📖「はじめに」に憧れた自己紹介&サイトマップ🌐
はじめに
本を開くと、本文より先に「はじめに」が目に止まる。
僕はこの四文字の響きに憧れた。舞台にあがった僕は、ちょっと照れながら客席へ頭を下げ、「このnoteを書こうと思ったきっかけは」なんて語り始めている。
たとえ妻に聞こえないくらいの声で、ブツブツ言ってたとしても「はじめに」さえあれば、すでに一冊を書き上げた作家の顔ができる。
ところが、いざ書こうとすると、どうやら「はじめに」は本編の玄関に置く芳香剤ではないらしい。
誰に向けて、何を伝えたいのか。表面をさらっとなでるくらいでは事足りず、一度深いところまで潜り「なぜ書くのか」という原液なるものを拾ってこなければならないという。
潜ることなら、僕にも多少の自信がある。二十年以上、沖縄のマリン業界で働いてきた。岩の隙間をのぞき、砂の中に隠れた魚を探し、ときには重いアンカーを抱え暗い海へ沈んだ。
それなら、深く潜って原液を拾って帰るくらい簡単だろうと、さっそく自分の中へ潜ってみた。
「なぜnoteを書き始めたのか」
……ググるたび、やたらnoteの記事が出てきたから!?
当時の僕には、社会へ訴えたい問題も、明確な執筆テーマもなかった。検索結果の上のほうに何度も現れるnoteを見て、「ここ、SEOが強いんちゃうか」と軽い気持ちで始めた。
壮大な航海の始まりとしては、かなり浅い。僕の創作活動は、検索結果への下心から始まっている。しかも、僕が書いているのはエッセイ。
……検索される要素がないやんけ。
SEOという立派な船に乗ったつもりが、気づけば家族の愚痴を積んだ手こぎボートで沖へ出た。記録されていったのは、家庭内で下がり続ける僕の立場ばかりである。
それでも書き続けているのは、頭の中のモヤモヤを外へ出す行為が気持ち良かったから。
妻に言い返せなかった一言は、胸に残る。娘の行動へツッコミを入れても、本人には届かない。犬に布団を占領されたところで、話し合いによる解決は期待できない。
そういう行き場のないモヤモヤを文章へ移すと、ただの愚痴だったはずの出来事までネタの顔をし始めた。
だから「誰に向けて」と言われても、渡すお土産なんてない。子育て中の人へ高尚なことを伝えれるほどの実績もなく、今朝も娘を起こしたのに起きなかった。読んだ人が持ち帰れるものがあるとすれば、「この家、大変そうやな」という安心感くらいである。
そんなわけで、このnoteには決まったテーマがない。ただ、最新作がいちばんうまく書けているとは、毎回思っている。
過去の記事を読み返すと「自分、なに書きたいん?」と問い詰めたくなるし、過去の僕とはあまり親しくなれそうにない。日々成長しているのか、毎回過去を忘れているだけなのかは分からない。どうせまた新作として書き直すつもりだし、できれば古い記事から順番に読むのはやめてほしい。
そもそも、僕自身、正しい書き方を知っているなら、毎回こんなに迷わない。だけど、潜ることなら慣れている。
そう思って自分の中へ降りてみた。だけど、海の底にあったのは使命でも理念でもなく、代わりに出てきたのは、妻に言えなかった一言と、娘への小言。そして、服についた犬の毛である。
僕は、その原液を薄める代わりに、あちこち寄り道を混ぜながら書いている。立派な答えは持ち帰れないが、手ぶらで戻るのも悔しい。
結局、憧れていたような「はじめに」は書けなかった。

📖 どこ読めばいい?シリーズサイトマップ

ジャンルは迷子。テンションはジェットコースター。シリーズは、気づけば勝手に増殖していた。
家族の話を書いたかと思えば、犬の話になり、食べ物へ寄り道し、ときどき推しまでネタにする。書いている本人ですら「あの記事、どこに入れたっけ」と迷う始末である。
そこで、増えすぎた記事をマガジンごとに整理してみた。もっと早くやればよかったと思うが、記事が増えるほど整理も大変になるという、ごく当たり前のことに気づいたのは、ずいぶん後になってからだった。
🏆 目指せ10万!投稿コンテスト

目指すは賞金十万円。
書いている最中は受賞する気しかないし、賞金の使い道まで考えている。結果発表が近づくにつれ、自信は静かに姿を消していき、結果発表の日は現実へ引き戻された。
そんな希望と妄想を詰め込んだ投稿コンテストの記事。

創作大賞のエッセイ部門をきっかけに、「ちゃんとしたエッセイを書けるようになりたい」と思い挑戦を始めた。書くたびに「今回はいける」と思うのに、読み返すたびに「これ、ちゃんとしてるんか?」と首をかしげてる。
🔗 創作大賞2025 応募作品
✍️ 解体深諸

表面を眺めてるぶんには気づかない自分ごとを、深く潜って解体してみる。原液を拾いに行ったはずなのに、持ち帰るのはたいてい脱線話。
それでも懲りずに潜り続けている。
🧑🧑🧒 家族の話!愚痴だらけになるかもしれん

妻の話。娘の話。それは愛か愚痴か。
家族だから笑えることもあれば、家族だからこそ腹が立つこともある。たぶん愛情はある。ただし、エッセイにすると愚痴の割合が少し多い。
📖 疲れた時の3行日記

「3行だからこそ伝わる」「引き算の美学」──そんな話を聞くたびに、なんかすごそうだとは思う。でも、僕が考えているのは「3行で笑わせられへんかな」くらいである。
そんな脱力系の3行日記。
🍽️ 生きることは喰うことや

グルメ記事を期待すると、後悔する。目指しているのは食べ歩きではなく、いかに楽をして腹を満たすか。その結果、おいしければ大勝利。
そんな雑な食生活の記録である。
🐶 ココ&リンの犬日記

トイプードルのココと、保護犬のリンとの日常を綴った犬日記。可愛い仕草を書こうと思っていたはずなのに、気づけば家族の会話や暮らしまで入り込み、犬を通して我が家の毎日を書いているようなエッセイになっていた。
💘 推しをネタに

ファンの感想というより、ほぼ実況。阪神タイガース、プロレス、漫画、アニメ。推しが絡むと筆が速い。
気づけば応援より先に綴れてる!?
🗣️ noteのこと

noteとの付き合い方。企画を考えたり、コメントに悩んだり、ときには運営側へ回ってみたり。書くこと以外のnote活動をまとめてみた。
🖼️ みんなのフォトギャラリー
あとがき
書くテーマが散らばるほどnoteは迷走していったが、並べてみれば全部、自分の人生の延長にあった。その時々で、気になったものへ手を伸ばしてきた結果、もはや雑記というより雑食である。
「はじめに」に憧れて書き始めたはずなのに、増えたのは本文ばかりである。これからも、書きたい時に書きたいものを書き散らし、また一つ黒歴史を増やしていくのだろう。
その頃には、この「あとがき」すら、書き直したくなっているかもしれない。

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