調味料の裏面、これだけ読めれば大丈夫──さしすせそ+みりん+料理酒、7品目まとめ
はじめに
塩、味噌、醤油、酢、みりん、砂糖、料理酒。
毎日使う調味料の「裏面の読み方」を、7本の記事にわけて書いてきました。
この記事は、その入り口になるまとめです。
7品目それぞれの「いちばんおいしい発見」と「売り場で見るポイント」だけをぎゅっと絞ったので、まずはここから、気になる調味料に飛んでみてください。
全部読み終わるころには、スーパーでの商品選びのレベルが格段に上がっていると思います。
①塩──「自然塩」という表示は、実は使えない
意外と知られていないのですが、塩のパッケージに「自然塩」「天然塩」という言葉は使えません。
じつは業界のルールで、使用が禁止されています。意味がはっきり決まっていない、イメージだけの言葉だからです。
じゃあ何を見るか。
裏面の原材料名が「海水」だけか。
そして「工程」の欄に、「天日(太陽と風の力で乾かす)」や「平釜(釜でじっくり煮詰める)」といった、昔ながらの作り方が書いてあるか。
この2つで、その塩がどう作られたかが分かります。
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②味噌──「天然醸造」は、ほんものの証明になる言葉
味噌でも「天然」「自然」という言葉は原則使えませんが、ひとつだけ例外があります。
それが「天然醸造(てんねんじょうぞう)」。
機械で温度を上げて発酵を早めたりせず、季節の温度にまかせてじっくり育てた味噌だけが名乗れる造り方の証明です。
もうひとつ、発酵の菌が生きている「生」の味噌を選びたいなら、容器に空気の逃げ穴(通気口)があるか、「要冷蔵」の表示があるかが目印になります。
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③醤油──名称の欄に、造り方が書いてある
醤油はラベルの「名称」の欄に、造り方を必ず書くルールになっています。
「こいくちしょうゆ(本醸造)」のカッコの中がそれ。
うま味調味料などを足さず、発酵の力だけで造ったのが「本醸造(ほんじょうぞう)」です。
あわせて原材料の大豆の書き方も見どころで、「大豆」とあれば丸ごとの大豆、「脱脂加工大豆」とあれば油をしぼったあとの大豆。
この2ヶ所で、その一本の中身がほぼ分かります。
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④酢──「純」の一文字が、お米だけの証拠
「米酢」は、実はお米だけで造られているとは限りません。
決められた量のお米さえ使っていれば、お米以外の材料(アルコール)を足していても「米酢」と名乗れるからです。
お米だけで造られたお酢は「純米酢」。
この「純」の一文字は、材料がお米ひとつに絞られている証拠で、飾りではなく意味の決まった言葉です。
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⑤みりん──「本みりん」と「みりん風」は、別もの
みりんコーナーの「本みりん」「みりん風調味料」「発酵調味料」は、名前が似ているだけで中身は別ものです。
みりんの働き(臭み消し・照り・煮崩れ防止)はアルコールの仕事。
だから、アルコールをほとんど含まない「みりん風」には、その働きが期待できません。
いちばんシンプルなのは、原材料が「もち米・米麹・米焼酎」だけの本みりんです。
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⑥砂糖──茶色いから体にいい、わけではない
三温糖の茶色は、くり返し加熱したときにつく、いわば「おこげ」の色(カラメルといいます)。
造りとしては白砂糖と同じ仲間で、いわば「茶色い白砂糖」です。
きび砂糖・てんさい糖・黒糖に残るミネラルも、量としてはごくわずか。
砂糖は健康ではなく、味と用途で選ぶのがいちばん失敗しません。
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⑦料理酒──わざと飲めなくした、お酒
市販の料理酒の多くは、わざと食塩を加えて「飲めないお酒」にしています。
飲めなくなると法律上お酒ではなくなり、お酒の税金がかからず、免許のないスーパーでも売れるからです。
つまりその料理酒には、あなたが入れた覚えのない塩が最初から入っているということ。
裏面の原材料名に「食塩」の文字があるか、「食塩相当量」が0gかどうかで見分けられます。
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売り場チェックリスト(保存版)
裏面を見るとき、品目ごとにここだけチェック。
✔︎塩:
①原材料が「海水」だけ
②工程が「天日」または「平釜」か
✔︎味噌:
①「天然醸造」の表示があるか
②通気口や「要冷蔵」の表示があるか
✔︎醤油:
①名称のカッコが「本醸造」か
②大豆の表示は「大豆」か
✔︎酢:
①原材料が「米」だけか
②「米、アルコール」か
✔︎みりん:
①名称が「本みりん」か
②原材料が「もち米・米麹・米焼酎」だけか
✔︎砂糖:
①原材料名が原料ひとつ(さとうきび、てん菜、ココヤシの花蜜など)だけか
②三温糖の茶色は加熱の色なので、色では選ばない
✔︎料理酒:
①原材料名に「食塩」の文字があるか
②米・米麹以外に、醸造アルコールや糖類・調味料がないか
最後に、7本かけて伝えたかったこと
7品目、それぞれ違う話をしてきたようで、実は言いたいことはずっとひとつでした。
パッケージの表側の言葉やイメージではなく、裏面の表示で選ぶ、ということです。
「自然」「天然」「昔ながら」という表側の言葉には、意味の決まっていないものがたくさんあります。
でも裏面の原材料名と、意味の決まった表示は、嘘をつけません。
そして、裏面を読んで選ぶ人がひとり増えるたびに、正直に造られた商品がひとつ、棚に残りやすくなります。
まずは今日、どれかひとつ、裏返してみてください。
※本記事は特定の商品の効能を保証するものではありません。製法や選び方に関する考え方は筆者個人の見解です
この記事を書いた人

不妊治療で無添加バカになった1児ファザー(パパ呼びはイヤ)。インスタ発信でフォロワー1万人。無添加や健康の情報は言ってることが人によってバラバラ。信じるものに迷ったあなたへ。盛らず、脅さず、確認できた事実だけ。情報に振り回されない目、ここで持てます。
「全てを知った上で選べば、それはあなたにとってのベスト商品」を合言葉にして、世の中に出回りにくい食品の情報含めて発信中。
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