が〈点滴〉に格上げされ、強度を増しています。最悪な相手に対して最高のことをしてあげる・してしまう、という新しい諺です。僕には『新しい諺』という創作の諺集があるので、それに追加します。[けいかい]
軽快に警戒!【88.9】
軽やかに気分よく危険に備え用心する、という矛盾した子。相反するもの・正反対のもの・矛盾するものの結合を「接着語法」と言います。
このパロノマジーは、先日「笑いの理論 ~或いは、その体系化への試論~(1)」を書いていた時に思いつきました。当作は笑いの起源・統一理論を “警戒解除” として、すべての笑いをその “警戒解除論” で説明したものなのですが、そこで「警戒」「警戒」と連呼していたら〈軽快〉も出てきました。
なお、この「笑いの理論 ~或いは、その体系化への試論~」は学会クラスの研究論文なので、また、笑いの理論の統一に世界で初めて成功した大作なので、ぜひご覧ください![ビビンバ]
「バンビ、ビビンバにビビんな!」【87.5】
小鹿のバンビ君はビビンバにビビるそうです、あろうことか。名前はアナグラム(音の入れ替え)的に出来ているというのに。ビビンバの何が恐ろしいことがあるというのか?[かんで]
勘で噛んで感電!【100】
暗闇の中で、肉か魚か野菜か果物かスイーツか電気コードがそれぞれ皿に盛られていて、よく考えないで当てずっぽうに噛んでみたら電気コードで、感電してしまった、ということですね! そういうパーティーです![たら]
鱈ったら、たらたら……!【94.4】
魚のタラが やる気が無さそうにちんたらしている……! ということですね。でも、タラですからね、仕方がありません。
なお、これをパロノマジー式の枕詞にしてみると、〈たらたらの鱈〉となります。これと同種のものはいくつかあり、〈ぶりぶりの鰤〉や〈しましまの島〉や〈むちむちの無知の鞭〉といったものです。これらは笑芸流パロノマジーの基本形です。
また、〈楤(の木)〉という語もあるので、これも使ってみると――
楤、「鱈ったら、たらたら……!」【95.5】
となり、〈楤(の木)〉の発言になります。が、それ以上に、[たら]という音が増えます。類音重畳法の正義は いかに音を連続させられるかにあるので、主題の音を使えるだけ使いましょう。そのために、辞書を使って言葉を探しましょう。とっても良い勉強になるので、子供達にはオススメです![もさもさ]
笹も猛者ももさもさ!【100】
笹の葉も強く勇敢な人(=猛者)も髪の毛がもさもさだ! ということですね! もちろん、これも〈もさもさの猛者〉とすることもできます。そういう漫画のキャラクターが出来そうですね![ネバダ]
バネ、「ネバダ、ねばねばだ!」【100】
バネ君がアメリカのネバダ州に足を踏み入れると、足の裏に何かの粘着物質がくっついて一歩一歩「びよ~んびよ~ん」となって驚いている、ということですね! もちろん、建物の中も壁も柱も家具も風呂もベッドもカジノ台も全部ねばねばですよ。タオルも枕もコップもスプーンも歯ブラシも全部ねばねばですよ。すべてがねばねばですよ。ネバダだから![ジャガ(イモ)]
「ジャガー、ジャガじゃが……。」【92.9】
ネコ科の肉食獣・ジャガーが観れると聞いたので動物園に行ったおじいちゃんが、いざジャガーの檻の前に来たらそのジャガーは本当はジャガイモで、「ジャガー、ジャガじゃが……。」[ようき]
陽気な容器の妖気。【81.8】
明るく楽しい性格の容器が発する あやしい気配、ということですね。これも〈陽気〉と〈妖気〉という相反するもの・正反対のもの・矛盾するものの結合(接着語法)ですよ。とっても不思議な感触ですね!
