花盛りのコルドバ 祭りの夜の女性たち 〜 スペイン🇪🇸 | 40女のヨーロッパ乗り鉄旅 | #14-1
【Day43: トレド→コルドバ】
夢のアンダルシア紀行スタート!コルドバはあっちもこっちも花盛り、民族衣装の女性達に魅了される
🚊96日間の旅エッセイ。前回のお話はこちら↓
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##長年の憧れ、アンダルシアへ
トレドからマドリッドを経由して憧れのアンダルシアへ。
初めてのスペインは行きたいところが多すぎて絞り込むのが大変だけれど、大本命のアンダルシアはゆっくりじっくり回ってみたくて1週間4都市に滞在することに。
本当はシェリー酒の産地ヘレスとかジブラルタルにも行ってみたいけれど、すでに想定より行程が押し気味で他の国に行けなくなってしまうので、とにかくアルハンブラ宮殿と一面のヒマワリ畑が見られれば御の字だ。

まずはじめに向かったのはコルドバ。
マドリッドでAVEを乗り継いだのだが、この座席が実に最悪だった。
スペインの高速列車には座席を方向転換するという発想はなく、車両の前半分が進行方向向き、後ろ半分が反対向きで固定されていて、向かい合う中央の2席はテーブルを挟んで向かい合わせという形式。
1列+2列シートの1列のほうを窓口でお願いしたら、運悪くこの向かい合わせテーブル席に当たってしまう。
しかも向かいに座ってきたのがラフな格好の大股開きの兄ちゃん。

エナジードリンクとスナック菓子をボリボリ食べ、時折ズボンに手を入れてボリボリ掻き出すという始末。
こっちはパンとビールでランチタイムのつもりだったのに何だか食べる気が失せてしまった。
##南国風の街並みに民族衣装の女性達

コルドバの街に到着し、椰子の木が立ち並ぶ大通りを歩いてホテルへ向かっていると、バス停に並ぶ人の中にフラメンコの衣装のような格好をしている女性を発見。
タイトなスカートの裾にヒラヒラと幾重にもフリルがあって頭に大きな薔薇の花を乗せている。

何アレ!めっちゃアンダルシアっぽい!!
と嬉しくなって近づいていくと、他にも数名衣装を着た人が行き交っている。
バス停では何やら臨時バスを出しているようで、これは何かイベントがある匂いがするな、ということでホテルに入って早速検索開始。

スペイン語のコルドバ情報サイトに
“Feria(祭り)”の文字を発見しビンゴ!
何のお祭りかは不明だが、観光エリアから離れたスタジアム周辺でお祭りをやっているらしく、夜暗くなってからが本番のようだ。
これは気になる!行ってみたいけど結構遠いしなぁなどと思いながら、まずは歴史地区の散策からスタートする。
##花盛りのコルドバの小径
迷路のような細い小道があちこちに延びているという点はトレドと共通しているが、全くテイストが異なる白を基調としたメルヘンな雰囲気。
何より素敵なのが、その白壁の家が赤やピンクの花々で溢れんばかりに飾り付けられていること。



日本ではあまり見かけないディスプレイ
青い植木鉢に咲いたお花もあれば、窓の柵を埋め尽くすように飾られたお花など、各家のセンスも素晴らしいし、園芸の技術もものすごく高いように思える。


##中庭を一般開放するパティオ祭り
外から見ても可愛く飾られたお家が多いのに、この季節はちょうど“パティオ祭り”と呼ばれるイベントをやっており、いくつかのお家の中庭(パティオ)が公開されているとのことで、地図をもらって行ってみることにした。
どこのお家も建物自体は二階建ての質素な感じの小さなお宅で、戸口から薄暗い通路を抜けていくと仰天するほどの花々に囲まれた中庭が現れる。

四方を壁で囲まれた小さな中庭は、赤やピンクのゼラニウムの鉢植えを中心に、100を超えるのではというほどの植木鉢がびっしりと壁の上から下まで吊り下げられていて、白壁が見えないくらいだ。



パティオ祭りはコンテストの要素もあるようなので、各家エスカレートしているところもあるだろうが、質素な生活の中で家主だけの密かな楽しみが中庭に詰まっているようで微笑ましい光景だった。
##色とりどりの民族衣装に目移り
観光の中心、メスキータの周辺に出てくると観光客に混じってあっちにもこっちにもフラメンコ衣装の女性が見られるようになる。


色合いもデザインも様々なバリエーションがあって見ているだけで楽しいのだが、1つ気がついたのが、やたらと中年以上の女性がこの衣装を着ていること。
もちろん若い娘さんや少女もちらほらと見かけるのだけれど、圧倒的に成熟したマダムがお尻の大きさを生かして色気たっぷりに着こなしているのを見かけるのだ。
私よりもかなり上に見える女性達が、赤やピンクの水玉や花柄の衣装を身に纏い、真っ赤な薔薇を頭に載せて数名で闊歩しているのを見るとなんだか羨ましくなってしまう。

日本ではお祭りに浴衣で着飾って行くのは若い女性が中心で、大人の女性はシックな浴衣を着こなす方くらいしか見かけないので、“年甲斐も無く”といった発想など皆無で派手に着飾って楽しめるアンダルシアのお祭りはなんて素敵なんだろう。
俄然、お祭りの様子を見に行きたくなって夜の時間に合わせて向かってみることにした。
##花火大会のようなお祭り会場
市場のバルで外の人通りを眺めながらワインとタパスを堪能した後は、歩いて祭り会場へ向かう。

1.5キロほどの道のり、シャトルバスに乗る人が大半なので歩くの大変かなぁと心配していたが、心配無用。
会場のずっと手前から両側に出店が出て人波も賑やか。普段着の地元の方が大半だが、その中に伝統衣装を身に纏ったマダム達があちらこちらに見られて彼らの衣装を見て歩くだけでも楽しい。
非公式出店といった露店エリアを過ぎると、メスキータをモチーフにしたような電飾で飾られたモニュメントがお出迎え。


相当立派な高さのあるゲートのようなモニュメントだが、これが平常時からあるものなのか祭り期間中だけのものなのか、私には分からない。
その先は電飾ギラギラの公式屋台が続き、軽食やワイン、ゲームのお店などに多くの市民が群がっていてとても楽しそうだ。


馬がぶどうを潰してワイン造りする人形が動く
大規模な移動遊園地などもあり、スタジアムではコンサートでもやっているのか常に大音量の音楽が聞こえてきていてものすごい賑わいだった。
友達同士で来ている若者も居れば、三世代家族で連れ立って来ている人など市民に根付いたお祭りであることが分かる。
三世代で訪れている家族はことごとくおばあちゃんが一番目を引く衣装というのが面白い。


帰り道、白髪に民族衣装のマダムとおじいちゃんが腕を組んで前を歩いているのが見える。
愛情深い情熱のスペインを象徴しているように思え、とても素敵な印象深い光景だった。


🚊次回、早起きしてコルドバ一番の観光地メスキータへ。シマシマ模様広がる空間で不思議な感覚に包まれる
📘この投稿は「40女のヨーロッパ乗り鉄旅」の一編です。次のお話はこちら↓
