ゼカリヤ書が語る現存85億人の行き先──アダムからの累計出生数の3分の1
アダムとエバが最初の人だとすると、これまで一体、何人の人が生まれたのだろう──
このような疑問は、素朴に思うものです。
神はなぜ、何億という人を死ぬままにしているのか。それはいつまでのことなのか。
ゼカリヤ書に預言された神の壮大な計画に、迫ります。
世界人口の推移
下のグラフをご覧ください。

世界人口は産業革命以降、急速に増加し始め、第二次世界大戦後の約80年間で爆発的に増え、現在では80億人に達しています(2025年で82億人)。
将来の予測では、2050年には97億人に達すると見込まれています。1800年代初頭に10億人を超えてから、わずか250年で10倍に膨れ上がることになります。
有史以来、これほどの人口爆発はかつてなく、その急増は地球環境の悪化や、食糧不足・エネルギー不安といった深刻な問題を引き起こしています。
このような規模の人々の生活を、今後も維持できるのでしょうか。
聖書外典偽典に、次の一節があります。
【シリア語バルク黙示録 23章4-5節】
アダムが罪を犯して(彼につづいて)生まれてくる者に死が定められたとき、そのとき、(以後の)出生者の数が計算されて、その数に見合うように生きている者が住む所と死者があずけられておく所とが用意された。
よって、前述の数が充ちない限り被造物は救われない。
わたしの霊は生命を創造し、陰府は死者を受けいれるのである。
【第四エズラ書 4章36-37節】
すると天使長エレミエルはそれら(の問い)に答えて言った。
『あなた方のような人の数が満ちた時である。すなわち神は天秤で世を計られ、枡目で時を量られ、数で時を数えられた。
そして予定の枡目が満ちるまでは、神は揺り動かしも、呼び醒ましもなさらないであろう』。
さらに、新約聖書にも次のようにあります。
【ローマ人への手紙 11章25節】
兄弟たち。
あなたがたが自分を知恵のある者と考えないようにするために、この奥義を知らずにいてほしくありません。
イスラエル人の一部が頑なになったのは異邦人の満ちる時がくるまでであり、
このように聖書には、人の数が満ちるという概念が存在します。
もしかしたら、出生者の数が初めから計算されており、それが満ちるのは、アダムから6000年目なのでは──と考えました。
では一体、これまでに生まれた人の数がどれくらいなのか。現実的な推計をAIを用いて算出してみます。
何かしらの気づきがあるかもしれません。
人の歴史における累計出生数の現実的推計
人の歴史6000年において、世界人口に与える激変は、三回ありました。
アダムとエバの2人から始まり、1656年目のノア洪水で8人に減少
洪水後の8人から1800年代に10億人に到達
1800年代から現代の人口爆発で85億人に到達(2028年予測)
これらの区間ごとに累計出生数を算出します。
前提条件
アダムとエバを最初の人とする
アダムから現代まで6000年間(西暦2028年を6000年目)とする
第一期:アダムからノア洪水まで1656年間
第二期:1657~5800年目で世界人口8人から10億人に
第三期:5801~6000年目で世界人口10億人から85億人に
平均寿命:第一期200歳、第二期50歳、第三期60歳と仮定
ChatGPTによる計算結果

👉人の歴史6000年の総累計出生数は、246億人
結果の表を見ると、
第一期の人口は微小(0.016億人)で、全体への影響はほとんど無視できます。
第二期の約4000年間(54億人)と、第三期の近現代200年間の人口爆発(191億人)が、大部分を占めます。
特に第三期が、全体の約78%を占めます。
平均寿命と死亡率が計算結果に影響する
これまで85億人が生まれ、だれも死ななかったなら累計出生数も85億人です。つまり、どれくらいの人が死ぬのかによって、計算結果が変わります。
平均寿命が短ければ死亡率が高くなり、同じ現存人口を維持するために累計出生数は増え、平均寿命が長ければ死亡率が低く、累計出生数は減ります。
平均寿命で仮定した第一期200歳、第二期50歳、第三期60歳の年齢を上下すれば、おのずと結果が変わります。
平均寿命を全期間50歳と仮定した場合、約270億人になります。
平均寿命を全期間60歳と仮定した場合、約240億人になります。
全体の約78%を占める第三期の平均寿命が、総累計出生数に大きく影響します。
この計算モデルは評価できる
