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【MSA深層秘録FILE】超富裕層は何を恐れているのか――公開されたエプスタイン文書の衝撃

「MSA深層秘録FILES」は、
世界各地に残された未解決事件、歴史の謎、説明不能現象を追うミステリー考察シリーズである。



2019年、ニューヨークの拘置所で一人の男が死亡した。
世界中の大統領、王族、大富豪と交友を持っていた男――ジェフリー・エプスタイン。

彼が口を開く前に、すべてが終わった、いや終わらされたのか………

2026年1月30日、FBIと司法省(DOJ)の機密文書(約350万ページ, 動画2000本,画像18万枚)が公開されて話題となっている。
この通称エプスタイン文書と呼ばれるものは今ネット上で事実、憶測、陰謀論も絡んでさまざまな情報が流れている。
そもそも、このエプスタイン文書とは何かということだが、2008年にジェフリー・エプスタインというアメリカ人が、未成年の売春斡旋、人身売買に手を染めたとして逮捕された。

それ自体はそれほど珍しい犯罪でもない。アメリカでは10年以上は確実で終身刑もある重い犯罪部類に入る。
しかし、エプスタインは司法取引によってほぼ軽犯罪扱いになり、ほぼ無罪放免のような扱いで社会に復帰。
しかし、それ以降も犯罪被害が減っていないことが大手メディアの調査番組で判明し、2019年に再び逮捕。そして裁判が始まる直前に自殺しているのだ。
ところがこれも問題となっている。
ジェフリー・エプスタインは自殺防止対象扱いの犯罪者に指定されていたのだ。しかし、監視カメラの故障、看守が居眠りしていたことで自殺を防げなかったというのだ。
それにしてもなぜこれほどまでに注目を集めるのか。
それは彼の異常ともいえる超富裕層との交友関係にある。
ノルウェー王室、英国王室、それに議員、元米国大統領ビル・クリントン、現米国大統領ドナルド・トランプ、ゴールドマンサックスの上層幹部、ビル・ゲイツ、イスラエル元首相エフード・バラク、ヘッジファンドの大富豪グレン・デュビン、Victoria’s Secretの元トップで大富豪のレスリー・ウェクスナーなど、分野を問わず超富裕層ばかりなのだ。これらは噂とかではなく、実際エプスタインと撮られた写真や、メールなどが公開されたこと、そしてなかには、彼が所有するエプスタイン島への渡航記録から確認されたものも含まれているだ。
しかし、あらかじめ断っておくが、彼らの全てが犯罪に関わっているわけではない。
一体、どういうことなのか?
よく映画である、超富裕層のみの秘密結社のような秘密のベールに包まれた秘密クラブのようなところで、児童売春が行われていたのか?
そういうわけでもなさそうだ。

売春させた女の子たちに金銭を払っていたのは事実で、性犯罪であることは間違いない。
しかし、奇妙なことにジェフリー・エプスタインが組織的に犯罪を犯し、収益を上げていたという証拠は見つかっていない。
そのため、巨大な国際的売春組織だったかというとそうではなさそうである。
それにこれほどまでの著名人全員が児童愛者という変態だったというのもあまりにも集まりすぎ感は否めない。
事件後、ジェフリー・エプスタインについては、「評判がよかった」という正直なコメントが多く見られる。
一体彼は何ものなのだろうか。
一億ドル以上と言われた資産を持つまでに立身出世したジェフリー・エプスタインとは何者なのだろうか。
そして多くの超富裕層がなぜ彼と友好関係にいったのかを考えてみたい。
ジェフリー・エプスタインは、プライベートジェット機や、所有島があることからも巨万の富を得ていたが、実はどうやってその富を得たかは今もって謎となっている。
ただ、大富豪の世界に飛び込めたのは意外なきっかけだった。
エプスタインは天才的な金融業者だったけではなく、Dalton Schoolと呼ばれる私立学校で、数学の教師だった。
ただ、狙っていたかどうかはもはや不明だが、この学校は富裕層の子どもが超エリート学校だったのだ。
生徒の父親の一人がAlan Greenbergという人物で、投資銀行の重役だった。その彼に認められて金融経験ゼロにもかかわらず、大手投資銀行であり、証券取引や資産運用、投資銀行業務を手がけた金融企業ベア・スターンズに採用される。
そこで富裕層顧客を扱う部門に配属され、「金持ちの世界の仕組み」を学んだと言われている。