ちなみに、他にも、〈酔う気?〉や〈妖姫(妖気を感じさせるほど妖しく艶やかな女性や、美しい女の化け物)〉という語もあり、それを使ってみると次のようになります――
陽気な妖姫の容器の妖気に酔う気?【78.9】
[ようき]の5連発です! 笑芸流パロノマジーはこれくらい やりたいものですね![ようじ]
幼児の楊枝の用事。【81.8】
幼い子供の所有している爪楊枝には何かしなければならない事があるそうです。一体何でしょうか? ぜひ皆さんお考えください。
ちなみに、他にも〈幼時〉〈洋字〉〈用字〉〈楊時(北宋の儒者)〉といった語があります。これらで組みたい方は、ぜひやってみてください![ガリ(寿司の)]
ガリガリの(痩せている)ガリがガガーリンをガリガリ(齧る)!【83.3】
すごく痩せているお寿司のガリが、人類で初めて宇宙飛行をしたユーリ・ガガーリンをガリガリ齧っている、ということですね! すごくお腹が減っていたのでしょう! そして、近くにいたガガーリンを仕方なく齧りだしてしまったのでしょう! これはもう仕方のないことです。誰にも悪くは言えません。そういう世界なのです、“ノンセンス” とは![ズッキーニ]
ズッキーニ、キッズの傷のズキズキに気付き。【87.5】
子供が我慢している怪我の痛みをいち早く気付いてあげたという。野菜のズッキーニさんが。優しいですね! きっと絆創膏や包帯もしてあげたのでしょう! そして、保健室や家まで送り届けてあげたのでしょう! なんてヒロイックな! そんなことができるのは、野菜の中ではズッキーニだけです![クレー(パウル・。画家)]
クレーくれぇ暗ぇクレープくれぇ!【93.8】
パウル・クレー(1879-1940年)の絵くらい暗いクレープをください! ということですね! そんなシュルレアリスティックな奴ですよ。もちろん、クレーには明るい・淡い色調の絵もたくさんありますが……。
最近は色々とパウル・クレー展が開催されているそうで、note にも関連した記事が多くあり、それらを読みながらこのパロノマジーを考えました。[とろ]
とろとろのトロ(鮪の)ととろろ、吐露。【92.3】
「とろとろは辛いぜ……。ガギガギになりたい……。」
ちなみに、他にも、〈登呂(遺跡)〉〈土呂(さいたま市の町)〉〈瀞(川の、深く流れの緩いところ)〉があり、それらも使ってみます――
登呂(遺跡)と土呂の瀞で、とろとろのトロととろろ、吐露。【86.4】
なぜそんな場所でそんな連中がそんなことをしているのか? とろだから!
なお、〈トトロ〉もあるのですが、著作権がどうか……。[フクロウ(鳥)]
フクロウの袋を吹く蝋!【84.6】
蝋燭がフクロウの所有物である袋を息でふーっと吹いている、ということなのですが、蝋燭は普通 吹かれる側なのに、ここでは吹く側に回っています。いつもの怨念?
ちなみに、この〈吹く〉は〈拭く〉(〈葺く〉も)に、〈蝋〉は〈牢(屋)〉にもできます。それにしてみると――
フクロウの袋を拭く牢!【84.6】
これも良いですね。また、〈吹く蝋〉と〈拭く牢〉を両方使うこともでき、次のようになります――
フクロウの袋を吹く蝋を拭く牢!【83.3】
めちゃくちゃになりました! フクロウの所有物である袋を息でふーっと吹いている蝋燭をさらに牢屋が拭いている、という! “ノンセンス” ですね!(それとも、シュルレアリスム……?)
基本的には語を足していけば足していくほど(形容・修飾すればするほど)面白くなるので、笑芸流パロノマジーは やはり、いかに「類音」を「重畳」できるかに懸かっています。だから、語彙勝負なのですが、お子さんがいらっしゃる方はぜひ教えてあげてください! “ダジャレ学習” を![リスト(フランツ・。音楽家)]
リスとリストのリスト(手首)リスト。【92.3】
森の小動物・リスとクラシック音楽の超絶技巧者フランツ・リストが集めている、色々な人達の手首の一覧表、です。ピアニストは手首が重要なので……。リスも……。
前作にも書きましたが、また次作「《だだぁ・ぐぅす》について」で詳細に書きますが、この《だだぁ・ぐぅす》はクラシック音楽からの影響がかなり強いため、音楽家の名前は自由に使っていいという絶対的なルールがあります。そのため、《だだぁ・ぐぅす》には音楽家の名前がしょっちゅう出てきますが、子供達にもたくさん音楽を聴いてほしいのです……。笑いが学ぶべき芸術は、音楽です。
ちなみに、この主題での案はずっと前からありました。〈トリス〉や〈リストラ〉や〈ストリート〉等の語も使おうかと考えていたのですが、ある朝、目覚ましでリストの《ハンガリー狂詩曲第1番》が流れ(僕はアラームにクラシック音楽のアプリを使っているので)、それを聴きながら5秒くらいで整ってしまったのが今の作品です。なんか、わっと整ってしまいました。そういう風にして出来ることもあります。[くり]
くりくりの栗、陸括り、離陸。【93.3】
くりくりの栗は陸に何か恨みを持っていたようで、陸を(縄で?)括りつけた後に離陸してどこかへ飛んで行ってしまったようです。しかし、これは一体どういう話なのでしょうか?
