憧れの国は荒れ模様 〜 アテネ•ギリシャ🇬🇷 | 40女のヨーロッパ乗り鉄旅 | #09-2
【Day20-21: アテネ市内&郊外】
アテネ市内をブラブラしのんびり過ごす1日、翌日は偶然が重なり郊外の海へドライブ🚙
🚊96日間の旅エッセイ。前回のお話はこちら↓
1. やっぱり落書きだらけの街
ゆっくり起きたアテネの朝。
連日の強行スケジュールで満足にできていなかった洗濯をしてのんびり過ごし、お昼過ぎからアテネ市内を散策。
前から来てみたかった憧れの街にワクワクしながら宿を出て、一瞬でテンションが下がってしまう。

テッサロニキに続きこの街もひどい落書きで汚染されていて、店舗間の柱、シャッターに電柱など、ありとあらゆる場所に落書きがある。
建物も道もなんだかボロボロに見えて、夜じゃなくても治安が悪そうな雰囲気が漂っていた。
ギリシャと言えば青い空、白い壁をイメージしていたのに、曇り空だわ白い壁などどこにも無いわで、私の想像とまるで違う。

街の中心部へ向かってみても、活気が出てきて雰囲気は明るくなったものの、落書きだらけは相変わらず。
それでもおしゃれな店舗がチラホラと見えてきたので、ランチはギリシャ名物ムサカを食べたい!と思い1件のレストランに入ってみる。

洗練された店内に座り、メニューを見てもイマイチどれが目的の料理か分からない。
英語の説明からこれが近いか?と当たりをつけたお料理は茄子の代わりにマカロニが挟まったラザニアみたいなもの。
私の大好きな味で、後に調べたところパスティッチョと呼ぶらしい。
久しぶりの白ワインとともに炭水化物だらけのランチを楽しんだ。

2. パルテノン神殿の高さに驚愕
そこから少し歩いた観光地の中心部に行くと、広場はとんでもない人の波。
観光客ももちろんのこと、そこに群がる物売りや、何だか分からないけれどたむろしている人々で溢れかえっている。

そこからパルテノン神殿があるアクロポリスまでは結構な坂道の連続で、土産物屋が点在する住宅地を通り抜けてようやく入口前に到着。

まず驚愕したことが、私の想像よりも遙か上の高さにパルテノン神殿があること。入口からもまだまだ上る必要がありそうだ。

天空に浮かぶと言っても過言じゃないのでは?
そしてもう一つ驚愕したのが、その天空に浮かぶかのような高さにある神殿の階段にびっしり人がいること。

なんじゃあれ!
あんな高いところにめっちゃ人いる‼
という第一印象に思わず笑ってしまう。
パルテノン神殿ってこんなところだったんだ。
この日は曇り空で、太陽の日差しを直接浴びていないにも関わらずとんでもない暑さ。
ここまで上ってくるだけですでに汗だくだ。
この暑さの中、日陰のない広大な遺跡を観光するのってしんどいよなぁ、しかもあんなに混んでるし…などと思いつつも、せっかく来たのだからとチケット売り場に行ってみたところ、一瞬で諦めがついた。
すでに15時過ぎにも拘わらず、チケット売り場は行列、しかもそのチケット代金がお高い!
これは何となく見ておこうというレベルではもったいないな、ということで、また改めて遺跡メインで見に来ることを決めた。

風が吹き抜けて気持ちいい!
それにしても4月でこの暑さなら、夏なんて到底無理、遺跡と夏の日差しは相性が悪すぎる。
一体ここにはいつ来るのがベストなんだろう?と考えながら、しばらくぼんやりとパルテノン神殿の階段にうごめく人々を眺めていた。

3. ルーフトップバーでビールタイム
暑さに疲れたので、先進的だけれどこれまた落書きだらけのアテネ地下鉄に乗って宿に戻る。

昨夜チェックイン時に、民泊オーナーから
「近所のホテルと提携してて、屋上のプールとバーが使えるから行ってみて!」
と言われていたので覗いてみることにする。
豪華でもない中堅ホテルの屋上だけれど、プールサイドにいくつもテーブル席があって気軽にお酒を楽しむことができそうな雰囲気。

