合理性の美学感じるアムステルダム 〜 オランダ🇳🇱 | 40女のヨーロッパ乗り鉄旅 | #10-1
【Day22: オランダ/アムステルダム到着✈️】
ギリシャからこの旅唯一の飛行機を利用し、深夜のアムステルダムに到着。翌日はのんびり美しい街を散策。
🚊96日間の旅エッセイ。前回のお話はこちら↓
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##目に飛び込んでくる形式美
5月に入ったというのに季節が逆戻りしたかのような冷たい空気に身が縮む朝、空港近くのホテルからアムステルダムに向けて乗り込んだ電車は全てが新鮮だった。
とにかく車内が美しいのだ。
清潔だというだけでなく、そのデザインも無駄なく洗練されていて、そこにスマートに腰をおろす乗客たち。
ここ最近見てきたものとはまるで違う世界に飛び込んだような気がして落ち着かない。

車窓からの景色も、目を見張るような異世界に感じてしまうのはなぜだろう?と考えて、水面と陸地の高低差がほとんどないことに気がつく。
雨の多い日本では考えられないほど陸地とほぼ同じ高さに水辺があり、しかも湖なのか運河なのか、あっちにもこっちにもたくさんの水面が現れるのだ。

##テーマパークみたいな本物の都市
初めてのオランダ。
アムステルダムはハウステンボスみたいな感じなのかな?と想像していたが、アムステルダム中央駅に到着してそのスケールの違いに感動してしまう。

一国の首都なのだから当たり前ではあるけれど、たくさんの人や車、トラムや自転車がせわしなく行き交う活きた都市なのに、確かにハウステンボスで見たようなおもちゃのように可愛らしい建物が建ち並び、美しい水景が広がっているのだ。
テーマーパークとは違う人の営みがしっかりと感じられて、またもや異世界に紛れ込んだ感じがしてくる。

立派な絵になる駅舎とその前を行き交うトラムに感激して撮り鉄の手が止まらないが、玄関口で足止めされている場合じゃないぞ、と気がつき街歩きを開始する。

##自転車大国
見るもの全てが新鮮だけれど、特に驚いたのが自転車の多さ。
自転車専用レーンを次々に走っていく自転車には、見たこともない形のものや、荷台やサイドに素晴らしいアイデアグッズを使って見事に荷物が積載されているものなどがあって見ているだけで面白い。
しかも車輪が大きくてスピードが異常に速いので、日本で見ている自転車の光景と違いすぎて可笑しくなってくる。

##東欧諸国とのギャップ
ちょうどお昼時なので運河が見えるレストランに入りランチタイム。
ここ最近、物価の安い国々を旅していたせいで何を頼むのも身を切るように感じる物価の高さだけれど、西欧に来るということはこういうことなのだろう。

特にアムステルダムはホテル代が高いと聞いてはいたが、その高さは想像以上、そして中心部に民泊はほとんど見当たらず、本日の宿は30分ほど電車に乗った郊外駅の近くにある民泊の一室だ。

運河沿いをあてもなく歩き続け、絵になる街の家々や商店を眺めながら、大好きな街歩きを堪能した。

##久々の楽しい買い物
ここまでの国々と異なる点は、街歩きの楽しさだけでなく、街ナカのお店に入りやすいということもある。
小さな雑貨屋さんから日本ではまだ見ないファストファッションの店まで、ただの興味本位ではなく本気で買いたくなるものが揃っているので、商品を見る目もつい真剣になってしまうのだ。

今回の旅ではリュックに詰められる量の着回しがきくシンプルな服をいくつか持ってきているが、3週間ほど経ってすでに飽きがきていた。
こんな素敵な街並みを歩いていると、ちょっとはオシャレをしたくなってきてしまい、何か買っちゃおうかなーと吟味してしまう。

ファストファッションのお店を見回してみると、カラフルなお洋服に身を包んだおばあちゃまや、ショートパンツやタンクトップを着た年配の女性がたくさんお買い物をしていることに気がつく。
日本ではトレンド服を扱うファストファッションのお店は圧倒的に若い人向け、という感じだけれど、そんなことはなーんにも関係ない!
可愛いものは可愛い、着たいものを着ればいいのよ、というスタンスが感じられて、40を過ぎた私もまだまだ冒険するべきよ!と言われているような気がしてくる。
さっきから一目見て気に入っていたブルーのワンピース、結構なミニ丈のノースリーブで躊躇していたけれど買っちゃおう!という気になってきて、旅の1着に追加決定。
フランスやスペイン、イタリアの夏にピッタリなこと間違いなし!

##日本よりも静かな車内
久しぶりの食品以外のお買い物にホクホクしつつ、今夜の宿へ向かう。

せっかくなので1等車両に乗ってみようと2階建て車両の座席に陣取ると、窓に“SILENCE”と書かれていることに気がつく。
静かにしてなきゃいけないエリアがあるってこと!?さすがオランダ鉄道、なんと洗練されていることか。

日本にはないシステムに驚いていると、少しおしゃべりをしていたご婦人達が、近くの席に座るビジネスマンに注意されていた!
日本の鉄道もアジア圏など他国に比べて静かなものだと思っていたけれど、次元が違う静寂でちょっと緊張感があるくらい。
読書をするにはぴったりかもしれない。
##都会的な鉄道システムは難しい
オランダ鉄道は駅の案内も分かりやすくて楽勝と思っていたのに、誤って快速に乗ってしまったようで目的の駅を通り過ぎるという凡ミス。
Intercity、Sprinterなどと記載はあるものの、意外にどこで見分けるのか分かりづらいのは、日本の都市部でも同じだろう。
快速、準急、急行、特急...
いろいろ言い方がありすぎて、どれが一番速いのか外国人には難しいんだろうな。
都会にやってきたので、今まで使うことのなかったユーレイルの乗換案内アプリで二重チェックをしよう、と肝に銘じたのだった。

🚊次回、念願のキューケンホフ公園チューリップ祭り🌷満開のチューリップを友達と分かち合う
📘この投稿は「40女のヨーロッパ乗り鉄旅」の一編です↓