ちなみに、これも他にも語が作れます。〈庫裡(寺院の厨房や台所や僧侶の住居)〉〈涅(水の底の淀んだ黒い土や黒色の染料)〉〈クリック〉〈リリック〉〈びっくり〉等。これらを使ってみたい人は、ぜひやってみてください![バクバク]
(心臓が)バクバクの貘が麦芽をバクバク(食べる)!【81.3】
心臓がバクバクしている貘は麦芽をバクバク食べざるを得ないのです。
これも〈空爆〉という語を使うことができ、念のため(?)やってみます――
バクバク麦芽食うバクバクの獏が空爆。【85.7】
〈空爆〉という一語が入るだけで、先のものとは変わってきますね!
ちなみに、〈(大和田)獏〉もありますが……。[さば]
さばさばの鯖を捌く砂漠を裁く貘。
これも めちゃくちゃになりました! さばさばの鯖を捌くのが砂漠ですからね。そして、その砂漠をさらに貘が裁くという。一体何の因果があるのか……?
主題は[さば]なのですが、途中から[く]が追加され(〈捌く〉)、その流れで〈砂漠〉〈裁く〉〈貘〉も使いました。が、自然な移行になっていると思います。また、比率【 】も挙げませんでした。
ちなみに、〈鯖江(福井県の市)〉や〈佐波(山口県防府市の町)〉や〈サバ(マレーシアの州)〉もあり、それも使ってみます――
サバ(州)と佐波と鯖江で さばさばの鯖を捌く砂漠を裁く貘。
砂漠が さばさばの鯖を捌く場所が〈サバ(州)と佐波と鯖江〉になりました。色々なところで捌いているようです。しかし、それは貘による裁きにあうという。それの何が悪いというのか……?
なお、〈さばさばの鯖〉は反転させることができます。即ち、〈ばさばさの馬刺し〉。これらを使って組んでみます――
さばさばの鯖、「ばさばさの馬刺し。」【80】
居酒屋で さばさばの鯖が〈ばさばさの馬刺し〉を注文したのでしょう。なんだか切ないですね。[イランイラン(香料)]
「イランのイランイランいらん?」
「いらん、いらん。」【94.7】
イランイランというのはとっても素敵な香りなのだけれど、しかも本場・イランのものを要らないか? と訊かれて断るという。どうしてそんな素敵なものが要らないのか? それは誰にも分かりません。
ちなみに、[いらん]を[うらん]にすることもできるのですが、止めておきます。
なお、もちろん皆さんお気づきと思いますが、関西の有名なダジャレに、「チャウチャウ(犬の種類)ちゃう?」「ちゃうちゃう、チャウチャウちゃう(違う)。」というものがあります。これも様々なバリエーションがあり、相当長いものもあるようですが、今作もそのようなものです。[バッタ]
ばたばたの(忙しい)バターとバッターのバッタが ばったばた くたばった!【78.6】
これも仕方のないことですよ、バッタだから……。そうなるしかありません。[あじ]
爺、「あぁ、アジアの鰺の味……」【84.6】
「味の良い鰺」というようなダジャレはありますが、今作はそれの強化版です。お爺さんがアジアの鰺を食べてしみじみと感慨にふけっている、という。お爺さんの人生が見えますね!
なお、これはもっと遊ぶことができ、こんな風なものもあります――
爺、「じああじじあじああじあじあじああじじじじあああじあじあ!」【100】
お爺さんが訳の分からない叫びを発している、という……。[バラ]
バーバラ(女性)とバラバラの薔薇とラバとラバー・ラバー。【77.3】
〈バーバラ〉と〈バラバラの薔薇〉と〈ラバ〉と〈ラバー〉のみを愛する者、です、彼は。メアリでもキャサリンでも駄目だし、きちんとした薔薇でも駄目だし、馬でもロバでも駄目だし、ゴムでも駄目(輪ゴムなんて もっての外)です。〈バーバラ〉と〈バラバラの薔薇〉と〈ラバ〉と〈ラバー〉のみです、彼が愛するのは。理由は、分かりません。[かじ]
カジカ(魚)、直に火事か舵か梶齧り、家事か鍛冶。【90.9】
これも めちゃくちゃになりましたが、それ以上に[かじ]の超連続ですよ! 何回[かじ]と言っているのでしょうか!? ぜひ数えてみてください! そして、言ってみてください! もちろん、お子さんにも言ってみてもらってください! 言えるかな?
