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「自分は怠け者だ」と思っているCGS受験生へ―勉強が続く人は、見る情報を選んでいる

あぁ、今日も、できなかった・・・

机に向かおうと思っていた。
論文を1本書こうと思っていた。
図戦の模擬試験の過去問を、解こうとしていた。

なのに、気づけばスマホを握っている。
SNSのタイムラインを、何となくスクロールしている。
誰かの旅行写真を見て、誰かの愚痴を読んで、ショート動画が次々に流れてくる。

––––時計を見たら、もう寝る時間

布団に入って、天井を見ながら思う。

「俺は、本当に怠け者だな」
「みんな頑張っているのに、自分はダメだ」
「明日こそは、ちゃんとやろう」

そう思って、また同じ1日を繰り返す。

もし、この風景に心当たりがあるなら、聞いてください。

あなたは、怠け者ではないかもしれません。
ただ、怠けやすい情報の中に、長くいすぎているだけかもしれないのです。


1. 「自分は怠け者だ」と思っている受験生へ


CGS受験生は、夜になるとよく自分を責めます。

あぁ、今日も、論文が書けなかった。
今日も、教範のページを開けなかった。
今日も、SNSとショート動画で時間が溶けた。

「俺は意志が弱い」
「俺は本気じゃない」
「俺はCGSに向いていないのかもしれない」

そんな言葉を、布団の中で何度もつぶやく。

でも、少しだけ、別の見方を提案させてください。

意志の問題、と片づける前に、考えてほしいことがあります。
今日のあなたが、朝から夜までどんな情報を浴びていたか

スマホを開けば、楽しそうな投稿が並んでいた。
昼休みに見たショート動画は、強烈な刺激の連続だった。
夕方のニュースでは、どうでもいい炎上が流れていた。
寝る前に開いたSNSには、誰かの旅行写真と、誰かの愚痴が混ざっていた。

––––その情報の中で、CGSの勉強は、地味で重い作業に感じます。 当たり前です。脳は、刺激の強い方に引っ張られるからです。

あなたは怠け者なのではなく、"怠けやすい情報環境"の中にいるだけかもしれません。

性格を直す前に、変えるべきものがあります。
それは、根性ではなく、脳に毎日入れている情報です。

2. 受験生の基準は、毎日見ている情報で下がる


人は、毎日見ているもので、知らないうちに作られていきます。

SNSで「勉強しなくていい」と、誰かが直接言っているわけではありません。 「今日は休もう」と、そそのかされているわけでもありません。

ただ––––

タイムラインには、CGS受験とは関係のない情報が、常に流れ込んできます。

  • 飲み会の楽しそうな写真

  • 友人家族の旅行スナップ

  • 趣味の投稿

  • かわいいペットの動画

  • グルメ

  • ゲーム

  • 車やガジェットの最新情報。 

  • 誰かの愚痴

  • どうでもいい炎上

  • ショート動画の、終わらないループ

ひとつひとつは、悪くありません。
むしろ、健全な日常の風景です。

問題は、そこに長く浸っていると、心が静かに動くことです。

「みんな楽しそうだな」
「自分も少しくらい休んでいいよな」
「今日は疲れているし、勉強は明日でいいか」
「教範より、こっちの方が面白いな」

最初は、ほんの軽い気持ちです。

でも、それが10日、1か月、3か月と積み重なると、勉強へ向かう基準そのものが、少しずつ下がっていきます。

「今日は1ページでもやろう」が、いつの間にか「今日はもう寝よう」に変わる。 「論文を1本書こう」が、「教範を眺めるだけでいいや」に変わる。

これは、意志が弱いから起きるのではありません。
SNSで"勉強しなくていい"と言われているわけではありません。
ただ、勉強から意識を遠ざける情報は、いくらでも流れてきます。

