『だだぁ・ぐぅす① パロノマジー ~芸術的なダジャレ~』
〈類音重畳法〉 Paronomasie というのは、異なったあるいは正反対の意味の同音もしくは類似音の語の並置をいう(Rheinstrom-Peinstrom, ラインの流れ-苦の流れ。Bistümer-Wüsttümer, ビショップ管区-荒涼の気[…])。かくて私たちはさらに一連の形式的マニエリスムを手にするのである。
※本投稿は「#創作大賞2025」の「#オールカテゴリ部門」に応募しているため、そちらへの意識や言及があったりますが、いつもと変わらず通常の投稿としてお読みください。
はじめに
はじめに
本記事は、子供向けの言葉遊び集《だだぁ・ぐぅす》の第一弾です。そして、僕の名前も〈らつぁん・たすりと〉となるのですが、これらについては別記事(「《だだぁ・ぐぅす》について」)で書きます。今回は作品だけを載せようと思います。
「パロノマジー」とは?
その作品とは何か? ダジャレ、です。「芸術的な」。
本作品の副題の「パロノマジー」とは、題辞に挙げた通り、「異なったあるいは正反対の意味の同音もしくは類似音の語の並置」で、その例として、「Rheinstrom-Peinstrom, ラインの流れ-苦の流れ」と「Bistümer-Wüsttümer, ビショップ管区-荒涼の気」が挙げられています。また、別の個所では、「類音重畳法、amans-amens =惚れた-狂った」(同書 p.60)とあり、「類音」=似ている・近い音を「重畳」=畳み重ねていく、のがパロノマジーです。〈布団がふっ飛んだ〉や〈コンドルが地面にめり込んどる〉と同じことなのですが、なぜこの言葉を使うかと言いますと、「類音」を「重畳」する、というのがそっくりそのまま「方法論」になるからです。これは「《だだぁ・ぐぅす》について」でも書きますし、この後の作品を見て頂けたら分かると思うのですが、この言葉通りのことをやっていきます。パロノマジーを「類音重畳法」と訳されたのは種村季弘先生かと思うのですが、これ以上ないというほどの名訳です。そして、今後僕はダジャレではなく「パロノマジー」という言い方をしていきますが、要するに、ダジャレのオシャレで専門的な言い方だと思っていてください。
著作権について
この言葉遊び集《だだぁ・ぐぅす》は口承文化を目指しているため――イギリスの《マザー・グース》のように――、著作権は放棄したい、そして、子供達に完全に自由に使ってもらいたいのですが、そこは #創作大賞2025 で。僕が応募するのは #オールカテゴリ部門で、ここは他の部門(小説やエッセイ)よりも書籍・映像化の可能性は低いようなのですが、それでもその可能性もあるとのことなので、応募することにしました。しかし、もし書籍化されたとして(最終的にはアニメ化されたい)、著作権の放棄は出版社からするとどうなのか、ということもあるため、ここではそれは保留にしておきます。ですが、落選したら「著作権フリー宣言」をしますので、お楽しみに! そして、これらの作品は使いたい放題になりますので、ぜひ色々使って遊んでください。これについても別記事で書きます。
書式について
このパロノマジー作品の書式について、簡単に書きます。
まず、各作品タイトルは[ ]で表記し、この[ ]内の語が主題です。「主題」という言い方はクラシック音楽からのものですが、ここでは「ダジャレの素」くらいに思ってください。この[ ]の語を基にパロノマジーを発展・展開していきます。
また、文末には多くの場合【 】が付き、数字が書かれています。この【 】内の数字は、その作品中に主題の音が含まれる比率です。これは説明するより実例を見てもらった方が早いので、一つ挙げます――
・[橋・箸]
橋の端を走る箸。【72.7】
このような表記をします。主題(=ダジャレの素)は[橋・箸]で、これを基に展開した作品が〈橋の端を走る箸。〉です。そして、文末の【72.7】が、この文章全体に占める主題の音([はし])の比率です。この場合は 72.7% です。基本的にはこのような表記をしていきます。(そして、「類音」=似ている・近い音を「重畳」=畳み重ねていく。)
対象年齢について
この《だだぁ・ぐぅす》は子供向けで、大体は小学3年生~ を想定しています。もちろん、もっと幼い子にも楽しめるものもありますが、子供には少し難しい語・言い回しが出てくることもあるかもしれません。しかし、それは読者の方(特にお子さんのいる方や学校の先生)や出版社にご判断して頂きたく思います。現段階で僕としては、作れるだけ作ります。そして、そこから「減らす」のは簡単なので、僕は全力でパロノマジーを追求していきます。或いは、「一つの主題でここまで展開できるんだ」ということを見せるのも大人の役目ではないか、とも思います(従来のダジャレというものを大きく更新して)。そして、現段階で出来ているものを載せます。100作ほどありますが、短い・簡単なものから順に載せます。
他にも……
他にも、これらのギャグの性質・分類をナンセンスではなく「ノンセンス」という言い方で統一したい、とか、パロノマジーや早口言葉等の着想源はモーツァルトのフーガやバッハの《インヴェンション》だとか、小学生用辞典のすべての語でパロノマジーを作り『ダジャレ大全 ~或いは、言葉の超絶技巧練習曲集~』を作りたい、とか、色々書きたいことがあるのですが、それらも「《だだぁ・ぐぅす》について」で書きますので、ぜひご覧ください。また、その他諸々は「おわりに」で書きますので、そちらもご覧ください。
先述の通り、この《だだぁ・ぐぅす》は口承文化を目指しているのですが、音声版は別に収録・投稿します。そのため、現段階では「楽譜」なのですが、皆さんぜひ声に出して言ってみてください。そして、「音楽」(或いは、ラップ)にしてください。
それでは、前置きが長くなってしまいましたが、『だだぁ・ぐぅす① パロノマジー ~芸術的なダジャレ~』をどうぞ――
パロノマジー作品(111作)
[足袋]
足袋、たびたび旅。【100】
「たびたびたびたび」。This is 類音重畳法! といったものです。「たびたびたびたび」ですからね。たびたびたびたび、たびたびたびたび、たびたびたびたび……。これが類音重畳法です。[桃も]
藻も裳も桃も腿も喪。【100】
ももももももももももも。これが類音重畳法です。「類音」=似ている・近い音を「重畳」=畳み重ねていく、という。
なお、二語目の〈裳〉ですが、これは、古代の、腰から下にまとう衣服で、十二単にも使われているそうです。子供には少し難しい言葉かもしれませんが、音の魅力の方が勝ると思います。(最悪、この語は抜いてもいいです。)
また、この《だだぁ・ぐぅす》は子供以外にも対象がいて、それは、外国人です。特に日本語を学習している人達に見せてあげたいです。〈も〉だけで出来ている文章がある、なんて知ったら外国人は……。外国語が話せる方や身近に海外の方がいらっしゃる方は、ぜひこの作品を訳してあげてください! そして、外国へ「輸出」してください! 僕は将来、《だだぁ・ぐぅす》をイギリスに「逆輸入」します![もんじゃ(焼き)]
もんじゃ(焼き)はモジャモジャなもんじゃ。【83.3】
もんじゃ焼きは全身に毛がびっしり生えていたり頭がパーマやアフロなのが相場だ、ということですね。
これは、書籍関係の仕事をされている方とダジャレについて話していた時に、〈もんじゃ焼きは美味しいもんじゃ。〉というものが出たので、これをアレンジしたものです。本投稿はほとんどが創作のパロノマジーですが、このような既存のダジャレの「超絶アレンジ編」もあり、それもいつか書きます。
もんじゃ焼き屋のマスコットキャラに「モジャモジャもんじゃ君」とか作ればいいと思うのですが、モジャモジャもんじゃ君は気持ち悪すぎ……?[プリント]
プリンとプリント。【100】
これは可愛いもの。特に女の子向け。スイーツのプリンと一緒にプリント(印刷)をする、という。また、学校の勉強のプリントをする、でもいいです。お子さんがいる方は、ぜひ教えてあげてください。[ほぼ]
ほぼほぼ保母。【100】
98%くらい保母さんなのでしょう、見た目とか性格とか。(比率は100ですが。)
1の〈足袋、たびたび旅〉や4の〈プリンとプリント〉もそうですが、こういうまったく同じ音・語のリピートのものを「完全ダジャレ」と呼んでいる方もいます。にぅま さんという方で、その note 記事がこちらです。ご興味がありましたらご覧ください。
この完全ダジャレは、他にも、〈ジダン(元サッカー選手)、示談。〉とか、〈余がヨガ。〉とか、〈今日、超「協調」強調。〉といったものがあります。「完全」ではない(普通の)ものでは、〈バンパイア、「バンパー嫌!」〉とか、〈豆板醤の登板じゃん。〉とかになります。小ネタを捏ねた、だけですが……。[星座]
星座、いざ、正座!【100】
これも子供向けに。勢いがあって良いですね![橋・箸]
橋の端を走る箸。【72.7】
これは「はじめに」で例に出したものですが、類音重畳法の簡単な代表作です。一番分かりやすいですね! そして、“ノンセンス” ![ふがふが]
麩がふがふがフーガ。【94.4】
バッハでしょうね。バッハの《小フーガ ト短調 BWV578》でしょうね。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲《大フーガ(Große Fuge) 変ロ長調 Op.133》でもいいけど! ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第29番《ハンマークラヴィーア 変ロ長調 Op.106》の第4楽章でもいいけど! 麩がふがふが口ずさんでいるのが![蛾が]
蛾がガガ(レディー・。歌手)。が、ガガ、ガガガ。【100】
蛾がガガだった、と。しかし、ガガがガガガっとした、ということです。
なお、〈蛾がガガ。が、/ガガ、ガガガ。〉と切ると、5・5となり、七五調になります。[ソーダ]
「そうだそうだ、ソーダ出そう。」【100】
結語の〈出そう〉は、〈ソーダ〉のアナグラム(音の入れ替え)です。これはかなり簡単なものですが、《だだぁ・ぐぅす》ではこういったアナグラムを多用していきます。
また、この主題ですぐに思いつくのが、詩人・阪田寛夫の『そうだ村の村長さん』で、〈そうだ村の村長さんがソーダ飲んで死んだそうだ〉というものです。僕も子供の頃は聞いたり言ったりしていましたが、今にして思えば、これは不味すぎます。比率だけで見てみますと、この文の場合、【36】です。愕然としてしまうほど低い数字です。そして、その割には意味もさほど面白くない。こんな粗末なものを子供に教えてはいけません。この詩には様々な替え歌があるそうですが、僕がやってみると、こうなります――
惣田(岡山県の村)の宗田(さん)、「そうだそうだ、ソーダ出そう」だそうだ。【95.7】
笑芸流のパロノマジーはこうです。とにもかくにも「類音」=似ている・近い音を「重畳」=畳み重ねていく。《だだぁ・ぐぅす》(或いは、“ノンセンス” )は音が秩序であり正義であり命なので、徹底的に音を切り詰め・整えていきます。そして、その結果、“音の超連続” となります。ぜひ口に出して言ってみてください。子供達にも聴かせてあげてください! 別に、〈ソーダソード〉でもいいですけど。〈ガバガババーガー〉とか。[鱧]
歯も葉も刃も鱧。【100】
はもはもはもはも。意味について補足しますと、歯=鱧だし、葉=鱧だし、刃=鱧だ、ということです。[ハム・喰む]
ハム(スター)をはむはむ喰むハム。【90.9】
パンとかに挟むハムがハムスターを喰んでいる、ということです。恐ろしいですね!
