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[ディープ]ゴッホのひまわりって、おいしいの? - 西洋美術館 ロンドン・ナショナル・ギャラリー展

つり、みたいなタイトルになってしまいましたが。

私にとっては、大真面目な疑問です。

この世のもので、一番食べてみたいものは何?

ありのままの私であることが許される相手になら、
答えは「ゴッホのひまわり」(ロンドンの)
です。

これには、しっかりした前置きと説明が必要そうです。


この記事を読む前のまえおき

このnoteは、わりかし、やわらかいエピソードから書き始めてみたのですが
(自然とそうなったのです)
もうそろそろディープな話になっていきそうです。
タイトルにもそのまま[ディープ]と書いてみました。

嘘を書けるタイプではないので、
ありのまま、書いていきます。

ゴッホのひまわりについて知りたい方は、
ぜひ他の方の記事を読んでみてください。
ここでは基本的な知識は得られないと思います(ごめんなさい)。

そして、大多数の方が理解不明であろう現象を、
下記に書く予定です。

受け付けない方もいらっしゃるかもしれません。
ゴッホがお好きな方の一部、
不快にさせてしまうかも。
あらかじめ、お詫びしておきます。

ここまでなら、まだ戻れると思います。

それでは、ひまわりと私の、
おかしな話をご紹介します。


2020年 ロンドン・ナショナル・ギャラリー展

2020年、コロナウィルスの影響で開催もあやぶまれつつ、延期しながらなんとか開催したロンドン・ナショナル・ギャラリー展。
国立西洋美術館(東京・上野)で開催されました。

この展示は、5年たった今でも、展示に行ったよという人とは
「いやー、あの展示はやっぱりすごかったよね」
と語らうほど、名画がざっくざっくときてくれた、素晴らしい美術展でした。
久しぶりに展示リストを見てみたのですが、
5年経過して、好きな画家さんも増えたので、
えっ、こんなすごい絵きてたんだ!という発見もあります。

https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/pdf/2020london_list.pdf

当時も騒がれましたが、ムリーリョの絵が来ていたんですよね。日本ではなかなかレアなので、また見れたらいいなあと思います。(アングルとかも日本ではレアだなと思います。)

ナショナルギャラリーのゴッホのひまわり

すばらしい所蔵を持つロンドン・ナショナル・ギャラリーですが、ゴッホのひまわりも多分に漏れず、来日してくれました。

このひまわりは1888年8月、アルルの黄色い家を飾るために描かれた、一番いい時期のひまわりだと言われています。
背景は濃い黄色とクリーム色で、15輪。
数枚あるひまわりの中でも「ひまわり代表」の風格があるらしいです。

全ひまわりを紹介しているサイトがあるので、みてみてください。

唯一、体に異常をきたす絵 ゴッホのひまわり

ゴッホは本当にすごいのか。
ゴッホの何がすごいのか。

記事でそんな問いかけをみかけることがあります。

私が答えられるとすれば、
「体に異常をきたすほど」すごい。です。

このひまわり、少しだけ上に飾られていたように思うのですが(たしか)
絵を見た瞬間、

よだれがとまらない・・・!!

おかしい、ですよね笑
他の絵の現象とは、かなり毛色の違う現象。

そして、ちょっと汚い話でごめんなさいね。

でも、止まらないんです。
さすがに口から垂れるようなことにはなっていませんが、
口の中でごくごくと、止まらない。

まるで、餌を前に置かれた犬みたい。

正直、この体験は、怖いような、笑えるような。
たくさんの人たちがひまわりをみつめていて、
ひまわりも鑑賞者をみつめている、
そんな異様な空間で、
この怪現象は、多分、私一人。

え、私、どうなっちゃったんだろう。
本能が、この絵を「おいしそう」って思っちゃってる?

体が、絵を食べる気でいる。

五感の中でも、
食欲に直接訴えかける絵というのは、あまり経験がありません。

聴こえるアート、といっても聴覚に実際に聞こえているかははっきりとしませんので
(どちらかというと、第六感なんじゃないかなと思っています)
これだけはっきり物理的に体に作用する絵というのは、
ゴッホがはじめてでした。

絵を食べるってなんだろう

食べたい。どうしても、食べてみたい。
強制的にそう思わされた絵ですが

私のnoteをお読みの方なら、おわかりいただけるかもしれませんが、
私は直接「絵の具が食べたい」わけではないのだと思います。

ゴッホのひまわりが食べたい。
まるっと、口に入れたい。
ただ、それだけです。

念の為書いておきますが、
私は絵を傷つけたり、
突然かぶりついたりするタイプの危険人物ではないので安心してください笑

「食べたい」はこの絵におこったことですが、
すばらしい絵や美しいものをみたときに
衝動的に「欲しい」「手中におさめたい」というあがなえない欲求は、
誰しもあるような気がします。

どうしても欲しいもの、手に入れたいものって、
買いたいとか、自分の家に置きたいとか、
それ以上の何かがある気がしませんか?

