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温故知新(116)「ノアの方舟伝説」 アララト山 「デリンクユ地下都市」 チャタル・ヒュユク

ギョベクリ・テペ エフェソス遺跡 カマン・カレホユック カッパドキア 「フリクトリアの塔」 ダヴラズ山 古代ティラ遺跡 シラクサ テル・ブラク ロータル遺跡 マラケシュ アンコール・ワット

ギョベクリ・テペと「フリクトリアの塔」、アララト山
 ギョベクリ・テペと、アテネの北にあるパルニス山の「フリクトリアの塔(Fryktoria Tower )」を結ぶラインは、チャタル・ヒュユクダヴラズ山(Davraz Hill)、エフェソス遺跡の近くを通り、「フリクトリアの塔」とアララト山を結ぶラインは、カマン・カレホユックの近くを通ります(図1)。

図1 ギョベクリ・テペと「フリクトリアの塔(Fryktoria Tower )」を結ぶラインとチャタル・ヒュユク、ダヴラズ山(Davraz Hill)、エフェソス遺跡、「フリクトリアの塔」とアララト山を結ぶラインとカマン・カレホユック

「デリンクユ地下都市」と「アトランティス」
 トルコ共和国中央アナトリア地方ネヴシェヒル県にあるデリンクユの町の近くには、カッパドキア各地にある地下都市のひとつで最も深い「デリンクユ地下都市」があります(Wikipedia:デリンクユ)。この地下都市は、2万人もの人々が家畜や食料とともに避難できたほどの規模を持つといわれています。

 アララト山と、アトランティスがあったと推定されているサントリーニ島の古代ティラ遺跡を結ぶラインの近くに「デリンクユ地下都市」があります(図2)。

図2 アララト山と古代ティラ遺跡を結ぶラインと「デリンクユ地下都市」

 「デリンクユ地下都市」とシラクサを結ぶラインは、アテネの近くを通ります(図3)。シラクサは、ジェベル・イルード遺跡とギョベクリ・テペを結ぶレイライン上にあり、また、古代ティラ遺跡、セリヌス(Selinus Ancient City)、スサ(Shush)、ロータル遺跡とレイラインでつながっています

図3 デリンクユ地下都市とシラクサを結ぶラインとアテネ

 「デリンクユ地下都市」と、出雲大社や幣立神宮とつながっているロータル博物館(ロータル遺跡)を結ぶラインは、ギョベクリ・テペテル・ブラク(Tell Brak)の近くを通ります(図4)。テル・ブラクは、新石器時代後期からシュメール・アッカドの時代、フルリ人のミタンニ王国の時代まで続いた古代都市国家遺跡です。

図4 デリンクユ地下都市とロータル博物館(ロータル遺跡)を結ぶラインとギョベクリ・テペ、テル・ブラク(Tell Brak)

 テル・ブラクの周囲の小集落からは、紀元前3900年頃の大きな傷を負ったり手足のない20~30代の大量の人骨が寄せ集められた遺跡が発掘されていて、この頃の遺跡からは、目の大きな特徴的な像が発見されています。

 また、「アトランティス」と関係があると推定されるマラケシュと、熊山遺跡や氣比神宮とつながっているアンコール・ワットを結ぶラインの近くに、シラクサやデリンクユ地下都市があります(図5)。これらのラインから、「デリンクユ地下都市」は、「アトランティス」と関係があったと推定されます。

図5 マラケシュとアンコール・ワットを結ぶラインとシラクサ、デリンクユ地下都市

「デリンクユ地下都市」と「ノアの方舟伝説」
 「デリンクユ地下都市」は、旧約聖書の「ノアの方舟伝説」において、大洪水の後にノアの方舟が漂着したとされるアララト山や、12,800年前の彗星衝突を記録しているともいわれるギョベクリ・テペとつながっていることから、大洪水神話の元になったと推定され、ヤンガー・ドリアス期を招いたと推定されている12,800年前の彗星の破片の衝突への対策として造られたのではないかと思われます。

 「ギルガメシュ叙事詩」に登場する大洪水伝説は、聖書のノアの方舟の原型とされていますが、方舟が漂着した山はイラクのスライマーニーヤにある「ニシル山(ピラ・マグルン山)」とされています。「アトランティス」説のあるサルデーニャ島とピラ・マグルン山(Jabal Birah Magrun)を結ぶラインの近くにギョベクリ・テペがあります(図6)。

図6 サルデーニャ島とピラ・マグルン山(Jabal Birah Magrun)を結ぶラインとギョベクリ・テペ

「デリンクユ地下都市」とチャタル・ヒュユク
 「デリンクユ地下都市」の近くにあるチャタル・ヒュユクの住居は、窓やドアのない平屋建てで、木製のはしごを使って屋上から出入りしていましたが、地下都市での生活習慣と関係があると思われます。

 古代豪族はチャタル・ヒュユクと関係があると推定されるので、国栖(大和国吉野郡、常陸国茨城郡に居住したといわれる先住民など)が、ヤマト政権側から「土蜘蛛」と呼ばれたこととも関係があるかもしれません。