ちなみに、この主題[かじ]も前から案があり、どうしようか考えていたのですが、ある朝、近所でサイレンが鳴って起こされた時に「あっ」と思い、起きてから顔を洗うまでに整えたのが今の作品です。そういう風にして出来ることもあります。
なお、他にも、加持・仮字・仮時・花字・佳児・卦辞・夏時・華字・嘉事といった語もあります……[とうにゅう]
丹生(全国にいくつかある地名)の乳糖に豆乳と糖乳を投入し、入湯し入党したニュートンに「うにゅぅ〜」と入刀。【80.9】
これも めちゃくちゃになりましたが、笑芸流パロノマジーはこれくらい やらねばなりません!
*超絶アレンジ編*
先述の通り、最後に、既存のダジャレ〈コンドルが地面にめり込んどる。〉の “超絶アレンジ” をします。しかし、その前に一つ例を挙げてみます。既存のダジャレ〈このカレー、辛ぇ。〉を超絶アレンジすると、以下のようになります――
加齢の彼の辛ぇ鰈カレーか霊に華麗に(襲い)掛かれーっ!【85.2】
これまでのパロノマジー作品での主題は僕のオリジナルだったのですが、超絶アレンジ編では、既存のダジャレを主題にして、上のように発展させられるだけ発展させます。(次作に書きますが、この「超絶アレンジ」の着想も音楽です。一人だけ名前を挙げるなら、角野隼斗さんの《きらきら星変奏曲》や《3分クッキングを壮大に弾いてみた》等です。)
以下に、主題[コンドルが地面にめり込んどる。]でやってみますが、この場合は語を変更したり、主には一語ずつ付け足していきます。その付け足した語は太字にします。また、「↓」による進行をしていき、1~6までの変奏です。それでは、やってみます――
コンドルが地面にめり込んどる。
↓コンドルがトリンドル(玲奈。モデル)にめり込んどる。
↓トリンドルがコンドルを取り込んどる(洗濯物を取り込むように?)。
↓鳥が取り囲んどるトリンドルがコンドルを取り込んどる。
↓鳥が取り囲んどるトリンドルが取り込んどるコンドルに惚れ込んどるヒメコンドル(頭の赤いコンドル)。
↓鳥が取り囲んどるトリンドルが取り込んどるコンドルに惚れ込んどるヒメコンドルが、寝込んどる猫をメコン(川)に埋め込んどる。
こういったものが “超絶アレンジ編” です。素晴らしいですね! 〈コンドルが地面にめり込んどる。〉が、〈鳥が取り囲んどるトリンドルが取り込んどるコンドルに惚れ込んどるヒメコンドルが、寝込んどる猫をメコン(川)に埋め込んどる。〉にまで発展しました! おめでとうございます!
そして、ぜひ口に出して言ってみてください! 最高にリズミックなラップになります!
これは主題をダジャレにしたのですが、早口言葉でもすることができます。今作は『だだぁ・ぐぅす① パロノマジー ~芸術的なダジャレ~』で《だだぁ・ぐぅす》の第1巻なのですが、第2巻もあり、それは『だだぁ・ぐぅす② 世界一むずかしい早口言葉』です。主題を既存の早口言葉にして、それを超絶アレンジして “世界一むずかしい早口言葉” を作ろう、という挑戦です。これが完成したら、100~300年後の早口言葉の “古典” になっているはずです。笑いの “古典” というものを創りたいものですね!(音楽のように。)
おわりに
本投稿は以上です。
前作にも書きましたが、《だだぁ・ぐぅす》は皆さんの(またお子さんの)創作言葉遊びを募集しています。どんなものでも構いませんので、ぜひ記事にしてください! そして、「#だだぁ・ぐぅす」とお付けください!
もちろん、文字作品だけでなく、絵・画像・音声・映像等の媒体もOKです。僕の作品を口述したものも大歓迎です! また、僕の作品の外国語訳や、外国語での作品や本家・《マザー・グース》の紹介や作品批評・感想文等、どんなものでも歓迎します! 皆さんの投稿をお待ちしています!
*僕の作品の「商用利用」と「文章作品制作でのAI使用」は現在のところ ご遠慮頂いております。詳細は前作をご覧ください。
note 運営様へ
本作のシリーズ作品(紹介作品)を以下に載せますので、よろしくお願い致します――
・《だだぁ・ぐぅす》について
いいなと思ったら応援しよう!
僕はチップなんて要りません!![初代王天君【児童文学名:らつぁん・たすりと】👉ファトラジー[綺想詩]の投稿募集中✨💖](/https://assets.st-note.com/production/uploads/images/298706310/profile_536c57516f009a923027ed72551b805e.jpg?width=60)