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掛川花鳥園に行ってきました vol.2 ケープペンギン、ハシビロコウ、オニオオハシ

■ Spheniscus demersus(ケープペンギン)

ペンギンは人気者です。
体形がずんぐりしていて愛嬌がある。歩き方がぎこちなくてかわいい。
キャラクターが何種類も作られるぐらいです。
動物園で、水族館で、お客さんを喜ばせる花形をしています。

ベンギン科には、18種の登録があります。
一番小さいのはコガタペンギン、一番大きいのはコウテイペンギン。
掛川花鳥園にいるのは、ケープペンギンという中型種です。
南アフリカ、ケープタウンの海岸で暮らす、温帯性のペンギンです。

掛川花鳥園には、ゆったりしたプールと、落ち着けるバックヤードがあり、
各羽、思い思いに過ごしている姿を楽しむことができます。

翼を広げ、足は後ろ、安定した形で浮きます。
目の上にピンクのところがチャームポイント。
1日2回、お客さんが魚をあげるイベントタイムがあって、ごく近くで見ることができます。
潜水が得意だそうですが、残念、プールの中に小魚はいないのです。
基本的に水面に浮いて過ごしています。
そういえば、ペンギンの正面顔を真面目に考えたことがありませんでした。
くちばしは、縦長のようです。
鳥類は、横顔、横姿がスタンダードになっています。
おそらく、くちばしや体の形がわかりやすいからでしょう。
左眼、瞬膜が縦に閉じているように見えます。
作業しにきた飼育員さんを見物しに来ました。
好奇心が強く、見物好きです。
僕を見物しにきた個体。
ペンギンを見るとき、ペンギンもまたこちらを見ているのだ。
バードショーで、芸を披露しているところ。
滑り台を滑ったり、くす玉を割ったりします。
ごほうびは、腰のバッグに入っている小魚です。


■ Balaeniceps rex(ハシビロコウ)

種小名rexは、王という意味です。
身体が大きい。頭部は靴にたとえられるほど大きい。
眼光鋭く、風格がある。
色は灰色で渋いのに、インパクト大です。

近年、「動かない鳥」というコピーで、ブレイクしました。
動物の人気には、しばしば、流行りすたりがあります。
経過を見ていたら、なんと、そのまま定着しました。
すっかり、動物園の人気者です。

ハシビロコウは希少種なので、そうそう日本に招くことはできません。
(僕は平素、上野動物園で愛でています)
その貴重なハシビロコウの1羽が、掛川花鳥園にいます。
名前は「ふたば」だそうです。
どうぞ健やかに。

Balaeniceps rex(ハシビロコウ) 「ふたば」
風格がありますが、その一方で、頭に寝グセがある、そこがいい。
ハウスの奥の間に、広い専用室をもらっています。
執事「ディナーは肉と魚、どちらにいたしましょう」
寝グセ王「魚で。」
木靴にたとえられる、大きなくちばしを持っています。
画像右:水鳥は目を保護する瞬膜を持っていることが多いです。
ふつうに、ちょくちょく動いています。
若いので活発ということもあるかもしれません。
宮殿のテラス(前述の最後のコマの屋上)から、民を睥睨(へいげい)する。
寝グセ王よ~。


■ Ramphastos toco(オニオオハシ)

オニオオハシは、スターの中のスター、とにかく華があります。
通常、オリ越しでしか見れない鳥を至近で見る、うーむ、眼福!
オニオオハシ会いたさで、掛川まで来る人も多いと推察します。

ポップにしてスタイリッシュ。そしてラブリー。見事なデザインです。
いい感じに作ってもらった止まり木でくつろぎます。
クチバシは軽量で、強度は低めです。重かったら飛べないのでそうなるでしょう。
手前の個体は、くちばしが傷んでいます。
鳥にとってくちばしが欠ける事故は織り込み済みなのか、先が折れると更新する性質があります。
この個体の傷みは、内層から復旧を果たした、修復跡のようにも見えます。
ごはんをあげられます。
写真のお客さんは慣れていたので、年間パスポートの人かもしれません。
オニオオハシにあげられる餌は、通常、リンゴだそうです。
イベント期間中は、別のフルーツを買えるかも?
熱帯雨林ではどんなフルーツを食べているんでしょうね。
「みんな楽しそう。ボクもあの木に止まりたい」
園内の鳥の一握りの個体は、ハウス内の大きめのオリの中で過ごしています。
馴化期間、他の鳥との相性、ケガなどで、そういうこともあるでしょう。

猛禽が、イベント中や訓練中以外、バックヤードのオリの中というのはわかります。
大型インコたちがオリや窓のある部屋の中です。植物食なのになぜ?
知人談「電気コードをかじる、断線する、感電する」
どのぐらい、いたずらしたがるかは・・・、個体によるらしいです。
お客さんを噛んでケガをさせる事故を想定しているのかもしれません。


参考 オニオオハシより小柄、チュウハシ類

Pteroglossus viridis(キムネチュウハシ)
和名は胸の薄い黄色に着眼していますが、種小名は翼の深緑色に着眼しています。
Pteroglossus aracari(アカオビチュウハシ)
種小名aracariは、語尾がiなので、おそらく人名(男性名)です。


今日はここまで。
またー(^^)/

[ 掛川花鳥園に行ってきました シリーズ目次 ]
  vol.1 森と草原の鳥
  vol.2 ケープペンギン、ハシビロコウ、オニオオハシ
  vol.3 水辺の鳥
  vol.4 スイレンとオオオニバス
  vol.5 吊り鉢の花々
  vol.6 植栽とチランジア