自分の中に取り込んでしまいたい。
そんな深い欲求があるのでは。


ひまわりには、そう感じさせる何かがあるのかもしれません。

絵の正当な食べ方?自分への取り込み方?は、
いつかわかる日がくる気がしています。

今後のエピソードで書くつもりですが
それには理由があって。

いつの日か、絵の前に立ったら、
にょきっとひまわりが出てきて、
私の中に飛び込んできてくれるかもしれません。

もしくは、私の背中から手が出てきて、
ひまわりを掴んで食べてしまうかも。

食べるとしたら、取り込むとしたら、そんなイメージです。

食べ方は、口を使わないのに、
物理的によだれはしっかり出るという、
なんとも、不思議な現象でした。

「精神的に栄養が取れそうな絵」だと体が潜在的に認識して、
摂取したいと本能的に感じた絵、なのかもしれません。

ゴッホのひまわりは、きっとこの世のものとは思えないほど、
美味しいんでしょうね。
あと、何かすごい力がつきそうな気がします。

そして、私が食べても、ゴッホのひまわりは
「減らない」と、思います。
安心してください。みなさんのひまわりです。
見る人に与えるために描かれた絵、
そんな気がしています。


と、いうことで、タイトル「ゴッホのひまわりは美味しいの?」は
大真面目な疑問です。
食べたことのある方、ご感想、お待ちしています笑

後日談。絵を食べるスイッチがオン状態に。

絵が美味しそう。
これは少しクセになってしまって。
その後、ピエール・ボナールの花の絵とかでも
美味しそう・・・じゅるり。となってしまったり。

絵を食べたいスイッチが、オンになってしまったようです。
私の五感が若干壊れて、ガバガバになってしまいました涙。

実はこれ、食べ物の絵を見ても美味しそう、とはならないのが
なんとも面白いなあと思っています。
花の絵に多いです。

他のひまわりも食べようか?

日本には大変ありがたいことに、SOMPO美術館(東京・新宿)に
ゴッホのひまわりがあります。

ちょっと不思議なのですが、SOMPOのひまわりは、
何度も見ていますが、
食べたいと思ったことがないのです。

SOMPOのひまわりは、
ゴッホの自傷事件後、療養中に描かれたそうで、
ゴッホ自身の精神状態も、
違ったのかもしれないな、などと感じています。

そして、さらに不思議なことに
2024年、ミュンヘン(ドイツ/アルテピナコテーク)のひまわりも見に行ったのですが、
食べたいと思いませんでした。
ミュンヘンのひまわりは、ロンドンんひまわりと時期がほぼ一緒らしく、
精力的で、わくわくしながら描いたのでは、と思うのですが、

うーん。よだれが出ない。

謎、ですよね。
全てのひまわりでよだれがでる、といったらそれはそれで怖いんですけど。

ロンドンのひまわりは、
ゴッホがすごくお腹が減っているタイミングで描いて、
その状態が絵に入っている、とか?

なんとも、考えるとキリがないですね。

アムステルダムのひまわり

近々、オランダでひまわりを見る予定です。
SOMPOのひまわりの後に描かれたようですが、
さて、どんなことが起こるでしょう。

今から楽しみにしています。

あとがき

今回は、ちょっとディープなエピソードにつっこんで、書いてみました。

実はこのエピソード、
私にとって、一番書きにくい話だったので
推敲をかさねつつなんとか書いてみたのですが
書く苦労の割に「すき」は少なく。

それもそうですね。
かなり、共感しにくいお話だと思います。

でも、引き続き、ディープな体験は
ありのまま、書いていきたいと思います。

共感は難しいかなーですが、
「こんなことあるの笑」と笑って読んでいただければ
幸いです。




質問、聞きたいこと、ご感想等、
お気軽にコメントを書いていただけるとうれしいです。


よろしければこちらも読んでいっていただけるたら、さいわいです。

はじめに01
https://note.com/killamaru/n/n0cb504116a87
書き始めた経緯やこのNoteの説明など

はじめに02
https://note.com/killamaru/n/n3b42879699f8
「はじめに」の続きですが、私のNoteの中では、♡率が高くて、ありがたいです。

はじめに03 -審美眼は何年で身につくもの?
https://note.com/killamaru/n/ne9792bc439fe

<若冲>
若冲からはじめて呼ばれた話 -泉屋博古館東京-
https://note.com/killamaru/n/n79a61287feed

若冲は、今日も私を呼ぶかしら - 三井記念美術館「円山応挙」展 -
https://note.com/killamaru/n/na07051e46676

若冲は、もう1人の天才にためらう、の話 - 東京藝大美術館 -相国寺展
https://note.com/killamaru/n/n85b940e93ef9

<ゴッホ>
[ディープ]ゴッホのひまわりって、おいしいの? - 西洋美術館 ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
https://note.com/killamaru/n/n69330619f156

「あなたはどんな鑑賞タイプ?」と「ゴッホの死相」について ゴッホ展 -東京都美術館-
https://note.com/killamaru/n/na3e315c32ca0

<美術展>
ブラックホールを作りだせる画家 -仙厓展@出光美術館- [ディープ]
https://note.com/killamaru/n/n576fe4a903b7

絵から音がしない理由 -ユトリロ展(SOMPO美術館)-
https://note.com/killamaru/n/nd086f4b57077

伊勢物語展 -根津美術館- 岩佐又兵衛に感じるもの
https://note.com/killamaru/n/n522358cdf891

僧侶の背中には、実は何があったのか -特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」-
https://note.com/killamaru/n/nb87fb034c08e

<つぶやき・近況>
近況01 - 近日アップ予定云々 -
https://note.com/killamaru/n/n8ccdcabb85ef

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