ちなみに、これは最初は〈はむはむハム(スター)を喰むハム。〉だったのですが、〈はむはむハム(スター)を/喰むハム。〉で連続が切れてしまいます。そのため、区切りを前に持ってきて、〈ハム(スター)を/はむはむ喰むハム。〉としました。前者では〈はむはむハム(スター)〉で[はむ]が3連続ですが、後者は〈はむはむ喰むハム〉で4連続となりました。絶対にこっちの方が良いです。言ってみてください! そして、子供達にも教えてあげてください! 最高に心地良く作ってあるので![もみもみ]
もみもみ籾を揉み。【88.9】
これも同種のものです。しかし、〈もみもみ籾を/揉み。〉で切れているのですが、〈籾を/もみもみ揉み。〉は何か収まりが悪い。〈もみもみ〉は冒頭に持ってきて勢い付けにした方がいい?
他に、〈樅〉という木もあるのですが、これを入れると〈樅と〉となり、〈と〉が邪魔になるので、入れませんでした。[もちもち]
桃も父ももちもちの餅を持ち。【87.5】
[も][ち]という最高に可愛い音で作りました。特に女の子向け。いっぱい言ってもらってください![雲・蜘蛛]
もくもくの雲も蜘蛛も藻も、黙々と九九。【90】
〈くも〉〈もく〉という組み合わせで作りました。しかし、そうでないものもあります。それは、〈藻も〉と〈九九〉。これらは、もちろん主題の[くも]の音から生成されたものです。まず、〈九九〉についてですが、これは動作・動詞として必要だったので最後に入れました。しかし、〈藻も〉はどうか? これは文全体としての意味には必要ありません。取り除いても文として成立します。では、なぜ入れたのか? それは簡単で、〈九九〉への「バランス取り」です。今作は[くも]のセットで作っているので、〈九九〉の[く]2つに対して、[も]も2つ要る、ということです。ちなみに、〈桃も〉で[も]が3つになるのは良くありません。
杉山康彦『ことばの藝術 言語はいかにして文学となるか』(大修館書店、1976年、p.60)には、五七調への「バランス欲求」というものが書かれていますし、M・ビュトールは『ディアベリ変奏曲との対話』(工藤庸子訳、筑摩書房、1996年)の中で、ベートーヴェンの《ディアベリ変奏曲》の各変奏(群)が常に対になっている、ということを書いていますが……。[雨期・浮子]
憂き雨期に、浮子ウキウキ浮き。【92.3】
〈憂き〉というネガティブな感情に対して、〈ウキウキ〉=ポジティブという対照。
他にも、〈気宇〉〈祈雨〉〈喜雨〉〈キーウ〉〈キウイ〉という語もありますが、皆さんは使うとしたらどう使いますか?[むちむち]
むちむちの無知の鞭。【80】
これもなんてことのないものですが、笑芸流パロノマジーの基本形です。[ぶりぶりの鰤]
ぶりぶりの鰤、リブ(ロース)ぶり(フリをする)。【90.9】
鰤が、サーロイン並みに希少・高級なリブロースのフリをしている、という切なさ……。肉に生まれたかったのか……。音は[ぶり]と元気いっぱいだけど。
もちろん、〈リブ〉は〈鰤〉のアナグラムですが、これが使えると、〈ぶりぶりの鰤〉という誰でも思いつくダジャレが、一味も二味も変わってきます。[アイアイ(小猿)]
アイアイ、嫌々居合い(切り)。【90.9】
どういう状況なのでしょうか? 小猿のアイアイが嫌々居合い切りをする、とは?
ちなみに、[アイ]という音から出来る言葉は他にも多くあり、〈愛〉〈AI(歌手)〉〈会い〉〈藍〉〈眼〉〈(和気)藹々(和やかに打ち解けた気分)〉〈靄々(雲や靄が集まりたなびく様や、和やかな気分が満ちている様)〉……。これらを全部使って組んでみると、以下のようになります――
藍の哀哀のアイアイ、靄々(和やかな気分が満ちている様)とAI(歌手)に会い、藹々(和やかに打ち解けた気分)と愛を言い合い、眼で居合い(切り)。【82.5】
こういう、主題の音から作れる語を使い最大限の発展を目指す競技を《ミニマム・マキシマム》と言います(僕が開発しました)。[アイ]の音で本気でやろうと思えばこれくらいは出来ます。《ミニマム・マキシマム》については別記事で書きますし、『だだぁ・ぐぅす③ ~ミニマム・マキシマム~』で本格的にやります。
ただ、今作に限っては、AIさんには悪いことをしてしまったと思います。AIさん、ごめんなさい……。アルファベットの「I」にしますね……。[ラップ]
ラップ等ぷらぷらし、ラップ。【91.7】
冒頭の〈ラップ〉は食品を包むラップですが、そのラップ達が音楽のラップをしている、と。
「ラップ」は他にも、lap(山間の窪地や、膝(腿に近い)や、一周・一往復)や、ラップ人という北欧の少数民族や、RAPPという20世紀ロシアのプロレタリア作家協会もあります……。全部入れたら完全に「ラップ」になります。[イルカ・いるか?]
怒る軽いイルカ、いるか?【100】
結語の〈いるか?〉は「居るか?」という意味ですが、他にも、〈要るか〉〈射るか〉〈鋳るか〉〈炒るか〉等にもできます。
また、〈怒る〉も〈軽い〉も、[イルカ]のアナグラムです。(この文はすべて[イルカ]の音で出来ています。) そして、〈イルカいるか?〉という通常のダジャレに、〈怒る〉〈軽い〉が付加されています。先述の通り、このアナグラムが使えると、意味・内容が一味も二味も変わってきます。笑芸流の言葉遊びには必須のテクニックです。そして、子供でも簡単に作れるので、ぜひお子さんに教えてあげてください! 言葉の学習・勉強としても最適です。遊びながら言葉を覚えることができます(僕はこれらの作品を作る際、辞書を引きまくっています)。[呪い]
鈍い呪いの色【100】
これもアナグラムです。〈のろいのろいのいろ〉。意味はよく分からないですけど。
他に、簡単なアナグラムを挙げてみます――
新聞紙、分身し。
ダンサーにサンダー。
バーボン・ボンバー!
百済(昔の朝鮮)のラクダ、堕落。
倉井(さん)と雷句(誠。漫画『金色のガッシュ!!』の作者)、「イラクの暗いイクラいくら位?」
最後のものは、既存のダジャレ〈このイクラ、いくら?〉の「超絶アレンジ編」です。他にも、〈泣く〉や〈喰らい〉や〈クライン(ドイツの数学者。「クラインの壺」の考案者)〉等がありますが……。
三つ目の〈バーボン・ボンバー!〉というのは意味はよく分からないですが、勢いがあって良いですね。ちなみに、これをさらにアナグラムしてみると、こうなります――
ボンバー・バーボン!
バンボー・ボーバン!
ンバボー・ンボバー!
ボボ・ンバーンバー!
ー・ーバンボバボン!
!ーンーンボババボ・
このアナグラム法は何万パターンもありますが、「一番変なアナグラム法」について知りたい方は、僕の以前の記事「新・四字熟語〈秋春冬夏〉の笑いにおける構成について」をご覧ください。[ミロを見ろ!]
ミロとロミオを見ろ! モネもね!
これもとっても簡単なもの。〈ロミオ〉が出てくるのは、[ミロ]をひっくり返したからなのですが、〈オ〉が不純・雑音です。しかし、〈を(見ろ)〉を使ってしまっているので、ここに合わせて〈オ〉も許容しました。そして、ついでに、〈モネもね!〉[ワシ(鳥)・和紙]
わし(私)のワシのシワシワの和紙。【76.9】
今やお馴染みの笑芸流パロノマジーです。とっても簡単ですね! お子さんがいる方は、ぜひ教えてあげてください![ブツブツ・つぶつぶ]
ブツブツのつぶつぶ、ぶつぶつ(つぶやきながら)つつをぶつ。【88.9】
これもほとんどが[つぶ]の音で出来ています。お子さんと外国の方に教えてあげてください![虫・無視]
虫、獅子を無視。獅子、「むむむ……」【91.7】
これもなかなか凄いですよね、虫が百獣の王・ライオンを無視しているわけですから。
〈獅子〉と〈むむむ……〉はもちろん、主題の[むし]の音から出来ています。[めがね]
芽が「メガ眼鏡亀がね……」【100】
めちゃくちゃ大きな=メガ眼鏡を掛けている亀が、何か悪いことをしたんでしょうね。
これは女の子がとろとろ言ったら可愛いです、遅口言葉で。[クシャミ]
MISIA(歌手)、くしゃくしゃのクシャミ。【86.4】
これは何ヵ月か前に、クシャミをした時に思いついたものです。クシャミをして、「くしゃみくしゃみくしゃみくしゃみ……」と言っていたら出来ました。〈くしゃくしゃのクシャミ〉という意味はよく分からないですが、〈くしゃくしゃ〉は〈クシャミ〉に対するパロノマジー式の枕詞ですね!
