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【家づくりで最も重要なもの】インテリアにとことんこだわれ!家はインテリアの器である。

はじめに


「一点豪華主義」
こんな言葉は聞いたことありませんか?

ベンツから便所スリッパで降りてくるヨレヨレのおじちゃん

激安スーパーで買い物するヴィトンのバックをもったおばちゃん

しかし、一方でブランドを身に着けていても”一点豪華”に見えない人もいます。周囲から浮くことなく、それでいて漂ってくる上質感。

AUDI乗った、ノーブランドだがシワの無いスーツを着たイケオジ

ブランドはわからないが上質なレザーのバックをもって、日傘をさして、白くて大きな犬を連れたマダム

おばちゃんのディテールにこだわりました…

ファッションは自由です。
自己満足で完結する場合は。

けれどもトータルコーディネートという言葉があるように、他人にステキだと思われたい場合は単純なものではありません。

いくら素晴らしいブランド物を身に着けても、他の物との調和や所作、トータルで見た時の違和感の無さが大切なのです。

注文住宅の計画を進めていく中で、私は完全に「間取り」の沼にいました。家事動線、収納量、ハウスメーカーとの打ち合わせでは毎回、間取りの微調整で神経を擦り減らす日々…。

でも今振り返ると、あの頃の私は家づくりの一番大事なピースを見落としていました。

それが「インテリア」です。

kyuの家づくり、もともとは「インテリアファースト」というコンセプトだったはず。

間取りは、いわば「器」です。器がどれだけ優秀でも、そこに何を置き、どう魅せるか、どう暮らしていくかを考えなければ、家は完成しません。

安いインテリア=悪いという事ではありません。しかし、何故それを選んだのか?何故そこに置くのか?そのインテリアにストーリーはあるのか?これらを説明できない物は極力置きたくないのです。

ポーターズペイントを採用したことで完全に油断していました。極上のキャンバスを手に入れたのに何の絵も描けていない、まさにヨレヨレのベンツ・オジのような一点豪華主義に陥るところでした。

kyuがインテリアについて学び、そしてコーディネートの面白さを感じた物語。ぜひご覧ください!

それでは行ってみましょう!


1|名作家具とストーリー


きっかけは、ある一脚のダイニングテーブルでした。

出典:ACTUS

TECTA M21。
このテーブルにまつわる話は長くなるので、また別の記事でじっくり語らせてください。

とにかく一目惚れして、このテーブルを置くためだけに家の間取りを考えるという、完全に主客転倒した家づくりを始めてしまった、とだけ言っておきます。順番、逆じゃない?と自分でも思います。

そして一度火がつくと、知的好奇心はどんどん広がっていきました。

・カール・ハンセンのYチェア
・アイラーセンのソファ
・フリッツハンセンのベンチ
・FLOSやルイスポールセンの照明

それぞれに設計者の哲学があり、生まれた時代背景があり、今なお愛され続けている理由がある。
調べれば調べるほど、家具というのは単なる「モノ」ではなく「物語」なんだと思い知らされました。

でも同時に、こうも思ったんです。

「この名作家具たちの魅力を、ちゃんと引き出せるんだろうか?」

名作家具は、ただ置くだけではいけません。

周りの色、素材、光、配置。それら全部が噛み合って初めて、家具は本当の意味で「主役」になる。
そう気づいた瞬間、私は次の壁にぶつかりました。

出典:ACTUS

2|「3色以内」という逃げ


あるハウスメーカーの営業さんが、得意げにこう言いました。

「配色は3色以内にまとめるのがコツですよ」

正直、その時の私は「なるほど、シンプルで無機質な空間って素敵だな」と、すっかり納得してしまいました。

引き算の美学…ふーむ。ふむふむ。

YouTubeやInstagramで発信している工務店・ハウスメーカーの方々の中にも、同じようなことを言っている人が何人もいて、その度に「そういうものか」と腑に落ちていたんです。

でも、勉強を進めていくうちに、少しずつ違和感が生まれてきました。

たしかに間違ってはいない。
でも、知識がないから逃げてるだけだとしたら?

色数を絞るというのは、たしかに「失敗しない」ための堅実な方法です。統一感と聞けば聞こえは良いですが、それって面白いですか?

