掛川花鳥園に行ってきました vol.1 森と草原の鳥
東京から掛川まで、新幹線で1時間40分。
掛川花鳥園に行ってきました。
きっかけは「掛川花鳥園スタッフのゆるゆる自由研究」です。
読めば読むほど、実際に鳥が動いているところを見たくなります。
掛川花鳥園は、駅から歩いて行けるアクセスの良さが魅力です。
駅のロータリーから大通りを直進して、順調にトンネルを抜けましたが、
その後、道なりに進んだ結果、1.5kmほど迂回して、到着しました。
途中、噂の「さわやか」を見つけて感激したので別に構わないのですが。
初めて行く人は、ストリートビューを使って、
トンネルを出たあと、どう進めばよいか確認したほうがよいです。
(この場所に案内板を設置するとベストです)

南下したいが、どの道も全部、私道に見える。公園内なら歩いてもよかろう。
東手の車線に出て、やっと安心して南下を開始。
東京都世田谷区を歩いている気分。
さっそく鳥さんたちを見に行きましょう。

身体はふかふか、つぶらな瞳、まるで動くぬいぐるみ
森に棲む、小型のフクロウ、モリフクロウ。
「くくの」は「クークー」と鳴いて、スタッフをメロメロにしているとか。
というか、僕がメロメロです。
ずんぐり、ふかふか。もう、ぬいぐるみかと。
「本日、くくのは体調不良で、お立ち台にはぬいぐるみを置きました」
と言われたら信じてしまいそうです。
最近、AI搭載の、動くぬいぐるみとか、あるじゃないですか。
くくのは、イベントタイムに、手に乗る仕事(有料)をします。
「やれやれ・・・仕事か、よっこらしょっと」
日本のフクロウと違って、モリフクロウは手乗りサイズです。
腕に乗せたとき、「俺がフクロウだ」と言い出し、巨大化する心配は、
・・・ないと思います。

貴婦人のような姿
「ミミズク」は羽角を有するフクロウ科の鳥の総称です。
羽角の有無は、系統の決め手として弱いため、分類には使われません。
フクロウ科の中に、羽角を有する種がいくつか含まれると考えてください。
「ミミズク」の羽角と体型は、トトロのモデルになったとか。
ひまり「失礼ね、私の口はあんなに大きくありませんわ」
ユーラシアワシミミズクの学名は、Bubo bubo、同じ語を重ねています。
Buboの意味は、はっきりしません。
比較的、ラテン語に明るい僕がわからないと言うのだから、その筋でない。
由来の可能性として最もありそうなのは、鳴き声です。

擬態中
本園では、多くの鳥に、特性を生かした仕事が割り当てられています。
頭脳派の鳥は、ステージで芸を披露し、お客さんから喝采を浴びます。
姿の美しい鳥は、長い脚でランウェイを歩き、羽を見せて魅了します。
小さな鳥は、身軽に飛び回り、お客さんに止まって歓喜させます。
皆、よく働く中で、ガマグチヨタカは、ちょっと無職っぽさがある。
風采の上がらない灰茶色。くちがデカくて無精ヒゲ。働かない 動かない。
ええと、ガマグチヨタカの仕事は「擬態」でよいかと思います。
ガマグチヨタカは、木に擬態すると言われます。
お立ち台は特別仕立てで、擬態が成功しているように見える色合いです。
活動時間の夜に驚かして、こうなったときは警戒ムーブのようですが、
休止時間の真昼を目立たないポーズでやり過ごすのはふつうのようです。
寝相も芸のうち。

落とし物は食らう前提で。
光モノが好きらしいので、イヤリングは外しておいたほうがよいかもしれません。

インコのエリアは、十分、広く、天井が高く、鳥が飛び回れる大きさです。

スタッフさんは、肩どころか、頭に止まられてさえも、全く動じないようです。

ごはんを買って、自分で餌やり体験をすることもできます。
あげたいと思う鳥の種類に合致する餌を買いましょう。

土の上で餌を探す点は同じとはいえ、日本のムクドリとあまりにも見た目が違う。
regiusは、華麗な、素晴らしいという意味です。
光が当たると構造色が映えます。

キンムネオナガテリムクは、昆虫が好みだそうですが、
このときやっていた餌はペレットで、詳細は不詳です。

本園で初めて見ました。
色は地味ながら、つぶらな目と黄色いクチバシがキュート。一目惚れ。

erythroは赤色の意、lophaはとさかの意。
わかりやすく写せなくてすまない。
見晴らしを好む鳥もいれば、隠れているのが心地よい鳥もいる。
つぶらな瞳で顔はかわいい。
エボシドリ科に目をつけるとは、掛川の学芸員やるなあと思っていたら、
なんと、エボシドリ総選挙をやっていたという。

https://kakegawakachouen.hamazo.tv/e9837393.html
1位は、ハイイロエボシドリでした。
顔がかわいいのと、お客さん「を」眺めるのが好きなところでしょう。
スタッフのことも認識しているようですし、これは票が入りますよ。

インドネシアに棲む大型のハト。
ビクトリアは、古代ローマの勝利の女神の名です。
命名の慣例を抜きにして、まっすぐ表現すれば、マダムの風格です。
冠羽と身体の灰青色が美しい。
身体は重く、空高く飛ぶというより、飛び移るスタイルです。

冠羽は幼鳥のうちに生えてくるのですが、
幼いうちは「君にはまだ早い」と言いたくなるほど似合いません。

シロクジャクは、インドクジャクの白変種です。
僕は、山種美術館で上村松篁の「白孔雀」を見たとき、あまりの幻想感に、
「空想上の動物に違いない、日本画にはよくあることだ」と考えました。
シロクジャク「現実にいるってば」

ケラチン分子には、システイン結合、つまりS-Sの架橋が含まれます。
C-C結合のみで構成するより耐水性が高く、強度のある構造を作れます。

バードショーで、ヘビ狩りの芸を披露しているところです。
バードショーは1日3回。
各回、出演する鳥の種類が違うので、全回、見る価値があります。
vol.1はここまで。
またー(^^)/

おまけ

残念な1枚。
イワシャコが砂場にはまってくつろぐ。あとになって、解説を読むと、
「足を投げ出してぐったり寝る姿はまさに天使!
あまりにも無防備なため、よく心配されますが、問題ありません」
つまり、後方で、脱力しきっている個体を撮るべきでした。
僕は自覚なく、頭が上にきている姿を視認していたと思われ、トホホ。
[ 掛川花鳥園に行ってきました シリーズ目次 ]
vol.1 森と草原の鳥
vol.2 ケープペンギン、ハシビロコウ、オニオオハシ
vol.3 水辺の鳥
vol.4 スイレンとオオオニバス
vol.5 吊り鉢の花々
vol.6 植栽とチランジア