他にも、〈三味線〉とか〈シャミッソー(ドイツの文学者)〉とかあったのですが、音の外れが多すぎて止めました。笑芸流パロノマジーでは、2音の外れはほぼアウトです。試しに、主語を〈MISIA〉ではなく、〈三味線〉と〈シャミッソー(ドイツの文学者)〉にしてみて比率の計算をしてみると、前者が【75】で、後者が【69.2】です。2・3音外れると数値がこれくらい低下します。もちろん、読み心地も良くありません。《だだぁ・ぐぅす》は音が命です。[しましま]
しましまの島を仕舞うシマウマ。【80】
これもとっても簡単なものです。お子さんがいる方は、今すぐ読み聴かせてあげてください![サクサクの柵]
サクサクの柵に臭く咲く草。【86.7】
この〈サクサク〉というのも、〈柵〉に対するパロノマジー式の枕詞です。先の〈しましまの島〉もそうですし、〈はむはむ喰む〉や〈むちむちの無知の(鞭)〉もそうです。この「枕詞」を基にパロノマジーを展開していけばいいので、作るのもかなり簡単です。子供でもできるはずですし、皆さんもぜひ作ってみてください! そして、コメント欄にでもご自分の記事にでも書いてください![薄い臼]
薄い臼を吸う椅子。【90】
段々と “ノンセンス” なギャグになってきました。ただ、「ノンセンス」の定義(と「ナンセンス」との区別)は後に書きます。ここでは、とにもかくにも、「音」で作ったギャグ、くらいに思っていてください。
ちなみに、〈薄い臼をスイスイ吸うスイスの椅子。〉という案もあります。[だるま]
まだまだ丸まるだるだるのだるま。【93.8】
すでにもう十分丸まっているのにその上さらに丸まる、そうです、身体がだるだるのだるまが。[梨・無し]
名無しの支那のしなしなの梨に死無し。【77.8】
格言ですね。
〈名無し〉と〈死無し〉とで、〈無し〉を2回使ってしまっているのは嫌ですが。パロノマジーや《ミニマム・マキシマム》では、基本的には一語一回のみの使用です。が、子供達には自由にやってもらったらいいです。[アラスカ(州)荒らすか?]
明日から、カラスかアラスカ荒らすか?【100】
ここまで色々と解説してきたのでお分かりになると思うのですが、この〈明日から〉と〈カラスか〉は、[アラスカ]の音から出来ています。前者は完全なアナグラムですし、後者は〈ア〉がありませんが〈カ〉が追加されています。〈アラスカ荒らすか?〉では普通のダジャレなのですが、そこに一味も二味もプラスしていきます。そして、音の関連性が最高度(【100】)なので、読み心地もかなり良いです。ぜひ口に出して言ってみてください![ラムネ]
村のラム(子羊の肉)の胸で眠るラムネ。【73.3】
これも[ラムネ]の音から作ったもの。ある日ふと、[ラムネ]で作ってみようと思い、外で歩きながら、「ムラ→ラム→ムネ→ネムル→ラムネ」と呟いていたら出来ました。で、そっくりそのままこの語順です。15秒くらいで出来たと思います。かなり即興的なのですが、その分自然な言い心地になっています。ぜひ口に出して言ってみてください![雷]
神の雷をかなり噛みな!【85.7】
これも[かみなり]の音で作っています。意味は……、かなり危険です![docomo・どこも]
docomoどこも、子供のコモド(ドラゴン)。【92.3】
今やお馴染みのアナグラムのみで作った作品です。〈子供〉と〈コモド(ドラゴン)〉は[ドコモ]の入れ替えです。
全国のdocomoか各docomoの店内は子供のコモドドラゴンでいっぱいだ、ということですね。超可愛いですね!(大人のコモドドラゴンは怖いですが。)
これは普通にdocomoで使ってもらいたいですけどね。店内中を子供のコモドドラゴン(の人形とか着ぐるみとか)で埋め尽くしたらいいです。そういうキャンペーンとかCMとかやったらいいです。子供に人気が出ますよ! docomoの皆さん、ぜひ使ってください![蚊かイカ]
蚊か胃かイカか貝か絵画が開花。【94.1】
これもリズムで作ったものです。これらの内のどれかが開花した、ということです。どれが開花したのでしょうか!?[蚊とか]
蚊とか戸とか魚とか踵とか。【100】
が、どうだと言うのか? それは文中からは明らかにならない、という恐ろしさですよ。
あと、滑舌練習になります。アナウンサーに言ってみてもらいたいですね。アナウンサーとお知り合いの方はぜひ教えてあげてください! 《だだぁ・ぐぅす》は「早口言葉練習帳」になります。あと、ラッパーの養成書……。[コーギー(犬)・講義]
コーギーの広義の講義に抗議。【78.1】
《だだぁ・ぐぅす》では平気で犬が講義をしたりしますが、これも本家の《マザー・グース》譲りのものです。その名作〈ハバードおばさん〉という唄では、犬が新聞を読んでいたりフルートを吹いていたり踊ったりしています。そんな “ノンセンス” の世界ですよ。
ただ、可哀そうなことに、このコーギーの講義は抗議にあっている、と。何をそんな悪いことを教えているのか?
ちなみに、これらの語以外にも、公儀・厚誼・高誼・工技・技工・宜興(中国の都市)・擬古…… 無限にあります。[アボガド]
アボガドロ、アボガド泥棒!【96.2】
たまたま見かけた料理番組でアボガド特集をやっていたので、作ってみました。
「アボガドロの法則」と「アボガドロ定数」を開発した物理学者・アボガドロが、何の因果か、アボガドを盗んでいる、ということです。
ちなみに、[アボガドロ]で作れる語は、ボア、Ado(歌手)、ドア、ボロボロ、ロボ、ドロドロ、ガード、ドガ(画家)、上がろう、ガガ…… なんか面白いですね。これらを組んでいったら《ミニマム・マキシマム》になります。[句会に行くかい?]
「空海、句会に行く貝食うかい?」【87.5】
大体の人は〈句会に行くかい?〉というダジャレで満足すると思いますが、僕はそこからいくつも発展させます。今回の場合では、〈空海〉と〈食うかい?〉等をプラスしています。そうして、この “ノンセンス” です。貝が常習的に句会に行っていて(または、これから行こうとしている)、その貝を食べるかどうか空海に尋ねている、という世界ですよ。[コーヒー・飛行]
コーヒー、公費で非行飛行。【92.9】
これは子供向けには良くないかもしれません。〈非行〉というのが……。それか、大人向けの作品ということにします。〈公費〉というのも。〈コーヒー、飛行〉だけでは弱すぎる……。
しかし、他にも語があり、例えば、工費・口碑・后妃・皇妃・高庇・光被・甲皮・高卑・披講・罷工・粃糠・肥厚・秘孔・弾こう・引こう・ひこひこ……[秘書・飛翔]
卑小な秘書、秘所(秘密の場所)で飛翔し、避暑。【80】
これも子供向けとしては少し難しいかもしれません。作れるだけ作ってみた、だけです。最悪、〈秘書、飛翔。〉でいいです。[ナス・ナース(看護師)]
那須(栃木県の地域)の砂のナスを為すナース。【75】
すごいナースですね、〈那須の砂のナスを為す〉わけですから。特に、〈ナスを為す〉わけですから。そんな意味不明なこともしてしまうナースとは……。
他にも、〈那須のナース、「砂のナスを為すな。」〉とか、シンプルに〈那須のナースのナス。〉というのもあります。[ゴマ・孫]
ママのゴマの孫とままごと。ゴマの孫、まごまご。【79.6】
これは幼稚園の子でも分かると思います。可愛らしいものです。ママさん方はぜひお子さんに読み聴かせてあげてください。ただ、言うのはかなり難しいですが。[猫・捏ね]
猫と子猫、根っこをこねこね捏ねっこ!【83.3】
これも幼稚園へ持って行ってください。女の子が言ったら最高に可愛くなります。
他にも、〈Cocco(歌手)と子猫、猫の根っこをこねこね捏ねっこ。〉とか、〈猫、子猫をこねこね捏ね。〉という謎なものもあります。〈猫の根っこ〉……。(親)猫に根っこが生えている、という……。それを、Coccoと子猫が交互に捏ね合っている、と……。[美味い馬]
上手く産まれた、舞いを舞うマウイ(ハワイ諸島の島)の美味い馬。【76.2】
[うま]の音で作れるだけ作ってみました。小学生用としては十分だと思います。[肥満・暇]
肥満の暇なマフィアのマフィン、麻痺。【84.3】
一体なぜマフィンが麻痺したのか? しかも、肥満の暇なマフィアの。そういった因果関係が常に不明なのが “ノンセンス” です。
なお、これもかなり言い難い作品です。[ヒマ・マヒ]と[マフィン・マフィア]の[h]と[f]の言い分けにかなり苦労します。しかし、30回くらい言うと、言えるようになります![なると]
鳴門(市)の鳴るナルトに成るとなると……【87.5】
どういうことが想定されるか、また、どうするべきか……、熟慮が必要です。
《だだぁ・ぐぅす》は基本的には早口言葉なのですが、この作品は遅口言葉です。ゆっくりと、熟慮して言ってください。[コチコチの鯒]
コチコチの鯒の父の心地の東風。【76.5】
子供には〈東風〉という言い方は難しいかもしれませんが、遊びながら覚えてもらったらいいです。古文の予習になります。この文章の意味はめちゃくちゃですが……。[鱈・タライ]
鱈とタライと平らなライターのライター(記事を書く人)。【76.3】
色々なものを書いているそうです、このライターさんは。どんな雑誌なのでしょう?[廃れたレタス]
擦れたタレス(古代ギリシャの哲学者)と廃れたレタス。【92.6】
冒頭の「擦れた」というのは、世間慣れして純粋さが無くなること、という意味で、子供向けにはよろしくないかもしれません。
なお、主題自体は「回文」です。回文とは、逆さから読んでも同じ語・文になるもので、〈トマト〉や〈新聞紙〉がよく例に出されます。今作の場合は、〈廃れたレタス〉がそうです。しかし、もう一つあります。それは、〈擦れたタレス〉です。これも回文です。最初に思いついたのは前者の〈廃れたレタス〉ですが、ついでに、この〈擦れたタレス〉も加えました。そして、なかなか意味深になりました。やはり大人向け……? それか、僕には『新しい諺』という作品があるので、そちらに入れます。
ちなみに、他にも、〈垂れ・タレ・祟れ・足す・スタスタ〉等で作りたかったのですが、上手くいきませんでした。もし作れた方は、ぜひコメント欄で教えてください![ジョーク]
ジョー君の屋上ジョークに苦情。【78.1】
切ないですね。ジョー君の屋上に関するジョークが、ウケないどころか苦情がきてしまうという……。そんなに嫌がられたのか……。どんな内容だったのか……。
他にも、こういうものもあります――
ジョー君のジョーク――「空条(承太郎)を食うじょ~……」[どうも]
どうも、銅も胴も独活(山菜)も獰猛モード。【97.4】
なんかみんな獰猛になってるっぽい、ということですね。
他にも、艨艟・艟艨(両者とも、古代中国の戦闘用の船)や、盲動・妄動(よく考えずに軽率に行動すること)、童蒙(幼くてものの道理の分からない者・子供)、雨洞……[カモメ]
蚊も藻も芽も鴨も亀も モカも メカも メモも カモメも揉め!【100】
ぜんぶ揉め! ということですね! どういう状況なのかは分かりませんが。
これらの語順は、[カモメ]の順になっています。即ち、〈蚊〉〈藻〉〈芽〉。次は〈鴨〉〈亀〉〈モカ〉〈メカ〉〈メモ〉で、最後に〈カモメ〉で締め。ちょいとした遊びです。[丘・オカカ]
丘で尾か顔か オカカか カカオ買おう。【91.7】
これも “口遊び” です。ぜひ口に出して言ってみてください![飼う・羽化]
蚊を飼う鵜を買うcow(雌牛)、雨下で(雨の降る中で)うかうか羽化。【84.2】
段々と意味がめちゃくちゃになってきました。これでこそ “ノンセンス” です! 蚊を飼っている鵜を買う雌牛が、雨下=雨の降る中で、うっかり・ぼんやりとして羽化してしまう、という……。「羽化」というのは昆虫の脱皮なのですが、それを哺乳類の雌牛がしてしまう、という……。うかうかしすぎですね!