問題は、SNSそのものではないのです。

受験モードに入るべき時期に、脳に入ってくる情報が、受験とは関係のない刺激で埋まってしまうこと

そこが本質です。

3. 「やる気が出ない」のではなく、脳に入れている情報がズレているのかもしれない


「やる気が出ない」と言う受験生は、たくさんいます。

私自身も、何度もそう感じました。

でも、ひとつだけ、はっきり言わせてください。

やる気そのものを待っていても、出てきません。

毎日、娯楽、暇つぶし動画、誰かの愚痴、強い短期刺激ばかり浴びている脳に、いきなり「戦術を真剣にやろう」と言っても、無理があります。

脳は、刺激の強い方に慣れます

  • 慣れた脳にとって、防衛法制の条文は、つまらない文字列にしか見えません。

  • 論文の要旨検討は、ただの面倒な作業に思えます。

  • 戦史の系譜を辿る作業は、退屈の極みに感じます。

––––これは、あなたの根性が足りないからではないのです。 脳が、別の刺激に最適化されてしまっているだけ。

だから、順番が逆なのです。

やる気が出てから、情報環境を整えるのではありません。
やる気を出そうとする前に、やる気が出る情報環境に身を置いてください。

努力している人の発信を見える場所に置く。
朝から学習している人。
資格試験に向き合っている人。
仕事と勉強を両立している人。

こういう情報に触れていると、脳の中の「普通」が、少しずつ書き換わっていきます

4. CGS受験生は「努力している人」を見える場所に置け


ここで誤解しないでほしいのは、SNSを完全にやめろ、という話ではないことです。

スマホ断ちは、長く続きません。
私も、試して挫折した側です。

大事なのは、何を見るかを選ぶこと。

  • 努力している人を、見える場所に置く

  • 朝活している人

  • 資格試験に挑戦している人

  • 毎日読書している人

  • 論文を書いている人

  • 筋トレを欠かさない人

  • 忙しい中で、それでも積み上げている人

こういう発信に触れていると、不思議なことが起きます。

「忙しくても、やっている人はいるんだな」
「自分も、少しはやらないとまずいな」
「今日1ページだけでも、やろうかな」

そういう、ささやかな焦りと、ささやかな決意が、自然に湧いてきます。

これは、気合いではありません。
環境による、感情の自然な変化です。

努力している人を見える場所に置くことは、CGS受験における環境整備です。

意志の力で頑張ろうとすると、疲れます。
でも、毎日見ている景色が変われば、力まなくても、自然と背筋が伸びてくる。

人は、周りの景色に静かに合わせていく生き物です。
だったら、合わせたい景色を、自分で選びましょう。

5. スマホは敵ではない。中身を変えれば武器になる


スマホを悪者にするのは、簡単です。
たしかに、ショート動画、SNS、ゲーム、絶え間ない通知。
これらは、強い刺激の塊です。

強い刺激に慣れた脳には、教範や論文のような地味で深い作業が、ますます重くなります。 ここまでは、事実だと思います。

でも、スマホそのものを、敵にする必要はありません。
スマホの中身を変えれば、スマホは武器になります。

ホーム画面を、見直してみてください。
今、最初に目に入るのは何でしょうか。

SNSのアイコンですか。
動画アプリですか。
ゲームですか。

もし、そうなら、それを少しだけ奥に移してみてください。
代わりに、ホーム画面の一番見やすい位置に、こういうものを置きます。

  • 学習アプリ

  • 英語アプリ

  • メモアプリ

  • カレンダー

  • PDFで保存した教材

  • 保存しておいたnoteの記事

スマホを開いた瞬間、最初に何が見えるか。
ここが、想像以上に大事なのです。

最初に見えるものが、その日の脳の方向を決めます。

スマホの中身は、あなたの脳への入口です。

入口に何を置くかで、その日の自分の意識は、静かに、しかし確実に変わります。 スマホを禁止する必要はありません。

中身を、受験生仕様に模様替えするだけでいいのです。

6. ToDoリストだけでは、受験生は潰れる


CGS受験は、やることが本当に多い。

戦術。 戦史。 防衛法制。 英語。 論文。 暗記。 復習。 模試対策。 時事問題。

これを全部、ToDoリストに並べると、見ているだけで気が遠くなります。 そして、気が遠くなった瞬間、脳は逃げ道を探します。

––––スマホを手に取る。
––––SNSを開く。
––––「明日からやろう」と決めて、寝る。