甘いだの、しょっぱいだの、平々凡々な料理を食べて喜んでるの一緒。酸味や苦味、焦げがない料理なんて全く色気がありません。

色の無い世界の味気なさ。色相環も補色の関係も理解しないまま「とりあえず色を減らせば無難」という、いわば「守りの発想」。

色を理解した上で意図的に組み合わせる「攻めのコーディネート」とは、まったく別のレイヤーの話だったんです。

その営業さんが悪いわけではありません。
ただ、家づくりのプロの多くが、「インテリア」という領域においては、驚くほど「知識のない状態」でお客さんと向き合っている。そのことに気づかされました。

kyuはビジネスマンです。

物を売るなら、商品の良さを伝えるよりも、商品を手にしたお客様に未来の生活を想像させる事が大事なんです。
インテリアは自由に置いてくださいというスタンス、それじゃお客様が満足しないと思います…一介のサラリーマン・kyuの蛇足でしたかね?笑


3|海の向こうで見つけた答え


じゃあ、正解はどこにあるんだろう。そう思って眺め始めたのが、Pinterestでした。海外の情報を集めるのにはうってつけ。
こちらの記事でもピンタレストが活躍しました。

海外のインテリア写真を延々と見ていくうちに、あることに気づきます。

海外の部屋は、日本の部屋より色の彩度が高いものを大胆に取り入れている。なのに、ごちゃついて見えない。


大胆なのに、秩序がある。

この矛盾のようで矛盾していない感覚の正体を知りたくて、私は色そのものについて調べ始めました。


4|色相環という魔法の地図


たどり着いたのが、色相環でした。

補色、類似色、トーンの揃え方——ちゃんとしたロジックさえ理解すれば、「色数を減らして守る」のではなく、「色の関係性を理解して設計する」ことができる。

海外のインテリアが体現していた"大胆だけど秩序がある"の正体は、まさにこれだったんです。

あなたは何色が好きですか?
自分のパーソナルカラーを調べたことがある人もいるかもしれませんね。

こだわりのある「色」をこだわりの家に取り入れる。
あなたの感性を「色」で表現する。

これって素晴らしいことじゃないですか?
もしかしたら男性には理解しづらいかもしれません。色彩に関する感性は女性のほうが優れているので。

kyuの家は壁やソファのグレーをベースに、家具やキッチンのウッド、締め色としてソファのクッションとルイスポールセン・パンテラのブルーやYチェアのブラック、そしてスパイス程度のアクセントにオレンジの小物、という色相環でいう正反対の色をあえて距離を取って配置します。

出典:yamagiwa

そんな組み立て方が頭の中でイメージできるようになったのも、この色相環という地図を手に入れたからでした。

…オレンジの小物はこれから決めていきます。
…妻にも内緒です。

FLOS MAYDAY
出典:ACTUS
ルカーノ
出典:楽天市場

5|名作家具に恥じない部屋をつくる


ここまで来て、ようやく最初の問いに戻ってきます。

「この名作家具達の魅力を、私はちゃんと引き出せているのだろうか?」

答えは、まだわかりません。
でも少なくとも今は、その問いに自分なりのロジックで向き合えるようになりました。

TECTA M21というひとつの名作家具に恋をしたことから始まった学びが、巡り巡って家全体の色彩計画にまで広がっていく。

正直、自分でも大袈裟だし、こだわり過ぎだなと思います。

でも、家づくりというのは案外、こういう小さな「こだわり」の積み重ねでできているのかもしれません。

根拠のないセンスに頼ってしまっては再現性がありませんが、ロジックやセオリーを学び、自分の好きな物を言語化して分析していくことは大切なことだと思います。

プロにインテリアをコーディネートしてもらおうと考えている方も、少し「予習」をしてみませんか?
提案してもらったのものを評価するあなたのリテラシーも必要だと思います。


さいごに

もし今、家づくりの打ち合わせで「配色は3色以内」と言われて、なんとなく納得している方がいたら。

もしかしたら知識という地図を持っていないのかもしれません。

私自身がそうだったように。

世の中に溢れた「モノトーン」「ホテルライク」「ミニマリズム」などのコーディネートのルールは、多くの人に当てはまるような「つまらない最大公約数」です。

もしもあなたが一歩踏み出せば、もっと鮮やかな世界が広がっています。

一方で、何も知らずにごちゃごちゃ色を入れてしまうのはただの破天荒です。
目指したいのは「型破り」。"型"を知ったうえで、あえて型を崩して「こなれ感」を演出するのです。

あなたの好きな物を正しいロジック、秩序をもって取り入れてみませんか?

今回はインテリアについて学び、そしてコーディネートの面白さを感じた物語をお送りしました!

そして、次回はTECTA M21について。
その魅力をもう少し掘り下げていこうと思います。
あの唯一無二なデザインの誕生は偶然だったのか?どんな物語が秘められているのか?

我が家の原点となったダイニングテーブルの記事、どうぞお楽しみにッ!

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