ちなみに、この作品は最初は、〈Cow(雌牛)を飼う蚊を買う鵜、雨下でうかうか羽化。〉だったのですが、この違いは分かりますか……? 意味としては、こちらの〈Cow(雌牛)を飼う蚊〉の方が面白いんですが(蚊が牛を飼っているわけなので)、音の連続性としては完成作の方が上です。読み心地としてもこちらの方が良いです。[ジャージー(島)のジャージ]
じいちゃん、「じゃあ、ジャージーのジャージとGジャン。」【78.9】
「おじいちゃん、サンタさんがクリスマスプレゼントで何でもくれるって! 何がいい!?」
「じゃあ、ジャージーのジャージとGジャン。」[血栓・決戦]
血栓、石鹸と決戦! 世間を席巻!【90.5】
勢いがあって良いですね![幼虫に要注意!]
チューに酔う中庸の宇宙の幼虫に要注意!【81.3】
主題のダジャレの他に色々と付け加えてしまいました。〈チューに酔う〉とか〈中庸の〉とか〈宇宙の〉とか。笑芸流パロノマジーは基本的には “最大限の発展” を目指すのですが(そして、過剰修飾)、子供には分かりにくくなってしまうかもしれません。その場合は、いくらでも語を抜いて構いません。今作では、〈宇宙の幼虫に要注意!〉だけでもいいです。なお、宇宙の幼虫は本当に危険です![チョコ・こちょこちょ]
猪口と古調の胡蝶がチョコを超ちょこっと こちょこちょ。【79.2】
これはとっても可愛いですが、難しいようなら、〈蝶々がチョコを超ちょこっと こちょこちょ。〉でもいいです。
なお、他の語としては、誇張・戸長・鼓腸・著効・好調・校長・超硬・長江・釣行・徴候・聴講・調光・朝貢……[銅像どうぞ~]
ドードー(絶滅した鳥)、堂々と象に「銅像どうぞ〜。」【90】
〈銅像どうぞ~〉というダジャレに色々と付け加えてみました。〈ドードー、堂々と〉と〈象に〉。先述の通り、〈ドードー〉は〈堂々と〉に対しての「枕詞」であり、このセットは絶対です![ブドウ・武道]
ブドウの胴部、ドードーと堂々とドブで武道。【84.8】
〈ドードー〉と〈堂々と〉のセットは絶対です!
この文では、武道をしているのはブドウの胴部です。ブドウの手や足や頭はしていません。胴部のみがしているのだそうです。理由は分かりません。
なお、他にも、〈童舞(舞楽の子供による舞い)〉や〈どぶどぶのドブ〉という語もありますが……。[ドーハ・波動]
ドーハ(カタールの首都)をドードーと堂々と這うハードな波動。【78.3】
〈ドードー〉と〈堂々と〉のセットは絶対です!
しかし、前二作と比べてみると面白いです。63が[(どう)ぞう]で、64が[ぶ(どう)]で、本65が[は(どう)]ですが、[どう]以外が変わると、文全体がこれくらい変わるようです。皆さんはどれがお好きですか?
それにしても、〈波動〉が〈這う〉って、めちゃくちゃですね! 水や空気や動く時に出る波、ですからね、波動は。[ブタ・部隊]
「ブタの部隊が舞台にいた」と、ブダイ(という魚)を打った仏陀が言った。【73.1】
これもリズム的に即興で作ったもの。後半には促音(〈っ〉)が多く、言い心地はとても良いです。仏陀さんがブダイを打ってしまっていますが……。[ヒール(悪役・踵)]
悪役の、蒜(ネギやニンニクの古名)と蛭を放る踵が昼に治る。【77.3】
これはかなりお下品になってしまったのですが、念のため、意味を補足します。まず、冒頭の〈悪役の、〉は〈踵〉に係っています。そして、その踵は〈蒜と蛭を放る〉。この〈放る〉は「屁を放る」の〈放る〉なので、蒜と蛭をそうする、と。しかし、最後には、〈昼に治る。〉 めでたしめでたし、です。
もちろん、〈悪役の蛭の踵が昼に治る。〉だけでもいいですが。[R・ルアー(釣り具)]
ルノワールの或るRの、アール(曲面・曲がり)のあるルアーあるある。【84】
かなりマニアックな「あるある」ですが。
これは当初は、〈アールのある或るRのルノワールのルアーあるある。〉だったのですが、また、〈ルノワールの或るアールのあるRのルアーあるある。〉という案もあったのですが、どうも語感が良くないので、上のものに直しました。多分、この中で一番言い心地が良いです。
しかし、冒頭が主題[R・ルアー]以外の音(〈ルノワール〉)で始まるのはマイナスです。いきなり音を外してしまっているのは良くありません。《だだぁ・ぐぅす》は主題を守らねばなりません。(バッハの《インヴェンション》の如く。)[ナタデココ]
ここで、Cocco(歌手)のナタデココが鉈でココ(・シャネル)の額を撫でた。【87.5】
きっと気付いているかと思いますが、この文中には[ナタデココ]という音が〈ナタデココ〉以外にもう一つ含まれています。それはどれでしょうか?
答え――〈鉈でココ(・シャネル)〉。この連はそっくりそのまま[ナタデココ]です。
他に、[ナタデココ]の音から出来ている語があります。どれか分かるでしょうか?
答え――〈ここで〉〈Cocco〉〈額〉〈撫でた〉。全部です。ここまでの作品を読んできて頂けたならお分かりかと思いますが、この作品はすべて[ナタデココ]の音から出来ています。
そして、これらの語を組み合わせていったら結果的にこうなった、ということです。意味・内容・物語が先にあってそれを言葉に変換しているのではなく、言葉の組み合わせが先、という、“言語先行のノンセンス” です。[バスケット]
バスケットの助っ人が、スケスケのバットでバスを蹴っ飛ばす。【82.1】
これも先と同様に、〈助っ人〉〈スケスケ〉〈バット〉〈バス〉〈蹴っ飛ばす〉はすべて、主題の[バスケット]の音から出来ています。特に、結語の〈蹴っ飛ばす〉は、[バスケット]の完全なアナグラムです。こういったものは子供達は喜ぶはずです。(大人でも喜ぶ?) ぜひ子供達に教えてあげてください。[チョーク]
蝶々と区長を食うチョークを超ちょくちょくチョーク(スリーパー。気管を絞めるプロレス技)。【87.0】
[ちょ][く]という音は最高に可愛いですが、意味は危ない……。チョーク(黒板に書く棒)の気管を締めてしまってるので(チョークスリーパー)……。
もちろん、他にもこの主題で色々と作れるので、また作ります。[しゃもじ]
文字も軍鶏も死者も シシャモも シャモジも もしゃもも もじもじ。【92】
皆もじもじしているのだそうです、文字も軍鶏も死者も シシャモも シャモジも もしゃもも。 もしゃもも。 もしゃもも? もしゃも? もしゃも……?――
[…]
― もしゃも?
― もしゃも。
―もしや、しゃも?
―しゃもはしゃも。 もしゃもはもしゃも。
― もしゃもはししゃも?