この計算モデルの優れたところは、「開始人口・終了人口・期間・平均寿命」が決まれば、累計出生数がおのずと定まることです。つまり、一定の条件で人口が減少するため、終了人口に合致させるための必要な出生数は、自動的に決まってくるのです。
このモデルでは、全体で240〜270億人と算出されました。
俗説の「600〜1000億人」と比べるとかなり控えめですが、歴史的な人口推移と平均寿命を考慮すると、このモデルの計算結果が現実的と言えるでしょう。
人の歴史における人口増加は、洪水後から近代までの約4000年間に渡るゆるやかな増加と、特に近現代の200年間の爆発的な増加が中心です。
冒頭のグラフで視覚的に分かるように、それまで10億人に満たなかったものが、直近のたった200年で80億人に達した(約190億人が生まれた)ことから、全体で600~1000億人などにならないことは明白です。
つまり、このモデルによって人の歴史的な累計出生数は、240〜270億人が現実的な範囲とされ、俗説は非合理に過大なことが分かります。
👉6000年間の総累計出生数は、240〜270億人が現実的な範囲
👉現存人口85億人(2028年)は、総累計出生数の三分の一
ゼカリヤ書は語る
三分の二は死に、三分の一は残される
【ゼカリヤ書 13章8-9節】
すべての地はこうなる──主の仰せ。
三分の二は死に絶え三分の一はそこに残される。
私は三分の一を火の中に入れ銀を精錬するように精錬し金を吟味するように吟味する。
6000年間の総累計出生数は、240~270億人。
現存人口の85億人は、この三分の一にあたります。
残された三分の一を「火の中に入れ、精錬する」とあります。
これは、次の一節に繋がります。
【マタイによる福音書 13章37-42節】
イエスは答えて言われた、
「良い種をまく者は、人の子である。
畑は世界である。
良い種と言うのは御国の子たちで、毒麦は悪い者の子たちである。それをまいた敵は悪魔である。
収穫とは世の終りのことで、刈る者は御使たちである。
だから、毒麦が集められて火で焼かれるように、世の終りにもそのとおりになるであろう。
人の子はその使たちをつかわし、つまずきとなるものと不法を行う者とを、ことごとく御国からとり集めて、炉の火に投げ入れさせるであろう。
そこでは泣き叫んだり、歯がみをしたりするであろう。
畑とは全世界です。
全世界に育つままにされた良い麦と毒麦。
世の終わりの収穫の時も、毒麦が集められて焼かれる様になるとあります。
キリスト再臨時、この世がキリストの国になり、キリストにある者は一瞬で「朽ちない者」に変えられます。そして、その国から「つまづきとなる者と不法を行う者」とを集めて炉の火に投げ入れます(⚠️火の池でないことに注意!)。
これは、地獄の描写ではありません。
練り直される過程で、泣き叫んだり、歯噛みをしたりする。
これが精錬の意味でしょう。
【イザヤ書 43章2節】
あなたが水の中を過ぎるとき、わたしはあなたと共におる。
川の中を過ぎるとき、水はあなたの上にあふれることがない。
あなたが火の中を行くとき、焼かれることもなく、炎もあなたに燃えつくことがない。
ゼカリヤ書の成就は遠くない
そして、千年王国時代において次の預言が成就することでしょう。
【ゼカリヤ書 13章9節】
彼は私の名を呼び私は答える。
私は「彼はわが民」 と言い彼は「主はわが神」と言う。
【エレミヤ書 31章33-34節】
その日の後、私がイスラエルの家と結ぶ契約はこれである──主の仰せ。
私は、私の律法を彼らの胸の中に授け、彼らの心に書き記す。私は彼らの神となり、彼らは私の民となる。
もはや彼らは、隣人や兄弟の間で、「主を知れ」と言って教え合うことはない。小さな者から大きな者に至るまで、彼らは皆、私を知るからである──主の仰せ。
私は彼らの過ちを赦し、もはや彼らの罪を思い起こすことはない。
このように読み解けば、残された三分の一のほとんどが、練り直されるために炉の火に投げ入れられる者(不純物が取り除かれる銀)であることが分かります。
イエスが語った狭き門から入る者(吟味された金)とは、大群衆ではあるものの、85億人からの選別となると、ほんとうに希少な存在なのでしょう(ルカ13章24節、黙示録19章1-8節)。
しかし、コロナ禍がきっかけとなって、2021年以降に目覚めた人をたくさん目にしています。ダニエル書の預言──キリストは最後の七年間に多くの者と契約を結ぶ──の成就を実感している人は、多いのではないでしょうか。
キリスト再臨が目前に迫っています
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