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索引のようなもの-翡翠色の昼下がり篇-

この『物語の欠片-翡翠色の昼下がり篇-』はカリンとレンを主人公にした物語の、十三番目の物語だ。
気がついている方はいらっしゃるだろうか。第一篇目の『鳥の歌篇』を終えた後は、物語の中心をポハク→ワイ→アヒ→アグィーラとぐるぐる回しながら物語は進んでいる(当然マカニは毎回出てくる)。
今回はワイの問題がメインだったのだけれど、ワイの土地自体はあまり出てこずにアグィーラ医局でワイの問題と対峙する構図になった。
ミステリー要素も薄くて、これまでとは少し毛色の違うお話だったのではないかなと思う。これは著者の最初から意図するところではなかったけれど、私の物語には往々にしてこういうことが起きる。
これこそが、著者自身が物語の世界の旅をやめられないひとつの要因だと思う。飽きることがない。

はじまり

ワイ族の族長エリカから、マカニの族長宛に一通の書簡が届いた。
そこにはカリンを不安にさせる内容が綴られていた。

レンの受難

カリンの心配をよそに、無事ワイから戻ったレンは年に一度の特別訓練に参加する。
そこで事件は起こった。

その頃アグィーラ医局では

レンのことを心配しながらも定期の仕事でアグィーラへやってきたカリンは、ワイの医院である騒動が起こったことを知る。

暗闇の中で

レンはまだ暗闇の中に居た。
何度も襲う絶望と闘うレンは、果たして暗闇から逃れることができるのか。

レンの行方

アオイと共にワイの患者を担当することになったカリンの元へ、マカニからの使者がやって来た。
きっとレンのことだろう。レンは助かったのか、それとも……

緊急措置

ワイの患者に診断が下った。それは、至急の対応を要するものだった。
なぜもっと早く気がつくことができなかったのか。自分を責めている時間は無い。カリンとアオイは長期戦の対応を覚悟する。

再会

漸くカリンとレンの再会が叶った。
会えない時間は二人の成長の時間でもあったのだが……

エリカの気持ち

ワイへ独立した医院を。
計画がなかなかうまくいかないエリカは焦っているのか、それともそれすら織り込み済みなのか。
レンは思うところもあって、ひとりでワイを訪ねた。

約束

自分はアグィーラ医局についても、ツツジについても何も解っていなかった。どんどん先に行ってしまうように見えるレン。
カリンはこれまで自分がやって来たことを踏まえて、今後どこに向かって行けばいいのか解らずに悩んでいた。
そんな時には、約束の力を借りればいいのかもしれない。
イヌワシの岩で交わした約束とは。


次回、『物語の欠片-韓紅の夕暮れ篇-』は、アヒのお話になる……はず。

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