― もしゃもはもしゃも。
― もしゃもはししゃも?
― もしゃもはもしゃも。
― もしゃもはししゃも?
― もしゃもは もしゃもじゃあ!
[…]
という件が、僕の前投稿「【抄】『パンティ論者はこう言った』より「第三楽章 スケルツォ」」にあります。興味のある方はどうぞご覧ください。[つくし]
筑紫(九州地方の呼び方)の、筒と靴を突くツクシに尽くした靴下。【80】
これもなかなか読み心地が良いですよ。〈筒と靴を突く〉がかなり言い難いですが、最後の〈ツクシに尽くし〉の[つくし]の連続と、〈尽くした〉と〈靴下〉のアナグラムで、舌触りがとっても良くなっています。良い「楽譜」を書きました。
ちなみに、この作品の元になったものがあり、それを以下に挙げます。主題は[月・キツツキ]です――
彷徨く月を突くキツツキに憑く嘘つきな靴にキツく抱きつき、頭突き。
これは2~3年くらい前に即興的に作ったもので、《だだぁ・ぐぅす》「初期」です。意味は面白いですが、音の外れも多いです。[つくし]の方は、本投稿のためにこれを元に整えたものですが、皆さんはどちらがお好きですか?[猿・去る]
「猿野(さん)の猿の刺さる然るサルサ(ソース)と、サルサ(ラテン音楽)で去るさ……」【82.6】
猿野さんの飼っている猿が刺さっている或る(然る)サルサソースと一緒に、ラテン音楽のサルサをBGMにして、どこかへ消えるよ、という遺言です。
〈猿が去る〉なんていうダジャレは誰もが聞いたことがあるはずですが、それをこれくらいまで発展させました。これが笑芸流パロノマジーです。これも本投稿用に整えたものですが(主題自体はあった)、なかなかの傑作だと思います。《だだぁ・ぐぅす》は基本的に100年後に “古典” となっていることを目指しているので(クラシック音楽の如く)、100年後の子供達が言って遊んでくれていたらいいですね。
あとは、「申」という昔の時刻(現在では午後四時頃)が……[樽・タタール]
樽とルター(宗教改革者)とルーターに祟るタタールのタルタル(ソース)。【83.3】
これも《だだぁ・ぐぅす》「初期」のもので、何か作業しながら即興的に(2分くらいで)作ったものです。そのため、リズミックで読み心地は良いですが、少なくとも一つ語が抜けています。それは、〈タール〉です。タバコに含まれる成分や建築材料のタールです。子供向けには必要無いかと思いますが、入れられるなら入れたい。しかし、これはこれで完成してしまっていて、実はもう崩すことができないのです……。このリズムで固まってしまって僕はこの語順を崩せません(!)ので、誰か〈タール〉を組み込んでみてください! そして、コメント欄に載せてください!
パロノマジーや《ミニマム・マキシマム》は、思いつきで組んでしまっては駄目ですね(本格的にやるとしたら)。組む前に使える語を全部洗い出さねばなりません。[名古屋のゴヤ(画家)]
名古屋のゴヤのヤゴの孫の顎で和む輪ゴム。【68.2】
これも「初期」のもので、2分くらいで作ったと思います。
各語頭が〈や(ご)〉→〈ま(ご)〉→〈あ(ご)〉→〈な(ごむ)〉→〈わ(ごむ)〉と、自然な移行です。音が変化しているため、比率は68.2と低いですが、言い心地は悪くはありません。ぜひ言ってみてください。[ホー・チ・ミン(ベトナムの革命家)、ミンチ]
ホー・チ・ミン、ホーチミン(市)の道で未知の珍味をミンチ。【66.7】
歴史の先生方、どうぞ学校の授業でこのギャグを使ってください。[ホクロを目論む]
ホクロを目論む耄碌な目録(カタログのようなもの)の黒ろくろと毒ドクロ。
これも何か作業しながら即興的に(2分くらいで)作ったものです。そのため、意味不明なフレーズが出てきています。即ち、〈ホクロを目論む〉。ホクロを企む……、ホクロを行おうと計画する……、ホクロをしようとする……。ホクロをする……[破産した悪魔]
破産した多産な悪魔の、サンタの舌の探査は破綻した。【82.8】
例によって、これも “ノンセンス” なギャグですが、音的には[ハ・サ・タ]での「舌もじり(つっかえやすい言葉の連なり)」です。字面からは分かりにくいかもしれませんが、かなり言い難くなっています。
文中の〈多産〉〈サンタ〉〈探査〉はもちろん、主題[悪魔]のアナグラムです。
ちなみに、〈舌〉は〈タン(舌)〉ともでき、主題が[悪魔]ならこちらの方が自然かと思いますが、〈舌〉にしました。理由は、この箇所(文の中ほど)で使うことによって、文頭の〈破産した〉と文末の〈破綻した〉の繋ぎ・リピートとなり、構築度が高まるからです。ここの部分を〈舌〉ではなく〈タン(舌)〉にすると、どうも締りが悪いです。
他にも、〈三下〉や〈炭酸〉や〈単三〉という語もあります。しかし、どうも上手く組み込めません。〈三下〉は〈サンタの〉の前に入れられるは入れられるのですが、ここの連は、〈多産〉〈悪魔〉でのアナグラムの連続になっているので、リズムが崩れてしまいます。〈炭酸〉〈単三〉は、今作は[ハ・サ・タ]での舌もじりなので、あまり入れたくない……。
もちろん、これらの語で組んでみたい方は、ぜひ作ってみてください。そして、コメント欄やご自分の記事に書いてください!
(〈サンタの舌を挟んだ炭酸の探査〉は良いかもしれません。)[坂・傘]
逆さの坂にカサカサの傘咲かすコーカサス(地方)のサーカス。【66.7】
これは今や可愛らしいものです。小学生達の滑舌練習に使ってください!
ちなみに、〈些かカサカサの傘と笠を逆さの坂に咲かすコーカサスのサーカス。〉というのもあります。《だだぁ・ぐぅす》は色々なバージョンがあっていいです。子供達には自由に作ってもらいたいです。[シリア・シリアル]
シリアのシリアスなシリアル、知り合いの白アリの尻歩く。【64.3】
“ノンセンス” ですね! シリアル(コーンフレーク等の穀物食品)が白アリのお尻の上を歩いている、という! どうしてそんなことをしているのか? そんなことをして何になるのか? そういうことは一切不明ですからね。[尻・知り]
凛々しいSiriの尻、私利と利子としりとりとシリシリ(ニンジン料理)を知り。【75.9】
これも様々なバージョンが作れて、子供達の反応次第になるのですが、とりあえず作ってみました。妙な(?)語は抜いてもいいです。
他にも、支離・止痢(下痢を止めること)・至理(しごくまっとうな道理)・リリー氏・李氏・利尻(北海道の島)、李詩(李白の詩)……。念のため(?)、これらの語を組んでみます――
凛々しいリリー氏のSiriの尻、私利と止痢と至理と利子と李詩と利尻としりとりとシリシリを知り。【75.6】
最悪、〈尻、シリシリ知り。〉でもいいです。[スパイのスパイク(シューズ)]
スパイのスパイク、スパイク(バレーボールの)し、スパイスと酸っぱいパイいっぱい食う!【86.7】
スパイのものであるスパイクシューズが、バレーボールのスパイクをして、その後、そのスパイクシューズがスパイス(香辛料)と酸っぱいパイをいっぱい食べている、という意味です。
これも外で歩きながら5分くらいで考えたものですが、子供達にあげます。お子さんがいる方は、ぜひ教えてあげてください! [ス・パ・ク]音なので、特に(高音の)女の子が言うと可愛いです。[バレー(ボール)・バレエ(踊り)]
レバー(機械を動かす棒)のバレー(ボール)と、レバー(肝臓・肝)のバレエ(踊り)、バーレーンのバーレル(酒等を入れておく大きな樽)にバレる。【75】
[バレー]の音で無理やり作ってみました。そのため、意味不明なフレーズが出て来ています。即ち、〈レバー(肝臓・肝)のバレエ(踊り)〉。肝臓がバレエを踊っている、という……。シュルレアリスムの先祖的存在である、19~20世紀の作家レーモン・ルーセルの代表作『アフリカの印象』(岡谷公二訳、平凡社、2007年)には、〈仔牛の肺臓製のレール〉(p.383)という奇妙なものが出て来ますが……。[近藤・テコンドー]
近藤(さん)、今度、金堂と鈍行(列車)でドンコ(という魚)と混同テコンドー。【86.7】
これも散歩しながら10分くらいで出来たものですが(《だだぁ・ぐぅす》は大体こんな感じで出来ています)、全国の近藤さん、ぜひ持ちネタにされてください! 宴会芸にでも! 合コンで使ってもいいですよ![縄・罠]
NaNaNaな七羽の罠にわなわな戦慄く縄と輪投げ。【80】
《だだぁ・ぐぅす》は基本的には早口言葉のように言い難くなっているのですが、この作品はここまでで一番言い難いかもしれません。冒頭の〈NaNaNaな七(羽)〉の[ナ]の6連発はかなり難しいです。その後の、〈わなわな戦慄く縄〉の[わ]と[な]の言い分けも大変です。ぜひ言って体験してみてください!
