20年前のカミングアウト(1):親友4人にゲイをカミングアウトした話
こんにちは、しみっく(@simik_gay)です。
20年以上前、私は4人の親友にゲイであることをカミングアウトしました。2001年から2004年、大学生のときです。
当時の日記を読み返して、忘れていたあの日の言葉、感情、親友たちの反応を思い出しました。これは、40代ゲイの私が過去の自分と向き合い、決意と葛藤を胸に親友たちへカミングアウトした経験の数々を振り返る記録です。
カミングアウトを考えている方には一つの体験談として、カミングアウトを受けた経験のある方には当時の相手の気持ちを理解する手掛かりとして、あるいは、カミングアウトしたことがある方には自分の経験を思い出してもらえるきっかけとして楽しんでもらえたらいいなと思います。
また、どれにも当てはまらない人にとっても、本当の自分、弱い部分を人に開示する機会は誰にでもあるはずです。自分に置き換えて共感してもらえたら嬉しいです。
当時のゲイを取り巻く状況
まずは時代背景について簡単に触れておきます。
あの頃、LGBTQ+なんていう言葉はありませんでした。自分たちを表す言葉としては「性的マイノリティ」がありましたが、当事者以外でそんな言葉を知っている人はほぼいなかった時代です。
当然、同性愛者のことは全く理解されておらず、お笑い番組にはゲイを揶揄するキャラクターが登場していました。具体的には1997年まで放送されていた「とんねるずのみなさんのおかげでした」という番組には保毛尾田保毛男(ほもおだ ほもお)、2006年まで放送されていた「ワンナイR&R」という番組には轟さんというキャラクターがいました。
ゲイはちょっと「おかしい」人で、「笑っても良い」人間だったのです。
その一方、有名人を含めて同性愛者であることを公にしている人間はほとんどいなかった時代です。今でこそ著名な方がカミングアウトされたりしていて、カミングアウトする側も、される側も多少はロールモデルとして参考にできるものがありますが、当時はありませんでした。
美輪明宏や、おすぎやピーコ、美川憲一などオネエ言葉を話す芸能人はいましたが、男の格好で男の言葉を話す、見た目で異性愛者と区別のつかないゲイなんてものが身近にいる可能性なんて考えられなかったのです。
カミングアウトした親友たち
所属している学科の1クラスの人数が少ない上、必修単位が多かったため、毎日多くの時間を同じ学科のメンバーたちと一緒に過ごしていました。
特に学科内の友人4人(ヤスダ、シバタ、タカノ、マスイ)と私の計5人は、よく勉強会したり、ご飯食べたり、恋バナ含めたいろんな話もして、親友とも言える関係になっていました。
4人にバラバラにカミングアウトしましたので話が少々長くなります。記事を分けましたので、順番に読んでもらえると嬉しいです。お時間ない方は見出しで気になったところだけでも読んでいただけたら幸いです。
①大学2回生夏に初めてヤスダにカミングアウトした話
②大学卒業間近になって3人へのカミングアウトを決意した話
③大学4回生冬にシバタにカミングアウトした話
④タカノにカミングアウトした話
⑤マスイにカミングアウトした話
⑥カミングアウト後の関係
