「書くこと」が好きな人へ捧ぐ
初エッセイ集『書く人の幸福論』を自費出版した。(奥付に記された発行日は4月25日)
おかげさまで、親しい友人やnoteでのお付き合いがある方からの「予約しました!」「買いました!」の報告だけで40〜50冊はあり、売れ行きは順調だ。
まだ仕事関係者やしばらく会っていない同級生、ちょっとした知り合いなど、本の発行自体をお知らせしていない人がたくさんいるので、早くお知らせして、できればそのうち数人にでも購入していただきたいと企んでいる(?)のだが、なんと、Amazonや楽天ブックスなどのネット書店のすべてで一時的に在庫切れを起こしている。出版社から取り寄せを待っている状態である。
そんなわけで、今「欲しい!」と思っていただいても、申し訳ないがすぐには買えないので、知り合いへの営業すらできずにいる。
わー!
↑ 嬉しい悲鳴とはこのこと。
出版社に在庫があるのは確かなので、おそらく来週中には各店倉庫に送られてきて販売が再開されると思うが、もしかしたら、リアル書店で注文するのが早道かもしれない。
お買い上げくださった皆さま、本当にありがとうございました!
心より感謝申し上げます!
著者分として我が家にも30冊届いたので、それは家族や親戚と、私から贈呈したい人へお配りしている。
両親は渡したその日に読み切ってくれて、感想をLINEしてくれた。親に読まれるのは少し気恥ずかしかったが、二人とも喜んでくれたようだ。
夫の両親にも10冊送った。お義母さんからは、じーんとくるような感想のメールが届いた。
たくさんの人に読んでもらえるということは、本当に嬉しいことだ。
今日は、この私の本とやらに、「ちょっと興味はあるけど、買おうかどうしようかなー」と迷われている方に向けて、文学フリマ京都でペーパーバック版の『書く人の幸福論』をお買い上げいただいた方からの感想をご紹介したいと思っている。
ソフトカバー版との違いは仕様と書き下ろしエッセイを新たに2本入れただけなので、ペーパーバック版の感想でも参考するのには十分だと思う。
個人的にいただいたメッセージやコメントは省き、noteの記事に書いてくださったものをご紹介したい。
皆さん、とても丁寧に時間をかけて書いてくださっていて、感謝の気持ちでいっぱいになる。
これを読んでもらって、興味を持って、「ソフトカバー版を買ってみてもいいぞ」と思ってくださる方が一人でも増えたらうれしい。
まずはゆきんこさん。
文学フリマの帰りにもう読み始めてくれたとのこと。私も好きな本を読んでいる時、こんな気持ちになるから、下の文章はかなりうれしかった。最高の褒め言葉とも言える。
電車の中も、バスを待っている間も、家に帰ってからも読みふけった。
といっても、そんなに分厚い本じゃないからすぐに読み終わってしまいそうだった。それが惜しくて4章だけ残しておいたのだが、やっぱり最後まで読まねばと最後まで読み切った。
とにかくびっしりと長い感想記事を書いてくださった。
同じライターとして共感してもらえる部分が多かったようだ。私が「こういう人に読んでもらいたい」そして「こう感じてほしい」と思ったそのままが書かれてあったこともうれしかった。
この本は「ライターになるためのハウツー本」ではない。
けれど、ライターとして
・これから書く仕事をしたい人
・今、ちょっと行き詰まっている人
・続けるか、やめるか迷っている人
には、ぜひ読んでほしい。
そして、ライター歴うん十年の人、わたしみたいな人には、なおさら読んでほしい。
駆け出しの頃を思い出し、積み重ねてきたものが間違っていなかったと気づき、なにより「やっぱり、書くのが好きだな」と思い出せるからだ。
ゆきんこさん、ありがとうございました!