この作品には一つまずい点があります。それは、結語の〈輪投げ〉です。この語の何が悪いのか? 〈げ〉。これは主題[なわ]に含まれていない音です。68の[R・ルアー]で、冒頭が主題以外の音(〈ルノワール〉)で始まるのはあまり良くない、ということを書いたのですが、これは結語にも言えることです。特に、笑いはオチが重要なので、最後の最後までしっかり主題の音を守りたい。そういう点で、結語の〈輪投げ〉はあまり良くないのですが、そこまでの[な・わ]の超連続のために語彙を大分使ってしまったので、使える語も残っていず……。
なお、今作の最初の語順はこうでした――
NaNaNaな罠に戦慄く七羽の縄と輪投げ。
そこまで違いが分からないかもしれませんが、これはあまり良くありません。[ボート・逃亡]
棒とボート、冒頭で、ぼーっと暴投(変なところに球を投げてしまうこと)。棒とボート、とぼとぼ逃亡。【95.6】
棒君とボート君が物語の始めでいきなり暴投をしてしまい、逃亡するという……。この物語はその後どうなるのか……?[棒・ボード(板)]
某々の亡母の茫々な(火や毛が)棒とボードとドードー、堂々と暴動。【82.4】
[ボード]という[d]バージョンです。こちらは何やら危うい……。[ガボン(国)・ガガンボ(大きな蚊)]
ガボンのガガンボと忘我の棒が、母岩(色々な岩石の元になる岩石)にボーガン(を撃つ)。【79.2】
[ガ・ボ]という最強音で作ってみました。語彙は難しくなってきていますが、特に男の子には人気が出るはずです。
そして、他にも作ってみました――
ガンバ(大阪。サッカーチーム)のガボンバ(水草)とバカボンと放浪者とガガンボが、ガボンの母岩にボーガン。
これは、ついでに[バ]の音を加えたものです。
ちなみに、願望・顔貌(かおかたち)・眼房(眼球の組織の一つ)といった語もありますが……。〈ガボンのガガンボと母岩がボッガーン!〉でもいいですけど。[ミント・見んと]
都民と島民と(一緒に)、水戸のミトン(手袋の一種)の富とミントの冬眠を見んと。【83.9】
これは何ヶ月か前に、コンビニでミント味のアイスを買って、食べながら考えたものです。「ミントミントミント……」と言って、スマホで[ミ・ン・ト]の文字を打ち、語を探しながら作りました。元のダジャレは〈ミントを見んと〉だったのですが、やろうと思えばこれくらいは出来ます。ぜひ皆さんもオリジナルのパロノマジーを作ってみてください。そして、投稿してください!
なお、この《だだぁ・ぐぅす》は、note の皆さんが投稿できるように、ハッシュタグ(#)を作ります。「#だだぁ・ぐぅす」というタグを付けてもらえれば《だだぁ・ぐぅす》に入りますので、ぜひ作ってみてください!(これについては「おわりに」でも書きます。)[タイム]
タイを向いて鯛を剥いた板を畳むタムタム(金属製の大型打楽器)とムエタイ Time。【86.7】
これは[タイム]の音から出来る語で作ったものです。ここまで何度か出しましたが、《ミニマム・マキシマム》という競技です。「パロノマジー」の応用編のようなものです。正式名称には副題に、「最小限の音素・素材で、最大限の発展を」と付きます。「最小限の音素・素材で」が「ミニマム」で、「最大限の発展を」が「マキシマム」です。主題の最小限の音・語で可能な限りの展開を目指すという、大変マニエリスティックな競技です。しかし、これはここまでのパロノマジーでもやってきていたことで、《だだぁ・ぐぅす》は基本的にこの「最大限の発展を」の精神です。《ミニマム・マキシマム》については、別記事で書きます。
今作については、実はまだまだ使える語があるのですが、今回はとりあえずこのくらいで……。[鶴・釣る]
都留(山梨県の市)のツルツルの鶴を釣る鶴野(さん)の弦を吊る蔓につるむツル(眼鏡の耳に掛ける部分)が攣る(足を?)。【78.8】
[鶴・釣る]というパロノマジーで「最大限の発展を」。子供達には少し難しい語があるかもしれませんが、それはいくらでも減らせるので、ここでは作れるだけ作りました。
他には、「つる」という木の伐採用語があるそうなのですが、説明が面倒すぎるので止めました。興味のある方はこちらをご覧ください。
なお、「ツルハシ」という工具もあるのですが、2音の外れ(〈ハシ〉)はほぼアウトなので、入れませんでした。ただ、子供達には自由にやってもらいます。[罪を摘む爪(つm・mつ)]
罪を摘む爪を持つ妻を待つ松の蜜を見つつ、積み木三つ積み、六つ包むムツ(という魚)のオムツ。【85.2】
先の92[鶴・釣る]は[つ]+[る]でしたが、こちらは[つm・mつ]という[つ]+[まみむめも]([まみむめも]+[つ])で、これくらい変わるようですね。
この作品が、実はパロノマジーの最初の作品です。ある日ふと、〈罪を摘む爪〉という言葉が思い浮かんだので、その流れで色々と語を足していったら、大体はこのような形になりました。(そして、シュルレアリスム流の長文-過剰修飾。結語の〈オムツ〉にそれまでの全15語が係っています!)
ちなみに、以前、特に子供用に作ってみたものがあり、それは中文が〈~ 妻を待つ松のまつ毛祭りにまつわる秘密の不滅の破滅の蜂蜜見つつ ~〉となっています。〈まつ毛祭り〉〈まつわる〉〈秘密の〉〈不滅の〉〈破滅の〉〈蜂蜜〉が加わっているのですが、これは音の外れが多すぎますね。「初期」の実験です。(大人向けのバージョンもあり、本当はそちらの方が良いです。)[ゴカイ(海のミミズのような生物)・誤解]
5階のゴカイ、豪華な業火を豪快に介護後、碁会で五戒を5回誤解。【78.9】
[ゴカイ]での類音重畳法です。延々に[ゴカイ]と言っています……。
中文の〈豪華な業火を豪快に介護〉は別の作品から持ってきたもので、そのため[う]という不純音が含まれているのですが、素敵なフレーズなので使いました。
〈五戒〉について、最初はモーセの十戒の5つバージョンとして使っていたのですが、辞書を引いてみると、正式な「五戒」があるようで、「不殺生・不偸盗・不邪淫・不妄語・不飲酒の五つ。→五悪」だそうです。(『大辞林』三省堂、1988年、p.847) なお、「五悔」という語もあり、「真言宗で行う懺悔の礼法。帰命・懺悔・随喜・勧請・回向の五段からなる。」そうです。(同書 pp.847-848)
この「五戒」という語が子供には難しいかもしれませんが、純粋に[ゴカイ]のみのパロノマジーを組んでみると、こうなります――
ゴカイ、5階の碁会で五戒と五悔を5回誤解。【84】
[ゴカイ]の7連発です! 外国の人に聴かせてあげてください![ビル・ビール]
ビル(君)のビル(建物)の伸びるルビとルビーとビールをいびる蜂とルー(カレーやシチューの)にビビる悪魔。【77.2】
これも単純に、〈ビル(君)のビル(建物)の伸びるルビとルビーとビールにビビる悪魔。〉でもいいです。[ベルク(アルバン・。20世紀の音楽家)・クールベ(画家)]
クルー(仲間)のベルクとクールベ、ルーク(チェスの駒)とベルとベルトをクールに焚べる。【80】
この《だだぁ・ぐぅす》はクラシック音楽から決定的な影響を受けているため、音楽家の名前は自由に使っていい、というルールがあります。そのため、アルバン・ベルクという一般的にはマイナーな音楽家が平気で登場します。(子供達にも音楽をいっぱい聴いてほしいのです……。)
このアルバン・ベルクという人は、20世紀のウィーンで、アルノルト・シェーンベルクとアントン・ヴェーベルンと共に、現代的・前衛的な「無調音楽」というものを開発しました。そのベルクが書いた一つの曲について、音楽とダジャレの(!)巨匠・池辺晋一郎大先生は、「ある晩、思いついた。」と言われていました……。『N響アワー』で。さすがは池辺晋一郎大先生でございます! 実は今作は、その池辺晋一郎先生へのオマージュだったり……?
本記事をお読みになっている方で、池辺晋一郎先生と近しい方がいらっしゃいましたら、ぜひ先生にこの《だだぁ・ぐぅす》をご紹介してください! 池辺先生にダジャレを認めて頂けたら、僕は、小説家が芥川賞取ったくらい喜びます(!?)。ぜひよろしくお願いします![くるま]
ママが車で来るまで、丸まる熊の幕を丸く捲る膜にくるくる包まるマルク(フランツ・。20世紀ドイツ表現主義の画家)。【85.4】
これもかなり《ミニマム・マキシマム》に近づいています。全語が[くるま]の音から作られています。
結語の〈マルク〉は「フランツ・。20世紀ドイツ表現主義の画家」としたのですが、他に、ドイツの昔の硬貨・紙幣や『星のカービィ』に出てくるキャラでもいいです。最悪、この〈マルク〉は抜いてもいいです。
なお、もっと簡単に、〈ママが来るまで、車にくるくる包まる。〉も可能です。[タイヤ・焼いた]
矢板(栃木県の市)で、田や胃や矢や鯛や板や屋台やタイヤを嫌々焼いた鯛焼き屋。【91.7】
この作品も、全語が[タイヤ]の音から出来ています。(そして、この高比率。) 今や《だだぁ・ぐぅす》の基本ですね!
