星は、オクラの中にあった。七夕キッシュ🎋
七夕である。笹の葉さらさら、ではなく、うちはキッシュさらさら、である。
きっかけは単純で、「星をどこかに入れたい」と思ったことだった。星型の抜き型でにんじんをくり抜くのはいい。

赤パプリカも星にする。しかし本当に驚いたのは、オクラを輪切りにした瞬間だった。切ったら、勝手に星だったのである。
自然というのは、たまにこういうサービス精神を発揮する。誰に頼まれたわけでもないのに、オクラの中に律儀に星を仕込んでおくとは、なかなかの仕事人である。私はこれを見て、しばらくオクラを見直した。

具は舞茸やしめじなど、きのこをたっぷり。玉ねぎは飴色になるまでじっくり炒めた。
あの、鍋の中で細く長くくたっとなっていく様子を見るのが、実はけっこう好きだ。地味な作業なのに、なぜか見入ってしまう。

生地は伸ばして、フォークでぷすぷすと穴を開ける。この「ぷすぷす」に特に意味はないのだが、やらないと落ち着かない。おまじないのようなものだと思っている。

卵液を流し込み、チーズをたっぷりのせ、そこに星たちを散らした。
オーブンから出てきたキッシュは、焼き色もよく、星が空に浮かぶように配置されていて、われながら「七夕っぽい」と満足した。

切り分けると、断面からもオクラの星がひょっこり顔を出す。

どこを切っても星が出てくる仕組みになっていて、それだけでちょっと得した気分になる。
🍱 今日のキッシュメモ
• パイ生地(手作り・フォークで空気穴)
• 舞茸・しめじなどきのこミックス
• 玉ねぎ(飴色に炒める)
• チーズ2種
• 卵液(卵・牛乳・生クリームなど)
• 飾り:にんじん(星型)・赤パプリカ(星型)・オクラ(輪切り=天然の星)
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