【今週末の春の東北ごはん】#71 根曲がり竹尽くし(皮ごと直焼き、筍ごはん、筍と鶏肉の煮物、たけのこ汁、たけのこの漬物)、玄米大根梅じゃこごはん、ケールの白和え、ごぼうサラダとカリカリ小梅2025
こちらは一週前の週末ごはん。5月下旬に山形から届いた根曲がり竹(北日本で採れる細長い筍)を思う存分たっぷりといただいた。
根曲がり竹の下処理(下茹で)法についてはこちらで。やはり幼い頃から慣れた方法が美味しく感じるようです。
さて、根曲がり竹が届いた直後のお楽しみと言えばやはり「皮ごと焼く」である。掘りたてならではの清々しい香りが、皮の中で蒸されることで尚引き立つ最も贅沢な食べ方。
届いた中でも比較的細くて熱が入りやすそうなものを選び、魚焼きグリルの中火で約10分。本当は網で焼くともっと美味しい。もっと黒くなるまで焼いても良かったかな。

これを粗塩、味噌、山椒醤油、七味、マヨネーズなどお好みの調味料をちょこっとずつつけていただく。焼きたて熱々をみんなで皮をむきつつはふはふ言いながら食べるのも醍醐味ではあるけれど、今回は届いたのが平日で私しかいなかったので、予め皮をむいて食べやすく切った状態で食卓へ。ばっけ味噌や山椒ペーストと盛り合わせるとおつまみっぽくて気分が上がる。直ちに日本酒が呑みたくなる。特に山椒ペーストがぴったり。柚子胡椒ほど味が強くないのが良いのかも知れない。

また、下茹でする際少し固かった部分や根元の方で折れた形の良くない分はコロコロと切り、干し椎茸・にんじん(油揚げを入れるともっと美味しい)と薄味で煮て、研いだ米にのせてひと混ぜして炊き込みごはんに。筍ごはんは混ぜご飯も良いけれど、炊き込んだ方が筍の香りが米に行きわたるので私は好き。春の贅沢が口いっぱいに感じられる。贅沢だなあ。
これにも山椒が合うので、実山椒の塩漬けを混ぜ込んでおにぎりにしても抜群に美味しく、春らしい。

さてさて、その数日後の週末ごはん。
下茹でした筍をこの日で全て消費すべく朝から張り切って調理。煮物もたけのこ汁も味が染みた方が美味しいから。

◆筍と鶏肉、糸こんにゃくの煮物

実家で食べた料理で最も多く食卓にのぼったと記憶しているのがこれ。鶏肉は実家では食べ応えのあるむね肉だったが、今回はより出汁の出る骨付き手羽中。手羽元でもボリュームが出て美味しい。
つくり方はごく簡単。味付けもお好みで。
①糸こんにゃくを下茹でして食べやすい長さに切る。下茹で済の筍は、太い部分は縦半分に切って味を染みやすくする。或いは斜め切りに食べやすく切っても。今回は見栄えのために縦割り。
②鍋または深めのフライパンにサラダ油またはごま油を敷き、糸こんにゃくを炒めつつ鶏肉を皮目から焼き付け、鶏の表面を焼き終えたら筍も加えて炒め合わせる。
③ひたひた程度の水を加え、酒少々、みりん大さじ1、醤油大さじ1~2を加えて(ほんだし、めんつゆ等お好みの調味料でも)蓋をし、煮立ったら弱火にして15~20分ほど煮て出来上がり。
※筍は味がしみにくいので、気持ちやや濃いめの味付けでちょうどよい。
◆豚バラとえのきのたけのこ汁(味噌汁タイプ)

たけのこ汁は醤油ベース、味噌ベースのどちらも美味しい。今回は味噌ベース。
実家では醤油の場合は鶏肉やこんにゃく(つまり上の煮物とかぶってしまう)味噌汁なら豆腐、油揚げあたりを具にすることが多かったように思うが、豚バラを使う家庭も多かった。給食でも豚バラの入ったたけのこ汁が出ていたような…。
という訳で今回は豚バラ、えのきと共に味噌汁に。豚汁のようににんじんやごぼう、こんにゃく等を一緒に入れても美味しいし、きのこはしめじや舞茸等でも。今回は最初に筍と豚バラを炒め合わせてそこに水を注いだが、炒めず筍を水から煮出し、煮立ってから豚を加えて脂を溶けださせてもコクが出る。
味噌は小玉醸造の秋田味噌使用。結局これも“食べ慣れた味”なんですよね。
◆玄米大根梅じゃこごはん
たけのこの煮物や汁に素朴なごはんを合わせたくて、半端に余った大根のしっぽを角切りにし、味出しのじゃこ少々と梅干し1~2個と共に玄米に炊き込んだ。炊き上がりに醤油をひと回しし、梅干しを崩しながら混ぜる。漬物や味噌汁にもぴったりの滋味ごはん、割とおすすめ。

◆ケールの白和え
前週炒めるつもりで買ったケールが黄色っぽくなってしまったので、軽く茹でて白和えに。苦みのある葉ものはごまやナッツ、くるみ等と合うので白和え向きだと思う。夫に好評。

◆ごぼうサラダ
できあい(石井食品)のごぼうサラダに斜め細切りきゅうりとパプリカを追加してよく混ぜ、盛る際にトマトもたっぷり。市販のごぼうサラダは私がつくるものよりマヨが多いので、つい野菜を足したくなる。

◆漬物各種(たけのこめんつゆ漬け、摘果メロン漬け、カリカリ小梅)
いずれも最近の作、全て記事化しています。
たけのこのめんつゆ漬けは冒頭のたけのこ下処理記事で。

いやーやっぱり今年のカリカリ小梅は美味しい。ついつい何かとつまんでしまう。
そんなことを言っている間にそろそろ梅干し用の黄梅も出始める頃。そろそろ梅仕事モードに気分を切り替えなくては。楽しみだなあ。