また、56[カモメ]の〈蚊〉〈藻〉〈芽〉と同様に、今作も〈田〉〈胃〉〈矢〉の語順です。そして、その少し後に〈タイヤ〉(を嫌々)〈焼いた〉と主題が出て、最後はついでに〈鯛焼き屋〉。これは[き]が不純音なのですが、せっかくなので入れました。[うとうと・とうとう]
戸、うとうと「とうとう斗と鵜と烏兎(太陽と月のこと)と善知鳥(チドリ目の海鳥。また、能の曲名)と徒党とトート(バッグ)とTOTO等々を討とう……」【97.4】
例によって、語彙のあらん限りを尽くしたのですが(辞書を引きまくって)、やろうと思えばこれくらいは出来る、ということです。しかし、語の分だけ〈戸〉の〈うとうと〉度が増すので、やはり意味・面白さに繋がっていきます。言うのは困難を極めてしまいますが……。「言葉の超絶技巧練習曲集」……。
もちろん、これらの語順は、主題([うとうと・とうとう])の通りに[う]と[と]がなるべく交互になるように配置しています。
なお、もっと簡単に――
とうとうTOTO等々「トォーッ!!」(スーパーマン風のジャンプ)【100】
でもいいです。[好き・キス]
数寄な鋤を梳き、スキーの隙に、木を吸う気の数奇な奇数を煤に帰すススキの好きな鱚にキス。【71.7】
いつの間にか本作品数は「100」となり、その記念すべき100作目は、我らが note の最重要概念の一つ「スキ」と、偶然(?)なりました。
例によって、「最大限の発展」を目指しましたが、[スキ]でやろうと思えばこれくらい出来ます。note運営の皆様、もしこの作品を気に入って頂けたら、ご自由にお使いください。そして、たくさん言ってください! [スキ]の音だけで出来ているので![ランプ・トランプ]
戸と虎と蘭とランプと トランプと プラント(植物)と プラトン(古代ギリシャの哲学者)と プランクトンと プーランク(20世紀のフランスの音楽家)と クープラン(17世紀のフランスの音楽家)の計画。【89.8】
これは、いつか眠れなかった時に布団の中で考えたものです。ちなみに、落語の立川談志師匠も、眠れない時に、無関係な言葉を繋げて遊んでいたそうです。そうして出来た語群が、以下のものです――
アラブ、出刃包丁、下手投げ、味の素、国会、内外タイムス、ホームラン、火の用心、ターザン……
(立川談志『談志が遺した落語論』dZERO、2014年、p.87)
そして、「こういう、ナンダカワケガワカラナイものがくるところに笑いがある。」(同前)と続きます。談志師匠はそれを “イリュージョン” と呼んでいましたが、西欧では「シュルレアリスム」という名です。ちなみに、これらの語をこの語順のまま文章にしてみると、こうなります――
アラブの出刃包丁を下手投げした味の素が国会中に読んだ内外タイムスには、ホームランを打って火の用心を喚起しているターザンが載っていた。
なんか、《だだぁ・ぐぅす》と似ています……?[パンジー・バンバンジー]
バージンの パンジーと ジーパンと Gジャンと ジャンパーと バンパーと バンバンジー、日本でばんばんバンジージャンプ。【82.4】
これも主題の音に近い語を掻き集めたものです。(全部外国語になりましたが。) 冒頭の〈バージン〉が子供向けによろしくないようなら、抜いても構いません。
また、他に、〈チンパンジー〉もあったのですが、[チ]が嫌だったので入れませんでした。文末の〈ばんばん〉も、〈じゃんじゃん〉にしようかとも思ったのですが、どちらが良いです?[作家・サッカー]
昨夏、マッカーサーの真っ逆さまな坂で、カッサカサの作家がカッサーノ(アントニオ・。サッカー元イタリア代表)とサッカーし、カサッカ(軍事用ヘリの一種)に擦過(擦れること。「擦過傷」は擦り傷)。【77.6】
この作品も子供には難しいだろうということを自覚しながら作ったものです。ただ、「上級編」としては良いかもしれません。(本記事もかなり後半に入り、残り8作です!) なお、『だだぁ・ぐぅす① パロノマジー ~芸術的なダジャレ~』は、難易度を「★」の数で表す予定で、一番簡単なものが★1つで、一番難しいのは★7つにしようと思っています。★1つの作品は、1〈足袋、たびたび旅。〉や4〈プリンとプリント。〉等です(今や懐かしき!)。★3つは48〈上手く産まれた、舞いを舞うマウイの美味い馬。〉くらいです。本[作家・サッカー]は、★5~6くらい……?[ミミズ・ミミズク]
ミク(初音)の耳を見ず、海の水を汲み、美濃(岐阜県の市)の蓑の鑿(大工道具)の蚤のみ飲み、野水(君)のミミズ食うミミズク。【79.5】
この作品は[ミミズ・ミミズク]が主題なのですが、クライマックスは完全に、中文の〈美濃の蓑の鑿の蚤のみ飲み〉です。流れで出来たものですが、これ([ノミ])を主題にして新たに作り直してみました。また、「のみ」で辞書を引くと、「𦀌/袽(のみ)」とあり、「舟・樋などの継ぎめに詰め、水漏れを防ぐのに用いる、マキやヒノキの内皮。」とあります。(『大辞林』前掲、p.1899) また、石川県に「能美市」、愛知県岡崎市に「能見町」があるそうなので、これらも使わせて頂きます。そうして、主題[ノミのみ]での類音重畳法が以下です――
能美(市)の𦀌の能見(町)の鑿の蚤のみ飲み。【100】
[ノミ]の7連発です! これも外国の人に教えてあげてください![ドードー・ヨーヨー]
土用の土曜に、ドードー、堂々と童謡とヨーヨーで陽動。用土と同様、容堂(山内。15代土佐藩主)と幼童、動揺。【88.5】
とうとう[ドードー]が主題にのし上がり、堂々と(!)登場です!
しかし、ドードー鳥というのは、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』にも出てくる神聖な(?)鳥です。(そこでは、「党大会レース」なるものをして、堂々巡りとなっています。) 『笑芸』なる「笑いの文学」の旧約聖書は、このキャロルの『不思議の国のアリス』です。そして、新約聖書は、20世紀のシュルレアリスムの創始者アンドレ・ブルトンの『溶ける魚』です。(19世紀の指揮者H・ビューローが、バッハの《平均律クラヴィーア曲集》が音楽の旧約聖書であり、ベートーヴェンの《ピアノ・ソナタ32曲》が新約聖書である、と言ったように。)
今作については、ここまで何度も登場した[ドードー]が[ヨーヨー]と絡まると、こんな具合になるようです。もちろん、〈土曜にドードー、堂々と童謡とヨーヨーで陽動。〉だけでもいいですが。[河童・ラッパ]
河童と合羽がラッパーからかっぱらったラッパが買ったカッターとタッパーを、パター(ゴルフクラブの一種)が喝破!【81.8】
これは子供向けにはとっても良いと思うのですが、どうでしょう? 音的にも、[カ・パ・ラ・タ・ッ]の楽しい音で、言い心地はかなり良いです。ぜひ言ってみてください!(結構難しいですが……。)
他にも使いたい語があり、〈カラッパ〉というもので、蟹の種類だそうです。音的には最高なのですが……。あとは、〈原っぱ〉〈ハラッパ―(インダス文明の都市遺跡)〉……[カルカッタ(インドの都市)・軽かった]
買ったカルカッタのカルタ、軽かった。かったるかったが食ったら辛かったから、カラカラ(古代ローマ帝国の皇帝)の宝からかった。【82.7】
これも延々[カ・ル・ラ・タ・ッ]の音が連続して、かなり舌触りが良いです。
構成的なポイントは、〈食ったら〉です。主題[カルカッタ]とは少し音が外れていますが、〈辛かったから〉以降の文に繋げるために使いました。この繫ぎにより、〈辛かったから、カラカラの宝からかった〉の文が使え、さらにパロノマジーを展開することができました。言葉遊び・言語遊戯の文献を見ると、特に早口言葉では「長くできるだけ長くする」というのが常套なので(落語の『寿限無』や歌舞伎の『外郎売り』等も)、こういう「繋ぎ」のテクニックはかなり重要です。
あと、地理や歴史の先生方、ぜひ本作を学校の授業で使ってください。[オランダのベランダ]
オランダのベランダにランダムに並んだルワンダのパンダの乱打をなんだかんだ喜んだアナコンダが、黄ばんだ小判を拒んだ五反田にいたんだ。
これは『だだぁ・ぐぅす① パロノマジー ~芸術的なダジャレ~』の代表作です。語彙は簡単ですし、長さも十分あり、意味・内容もおかしい、ということで、表紙にはこれを載せてください(!?)。
ただ、一つ欠点があります。それは、〈なんだかんだ〉です。[な]と[か]は音としては近くはなく、ここで連続性が切れてしまっています。(次の[よろ(こんだ)]も。) 今作はわりと初期のもので、まだまだ「音」には徹しきれていなかったようです。「なんだかんだ」という意味で接続してしまっています。“ノンセンス” は意味ではなく「音」が秩序なので(その結果、音楽になる?)、これはマイナス点です。
ちなみに、この作品には元案が二つあり、それをお見せします――
1・オランダのベランダにランダムに並んだルワンダのパンダを好んだアナコンダが飲み込んだ地団駄踏んだすぼんだズボンだ。
2・ウガンダの歪んだガンダムを噛んだ神田のパンダの乱打をなんだかんだ喜んだアナコンダが、黄ばんだ小判を拒んだ五反田にいたんだ。
詳細には触れませんが、このようなものから完成作になっていきました。《だだぁ・ぐぅす》は色々と実験をしているのです。(この二つは、何か作業をしながら即興的に作ったものです……。)[括弧・閣下・骨格(kっk)]
各国の国旗に括弧と閣下の骨格濃く描く国花は克己と刻苦の結果、結核のコックと脚気のクック(船長)と決起し、骨器とCocco(歌手)と駆けっこ後、烏骨鶏が「コケコッコー!」。【82.4】
これも子供には難しい語がありますが、とにもかくにも[kっk]を連続させました。
何年か前に、NHK Eテレの『みんなのうた』で、谷山浩子さんの《恋するニワトリ》(1985年)の中の〈ココ コココ ココ ココ コココ 恋は 恋は 恋〉という歌詞を聴き、そのk音が衝撃的だったので、真似して(?)作ってみました。
ですが、k音は男の(低い)声ではあまり良く響きません。これは女の子が言った方が良いです。[ブラジル・バジル]
ブラジルを恥じるバジルの混じる矢じりを野次り目尻を捻じるネジににじり寄る虹の煮汁を詠じるエジル(メスト・。サッカー元ドイツ代表)に命じるムージル(ロベルト・。20世紀のオーストリアの作家)。
これもかなり長いものになり、本投稿中では最長の一つです。
ほとんどの語尾を[~ジル]で統一してあるのですが、〈動じる〉〈重んじる〉〈甘んじる〉〈高じる〉〈青汁〉〈豚汁〉等は使っていません。今作のポイントは語頭で、近似音のみによる移行をしています。その語頭を並べてみます――
ブラ(ジル)→ハ(ジル)→バ(ジル)→マ(ジル)→ヤ(ジリ)→ヤ(ジリ)→メ(ジリ)→ネ(ジル)→ネ(ジ)→ニ(ジリヨル)→ニ(ジ)→ニ(ジル)→エイ(ジル)→エ(ジル)→メイ(ジル)→ムー(ジル)
[ブ]と[ハ]と[バ]は近い・似ている音ですし、[バ]と[マ]と[ヤ]も近い音ですし、[ヤ]と[メ]と[ネ]と[ニ]も似ていますし、[ニ]と[エ(イ)]と[メ(イ)]と[ムー]も近い音です。このように、語頭をずっと近似音で構成していきました。そして、読み心地はかなり滑らかになっています。(言うのも難しくなっていますが……。) これらの音を色で喩えると、赤→オレンジ→黄→緑→黄、のような移行でしょうか? いわば、「音のグラデーション」です。
このような理由で、文末の、〈詠じる〉には〈エジル〉という、〈命じる〉には〈ムージル〉というマイナーな人名を出さざるを得なくなるのです……。これらの語に関しては、ほぼ置き換え不可能です。[ベル・シャベル]
ベルリンのベルのデシベルを調べるベルベル人と喋るシャベルを滑るハヴェル(ヴァーツラフ・。元チェコスロバキア大統領)の統べるバベルの泡にビビる悪魔を斜めに並べるラヴェル(モーリス・。音楽家)がトラとラベルと旅行。
本投稿最後の作品です。そして、最長です。
しかし、これもわりと初期のもので、音の外れが多くあります。(そのため、使える語が増えて長くすることができています。) ただ、〈斜めに〉や〈トラと〉は故意に入れています。その理由は……、ぜひ言ってみて体感してください!
