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トレドの丘で静かな夜を待つ 〜 スペイン🇪🇸 | 40女のヨーロッパ乗り鉄旅 | #13-7

【Day42-43: マドリード→トレド】
マドリードからすぐの哀愁漂う憧れの街トレドに1泊旅。ライトアップが見たくて丘に登るも5月の太陽はなかなか沈まない。

🚊96日間の旅エッセイ。前回のお話はこちら↓

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##大都会からすぐののどかな街

マドリッドに2泊した後は、高速列車で30分ほどの近くにある古都トレドへ。

マドリードの高速列車AVE待合スペース
空港の搭乗ゲート前みたいな雰囲気

トレドは川に囲まれた小高い丘に建つ城塞都市で、むかし同僚の新婚旅行の写真で見た時から行ってみたかった憧れの場所。

城塞内の歴史地区にある小さなホテルを取り、夜景が美しい夜のトレドも朝の静寂も楽しもうと考えていた。

畑が広がるのどかな駅に到着した高速列車を降りると、小さいけれど精緻な装飾が美しすぎる駅舎が建っている。

小さな駅構内は幾何学模様が溢れる芸術作品のよう

細かい彫刻にステンドグラスが施された幾何学的な装飾は、イスラムの雰囲気も感じられる不思議な魅力を放っていて旅の期待が俄然高まる。

何せトレドと言えば、『スペインに一日しかいないなら迷わずトレドへ行け!』という格言があるくらいなのだ。どんなところなのか楽しみ。

駅の切符売り場。
お金の受け渡しをする窓口がこの美しさ!
外観も素敵!
ネオ•ムデハル様式の建築

##城壁内は別世界

駅からはバスで丘に上り、城門をくぐって歴史地区の入口に到着。

何やらお祭りがあるのか、家々の窓からビロードのタペストリーやスペイン国旗カラーの布が飾られていて、まさに準備中の家も見られて活気が感じられる。

あちらこちらで飾り付けの真っ最中(5月22日)
何があるのだろう?

石畳の坂道にダークな茶の建物、何ともシックで大人の雰囲気がある街だ。

中心部にあるホテルに荷物を置き、さっそく散策開始。

街の中心には、ドン•キホーテの作者として有名な
セルバンテスがいらっしゃる
路地の隙間から大聖堂の塔が見える感じ、たまらない

小さな街なのでぐるぐる適当に歩いても何とかなりそう、と思いながら迷路のような小道を好んで歩いてみる。

両脇に建物が迫る曲がりくねった小道は、坂道だったり階段だったり高低差があるのでものすごく絵になって写真を撮る手が止まらない。

雰囲気ある路地を歩くのが楽しい
なんと美しい路地

##トレドは文化の交差点

商店街のような小道には、日よけなのか頭上に布が渡されていて、これがまたエキゾチックな雰囲気を醸し出しており、キリスト教とイスラム教の文化が融合したこの街によく似合う。

吊り下げられたランプも素敵
飾り付けられた街、夜も美しそうだ

美しい街並に惚れ惚れしつつ、ひととおり大聖堂など観光名所をまわる。

観光名所多数のこの街、名所はどこも団体客でいっぱいだが、トレドには静寂がよく似合う気がして、人の少ない場所に足が向いてしまう。

トレド大聖堂はスペインカトリック教会の総本山
豪華かつ厳かな祭壇

昼はマドリードの駅で軽くピンチョスで済ませていたので、お腹が空いて仕方ない。

ヨーロッパの街はどこもディナーの時間が遅い印象があったが、スペインは特に遅いような気がしていて、暗くなってくる21時頃から人々が動き出しているように感じる。

日本人的には18時になるとお腹が空いてくるので、まだ陽が高い中ではあるが、早めのパエリアディナーを済ませ、川を越えた隣の丘の上にある展望台を目指すことにした。

チキンパエリア、味は…ふつう

##外から見る城塞都市

トレド中心部から丘を下り、細かい装飾が美しい城門を出て丘の上まで伸びる車道をてくてくと上っていく。

立派な門、守りの堅い城砦であることを感じる
お堀みたいに街を取り囲む川を渡る

歩いている人など皆無で次々に車に追い抜かされるので、「え、この人歩いて行くの!?」と思われているのかも。

それでも城門を出てからもずっと景色が素晴らしく、絵になる街をバックに曲がりくねった川や、川岸に咲く花々を愛でながら歩くのがとにかく楽しくて、苦にならずに目的地に到着できてしまった。

