【八ヶ岳】初夏の高山植物図鑑|6月下旬〜7月上旬に出会えた花たち
静かな稜線を歩く時間が好きです。
夏の八ヶ岳を歩く楽しみは、岩稜や展望だけではありません。
標高を上げるたびに咲く花が少しずつ変わり、気が付けば何度も足を止めています。
今回は、美濃戸口から赤岳・横岳・硫黄岳を歩きながら出会った高山植物をまとめました。
「この季節に八ヶ岳へ行くと、どんな花が咲いているの?」
そんな方の参考になれば嬉しいです。
はじめに
八ヶ岳は、高山植物の種類がとても豊富な山域です。
特に6月下旬から7月上旬は、
春の花
夏の花
が入れ替わる時期。
一日歩くだけでも多くの花を見ることができます。
この記事では2026年7月4日に歩いた際に確認できた植物を中心に紹介します。開花状況は年によって前後します。
① ミツバオウレン
📍南沢
最初にたくさん迎えてくれた花です。
沢沿いの薄暗い森に白い花が広がり、歩き始めから気持ちが明るくなります。

② イワカガミ
📍行者小屋付近〜文三郎尾根
岩場が近づくにつれ増えてきました。
濃いピンク色がよく目立ちます。
急登の途中でも思わず足を止めてしまいます。

③ イワウメ
📍森林限界付近
白い小さな花。
岩場に咲く姿が印象的でした。

④ ツガザクラ
📍赤岳周辺
ベルのような小さな花。
イワウメと一緒に咲いている場所も多く見られました。

⑤ チョウノスケソウ
📍赤岳〜横岳
八ヶ岳へ来ると毎回楽しみにしている花です。
白い花びらと黄色い雄しべが美しく、岩場に咲く姿がよく似合います。

⑥ ミヤマダイコンソウ
黄色い花が稜線を明るくしてくれます。
写真映えもする花でした。

⑦ ミヤマキンバイ
稜線では最も多く見かけた花の一つ。
ハクサンイチゲとの組み合わせが特に印象的でした。

⑧ ハクサンイチゲ
白い花が風に揺れる姿がとてもきれいでした。
赤岳付近では群生している場所もあります。

⑨ ミヤマシオガマ
鮮やかな紫色。
周囲の黄色い花との対比が美しい植物です。

⑩ ミヤマオダマキ
横岳周辺で見ることができました。
独特な形が特徴で、高山植物の中でも人気があります。

⑪ ハクサンチドリ
ラン科らしい美しい花。
歩いていると目を引く存在でした。

⑫ オヤマノエンドウ
紫色が鮮やか。
稜線の岩場によく似合います。

⑬ ウルップソウ
今回まだ咲き残っていました。
少し時期が遅かったものの、見ることができて嬉しかった花です。
八ヶ岳を代表する高山植物の一つですね。

⑭ ヤツガタケキスミレ
📍横岳周辺
横岳付近で見かけました。
黄色い小さな花ですが、八ヶ岳固有種として知られる貴重なスミレです。
普通のキスミレとの違いはまだ勉強中ですが、八ヶ岳らしい花に出会えたことが嬉しく、思わず足を止めました。

⑮ コマクサ
咲き始めでした。
これから夏本番に向けてさらに増えていきそうです。
やはり高山植物の女王という呼び名がよく似合います。

⑯ ツマトリソウ
下山途中の北沢で見かけました。
白く可愛らしい花です。

⑰ ゴゼンタチバナ
北沢では群生も見られました。
葉と花のバランスが美しい植物です。

⑱ ミヤマキンポウゲ
最後まで黄色い花が楽しませてくれました。

⑲ クリンソウ
北沢まで下ると登場。
高山帯とは違う雰囲気で、一日の終わりを彩ってくれました。

今回確認できた高山植物一覧

花を見つけた場所が気になる方へ
今回紹介した高山植物は、美濃戸口から赤岳・横岳・硫黄岳を周回した山行で撮影したものです。
コースの様子や危険箇所、歩いた順番などは、こちらの山行記録で詳しく紹介しています。
▶ 【八ヶ岳】赤岳・横岳・硫黄岳周回|夏山シーズン前に歩きたかった定番縦走
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八ヶ岳で花を楽しむなら
今回歩いて感じたのは、花だけを目的に歩いても十分満足できる山域だということです。
標高を上げるごとに咲く花が変わるため、景色だけでなく足元も楽しめます。
岩場に目が向きがちな赤岳〜横岳ですが、少し立ち止まって周囲を見ると、小さな花たちが稜線を彩っていました。
展望だけでなく、高山植物にも目を向けると、八ヶ岳の魅力はさらに広がるように感じます。
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