ToDoリストは、悪くありません。
ただ、ToDoリストだけで受験を管理しようとすると、ほぼ間違いなく潰れます。

なぜなら、ToDoリストは、終わりのない山にしか見えないからです。
1つ消しても、まだ100個ある。
ゴールが、まったく見えない。

だから、もう1枚、別の地図を持ってください。
それが、月間カレンダーです。

  • 今月、何を仕上げるのか

  • 今週、どこまで進めるのか

  • 模試までに、論文を何本書くのか

  • 復習は、いつ入れるのか

  • 論文を書く日は、いつなのか

これを、紙でもアプリでもいいので、カレンダー上に置きます。

すると、不思議なことに、同じ量のタスクなのに、見え方が変わります。

ToDoは"やることの山"です。
カレンダーは"進む道筋"です。

山を見ると、登る前に疲れます。
道筋を見ると、歩き出せます。

CGS受験は、長期戦です。

ToDoの山ばかり見ていると、心が先に折れます。
カレンダーで道筋を見せれば、不安は少しだけ小さくなります。

7. 締切ギリギリで動く人は、改善する時間を失っている


「直前に集中して頑張れば、何とかなる」 そう考える人は、多いと思います。

でも、CGS試験の論文に関しては、これが一番危険な発想です。

模試直前に、初めて論文を書いてみる。
試験直前に、マイナーな課目を詰め込む。
試験直前に、マイナー課目の論文を書く。

これだと、書いた答案を直す時間がありません
直せない答案は、伸びません。

論文を最初から上手く書ける人はいません。
むしろ、最初の答案は、たいてい下手です。

要旨が弱い。
本論が浅い。
結言がぼやけている。

でも、早く書いた人には、修正する時間があります。
要旨を直す。 本論を足す。 結言を磨く。
2本目、3本目で、少しずつ形になっていく。

早く始める人は、上手いから勝つのではありません。
下手な答案を直す時間があるから強いのです。

CGS受験では、前倒しが、才能を補います。

才能の差は、努力の量と「直す時間」で埋められる。

これが、現役合格していく人たちが、共通して使っている武器です。

ギリギリで動く人は、書く時間しか持てません。
早く動く人は、書いた後の「直す時間」を持てます。

この差は、本番で、はっきり出ます。

8. 決断疲れを減らせ。翌朝の自分に考えさせるな


CGS受験生は、忙しい。
仕事、訓練、家庭、付き合い。
1日の中で、すでに何百という決断をしています。

この状態で、朝起きていきなり、

「今日は何を勉強しよう」
「どの資料を開こう」
「論文を書くか、暗記するか」
「戦術にするか、防衛法制にするか」

––––と考えると、それだけで疲れます。

決断は、それ自体がエネルギーを使います。
始める前に判断を重ねると、机に座る頃には、すでにエネルギーが切れている。

だからスマホに手が伸びる。
だから「今日はいいか」になる。

ここに、続く人と続かない人の、見落とされがちな差があります。

続く人は、翌朝の自分に決断させません。

前日の夜に、明日の朝の自分のために、こう仕込んでおくのです。

明日の朝は、防衛法制の要件を1つだけ確認する。
明日の朝は、戦術の要旨を1つ書く。
明日の朝は、英語を10分だけ読む。
明日の朝は、論文骨子を3行だけ書く。

そして、その教材を机に出しておく。
ノートを開いておく。
ペンを横に置いておく。
付箋に「ここから」と書いておく。

朝の自分は、考えなくていい。
ただ、座って、書き始めるだけ。

これだけで、勉強の起動が劇的に軽くなります。
朝の自分は、決断する役ではなく、実行するだけの役にしておく。
これが、長く続けるための、地味だけれど強力な仕掛けです。

9. 今日から変えるべき3つのインプット環境


ここまでの話を、明日からの行動に落とします。

3つあります。

全部やる必要はありません。
1つでいいので、今夜試してみてください。

1). SNSのフォローを見直す

タイムラインを開いて、自分に問いかけてみてください。
「この情報は、受験期の自分に見せていいものか」と。

否定すべき発信者なんて、いません。
ただ、今のあなたにとって、ノイズになっている発信は、ある。

努力している人、学習している人、挑戦している人を、見える場所に置く。 気が散る発信からは、ミュートでもいいので、距離を取る。

抵抗があれば、学習用のアカウントを新しく作って、そこだけは「努力している人だけが流れてくる場所」にしてもいいです。 1つのアカウントが、合格までの応援団になります。

