【北アルプス】乗鞍岳|三本滝から19km・見頃のコマクサと静かな朝を歩く
乗鞍岳へ向かう予定ではありませんでした。
直前に計画を変更したことで訪れた一日。
始発バスよりひと足早く山頂へ着くと、そこには静かな朝の乗鞍岳がありました。
そして登山道を彩るのは、ちょうど見頃を迎えたコマクサたち。
予定変更から始まった山行でしたが、夏の乗鞍岳を満喫できた一日になりました。
はじめに
乗鞍岳は、3,026mの山頂近くまでバスでアクセスできる、日本でも人気の高い山です。
一方で、三本滝駐車場から歩けば、静かな樹林帯から森林限界、高山植物、広い稜線まで、乗鞍岳本来の魅力をたっぷり味わえます。
今回は当初予定していた山を変更し、同行者がまだ登ったことのなかった乗鞍岳へ。
この記事では、
三本滝ルートの様子
コマクサの開花状況
登山道の注意点
歩いて感じた乗鞍岳の魅力
を実体験をもとに紹介します。
乗鞍岳とは
乗鞍岳は長野県と岐阜県にまたがる北アルプス南部の火山群で、最高峰は剣ヶ峰(3,026m)。
畳平までバスでアクセスできるため、日本でも比較的登りやすい3,000m峰として知られています。
一方、三本滝や位ヶ原から歩くルートでは、静かな森、高山植物、広い火山地形など、乗鞍岳ならではの景色をゆっくり楽しめます。
夏はコマクサやチングルマなど高山植物が豊富で、多くの登山者や写真愛好家が訪れます。
私自身も何度か歩いていますが、何度訪れても季節ごとに違う表情を見せてくれる好きな山の一つです。
山行概要
山名:乗鞍岳(剣ヶ峰)
山域:北アルプス
日付:2026年7月25日
天候:朝はガス、下山時に快晴
コース
三本滝駐車場→ 位ヶ原山荘→ 肩ノ小屋→ 剣ヶ峰→ 畳平→ 三本滝駐車場
行動データ
距離:18.1km
累積標高:+1,566m/-1,565m
行動時間:7時間17分(実績)
標準コースタイム:10時間11分
体力度:★★★☆☆
おすすめ度
★★★★☆
おすすめしたい人
コマクサを見たい人
静かな乗鞍岳を歩きたい人
北アルプス初心者で3000m峰を歩いてみたい人
コース全体図

三本滝から登るルートは標高差こそありますが、登山道はよく整備されています。
始発バスより早く歩き始められるため、人の少ない時間帯に山頂へ立てるのも魅力です。
この山を選んだ理由
本来は別の山を予定していました。
バスも予約し準備を進めていましたが、もう一座つないで歩きたい気持ちが強くなり、計画を見直すことに。
ただ、そのプランでは一泊が必要になるため、今回は来年へ持ち越すことにしました。
そこで選んだのが乗鞍岳。
同行者がまだ登ったことのない山であり、ちょうどコマクサが見頃の時期でもありました。
以前歩いた経験から、5時に出発すれば始発バス利用者より先に山頂へ着けることが分かっていました。
今回も静かな朝の乗鞍岳を楽しみたい。
そんな思いで歩き始めました。
コースの様子と感想
三本滝駐車場〜位ヶ原
朝の樹林帯はとても静かでした。
イチヤクソウやゴゼンタチバナ、クルマユリなど、歩き始めからたくさんの花が迎えてくれます。
位ヶ原山荘では休憩。
ロードバイクで登ってくる方も多く、人気の高さを感じました。

位ヶ原〜肩ノ小屋
森林限界を越えると一気に視界が広がります。
チングルマやヨツバシオガマなど、高山植物が次々に現れ、歩く速度も自然とゆっくりになります。
肩ノ小屋へ着いた頃も、まだ始発バス組は少なく、とても静かな時間でした。

剣ヶ峰
山頂へは予定どおり早く到着。
残念ながらガスの中でしたが、人の少ない山頂をゆっくり楽しめました。
そして今回一番楽しみにしていたコマクサ。
登山道脇にはたくさん咲いていて、見頃を迎えていました。
白いコマクサにも出会え、思わず足を止める場面が何度もありました。

下山
疲れてしまったので畳平からバスで下山しようと思いました。
ところがQRコードから予約すると…
まさかの全便満席(笑)。
仕方なく歩いて下山することに。
すると少しずつガスが晴れ、青空が広がり始めました。
朝とはまったく違う乗鞍岳の景色。
最後まで歩いたご褒美だったのかもしれません。

コース状況・注意点
コース状況
三本滝は橋の老朽化により通行止め(2026年7月時点)
笹は刈り払われ歩きやすい
林道から登山道へ入る分岐は見落とし注意
肩ノ小屋周辺では熊の目撃情報あり
夏は日差しが強いため暑さ対策が必要
コース状況まとめ
道迷い:★★☆☆☆
体力必要度:★★★☆☆
危険箇所:★★☆☆☆
眺望:★★★★★
静けさ:★★★★☆(早朝)
おすすめ季節
7〜10月
※2026年7月時点
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振り返り
今回は予定変更から始まった一日でした。
「行けなくなった山」ではなく、「今日だから歩けた山」。
そう考えると、山は計画どおりに歩くことだけが楽しさではないのだと改めて感じます。
朝はガスに包まれていた乗鞍岳も、下山する頃には青空を見せてくれました。
そして登山道いっぱいに咲くコマクサ。
急な予定変更でしたが、この日にしか出会えない景色がありました。
山はいつも、歩いた人にだけ見せてくれる景色があります。
今回もそんな一日に感謝です。
おわりに
静岡の山を中心に、
毎週末、稜線を歩いています。
派手な山よりも、
静かな山・深い山・条件を読む山行が好きです。
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