なぜルーフトップ?と思っていたけれど、外に出てみて納得。
ここからパルテノン神殿が建つアクロポリスがよく見渡せるのだ。

アクロポリスは歴史の授業で“丘”と習ったけれど、丘というよりも大きな岩山といった存在感。
丘に人が集まって、集住がはじまり都市形成された…世界史で習った記憶があるが、私のイメージしてた丘とはまるで違った。
百聞は一見に如かずだな。
ライトアップされたパルテノン神殿を眺めながらのディナーが観光客に人気と知ったが、この季節、ライトアップまでには随分時間がかかりそうなので夕陽までを堪能し、暗くなる前に宿に戻りプランニングという仕事に取りかかる。

4. 偶然の嬉しいお誘い
ギリシャから陸路で行ける国はすでに訪問した国ばかりなので、ここからは明日の夜、LCCを利用して一気にオランダに飛ぶ予定。

プランニング中に何気なくSNSを見ると、マルタで知り合った方が、アテネを旅行中であることを知る。
嬉しくなってメッセージを送ると、
「明日どうするの?海辺にドライブに行くけど一緒に行く?」
なんとも魅力的なお誘いをいただく。
明日は夜の飛行機に乗る以外は何も決めておらず、どこか鉄道で海が見えるところに行けないかな?と考えていた程度だったので、この偶然に乗っかることにした。
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5. ドライブ日和、海へ!
翌日、待ち合わせ場所である港近くのスタジアムがある地下鉄駅へ向かう。



街の中心部はアートっぽい要素とただの落書きが混じり合っていたが、比較的新しく見えるこの駅の落書きはただただ市民の不満が渦巻いているようにしか見えない。
数年前の経済破綻のニュースが記憶に新しいが、引き続き失業率も高いようなのであちらこちらで不満が噴出しているということなのだろうか。
この日は昨日とうって変わって青い空が広がる快晴で海ドライブ日和。
久しぶりの再会となったが、マイペースな彼は私が居ても居なくても、いい意味でお構いなしという感じで、自分の行きたいところに次々と車を走らせてくれるのでとても気が楽だった。
6. 憧れのギリシャらしい海風景
アテネの街中を少しドライブした後は、郊外の幹線道路を延々走り、素敵な海辺のリゾート地っぽいところに突き当たる。

東京から江ノ島にドライブするような距離感だろうか、幹線道路沿いは日本と大差ない景色が続いていたが、海辺に出るとこれぞギリシャ!というような青い海に白い壁、レモンの木々といった風景が登場して一気にテンションが上がる。


海辺の素敵なカフェで遅めのランチを取りながら、周りのリゾートを楽しむ人々を見ているとアテネ市内の混沌が嘘のように思えてくる。

ギリシャのいろいろな顔を見ることができて、私のギリシャイメージも回復。
やっぱりこの国は改めて来よう。
ちょっといいホテルを取って、じっくり遺跡巡りをして、船でエーゲ海の島々にも訪れて。
そう思わせてくれる場所に連れてきてもらえたこと、またそもそも同じ時期にアテネに居たという偶然に感謝だ。

その後も写真撮影をしつつ海辺の街を散策し、渋滞に巻き込まれながらも無事に空港に到着。

連日、自分で何をしようか考えて、移動するにもあれこれ調べながら行動する日々が続いていたので、ぼんやりと車に乗せてもらって景色を楽しんでいれば良い1日はとても新鮮。
そして大して疲れていないことに驚く。
それだけいつもは気が張っているということなのだろう。
7. バルカン半島にお別れ

LCCの割に座席間隔の広いオランダの飛行機に乗り、ここまでのエキサイティングな日々を振り返る。
バルカン半島は大変なことも多々あったけれど、過ぎてみればどの国も個性的で新鮮で面白い経験がたくさんできた。
魅力に満ちていた旧ユーゴ諸国はまだ半分しか巡れていないわけだし、西欧諸国を旅した後は必ず戻ってくるぞ!と心に誓う。
Bye-byeバルカン半島!
🚊東欧編終了。いよいよ西欧編、キラキラ旅スタート!チューリップ花盛りのオランダへ🌷
📘この投稿は「40女のヨーロッパ乗り鉄旅」の一編です↓