2). スマホのホーム画面を変える

ホーム画面の一番触りやすい位置に、成長につながるアプリを置きます。
学習アプリ。メモ。カレンダー。PDF教材。

逆に、SNSや動画アプリは、ホーム画面から外す。
2画面目、フォルダの中、検索しないと開けない場所。
1タップ多くするだけで、開く回数は確実に減ります。

開いた瞬間に、何が見えるか。
ここを変えると、1日に何十回もある「スマホを開く瞬間」のすべてが、少しずつあなたを勉強に近づけてくれます。

3). 前日の夜に、翌朝の勉強をセットする

寝る前の5分。
明日の朝、自分が何をやるかを決めて、机にセットしておきます。

教材を開く。 ノートを出す。 ペンを置く。 書く論点を、付箋に1行メモする。

朝の自分は、考えない
座って、書き始めるだけ。

たったこれだけのことで、起動の摩擦が劇的に減ります。

行動を変える前に、行動が始まる前の景色を変えてください。

10. それでも、何から整えればいいか分からない方へ


ここまで読んで、「やってみよう」と思っていただけたなら、嬉しいです。

ただ、人によっては、こう感じるかもしれません。

「環境を変えるのは分かった。でも、CGS受験の全体像が見えていないから、どれくらいの量を、どの順番で、どう進めるかが分からない」と。

その場合は、まず学習の順序と全体像を整理してみることをおすすめします。

私はnoteで、CGS受験の全体像、学習の順序、論文の考え方、暗記と復習の方法などを、整理して書いています。 有料の記事もありますが、すべて、私自身がつまずいた場所を後輩のために残したものです。

ただ、ひとつだけお伝えしておきます。

私の記事や教材も、単に情報を増やすためではなく、CGS受験で何を、どの順番で、どう進めればよいかを見えるようにするために作っています。

ただし、教材は地図です。
実際に歩ける環境を作るのは、あなた自身です。

地図を読んでも、歩かなければ山は登れません。
歩く環境––––スマホ、SNS、机、ペン、前日の準備––––を整えることだけは、誰も代わりにやってくれません。

必要なときに、必要な分だけ、覗いてみてください。

11. 最後に:怠け癖を責める前に、脳の設定を変えろ


怠け癖は、性格だけの問題ではありません。

毎日見ている情報。 スマホの中身。 SNSのフォロー。 机の状態。 前日の準備。 カレンダーの有無。

こうした、ひとつひとつは小さなものが、積み重なって、あなたの「普通」を作っています。

自分を責めるのは、もうやめませんか。 責めても、行動は変わりません。 責めるエネルギーがあるなら、設定を変える方に使ってください。

見る情報を選ぶ。 スマホの中身を入れ替える。 ToDoの山を、カレンダー上の道筋に変える。 前日の夜に、翌朝の机を整える。

CGS受験は、意志だけでは続きません。 毎日目に入る景色そのものを、合格者の側に近づけていく。 それが、長期戦を走り切るための、本当の意味での受験対策です。

CGS受験生の"普通"は、毎日のインプットで作られます。
だからこそ、今日から脳に入れる情報を選んでください。

12. 最後にひとつだけ


最後に、ひとつだけ聞かせてください。

SNS、スマホ、カレンダー、前日の準備。

この4つのうち、まず変えるならどれですか。

コメントに書いてもらえると、同じ受験生の背中を押すきっかけになりますし、私自身も読みに行きます。

今夜、5分だけ。 スマホのホーム画面を、模様替えするところから始めてみてください。 明日の朝の自分が、少しだけ動きやすくなっているはずです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

Mr.K


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CGS受験について、さらに学びたい方へ:

この記事では、CGS受験に関する考え方の一部をお伝えしました。

ただ、CGS受験は、1つの記事だけで全体像をつかむのが難しい試験です。

1次試験、2次試験対策、そして学習を最後まで継続する力など、考えるべきことは多くあります。

そのため、CGS受験についてさらに整理したい方は、以下の記事・教材も参考にしてください。

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◆ 初めてこのnoteに来られた方へ

まずは、こちらの固定記事で、このnote全体の活用方法を整理しています。

▼ Mr.Kのnote活用ガイドはこちら
https://note.com/marine1515jp/n/n9328b03d7d46

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