次は、永原朝さん(最近アカウント名を変えられた。もともとはあやさん)の記事。
これはもう、私の本の「感想」なんていうものを飛び越えた、良質なエッセイである。
ご自身が「書くこと」を始めたきっかけを振り返るところから始まり、私の記事との出会いの詳細を綴ってくれている。
そして、私の書くものについて、このように分析してくださっていた。
初めて読んだのがどの記事だったのかは、覚えていない。たぶん、本屋大賞のノミネート作品について取り上げておられた記事だったと思うが、確信はない。というのも、Kaoriさんの記事には相当な吸引力で引き込まれてしまい、遡って一気に読み進めたからだ。
お仕事の取材でのエピソード、旅先の日記のような記録、そして、治療中の記録であっても、山王さんの文章には惹き寄せるものがある。これを書いている今も、記憶を辿るためにKaoriさんのnoteのページに飛び、いくつかの記事をそのまま読み耽っていた。
私はWindows95の頃からやっていたホームページの日記やブログから考えると、もう30年近くも自分の書いたものをネット上にさらしているのだが、昔からよくこう言われていた。
「遡って一気に読んでしまいました」
自分ではよくわからないが、ハマる人にはハマるというか、次々読みたくなってしまう人もいるようなのだ。永原さんはそれを「引き寄せるものがある」と評してくれた。
物書きとしては「読んでもらえてナンボ」と思っているので、この評価は本当にうれしい。
さらに永原さんはこの「惹きつける理由」について、ご自分なりに分析されて、私の本の中の1つのエッセイを例に挙げられていた。
私の「全力」での取材、そして「ドラマを書く」という想いをしっかりと汲み取ってくださったうえで、
こんなふうに取材を受けられ、記事を書かれた方は、なんてお幸せなのだろう。
と締めくくっていた。
私の書きたかったことや、これまでの書いてきた人生を肯定されたようで、本当にありがたかった。
私は永原さんの文章がとても好きだ。頻繁には更新されていないので、noteを開くタイミングが悪く、記事を読めないこともあったが、読むといつも「いい文章を書く方だな」と思っていた。もっと読みたかったし、書き続けてほしかった。
文学フリマ京都に来られると伺っていたので、お手紙に少しそのことを書いた。直接手渡し、この想いが伝わったことも記事からわかり、安堵した。
永原さん、ありがとうございました!
文学フリマの後、すぐに読んで感想記事をアップしてくださったのは、春野ましゃこさん。
「感想」だけでなく、本全体の「紹介文」というような形で書いてくださっていたこともありがたかった。
わたしがこの本で特に推したいのは、第三章。
Kaoriさんの仕事に対する、とても大事な姿勢が凝縮されていると思う。
第一章は私がライターを目指したきっかけやその想い、第二章は実際の取材でのエピソードを書いた。第三章は、これからライターを目指す人や、ライターを始めたばかりの人へ向けて「ライターにとって大切なこと」をまとめたものだ。
ましゃこさんは第三章の中でも、特に「嘘と虚構と真実」についての話を取り上げられて、詳しく紹介してくださっていた。
実は、この「虚構」の話はすごくわかりにくい。それは私も気になっていたところだったので、ましゃこさんが「この虚構というのがわからない」と書かれていたことに、反省しかなかった。
もう少しうまく説明ができればいいのだけど……。
これは私の力不足なので、いつか改めてこの内容についてはnoteで記事にしたいなと思った。
一方、ガンになってもまだ書き続ける私の姿勢や、「書きたい」という想いに対しては、しっかりと共感してくださった。
Kaoriさんもおっしゃっているのだけれど、わたしも最近同じことを考えていた。
それは、「書く」においては技術云々よりもまず、自分は何を伝えたいのか、を強く持っていることが大事だということ。
そう思って書いたものは、必ず読んだ人の心を打つのだと思う。
だからこそ、わたしはこの本を読んで強く感銘を受けたのだ。
文学フリマの後、じっくりと読んでくださったというましゃこさん。そして、私がお気楽に「感想を聞かせてください」と言ったことに対して、すぐに記事を書き、こんなにも真摯に応えてくださった。
ましゃこさん、本当にありがとうございました!