そこから独立して超富裕層をターゲットとした財産管理会社を設立。
アメリカ有数の大富豪で、Victoria’s Secretのオーナーだったレズリー・ウェクスナーが顧客となったことから転機となる。
これによって富裕層ネットワークにアクセスすることができるようなったようだ。
この一人の大富豪の信用を背景に、交友関係を広げていったと言われている。
それには、ギレーヌ・マクスウェルの存在が欠かせないだろう。
エプスタインの相棒で、少女を勧誘し、ネットワークを管理していたとされる中心人物だ。
2021年に有罪判決を受け、現在も収監されている。
彼女は、フランス生まれ、英国育ちでイギリスの大富豪 ロバート・マクスウェル の娘なのだ。
社交界で育ち、上流社会に強い人脈を持っていた。
父親のロバートはメディア王と呼ばれる大物だが、1991年に海上で謎の死を遂げている。
ギレーヌは、連れてきた女の子たちに社交場に出せるマナーなど教育を施していたと言われている。また、社交界、富裕層のネットワークを元々持っていたことも煌びやかな人脈になった原因だろう。
エプスタインは、度々パーティのような社交場を開催して人脈を広げていたようだ。
そこで自身は、金融の知識があり、財産管理のアドバイザーなのだと売り込んでいたようだ。
確かに彼は従業員数十名ほどの財産管理会社を運営していた。小規模ではあったが超富裕層の顧客の財産を管理していたようだが、それだけでは説明がつかない富を得ていたのだ。
しかし、売春がその収入源ではなく、謎となっている。


確かに、超富裕層をターゲットにした高級娼婦斡旋業などはあるが、エプスタインの場合収益記録がないため、そうとも言い切れない。
また、児童愛者の弱みで揺すりをしていたとも考えにくい。なぜなら、交友関係の層があまりにも著名人だらけで、危ない人物であれば近づかないはずと思えるからだ。
つまり、ジェフリー・エプスタインは表向きには、富裕層と交友できる一定の常識を兼ね備えていたことになる。犯罪者の匂いは消していたのだろう。
女の子の売春斡旋ではなく、あくまでも富裕層の信頼を勝ち得るための一つの手段だったとしたらどうだろう。酒の入った場でエプスタイン島という監視の目もなく、匿名性は確保されている。勢い余って女の子と遊びたくなった。そしてひと時の時間を過ごす。
しかしそれはあくまでも”パーティの余興”にすぎず、サービスではなかった。だから富裕層とエプスタインの間ではそれについての金銭のやり取りはなかった。その代わり、絶大な信頼を得て、財産管理の業務を得たり、機密レベルの重要な情報を知り得る立場になっていたとしたら。
そして、その情報を裏で売買していたとしたらどうだろう。
実際、ビル・ゲイツは「グローバルヘルスや慈善活動について、富裕層の寄付者や資金提供者を紹介できる」と話してきたとインタビューで明かしている。
おそらく、こちらが本業だったのではないだろうか。
こうやって富裕層から、富裕層へのコネクションを提供する。
だから富裕層もエプスタインに情報を渡す。富裕層はそのコネクションから”コラボ”できて更なる富を得ることができたとしたら。
富裕層がいう「評判がいい」とは金の匂いがする男だという意味だろう。
ただ、かっこよくてハンサムな人だけでこれほどの富裕層とコネクションは持てない。
要は”魅力ある情報”を提供できたからだと私はみている。
つまり、一連の児童売春事件は、それがメインの犯罪事件だったわけではなく、富裕層の社交場という戦場で信頼を得るための”ただのキャビア”だった。
社交場の開催者が招待客からわざわざキャビアのお金なんてとらない。それよりも楽しんでもらい、信頼を得た方が仕事も情報をゲットできる。秘密を共有することで更なる信頼を得られるくらいしか考えてなかったのではないかとさえ思えてくる。


2019年逮捕されたジェフリー・エプスタインは自決したため、裁判で明るみに出るはずの真実は闇に葬られた。
超富裕層によって消されたのかどうかはわからない。
ネット上では、イスラエルのモサド工作員だった彼が今もイスラエルで生活しているというような怪情報が飛び交っている。
それにしても、情報で巨万の富を得た彼が今はネットの情報の海の中で、たかが数千円を稼ぐためのバズりネタに使われているとはなんとも皮肉である。

真実なのかどうかはわからないが、エプスタイン文書によって、ビル・ゲイツがロシア人女性と関係を持ったことで性病を患ったと下書きのメールが公開され波紋をよんでいる。
メリンダと離婚した時期と重ったこともあり疑惑の目を向けられている。
ジェフリー・エプスタインは死んで罪を償った。
だが、エプスタイン文書は公開された。
そしてまだ未公開の部分がまだ300万ページ以上あると言われているが、DOJは「これで義務終了」と不可解な主張をしている。

今この瞬間、聞こえてきそうだ。
一時の快楽で全てを失い、世間の目に晒される恐怖に震えている音が………。
仄暗い片隅に隠れた加担者が、安息の日を迎えることはないだろう。


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