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🚊②西欧編まとめ(前)🚊 | 40女のヨーロッパ乗り鉄旅

96日間28カ国を列車で巡った乗り鉄ひとり旅、2018年の旅の記録をフォトエッセイ風に連載しています。
前回の投稿で旅も折り返し、西欧を南下した日々を振り返ります。

* * *
🚊旅のはじまり、東欧編のまとめはこちら↓

旅のルート〔Day22-48〕

5月初旬、ギリシャからこの旅唯一のLCCに乗り、チューリップシーズンのオランダへ。
ベネルクス三国、フランスを経てスペイン各地を巡ります。

西欧編(前編)旅のルートはオレンジの箇所▼

いきなりの大都会、東欧では乗る列車の選択肢が少ない中で紙の時刻表&現地の窓口を頼りに鉄道旅をしていたが、選択肢が沢山あるので旅の仕方がガラリと変わる。
「時刻表を見る」から「乗換案内で検索」といった変化は、まるで18きっぷの旅で、ローカル線から都市近郊線に入ってきた感じ。
そんな余裕たっぷりな鉄道旅にも意外な落とし穴がありました。

旅を共にしたユーレイルパスと時刻表
最近はデジタルになってるらしい

オランダから愛用するようになったアプリ▼
当時はイマイチな使い勝手だったが良くなっているはず!?

🇳🇱オランダ

鉄道の洗練度はヨーロッパNo.1?

今回の旅で周った28カ国の中で、鉄道システムとしては最も流石!と思わされた国。
もちろんスイスもドイツもオーストリアも素晴らしいが、とにかく徹底的に無駄を省いた設計になっているように感じ、駅に人がいない、改札もバーコードをかざすだけで、ウェットな検札コミュニケーションに慣れはじめていた私には驚きが大きかった。
車両の清潔さも際立っていて、個人的にはサイレンス車両がお気に入り。
日本でも導入されないかな。

サイレンス車両と私の大荷物

チューリップ真っ盛り

西欧編で印象的だったのは、とにかくどこへ行っても花盛りだということ。チューリップシーズンのオランダは狙ってやって来たのだけれど、他の場所も花・花・花
改めて仕事を辞めてすぐの秋冬ではなく、半年待って4月中旬に出発を決めた自分の判断を褒めたい。

キューケンホフはやはり凄かった…

🇫🇷フランス

フランス国鉄名物ストライキの影響

列車の少ない東欧編ではある程度予めルートを決めて旅していたが、西欧ともなると余裕な心持ちで、大して情報収集もせずに気になるところを旅していた。
そんな中でぶち当たったのがフランス国鉄SNCFの長期ストライキ。

今でも頻繁にストライキが行われているようだが、2018年の春に行われたマクロン政権の改革に反対したストライキは、3ヶ月という長期に渡る大規模なものだったようだ。

5日のうち3日だけ稼働2日はお休み
ほとんど休んでるやん!

とはいえ、TGVなど動いている列車もあるので、いまいち大きな影響は受けず、その代わりに思いがけない街での長期滞在という素敵な思い出につながった。
旅は何が起きるか分からないから楽しい。
しかし、SNCFチケット窓口のスタッフはおしなべて態度がめっちゃ悪かった。

フランスの駅にはだいたい駅ピアノがあって
レベル高い演奏が繰り広げられいるのが素敵🎹

地方都市の魅力発見

フランスはもともとパリとニースしか行ったことがなく、あまり良い思い出が無かったのだが、今回の旅でフランスの素敵さを改めて知る。
特に地方都市!

シャンパーニュ地方ランスに向かう地方路線の列車
ラッピングが爽やか
TGV駅からの眺め
なーんにも無いところに線路、そして菜の花畑

いくつも訪れられていないが、州や街によって雰囲気が全く異なり、それぞれに美味しいワインや食があって。
フランスはワインの勉強をしてから行くべき!と実感し、この旅の2年後、ワインエキスパートを取得するきっかけにもなった。
またゆっくり違う街も訪れてみたい国。

🇪🇸スペイン

スペイン国鉄Renfeの非効率

スペインで座席指定の高速列車に乗る際、ユーレイルパスの場合はWebや自販機で座席指定ができず、窓口に並ぶ必要がある(2018年時点なので現在はさすがに改善されたか??)
これが毎回ものすごく待たされるし、時間が読めなくてイライラさせられることが多かった。

窓口での座席指定という意味ではフランスも同様なのだが、態度が悪いのに加え、スペインは時間感覚無視のマイペース対応でさらにイライラ。

特に酷かったのが、マドリードでの在来線出口で、自動改札を通るための切符をもらうためだけに窓口の長蛇の列に並ぶ必要があったのだ。
何人並んでいようと、窓口は1つしか空かず、他の駅員はブラブラ。

10人以上の行列に一つの窓口
大体ややこしい人なのでまるで進まない

このあたりはお国柄なのかもしれないが、西欧に来てこんなに疲弊させられるとは。
現在はIT化が進んでいることを祈る!

美味しい選択肢に溢れQOL爆上がり

フランスでは夜のレストランに一人で入ることは一度も無く、ランチは豪勢にテラス席で、夜は部屋で飲む、というのが基本だった。
雰囲気からしてもひとりは場違いに感じるし、お昼をしっかり食べるとお腹いっぱい、ということもある。

一方でスペイン。
ひとりで気軽に入りやすいお店があっちにもこっちにも、昼から飲めるしちょっとだけつまめるメニューが豊富だし、天国のように感じて東京に帰ってからも恋しくて仕方がないくらい。

この10日ほどでQOLが爆上がり、もちろんエンゲル係数も体重も爆上がり。
(このあとバスク地方を訪れ、さらに爆発するわけだが・・・)

朝ごはんまで美味しいスペイン
名物のチュロス+チョコソース、日本でも流行りそう

アンダルシアがとにかく良い!

スペインはバルセロナもトレドも良かったのだけれど、アンダルシア地方がとにかく気に入ってしまった。
のんびりした田舎感の中にある伝統や人々の活気、そして何と言ってもイスラム文化の影響を大きく受けた幾何学中心のデザイン。

コルドバの街角で。
猫まで整列してる!
グラナダのアパート
ここにもアルハンブラ宮殿の影響


もともとイスラム建築がとても好きなのだが、アンダルシアはお酒が飲めるし美味しいハモン・セラーノ=豚肉もある!
なぜこんなに惹かれるのだろう、と考えた時に自分で大きく納得してしまった。
イスラム建築+美味しいお酒&食、だからだ。

5月ですでに刺すような陽射しのアンダルシア、真夏は暑くて仕方ないのかもしれないが、またいつかこの季節に小さな村を訪れてみたい。


旅も後半戦へ

半分終わったところでまだまだ行きたいところに行けていない焦り。
少しずつのんびりモードから効率を意識しつつ、それでも自由は忘れずに旅を進めます。
ポルトガルを一瞬経由してバスク、プロヴァンスおかわり、そしてスペインに続きこの旅の目玉と考えていたイタリア周遊食い倒れ、と続きます。


📕大切な記憶を忘れないように書いてみた旅エッセイ。少しでも旅の空気感が伝わると嬉しいです。
鉄道好きにもそうでない方にも💐
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