それから、御手洗 育さんも感想記事をアップしてくださった。
御手洗さんは、私の本を読んで、こう思ってくださったという。
感想を一言で表現するなら、私のために書いてくださった本かと思った。
光栄だった。
また、「私の足もとを照らしてくれるような本」とも書いてくださった。
私は「書く人」みんなにそう思ってほしいと思ってこの本を書いていたから、まさに「やったね!」という感じだった。
御手洗さんも人生において「書くこと」を大事にしてきた人だ。実際に仕事として「書く」チャンスもあったが、それを仕事にすることはなかったという。
そんな私から見るかおりさんは、プロ中のプロなのだが、最初からそうだったわけではないことがわかる。
常にこれでいいのかという姿勢は意外なほど謙虚で、フリーだからこその綱渡りのような日々は、胸に迫るものがあった。
しかし、そのひたむきさが運を運んできたんだと、いくつかのエピソードから感じられる。
ライターの仕事に怖気付いた私には、かおりさんの覚悟は想像を超えている。
「書くこと」を仕事にすることはなかったが、御手洗さんは「書くこと」に真摯で、何より「書くこと」が大好きな人だ。昨年夏にはご自身のエッセイ集も発行されている。
(その本の装丁がどこか私のものと似ているのがうれしかった)
そんな御手洗さんに、
「やっぱり私も書くことで幸せを味わっているんだと再確認できた。」
「この本に出会えたことを幸せに思う。」
と書いていただけたことを、私も幸せに思う。
御手洗さん、ありがとうございました!
また、GENさんもこの記事の中で、文学フリマ京都へ来られたことに少し触れてくださっている。
ご本人のサインもいただきその日のうちに読み切った。Kaoriさんの投稿はリマインドして欠かすことなく読むようにしている。ライターを職業にする方で、本には、書くことを仕事にする魅力(生きがい)が詰まっていた。
そうそう。GENさんに誰よりも早くサインをお願いされたのだった。
うれしかったなぁ。
改めて、ありがとうございました!
それから、この本の編集に携わってくださった「へんいち」さんも、文学フリマの前に記事にしてくださっている。
30年にわたるライター人生を送ってこられたKaoriさんの、ライターとしての矜持が開いたページの端々から伝わってくる。
これからライターを始めてみようかなという人から、自分の腕に惚れ込んでいるライターまで、およそ文章にかかわるすべての人に手に取っていただきたい一書だ。
一本の筆で自分の人生をデザインし、社会に一石を投じてきたKaoriさんの生き方を追体験しながら読み進めていくと、読者の心にきっと明るい希望がポッと灯るに違いない。
ライターであってもなくても。
こんなふうにご紹介いただき、うれしい限りだ。
でも、実は、もっとうれしかったのは、この素晴らしい紹介文よりも、私の原稿を最初に読んだ時、
数ページ読んですぐ、原稿を展げたのがマクドだったのが場違いだったと思うほど、僕は激しく心を揺さぶられた。
と、別の記事で書いてくださっていたことだった。
編集者の心を揺さぶることができたなんて、ライター冥利に尽きる。
何より、他にまだ誰にも読んでもらっていない状態だったから、「この原稿でいいんだ」「この本で人の心を揺さぶることができるんだ」と思えて自信になった。
へんいちさん、いろいろお世話になりました!
この皆さんの感想を読んで、興味を持たれた方がいらっしゃれば、ぜひご注文ください。ライターかどうかに関わらず、「書く人」みんなに読んでいただければ幸せです。
下の記事に購入方法をお知らせしています。
やっと本が発売になったのに、なかなか欲しい方の手元に届かないという現状。うれしいけれど、早く届いてほしいなぁと思う。
また、本が届いて、もし感想を記事にされたら、ぜひお知らせください。
よろしくお願いします。