まだ明るい夕暮れ時。トレドの街をのぞむ
20時でコレ。まだまだ陽が高い

20時過ぎても明るくて、夜景を見るのはまだまだ先になりそうなので、坂の途中にあったドライブインのようなレストランまで下り、ビールを飲んで夜景待ち。

ちょうど地元トレドのクラフトビールがあったので大喜びでそちらをいただくことにする。

クラフトビールTOLEDO
風が抜けるテラスで心地よいひと時

##イメージとは異なる夜景

21時頃にようやく空が赤くなってきてポツポツ灯りがともり始めたのが21時半すぎ。

この頃にはさすがに肌寒くなってくるし、余りの待ちぼうけに疲れてきてしまった。

ようやく暗くなり始める

車で次々にやってくる観光客も、一瞬写真を撮ったらすぐに居なくなるので何だか寂しいし、いい加減帰らないと闇に包まれてしまうという恐怖もあって、22時まで粘ってバスで帰ることにした。

22時の夜景はもちろん美しかったけれど、旅行サイトなどで見る浮き上がるような明るさはなくて何だか肩透かし感がある。

こちらこの日のベストショット
思ってたのと違う…

単にスマホのカメラの限界なのかオフシーズンは灯りを絞っているのか分からないけれど、まぁこれが現実か。

今回の旅で絶対やってみたかったことの1つがクリアできたので良しとしよう!

##色気たっぷりな夜のトレド

中心部に戻った頃にはすでにお店なども全て閉まっていたが、そんな夜の街もまた美しい。

ポツポツと観光客が散歩しているので怖くはなくて、少しだけ色気たっぷりの街を堪能した。

石畳が照らされてなんともロマンチックな街

商店街もシャッターアートがあちらこちらにあり、昼とは違った楽しさがある。トレドの城壁内に泊まったものの特権ということで、しばし夜の街を徘徊してみた。

シャッターアートも幾何学模様
こちらも可愛い
ウィンドウディスプレイは夜見ても楽しい
シャッターアートには、トレドの街を描いたものも

##欲張りの朝は早い

朝は朝とて、観光客が押し寄せる前の静寂を満喫したくて早起きを頑張る。欲張るのも体力がいるけれど、一生に一度かもしれないトレド、隅々まで満喫したいので仕方ない。

昨夜、見飽きるほどに城塞都市の遠景を眺めたので、まずは逆からのビュースポットへ。
丘の上に立つ歴史地区からは眼下に広がる城下町が見渡せて、まるで日本のどこかのお城みたいな構造だ。古今東西、権力者が考えることは同じなのかもしれない。

遠くまで広がる城下町、屋根の連なりが美しい

お次は城塞都市の周囲をぐるりと歩いてみようと門の外へ。さすがに一周はできないけれど、立派な城壁を目の当たりにし、中世の全盛期に思いを馳せる。

見張り台みたい
トレドの紋章“双頭の鷲“
この高低差、難攻不落感がある城壁

憧れのトレドは、やはり素敵な街だった。
もっともっと歩き回りたいけれど、タイムオーバー。
高速列車を乗り換えて、いよいよこの旅の大本命、アンダルシア地方へ向かう。

畑に囲まれた駅は高速列車が不釣り合い

🚊次回、アンダルシアの旅、最初の街は花盛りのコルドバ。お祭りで民族衣装に魅了される。


📘この投稿は「40女のヨーロッパ乗り鉄旅」の一編です。全編はこちら↓

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