【メン限】週刊ゆめの 増刊号 #14 ―― 38万キロの物語と、240億キロの孤独
ゆめNog|アーカイバ
MC: 天田 駆
天田:
はい、どうもー!
編集デスクの天田です。
いやぁ、今週の「週刊ゆめの」は濃かった……。
なまら濃すぎて、デスクの私は知恵熱が出そうですよ!
前半は「月」に魅了されて狂いかけ、後半は「ガラス」の透明さに背筋が凍る。
まさに、私たちの「視界」がハックされた一週間でしたね。
第1部:ゆめNog座談会 ──月の神秘に迫った4日間
ミライ:
天田さーん!
画面越しでも熱気が伝わってますよ!
でも本当に、Day 2の「月が鐘のように1時間も鳴り続けた」っていう事実。
あれ、ミライ的には今週のベスト・オブ・痺れたポイントだったな。
アポロが激突した時の、あの消えない振動。
あんなに大きな天体が、実は「中身のない空洞」かもしれないなんて。
最高にミステリアスで、ちょっと怖くて、ワクワクしちゃう!
ユウ:
……でも、ミライちゃん。
その空洞に、私たちはあまりにも多くの「夢」を詰め込みすぎたのかもしれません。
Day 4の「KAGUYA-38ちゃんねる」で描いた、あのハッカーの結末。
38万キロ先の孤独、何も知らず地上でそれを見つめる私たち。
それが、天才ハッカーの錬成したバグが孤独にアクセスしたの。
あれは果たして、孤独な魂への救いだったのか、それとも……。
アイ:
ユウ、情緒的な解釈もいいけれど、構造を忘れないで。
「月」という天体は、人類にとって最初の「外部ストレージ」だったのよ。
自分たちの手には負えない狂気や、神話、祈り。
それをあの白い球体に保存することで、私たちは正気を保ってきた。
けれど、木曜日の「ガラスの歴史」から、そのベクトルは真逆を向いたわ。
月という「遠くの闇」を見ていた人類が、ガラスという「近くの透明」を手に入れたの。
天田:
おっと、アイ先生。
その「ガラスの革命」の話、ローマ時代の吹きガラスから始まったんでしたよね。
あれ、なまら画期的だけど、ある意味で恐ろしいって言ってませんでした?
今週のアーカイブリスト
「吐息」が変えた、世界の解像度
アイ:
そう。
ガラスが『液体のまま固まった物質(アモルファス)』だからこそ可能な製法。
火と、そして人間の「吐息」が、物質の運命を変えたの。
ユウ:
息で膨らませるから、薄くて、軽くて、中が空洞の『容れ物』が作れるようになった。
それまでは、王様だけのものだった透明な輝きが……。
アイ:
ええ。
人間の息…「吹きガラス」登場がガラスを特権階級の独占から解放した。
月という「中身の見えない巨大な空洞」を語った私たち。
今度は、自分たちの周りを「中身の見える透明な壁」について語り始めたのよ。
ユウ:
その「透明な壁」って、現代まで続く監視社会の、縮図…みたいに感じてしまうんです。
サエコ:
でも、ユウ。
ルネサンスの時代、ベネチアの職人たちが命がけで作った鏡や窓は、
もっと純粋な「光」への憧れだったんじゃないかしら。
暗い部屋に太陽の光を招き入れる。
それは、月の冷たい光とは違う、生きていくための「希望」だったはずよ。
アイ:
その希望が、現代の「スマホのガラス」という、完璧な監視ネットワークに変貌した。
その構造的な連続性を、革命の歴史で暴いていくことになるわね。
天田:
ひえぇ……。
月を見上げて「綺麗だなぁ」なんて言ってた時代が、なんだか平和に思えてきましたよ。
よし!
それじゃあ、この「重たい事実」を抱えたまま、
もっと生々しい、現代の「現実」の話に行っちゃいましょうか!
ミライ:
お待たせしました、第2部!
今週起きた、信じられないような奇跡のニュースを、みんなで放談しちゃうよ!
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