★【チーム作り】新チームスタートから秋季大会までに取り組むこと
(このnoteでは、”強い高校野球チームを作る”方法を仮想の高校を見立て様々な角度から具体的にシミュレーションしております。野球に関わる全ての方々にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。)
「工藤note高校 野球部」甲子園・日本一までのチーム育成プロセス を考える|工藤康博

夏の大会が終了すると、新チームがスタートとなります。
当然チームとしての完成度はまだまだで ”これから…” という状態なのですが、早ければ8月下旬から秋の大会がスタートとなります。この大会は、
翌年春のセンバツの出場校を選定する重要資料となり、実質ここで優秀な成績を残せばセンバツ出場がほぼ確定することができる大会なので、年間スケジュールの中でも大変重要な大会になります。
ただし、新チームのすべてを一度に完成させることはできません。限られた時間の中で"何を優先するか"が秋季大会の結果を左右します。
新チームスタート時はまだ戦う姿勢が整備されていないことがほとんどですが、1・2か月の間に突貫工事で秋の大会を戦い抜けるようチームを仕上げる必要があります。
基本的なスキル向上(打撃・守備・投球・走塁など)は当然ですが、限られた時間を有効に使うためポイントを絞ってチーム作りを進めます。
≪基本的なスキル向上≫
フォーム・技術の確認
投手の投球フォーム、打者の打撃フォーム、守備の捕球・送球姿勢 等
体力とコンディショニング
フィジカルトレーニングとコンディショニング

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短期間である程度試合が出来るチームを作る必要があるため、すべき課題を明確にしてそこに絞ったチーム作りを進めます。
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★【チーム作り ここからスタート】個の力を掛け算でつなぐ”チーム作り”|工藤康博
🥎 一番最初にチームの組織と計画作りを行なう

スタート時にチームとしての1年間の目標と設定、それに向けて秋の大会ではどこまでの目標を持つか?設定します。
その上で設定した目標を踏まえ、練習・練習試合の計画・スケジュールを作っていきます。
◉ 新チームの戦力分析・選手の見極め
1年間の目標設定をする上で、個々の選手の目標設定も踏まえつつまずは
● 現在の戦力を整理する
● 各選手のポジション適性・チーム全体のポジションバランスを確認
→ (必要あれば)コンバートの可能性を探る
● 投手・捕手を早めに固めることを検討する
ことを考え、選手を見極めしていきます。
🥎 選手のモチベーションを上げる

新チームスタート1・2ヶ月で秋の大会が始まるため、スタート時から選手たちのモチベーションを高め日々の練習がより意味のあるものにしていきます。
(例) 秋の大会での目標を選手がよく見るところに貼りだす
「秋の大会まで●日」 と選手がよく見るところに貼りだす
🥎 まず守備力を整備する

新チームスタート時はレギュラーがまだ完全に決まっておらず、ポジションも暫定的に決めて練習を行ないます。またその中で守備位置をコンバート等各選手の可能性を試すことも行ないます。当然チームの守備力はまだまだなので、試合では守備のミスが多くなります。
ただし、秋の大会は打線がまだ完成していないチームも多く大量得点になる試合は多くありません。
野球の場合相手を0点で抑えれば負けることはないため、攻撃でのミスは直接的な敗因にはなりにくいですが(自チームの得点が入らない…ということで、相手チームの得点が入る ということはない)守備でのミスは失点につながるケースも多いため敗因となることが多くあります。
一般的に”秋の大会では守備が重要”と言われるのは、これまでの高校野球の歴史から守備面のミスから自滅するチームが多いことがわかっているためです。
◉ 秋の大会時の各チームのよくある状況
≪投手力≫
● 旧チームで主戦として投げてきた投手が残っていれば優位
● 気温が下がってくるので、消耗を抑えることができる
(1人である程度長いイニングを投げることもできる)
≪打撃力≫
● 全体的にまだスイングは甘め → 連打で大量得点は難しい
● 旧チームでレギュラーだった選手が多いと、アドバンテージが大きい
≪守備力≫
● レギュラーがまだ固まっておらず、ポジションも暫定が多い
(守備位置をコンバート等試す段階)
以上のことから、秋の大会は少ない点数をミスなく守り抜いたチームが勝ち上がることが多いです。
チームを仕上げる時間には限りがあるため、まずは守備力を整備することを最優先にチーム作りを進めます。
守備力を上げるには、ノックだけでなく連携・カバーリング等試合で必要になる事項を確認しておくことが重要です。連携・カバーリングは技術が足りなくても意識があればできることが多いので、時間を多めに取ってでもこの期間中にベースを作っておきます。
🥎 チームワーク作りのためにコミュニケーションを多くとる

新チームスタート時はまだ実戦経験がないため、チーム全体としての連携・コミュニケーションはチームとしてその方法が出来上がっていない状態です。
まずは普段の練習から意図的にコミュニケーションを増やし、チームメンバー間・選手と監督の間の意思疎通ができるように進めます。
試合では、チーム内の連携・コミュニケーションが取れていれば緊迫した場面でもチームとして意思疎通ができた状態で試合を戦えるようになります。
🥎 基本的な戦術の練習を行なう

試合で使う戦術は、秋季大会までは複雑な戦術を増やすより基本戦術を確実に実行できることを優先します。
基本的な動き方を練習で繰り返し行ない、試合でとっさにサインが出ても間違えずに動けるようにしておきます。
当然、攻撃時のサイン・守備時のポジショニング・カバーリングも確認しておくべき事項になります。
🥎 練習試合は目的をもって行なう

これまでのことを踏まえ、練習試合では勝敗よりも目的をもって行う必要があります。
● 各選手のポジション適性(選手起用のオプションを増やす)
● 連携確認(例 中継プレー・カバーリング…)
● チーム(個人)の課題発見
→ 秋季大会まで時間がないので、PDCAサイクルを短めに
相手のことでなく、あくまで自チームがどうか?ということを踏まえた練習試合とします。
🥎 メンタル・感情のコントロールを伝える

大会・試合ではプレッシャーがかかりますが、新チームは試合経験が少ない選手が多いため自分のメンタル・感情をうまくコントロールすることができないことが多いです。
選手にはメンタル・感情のコントロールの仕方のポイントを伝え、練習試合などで実戦経験しながら各選手が自分なりのコントロールの仕方を見つけていけるようにします。
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— 工藤 (@kud1021) August 30, 2023
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