*
パロノマジー作品は以上になります。作品だけでなくその解説も多く付けていたのですが、その中に書けなかったことがあるので、ここから簡単に書きます。
それは、本作の特徴である長文-過剰修飾の理由について、です。
『現代詩手帖 増貢特集●マザー・グース 狂気の伝承』(1976年3月、思潮社)中の有馬敲先生の「ファザー・グースの唄」には、以下の文が載っています――
[…]
これはジャックが建てた家から
はきだされたゴミを
はこんだ川のクズを
つかまえた藻を
たべたプランクトンを
たべた魚を
たべた人を
診察した医者
これは《マザー・グース》の〈ジャックが建てた家〉という唄のパロディですが、これについて有馬先生は――
積みかさね唄になっている元唄は、イギリス民話の語り口で、ことばをレンガのようにだんだん積みあげていき、終りの方では無限連続的な構文となっている。それが口伝えの童謡として、独特のリズムを残しているのである。
と書かれています。この唄では、〈これはジャックが建てた家から〉〈はきだされたゴミを〉〈はこんだ川のクズを〉〈つかまえた藻を〉〈たべたプランクトンを〉〈たべた魚を〉〈たべた人を〉〈診察した医者〉というフレーズが順々に積み上げられています。そして、「無限連続的な構文となっている。」 文法的には無限に語を積み重ねることができるようです。
また、文学の最高峰的存在であるジェイムス・ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』にも《マザー・グース》の影響があるそうで――
さきほど引用した「ジャックの建てた家」に見られる、あのレンガを積み重ねるような無限連続的な構文の表現は、「フィネガンズ・ウェイク」にしばしば出てくるみたいである。
イギリスのノンセンス作家は子供の頃から《マザー・グース》に触れて育っていくため、大人になって自分が作る際に、自然にその影響が出るようです。
また、『笑芸』なる「笑いの文学」の新約聖書であるA・ブルトン『溶ける魚』には、この唄より長い文章がいくつも出てきます。当書では4~6行の長文は珍しくありません。そのシュルレアリスムの手法を受け継いでいるチェコの作家がミハル・アイヴァスですが、彼の『もうひとつの街』には、以下のような長文が出てきます――
それは役所の、艶のあるリノリウム張りの、ひとのいない廊下で悪魔を追跡するフラミンゴを初めて目にして以来うなされた熱を冷まそうと硝子に額をあてようとして、鏡のなかでさまよい続ける鳥が鉄の嘴でつけた傷跡だった。
パロノマジー作品の93[罪を摘む爪(つm・mつ)]で、「結語の〈オムツ〉にそれまでの全15語が係っています!」と書いたのですが、アイヴァスのこの文は全然それ以上です。試しに数えてみますと、まず、冒頭の〈それは〉は、結語の〈傷跡(だった。)〉に係っているので、この文はすべて〈傷跡〉への修飾語です。それを区切ってみると――
(それは)役所の、/艶の/ある/リノリウム/貼りの、/ひとの/いない/廊下で/悪魔を/追跡する/フラミンゴを/初めて/目にして/以来/うなされた/熱を/冷まそうと/硝子に/額を/あてようとして、/鏡の/なかで/さまよい/続ける/鳥が/鉄の/嘴で/つけた/傷跡(だった。)
となり、28もの語が〈傷跡〉に係っています! 16~17世紀の文学におけるマニエリスト達も愛好した過剰修飾です! しかし、「笑い」としては、(詳細には触れませんが)引っ張ったら引っ張っただけ結語が面白くなるので、この “言葉の建築術” は欲しい。そこで、その練習・実験となったのが、《だだぁ・ぐぅす》です。これらの作品は、以上のような長文-過剰修飾を作るための練習・実験でした。《だだぁ・ぐぅす》では音や語彙の制約がありますが、それを取っ払った大人向けの作品では、もっと自由にやっています。そして、その成果が、僕の『もし君に脳の電荷を神に手渡し、あなたはどう?』です。この作品は前衛の限りを尽くしていて理解不可能だと思いますが、興味のある方はどうぞご覧ください。
なお、『だだぁ・ぐぅす② 世界一むずかしい早口言葉』には、『①』より長い作品がいくつもありますが、言うのも「世界一むずかしい」……?
おわりに
おわりに
『だだぁ・ぐぅす① パロノマジー ~芸術的なダジャレ~』は以上です。色々と書いていたら小冊一冊分くらいになりましたが、いかがだったでしょうか?
少なくとも、「類音重畳法」という聞き慣れない言葉・概念は理解して頂けたかと思います。本作には(「ダジャレ」ではなく)この語が必要であり、冒頭の題辞をもう一度読んで頂けたらと思います。(おそらくは)種村季弘先生の訳が大変素晴らしいということが分かるはずです。(多分、この言葉をまともに使っているのは、日本で僕だけです。)
今回は111作でしたが(これもパロノマジー)、新作も投稿していきます。それらには【新作1・2・3……】というタイトルを付けますので、お楽しみに!
子供以外にも
本作は主に子供を対象にしているのですが、子供だけでなく大人も十分に楽しめるはずです。パパ・ママもそうですし、お子さんのいない方でも、学生でも、また、脳トレやボケ防止として高齢の方でも、様々な年齢層が対象となります。かなり読者層は広いと思います。
そして、何度か書きましたが、外国の人の日本語学習にも使用できると思います。子供の場合もそうですが、遊びながら言葉を覚えてもらったらいいです。外国の方とお知り合いの方は、ぜひ教えてあげてください! そして、《だだぁ・ぐぅす》を海外に「輸出」してください!
言ってみたい人!
本作は「楽譜」ですが、もし言ってみたい方がいましたら、ぜひ言ってみてください。また、お子さんがいる方や子供達が周りにいる方は、ぜひ子供達に教えてあげてください。そして、子供達が言っている音声や動画も、ぜひ投稿してください! 「#だだぁ・ぐぅす」というタグを付けて頂ければいいので、お待ちしています!
もちろん、子供以外に、大人の方も言ってみてください! そして、音声や動画もぜひ投稿してください! プロ・アマや上手・下手は問いません。note の精神に則って、楽しんで投稿してください!
もちろん、プロの方の投稿もお待ちしています! 特に、ラッパーの皆さん! 《だだぁ・ぐぅす》を一番愛してくれるのはラッパーの皆さんだと思っていますので、ぜひ投稿してください! それと、声優とオペラ歌手の皆さん……! あなた方に言って頂けたら《だだぁ・ぐぅす》は大変幸せです。永遠に待っております。
ただ、著作権については……
著作権について ~商用利用のみ禁止~
「はじめに」で書いたのですが、著作権をどうするか、という問題があります。今の時点では、著作権の放棄はしないものの、できるだけ多くの人に自由に使ってもらいたいとも思っています。そのため、ここではとりあえず、「商用利用のみ禁止」とします。金銭・収入の発生しない使用については許諾しますので(プロの方には申し訳ありません)、気に入って頂けたらお使いください。
これについては、創作大賞の結果発表後に正式に述べます。
作りたい人!
パロノマジー作品を作りたい人も、ぜひ作ってみてください! ここまで読んで作り方は分かったと思うので、投稿してください! これも「#だだぁ・ぐぅす」というタグを付けてもらえればいいので、お待ちしています! ただし、《だだぁ・ぐぅす》での文章作成は、AIの使用は禁止とします(ひとまず)。理由は簡単で、AIで作ったら多分一瞬で終わるから、です。僕は色々作っていて、AIがやってくれればどんなに楽か、とずっと思っていたのですが、反対に「作る人達の愉しみも残しておいてあげたい」とも思うので、今の時点では、文章作成でのAIの使用は禁止とします。まずは人力で苦労してみてください!
#だだぁ・ぐぅす
「#だだぁ・ぐぅす」というタグを作りましたので、《だだぁ・ぐぅす》に関することなら何でも投稿してください!
例えば、絵・イラスト・映像(これはAIを使ってもいいです)や外国語訳や外国語での作品や《マザー・グース》の紹介や作品批評・感想文や…… その他諸々、歓迎します! 皆さんで《だだぁ・ぐぅす》を作り上げてください! お待ちしています!
note 運営様へ
本作のシリーズ作品(新作と紹介作品)を以下に載せますので、よろしくお願い致します――
・【新作1】『だだぁ・ぐぅす① パロノマジー ~芸術的なダジャレ~』
・《だだぁ・ぐぅす》について
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