2026年7月の山行まとめ|予定を変えた先で、この夏いちばんの景色に出会えた5回
静かな稜線を歩く時間が好きです。
7月は、計画どおりに歩けた山がほとんどありませんでした。
天気予報。
林道の通行止め。
同行者との予定。
そのたびに地図を開き、何度も行き先を考え直しました。
でも振り返ると、
予定を変えたからこそ出会えた景色ばかりでした。
八ヶ岳の花。
静かな木曽駒ヶ岳。
朝の乗鞍岳。
そして憧れだった穂高の岩稜。
最後は、南アルプスの奥深くを三日間かけて歩く大縦走。
7月は、
「予定どおり歩いた月」ではなく、
その時できる最善を積み重ねた一ヶ月でした。
■ 今月の数字
山行回数:5回
総距離:約145km
総累積標高:約14,500m
宿泊山行:2回
(奥穂〜西穂 1泊2日
農鳥岳〜蝙蝠岳 2泊3日)
振り返ると、
距離も標高も十分歩いた一ヶ月でした。
でも印象に残っているのは数字ではありません。
毎週違う判断をしながら、
その日に歩ける山を選び続けたことでした。
■ 今月歩いた5回
① 八ヶ岳|夏山前の足慣らし
梅雨の晴れ間。
予定していた山域は天気が悪く、
比較的安定していた八ヶ岳へ。
赤岳・横岳・硫黄岳をつなぐ定番縦走では、
岩場の感覚を思い出しながら、
ちょうど見頃だった高山植物も満喫できました。
ミヤマキンバイ。
ハクサンイチゲ。
ウルップソウ。
そしてコマクサ。
「また夏が始まる。」
そんなことを感じた一日でした。
距離:23.8km
累積:1,921m
▶ 詳細記事はこちら
【八ヶ岳】赤岳・横岳・硫黄岳周回|23.8km・夏山前に歩きたい定番縦走
② 木曽駒ヶ岳|予定変更で出会えた静かな稜線
本当はコスモサーキットを歩く予定でした。
ところが林道が通行止め。
急遽変更して歩いたコガラサーキット。
静かな森。
茶臼山から将棋頭山へ続く稜線。
最後は賑わう木曽駒ヶ岳。
人気ルートとは違う木曽駒ヶ岳を知ることができた、
嬉しい予定変更になりました。
距離:15.6km
累積:1,902m
▶ 詳細記事はこちら
【中央アルプス】木曽駒ヶ岳|コガラサーキット15.6km・茶臼山から歩く静かな稜線
③ 奥穂高岳〜西穂高岳|憧れだった岩稜をつなぐ
昨年歩いたジャンダルム。
その続きを歩きたい。
ずっと思っていた縦走でした。
天気予報と何度も相談し、
早出・早着を徹底。
結果として、
夏空の下でジャンダルムから西穂高岳まで歩き切ることができました。
難しい岩場よりも、
仲間と無事に帰ってこられた安心感の方が印象に残っています。
距離:21.7km
累積:2,764m
▶ 詳細記事はこちら
【北アルプス】奥穂高岳〜西穂高岳|ジャンダルムを越える21.7kmの大縦走
④ 乗鞍岳|見頃のコマクサに出会えた朝
ここも予定変更。
本来予定していた山を見送り、
同行者と乗鞍岳へ。
始発バスより早く山頂へ着くと、
静かな朝の稜線。
そして、
ちょうど見頃だったコマクサ。
帰りはバス満席というハプニングもありましたが、
最後まで歩いたからこそ、
青空へ変わる乗鞍岳を見ることができました。
距離:18.1km
累積:1,566m
▶ 詳細記事はこちら
【北アルプス】乗鞍岳|三本滝から19km・見頃のコマクサと静かな朝を歩く
⑤ 農鳥岳〜蝙蝠岳|南アルプスをつないだ3日間
7月最後は、
南アルプスへ。
農鳥岳。間ノ岳。塩見岳。蝙蝠岳。
そして白峰南嶺。
歩いた距離は65km。
一つひとつ判断を積み重ねながら歩いた3日間でした。
巻くか登るか。
泊まる場所はどこにするか。
その場で考え続けたからこそ、
最後に笹山から眺めた景色は忘れられません。
距離:65.1km
累積:6,389m
▶ 詳細記事はこちら
【南アルプス】農鳥岳・間ノ岳・塩見岳・蝙蝠岳|65kmで歩く仙塩尾根と白峰南嶺の大縦走
■ 7月の比較
最長距離
農鳥岳〜蝙蝠岳 65.1km
最大累積標高
農鳥岳〜蝙蝠岳 6,389m
いちばん花が印象的だった山
乗鞍岳
いちばん静けさが印象的だった山
コガラサーキット
いちばん緊張した山
奥穂高岳〜西穂高岳
いちばん「また歩きたい」と思った山
仙塩尾根
▶ 仙塩尾根とはどんな縦走路か|仙丈ヶ岳から塩見岳をつなぐ南アルプス屈指の静かな稜線
■ 7月の季節メモ|来年の参考に
【高山植物】
八ヶ岳ではハクサンイチゲ、ウルップソウなどが見頃。
乗鞍岳ではコマクサが最盛期。
中央アルプスでもチングルマなど多くの花が楽しめた。
【天候】
梅雨明け前後で予報が変わりやすい。
直前判断が重要だった。
【人気山域】
夏休み前でも木曽駒ヶ岳や乗鞍岳は多くの登山者。
始発より早く歩くことで静かな時間を楽しめた。
【南アルプス】
午後は積雲が発達しやすい。
早出・早着が歩きやすさにつながった。
■ 今月の振り返り
7月は、
「判断した月」
でした。
天気を見て、
林道を調べ、
予定を変え、
その日に歩ける山を選ぶ。
その積み重ねが、
思いがけない景色につながっていました。
予定どおり歩ける日は、
意外と少ないのかもしれません。
でも、
その日に歩ける山を楽しめれば、
山はいつも新しい景色を見せてくれます。
7月は、
そんなことを何度も教えてくれた一ヶ月でした。
■ はじめての方へ
静岡の山を中心に、
条件と判断をテーマにした山行記録を書いています。
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「どう判断したか」も残しています。
これまで歩いてきた山や完登記録はこちらにまとめています。
▶ 自己紹介記事を読む
▶ 先月のまとめはこちら
2026年6月の山行まとめ|歩ける一日が、こんなにも特別だった月
8月はいよいよ夏山本番。
また条件を見極めながら、
静かな稜線を一歩ずつつないでいこうと思います。
これまでの山行記録はこちら
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