新幹線が紡いだ、ある研究者青年と有馬の女性の若き日の恋 【イントロ】
昭和末期から平成の初めの頃。
都内の製薬会社研究所。新薬開発のため、夜遅くの細胞培養室でひとりピペットを握り、脳神経細胞と向き合う白衣の研究員・とおる。 有馬温泉の老舗旅館。心に影を抱えながら、のどかで美しい景色の中で静かに療養の日々を過ごす・遥。
お互いに、心の特性ゆえの生きづらさを抱えていた二人は、ふとしたお見合いで出会う。 二人は魂の深い部分で共鳴していく。
人を好きになるって、なんだろうか。
不器用すぎる二人の、遠い日 の記録。
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